前回はXiaomi Mi5sの初期設定と初期状態を紹介しました。
GearBestから入手したMi5sはショップROMが書き込まれており、最初からGoogle Playが使えるので、ベンチマークソフトをインストールして実行してみたいと思います。
Redmi Note 3 ProとRedmi Note 4でも同様のベンチマークを行っています。この記事でもこの2機種のスコアをかんたんに紹介しますが詳細を知りたい方は下記をご覧ください。
今回使用しているMi5s(64GBモデル・ゴールド)は海外通販サイトGearBestから提供していただきました。
このXiaomi Mi5sは既に販売終了となっています。
Xiaomi Miシリーズの最新機種はXiaomi Mi9となります。今から購入する場合はMi9をお勧めします。
GearBestの購入にトライしようと思う方は下記ページを参照してみてください。
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Antutuベンチマーク
AntutuベンチマークはAndroidでは定番のベンチマークソフトです。3Dの性能を見るためAntutu 3DBenchもインストール済みです。
Antutuベンチマークソフトを実行した結果は下記の通りです。ベンチマーク実施時は充電はせずにバッテリで駆動している状態です。
Redmi Note 4とRedmi Note 3 Proと比べると次のとおりです。
Mi5s | Redmi Note 4 | Redmi Note 3 Pro | |
---|---|---|---|
トータル | 146650 | 84917 | 76188 |
3D | 59329 | 16255 | 18398 |
UX | 46553 | 36436 | 26366 |
CPU | 30241 | 25494 | 24686 |
RAM | 10527 | 6732 | 6738 |
Redmi Note 4と比べるとかなりの差が出ました。
トータルで70%以上スコアが向上しています。特に3Dのスコアについては3倍以上と大差をつけています。ゲームなどを行うときにはこの差を体験しやすいかもしれません。
ハイエンドのMiシリーズの面目躍如というところです。
また、Antutuベンチマークではシステム情報を表示することができますので紹介しておきます。
注目したいのがセンサー情報です。
幾つかRedmi Note 4で省略(Not Supported)となったセンサーがMi5sでは使えるようになっています。
使えるようになったのは「圧力センサー (Pressure)」「特殊アクション取りがセンサ (Significant Motion)」「歩数計センサー (Step Counter)」「ステップ検出センサー (Step Detector)」です。
おそらく、歩数計センサーとステップ検出センサーはGoogle Fitアプリなどで歩行データを収集するためのものでないかと思います。
Vellamo Mobile Benchmark
Vallemo Mobile Benchmarkでも測定してみました。
まずはブラウザのベンチマークです。このブラウザのベンチマークでは「WebView」を使うようにしています。
このベンチマークは新しい端末のデータがないので、Mi5sが1位になりました。
続いてCPU性能のベンチマークです。ここでもダントツで一位となります。
最後にマルチコアに関するベンチマークです。何故かエラーになってしまい比較の棒グラフは表示されませんでした。
値だけではわからないので、Redmi Note 4とRedmi Note 3 Proと比較して見たいと思います。
Mi5s | Redmi Note 4 | Redmi Note 3 Pro | |
---|---|---|---|
WebView | 5375 | 5229 | 4289 |
Metal | 3554 | 2632 | 2538 |
Multicore | 3216 | 3362 | 2672 |
Redmi Note 3 Proと比較すると明らかにMi5sのほうがスコアが高いですが、Redmi Note 4との比較になるとWebViewは接戦、Multicoreは逆転されています。
Redmi Note 4は10コアということでMulticoreのベンチマークが有利に働いたのでしょうか?
GeekBench 4
Vellamo Mobile Benchmarkはだいぶ古いようなので、GeekBench 4も実行してみました。
結果は次のとおりです。
もう少しこのスコアをブレークダウンした内容は次のとおりです。
これだけだとわからないのでRedmi Note 4のスコアと比較してみます。
Mi5s | Redmi Note 4 | ||
---|---|---|---|
Single-Core | Total | 1690 | 1544 |
Crypto | 736 | 1106 | |
Integer | 1471 | 1505 | |
Floating Point | 1583 | 1220 | |
Memory | 2584 | 2226 | |
Multi-Core | Total | 4216 | 4669 |
Crypto | 2014 | 4392 | |
Integer | 4580 | 5925 | |
Floating Point | 4708 | 4471 | |
Memory | 3213 | 2211 |
ハイエンドのMi5sのほうが圧勝するおもいきやRedmi Note 4と一勝一敗でした。
Antutuベンチマークの結果と合わせて考えると、計算や暗号処理のようなCPU自体の処理についてはRedmi Note 4から大きな違いはないようです。
残念ながらXiaomi Mi5sは販売となっています。
Miシリーズの最新モデルはXiaomi Mi9となりますので、今から買う場合はXiaomi Mi9をお勧めします。
まとめ
今回はXiaomi Mi5sでベンチマークソフトをインストールして実行してみました。
事前の予想ではRedmi Note 4をぶっちぎるかと思っていたのですが、ベンチマーク結果を見るとCPUの計算能力自体にはあまり差がないことがわかりました。しかし、グラフィクスや3DなどについてはMi5sの方が遥かに性能が高いようです。
ゲームやVRをメインに考えている方にはRedmi Note 4よりもMi5sのほうが快適に遊べるでしょう。
次回はMi5sの指紋認証機能を使ってみたいと思います。
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