クロスバイクにリング錠をつける – ニッコー リングロック NC172

スポーツ・アウトドア
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2024/04/14 追記

リング錠自体は満足度は高いのですが、キーの方に耐久性の問題があるようで、キーホルダーに固定するためのプラスチックの部分が破損してしまいました。

破損したキー

4ヶ月で2個のキーが全く同じように破損してしまいました。

このリング錠の場合、通常の自転車のキーと異なり、家の鍵などと一緒に持ち歩くことになります。私の場合は家のキーと一緒のキーリングにつけてポケットに入れて持ち歩いていました。

そのため負担がかかってしまったのかもしれません。

いつもはPC・ガジェット系のレビューが多いのですが、今回はいつもとは異なり自転車用品の紹介です。

クロスバイク・スポーツサイクル用のリング錠なのですが、試しに買ってみたらとても便利だったので紹介したいと思います。

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クロスバイクと鍵

自転車ショップやホームセンターで2万円台で入手できるスポーツサイクル・シティサイクルには多くの場合、後輪に鍵がついていると思います。

こんな感じの鍵です。

一般的な自転車のリング錠

このような鍵は馬蹄錠とかサークル錠とも呼ばれるようですが、この記事では「リング錠」と呼ぶことにします。

ところがクロスバイクとなるとこの手のリング錠はついていない場合が多くなります。

私は「cyma primer 700C」とクロスバイクに乗っていますが、やはりリング錠はついていません。

この手の安いクロスバイクは街乗り用で、本格的なクロスバイクとは分けて考えるむきもありますが、今回は細かいことは考えずにクロスバイクとして扱うことにします。

クロスバイクにリング錠を用いない理由は、軽量化したいとか、鍵として信頼度が低いというような事も聞きますが、おそらく「リング錠をつけるスペースがない」というのが本当のところではないかと思っています。

リング錠はバックホークにつけることになりますが、多くのクロスバイクではこの部分にブレーキ固定されており、リング錠を固定する場所がないのです。

そのため、ワイヤー錠をつかうことになります。

ワイヤー錠

しかし、リング錠は鍵の開け閉めるに手間がかかります。鍵を操作するために毎回両手を使わなければならず、地味にストレスが溜まります。

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ニッコー リングロック NC172

クロスバイクにもリング錠をつけたいと思って見つけたのが「ニッコー リングロック NC172」という製品です。

この製品の特徴は

  • バックホークの裏側につけるので、既設のVブレーキ・キャリパーブレーキと干渉しない
  • ディンプルキーを採用しており、キーを表裏関係なく挿入することができる
  • ロック・アンロック時以外はキーを抜く構造のため、自宅の鍵と一緒にキーを持ち歩ける

という点です。

3点目はちょとわかりにくいかもしれません。通常のリング錠は、アンロック時にはキーがリング錠についており、ロック時にキーを取り外します。このため普通はキーには自転車の運行にじゃまにならない程度のキーホルダーを付ける程度になります。しかし、このニッコー リングロック NC172では、キーをロックしたらキーが抜ける構造になっているので、キーホルダーには制約がなくなるのです。

詳しいことは、公式サイトのカタログの抜粋を見ていただいたほうがわかりやすいかもしれません。

公式サイトのカタログの抜粋

このリング錠を実際に購入してみたところ、次のようなものが届きました。

パッケージの中身

リング錠の他に、取り付け用のプレート・ネジ2本・ボルト2個・ディンプルキー3本・取扱説明書が入っています。

リング錠には2つの取り付け用の穴がついています。

リング錠

この取付穴の間隔は16mmとなっていますが、ネジの太さを考えると、取り付け部分のバックホークの内側の隙間は3cmぐらいあったほうが良いです。

また、取り付け用のプレートの長さを考えると、取り付け部分のバックホークの幅は5cmぐらいまでが限界となります。

鍵穴はロックするためのバーの反対側側面に付いています。

鍵穴

下記はギザギザしている鍵ではなく、鍵面に複数の穴が空いているディンプルキーになります。

ディンプルキー

下記は予備を含めて3本ついてきます。

取り付け

ニッコー リングロック NC172を装着するのは上記のようにバックホークの部分になります。

具体的には下の写真の部分になります。

取り付ける部分

ただ私の場合はバックホークの横棒のところの穴を利用して泥除けを付けており、後ほど紹介するように若干邪魔になりました。

バックホークにあるネジ

取り付ける際にはまず付属の取付プレートにネジを通し、バックホークの間にネジが二本通る幅あることとと、取付プレートの幅がバックホークの幅より長いことを確認します。

取付プレートの配置

この写真のような大きさであれば大丈夫です。

あとはリング錠本体を付属のボルト2個で仮止めしましょう。

リング錠の仮止め

本来であればリング錠とバックホークは平行になるのだと思いますが、私の場合はバックホークの横棒にネジがあったため並行にすることはできませんでした。

ちなみに私の場合は、ネジ穴が自転車の左側を向くように取り付けましたが、右側を向くように取り付けることも可能です。

仮止めした状態でちゃんとロックができることを確認してからネジ止めします。

私の場合は泥除けがあったせいで、若干リング錠を上側に止める必要がありましたが、ギリギリロックすることができました。

ギリギリでロックOK

ちゃんとロックできることを確認したらボルトをしっかりと止めて、取付プレートに付属のゴムのカバーを付ければ完了です。

最終的にはこんな感じになります。この写真では進行方向が右側です。

取り付け完了状態 左側

反対から見るとこんな感じです。この写真では進行方向は左側です。

取り付け完了状態 右側

実際に使ってみる

ニッコー リンクロック NC172を使う場合、ロックをするときは

  1. キーを鍵穴に挿す
  2. キーをひねる
  3. ロックを掛ける
  4. キーを抜く

というアクションが必要になります。

実際使ってみるとこのロック時のアクションの多さが面倒に感じました

キーを挿さずにロックできたらお手軽でよいのですが、キーを持たずにロックしてしまうリスクがあるので、仕方がないかもしれません。

一方、アンロックは簡単です。キーを鍵穴に入れてひねるだけでガチャンとアンロックすることができます。

キーのロックは若干面倒なものの、ワイヤー錠に比べたらずっと手軽なのは確かです。

ワイヤー錠でのロックが面倒でコンビニなどは鍵をかけずに自転車を止めてしまうようなこともあったのですが、このニッコー リングロック NC172にしてからはそのようなこともなくまりました。

リング錠がついていないクロスバイクにリング錠をつけたい場合はこの製品を試してみると良いと思います。

まとめ

今回はクロスバイクにあとから取り付けることのできるリング錠であるニッコー リングロック NC172を紹介しました。

クロスバイクの場合はワイヤー錠を使うのが一般的ですが、リング錠をあとづけするにはブレーキと干渉してしまうために注意が必要です。

ニッコー リングロック NC172はバックホークの隙間の幅など多少条件はありますが、サイズが合うのならばおすすめできる製品です。

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