Google Pixel 4で遊ぶ その8: ルート化!

前回はGoogle Pixel 4のブートローダをアンロックしました。

これでルート化をする準備ができたので、今回はいよいよルート化に着手したいと思います。

ルート化作業に失敗するとスマートフォンが起動不能になる場合があります。

また、メーカー・販売店のサポートも受けられなくなります。くれぐれも自己責任で実施してください。

ルート化の手順

Pixel 2ではルート化の際にはカスタムリカバリ(TRWP)を導入しました。

今回はGogle Pixel 2をMagiskを使ってルート化します。あらかじめブートローダのアンロックとTWRPの導入を済ましていたので、MagiskをTWRP上からインストールするだけでルート化は完了しました。

しかし、Pixel 4シリーズではTWRPの開発が難航しているようで、Pixel 4用のTWRPはまだ用意されていません。

このような場合のルート化の手順は次のようになります。

  1. adb・fastbootコマンドを導入する
  2. ブートローダをアンロックする
  3. 正規版ROMデータ(Factory ROM)を入手する
  4. Magisk Managerを導入する
  5. Factory ROMのboot.imgを書き換える
  6. 書き換えたboot.imgをPixel 4に書き込む

このうち2までは前回の記事ででてきているはずです。

今回はGoogle Pixel 4をルート化する最初のステップとしてブートローダのアンロックを行います。Pixel 4はまだ新しいせいかあまりツール類は用意されてていないので、adbコマンドとfastbootコマンドを使う必要があります。なるべく詳しく書いたのでこの記事に従えば簡単にブートローダをアンロックすることができると思います。

今回は3以降を紹介していきます。

正規ROMデータ(Factory ROM)の入手

Google純正のスマートフォンのFactory ROMは下記リンクから入手することができます。

「flame for Pixel 4」のところからファイルをダウンロードします。問題はどのバージョンをダウンロードするかなのですが、「設定」→「デバイス情報」でビルド番号を一致する物で良いと思います。

ビルド番号

私の場合は「QQ1C.191205.016.A1」となっているので、一番下のリンクからダウンロードします。

ファクトリーイメージののダウンロード

「SoftBank, TW carries」となっているのが気になりますが、気にせずダウンロードします。

私がダウンロードしたときには「flame-qq1c.191205.016.a1-factory-b022ad75.zip」というファイル名でした。

次にこのダウンロードしたzipファイルを展開し「image-flame-qq1c.191205.016.a1.zip」というファイルを取り出します。

image-flame-qq1c.191205.016.a1.zipを取り出す

さらに「image-flame-qq1c.191205.016.a1.zip」を展開して中身の「boot.img」というファイルを取り出し、このファイルをPixel 4に転送します。

boot.imgを取り出す

転送はPixel 4とPCをUSBで接続して行えばよいと思います。

boot.imgをPixel 4にコピー

このステップはとりあえずこれで完了です。

Magisk Managerの導入

Magisk ManagerはGoogle Playからではなく手動でapkファイルをダウンロードしてPixel 4に導入する必要があります。

まず下記のサイトから最新のMagisk Managerのapkファイル(Androidアプリのファイル)をダウンロードしましょう。

A Magic Mask to Alter Android System Systemless-ly - topjohnwu/Magisk

私がダウンロードしたときにはMagisk Manager v7.5.0が最新でした。

Magisk Managerのapkファイルをダウンロード

apkファイルへのリンクがない場合は「Assets」の横の三角マークをクリックして見てください。

ダウンロードしたapkファイルはPixel 4にコピーしておきましょう。もちろんPixel 4で上記リンクにアクセスして直接apkファイルをダウンロードしてもOKです。

次にPixel 4でファイルアプリを起動します。

ファイルアプリを起動

ファイルアプリを起動したら左上のメニューから「Pixel 4」を選択します。

Pixel 4の内部ストレージを選択

これでPixel 4のストレージの中身が表示されますので、先ほどコピーしたMagisk Managerのapkファイルを探して選択しましょう。

Magisk Managerのapkファイルを選択

すると次のような警告が表示されますが「次へ」を選択します。

次へを選択

下記のようなが確認画面がでたら「インストール」を選択します。

インストールを選択

インストールが完了すればOKです。

Magisk Managerのインストール完了

Factory ROMのboot.imgを書き換える

Magisk Managerのインストールに成功するとアプリ一覧にMangisk Managerが追加されているのでこれを選択します。

Magisk Managerのアイコン

最初は「Magiskがインストールされていません」と表示されるので「インストール」を選択します。

Magiskのインストール

確認画面がでたら「インストール」を選択します。

インストールを選択

インストール方法を選択する画面がでるので「Select and Patch a File」を選択します。

Select and Patch a Fileを選択

Magisk Managerへのストレージのアクセス権を許可します。

ファイルへのアクセスを許可

これでファイルが選択できるようになります。左上のメニューからPixel 4を選択するとPixel 4の内部ストレージが表示されます。

Pixel 4の内部ストレージを選択

そしてPixel 4ににコピーした「boot.img」を選択します。

boot.imgを選択

しばらく待つとMagisk.zipのダウンロードを行いboot.imgに対してパッチ(改造)を加えます。

boot.imgへパッチ適用中

下記の画面になれば完了です。

boot.imgへパッチ適用完了

これでPixel 4のDownloadフォルダに「magisk_patched.img」というファイルができているはずです。このファイルをWindows PCにコピーしておきましょう。

コピーしたmagisk_patched.imgはadbコマンドをインストールしたフォルダにコピーしておきます。

書き換えたboot.imgをPixel 4に書き込む

ここからはPCでの作業にになります。

Windowsの場合はコマンドプロンプトを起動します。まず、スタートメニューを右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択します。

ファイル名を指定して実行

これで「ファイル名を指定して実行」というウィンドウが開いたら「cmd」と入力して「OK」を選択します。

cmdを入力

これでコマンドプロンプトが開きますので「c:\Android\platform-tools」と入力します(c:\Android\platform-toolsはadbコマンドをインストールしたディレクトリです)。

platform-toolsのフォルダへ移動

Pixel 4がUSBケーブルでPCとつながっていることを確認して「adb devices」と入力します。

接続の確認

「list of devices attached」に何も表示されない場合は、「開発者向けオプション」と「USBデバッグ」が無効化されているので有効化して再チャレンジしましょう。

USBデバッグの有効化については下記の記事の「準備2」を参照してください。

今回はGoogle Pixel 4をルート化する最初のステップとしてブートローダのアンロックを行います。Pixel 4はまだ新しいせいかあまりツール類は用意されてていないので、adbコマンドとfastbootコマンドを使う必要があります。なるべく詳しく書いたのでこの記事に従えば簡単にブートローダをアンロックすることができると思います。

「adb devices」に成功したら「adb reboot bootloader」を入力します。

再起動

これでPixel 4は次のような画面になるはずです。

ブートローダ画面

この状態になったらコマンドプロンプトで「fastboot flash boot magisk_patched.img」と入力します。

パッチを適用したboot.imgの書き込み

成功したら「fastboot reboot」と入力しましょう。これでPixel 4が再起動します。

Magisk Managerを起動して「Magiskは最新です」となっていれば成功です。

Magiskのインストール完了

ルート化の確認

最後にルート化に成功しているかどうかを「Root Checker」というアプリで確認してみます。

Root Checker
Root Checker
Developer: joeykrim
Price: Free

インストールしたらRoot Checkerを起動します。

最初は使用許諾があるので「AGREE」を選択します。

使用許諾への同意

使い方が表示されるので「GET STARTED」を選択します。

これでRoot Checkerのメイン画面になるので「VERIFY ROOT」を選択します。

ルート化状況の確認

すると次のようなメッセージが表示されますので「許可」を選択します。

スーパーユーザーリクエストの許可

これでRoot Checkerの画面に次のように表示されればルート化成功です。

ルート化の確認

まとめ

今回はGoogle Pixel 4をルート化してみました。

Pixel 4向けのカスタムリカバリ(TWRP)はリリースされていないので、ルート化する際にはMagisk Managerをつかってboot.imgにパッチを当てるパターンになります。

やり方は確立されているので手順通りに進めれば問題ないと思います。

次回はいままで使っていた環境をPixel 4に移行します。

『Google Pixel 4で遊ぶ その8: ルート化!』へのコメント

  1. 名前:ぽぽ 投稿日:2020/01/19(日) 14:50:11 ID:acaa82529 返信

    Magiskを使ったroot化は初めてでしたが、スクショ付きで大変わかりやすかったです。
    当然ですがroot化後はシステムアップデートが失敗します。
    最新のboot.imgをMagiskでパッチ化して…と想像はつくのですが、今インストールしてるMagiskをどうすれば良いのか等具体的な手順がわかりません。
    お時間あれば、システムアップデート手順を公開していただきたいです。

    • 名前:scratchpad 投稿日:2020/01/19(日) 21:10:45 ID:6c624f03c 返信

      コメントありがとうございます。

      root化したあとのシステムアップデートは、OTAは無理なので、手動でStock ROMを上書きする必要があります。アップデートでroot化が無効になるので、また同じ手順で再ルート化する必要があります。
      ただ、ミスるとユーザデータがすべて消えるので要注意ですが・・・(私は経験あります)。

      今月のPixel 4のアップデートは顔認証等で問題があるケースがあるので私はスキップしようと思っています。次のアップデートが良さそうでしたら記事にしたいと思います。
      次の

  2. 名前:ぽぽ 投稿日:2020/01/21(火) 00:57:23 ID:01c557632 返信

    返信ありがとうございます。
    戻す→アップデート→再度rootが必要性なんですね。
    ほとんど知識もないのにroot化に手を出してる状態なので、記事にしていただけるのを待とうと思います。