中華タブレットTeclast Tbook 10 Sで遊ぶ その5: Windows側のベンチマーク

中華Windowsタブレット
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前回は中華タブレットTeclast Tbook 10 SのWindowsを初期化してみました。

今回はこのWindowsでベンチベンチマークソフトを実行してみたいと思います。

結果についてはChuwi Hi8 Pro・Teclast X98 Plus II・Ezbook Airという中華タブレット・ノートPCと比較してみます。これらの比較機種については下記を参照してください。

中華タブレットChuwi Hi8 Proで遊ぶ その1: 入手!
今回は中華WindowsタブレットChuwi Hi8 Proを紹介します。 個人輸入すると1万円強という価格で格安の部類に入るタブレットですが、スペックもなかなか高く楽しみな製品です。届いた商品を確認したところパッケージ等でコストダウンの工夫が見えますが、本体は意外としっかりとしたものです。
中華タブレットTeclast X98 Plus IIで遊ぶ その1: 入手!
今回はGearBestから提供してただいた中華WindowsタブレットTeclast X98 Plus IIを紹介します。 筐体がプラスチックであることなどコストダウンの工夫が目立つ機種ですが、18,000円を切る価格で2048×1536という高解像度というところがポイントです。質感よりスペックを重視する方には選択肢になるのではないでしょうか。
中華Windowsノート Jumper Ezbook Airで遊ぶ その1: 入手
今回は激安の中華WindowsノートPCのJumper Ezbook Airを入手したことを紹介します。CPUがAtom Z5-8350、メモリ4G・ストレージ128GBという十分なスペックながら、GearBestでは価格が25,000円を切っているという激安ぶりです。筐体も金属っぽくでチープな感じはしません。持ち歩き用のパソコンとして活用できないかと期待が高まります。

ベンチマークソフトを実行する際には、CPU性能が最大まで出るように付属のUSB-ACアダプタで給電している状態で行いました。また、ディスプレイの設定はデフォルトの150%のままとなっています。

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Windowsエクスペリエンスインデックス

Windows7まであったWindowsエクスペリエンスインデックスというスコアを表示する機能がありました。

実はこのスコアはWindows10でも表示させることができます。

これは「コマンドプロンプト(管理者)」を開いて「winsat formal -restart clean」というコマンドを実行するとテストが実行されます。

「コマンドプロンプト(管理者)」はスタートメニューを長押しすると表示されるメニューから出てきます。

アドバンスドメニュー

「winsat formal -restart clean」はバッテリー駆動状態では実行できないので充電した状態にしておきましょう。

結果は「c:\Windows\Performance\WinSAT\DataStore」に格納されます。ファイルはいくつか生成されますが重要なのは「実行日時 Formal.Assessment (Initial).WinSAT.xml」です。

このファイルを取り出してWinSAT Viewerにドロップすると結果が表示されます。

webmarks
Windows 10 標準ベンチマーク「エクスペリエンス インデックス」の表示ツール

以下がTeclast Tbook 10 Sでの実行結果です。

Windows エクスペリエンス インデックス

ゲーム用グラフィックスのスコアはWindows10では表示されないとのことです。

私が所有しているWindows10タブレット・ノートPCのスペックと測定結果を比較すると次のようになります

機種 Teclast
Tbook 10 S
Jumper
Ezbook Air
Teclast
X98 Plus II
Chuwi
Hi8 Pro
スペック CPU Atom x5
Z8350
Atom x5
Z8350
Atom x5
Z8300
Atom x5
Z8300
RAM 4GB 4GB 4GB 2GB
ストレージ 64GB 128GB 64GB 32GB
測定結果 プロセッサ 6.0 5.2 5.8 6.1
メモリ
(RAM)
5.9 5.9 5.9 5.5
グラフィクス 3.4 4.1 3.9 4
ゲーム用
グラフィクス
9.9
プライマリ
ハードディスク
5.9 6.8 6 5.75

同じようなスペックの中華タブレット同士の比較なのであまり差はでていません。

Teclast Tbook 10 Sのストレージが遅めなのがちょっと気になります。

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CrystalMark

けっこう古いフリーソフトとなりますが、CrystalMark(2004R7)でもベンチマークを取ってみました。

窓の杜
「CrystalMark」CPUやグラフィック性能などを総合的に計測するベンチマークソフト

Teclast Tbook 10 Sでの実行結果は次の通りです。

CrystalMark 2004R7の結果

CrystalMarkは最近バージョンアップして過去のバージョンとスコアが変わったという話もあるので、古い2004R4バージョンでも測定してみました。

CrystalMark 2004R4の結果

ここでも私の所有している中華タブレット・ノートPCと比較してみます。

Teclast Tbook 10 S以外は古いCrylstalMarkによるスコアです。

CrystalMarkの作者によると「ベンチマークスコアは 2004/R2/R3 とほぼ同じですが微妙に異なります」とのことです。

ベンチマークソフト CrystalMark
2004R7
CrystalMark
2004R3
機種 Teclast
Tbook 10 S
Jumper
Ezbook Air
Teclast
X98 Plus II
Chuwi
Hi8 Pro
スペック CPU Atom x5
Z8350
Atom x5
Z8350
Atom x5
Z8300
Atom x5
Z8300
RAM 4GB 4GB 4GB 2GB
ストレージ 64GB 128GB 64GB 32GB
測定結果 総合 72966 80880 81525 80304 76585
ALU 20811 22165 18468 21377 21303
FPU 12534 18372 15323 18019 18025
MEM 14987 16017 17238 16702 17342
HDD 15780 14921 22291 16010 11111
GDI 3232 3417 2850 3723 3884
D2D 2754 2836 2583 1474 2075
OGL 2868 3152 2772 2999 2845

CPUが同じEzbook Airと比較するとCPU関連のスコアはTeclast Tbook 10 Sの方がよいですが、ストレージでは大きく負けています。

これはおそらくEzbook Airの動作クロックが抑えたれていたからだと思われるので、CPUは同等・ストレージはEzbook Airの方が早いというのが現実的だと思います。

Teclast Tbook 10 Sのストレージ(HDD)のスコアがTeclast X98 Plus IIより遅くなっているのがちょっと気になりますが、まあ、妥当なスコアだと思います。

CrystalDiskMark

システム全体のベンチマークではありませんが、ストレージのベンチマークとしてCryistalDiskMarkを使用してみました。

CrystalDiskMark - Crystal Dew World [ja]
各種ストレージ (HDD, SSD, USBメモリなど) の速度を測定するベンチマークソフトです。 ダウンロー

Teclast Tbook 10 Sの内蔵ストレージに対して実行すると次のような結果になりました。

CrystalDiskMarkの結果

ここでも私の所有している中華タブレット・ノートPC と比較してみます。

機種 Teclast
Tbook 10 S
Jumper
Ezbook Air
Teclast
X98 Plus II
Chuwi
Hi8 Pro
スペック CPU Atom x5
Z8350
Atom x5
Z8350
Atom x5
Z8300
Atom x5
Z8300
RAM 4GB 4GB 4GB 2GB
ストレージ 64GB 128GB 64GB 32GB
測定結果 方向 Read Write Read Write Read Write Read Write
Seq
Q32TI
102.2 47.85 142.8 70.98 99.34 47.42 76.61 36.05
4K
Q32TI
12.34 3.584 24.59 27.53 10.18 3.423 13.68 2.005
Seq 124.6 47.80 164.2 76.55 107.2 55.78 68.78 36.7
4K 10.21 3.264 17.22 26.71 10.96 3.215 7.212 1.975

概ねTeclast X98 Plus IIと近いスコアとなりました。

Teclast Tbook 10 Sの方が新しいタブレットなのでスコアが向上してほしいところですが、おそらく同じようなパーツを使っているのだと思います。

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まとめ

今回は中華タブレットTeclast Tbook 10 Sでいくつかのベンチマークソフトを動かしてみました。

ベンチマークソフトの結果としては中華タブレットとしては相応の結果です。スペックを見ても特別にとがったところがないのでこれは予想通りといえると思います。

次回はTeclast Tbook 10 Sのキーボードについて紹介したいと思います。

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