Amazfit GTRのファームウェアのアップデートがあり、日本語に対応しました。日本語対応の状況は次の記事で紹介しています。
前回はXiaomi (Huami)のスマートウォッチAmazfit GTR 47mmをMi Fitアプリと組み合わせて使ってみました。
今回はしばらく使った感想を先代のAmazfit Stratosとくらべつつ紹介したいと思います。
今回使用しているAmazfit GTR 47mmは通販サイトのBanggoodから提供していただきました。
BanggoodでのAmazfit GTR 47mmの販売は終了してしまいましたが、Banggoodでのお買い物に興味がある方は下記を参照してみてください。
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満足している点
まずはAmazift GTRを使って満足している点を紹介します。
比較対象はAmazfit Stratosなので、相対的にAmazfit Stratosよりよい点と考えてください。
バッテリ寿命
Amazfit GTR 47mmの最大の特徴はおそらくバッテリ寿命だと思います。これには非常に満足しています。
とにかく長寿命です。先代のAmazfit Stratosは1週間持たず、大体1日に20%ぐらいバッテリーが減っていきました。
しかし、Amazfit GTR 47mmは全然減らないのです。いま現在の私のAmazfit GTR 47mmのバッテリー残量は70%ですが、これはフル充電してから13日経過しています。
このままいくと40日ぐらいバッテリーが持つことになります。さすがにそこまでは使えないかもしれませんが、スペックに記載されている通常用途で24日というのは軽く超えそうです。
これだけバッテリーが持てば1週間程度の旅行でしたら充電器を持って行く必要もないぐらいです。
Amazfit Stratosのときは気づいたらバッテリー切れしていたと言うことたびたびあったのですが、Amazfit GTR 47mmなら大丈夫そうです(むしろ充電する機会が少なくて逆に忘れてしまいそうですが…)。
デザイン
以前利用していたAmazfit Stratosはかなり大きく感じましたが、Amazfit GTRの印象はそれほど大きく感じませんでした。
おそらく理由は下記の二つです。
- Amazfit GTR 47mmの厚みは、Amazfit Stratosより2mm薄くなっている
- Amazfit Stratosの大きさに慣れている
厚みの違いはわずか2mmですが、実際に見てみるとかなり差があります。
この厚みの違いもあって、Amazfit GTRはかなり「普通の腕時計」っぽく感じます。
ウォッチフェースにもよりますが、落ち着いたウォッチフェースであればビジネスシーンでも問題なく使えるでしょう。
ただ薄くなったとはいえウォッチフェースは47mmあり大きめです。イメージとしてはカシオのG-SHOCKに近いサイズです。
このサイズが受け入れられない場合はAmazift GTR 42mmが選択肢になるでしょう。
操作性
先代のAmazfit Stratosは本体にボタンが3つあったのですが、Amazfit GTRになってボタンは2つに減っています。
一見スペックダウンしたように感じますが、ボタンを絞り込むことによって操作性が向上したと私は感じました。
というのも、Amazfit GTRではボタンの役割が明確に分かれています。
上側のボタンは「画面のオンオフ」、下側のボタンは「画設定したショートカット機能の呼び出し」です。あと操作は画面のスワイプなどで行います。
これならばどのボタンを押せば良いのかと迷うことはありません。
無理に機能を押し込むより、シンプルの方が良いという良い例だと思います。
画面表示の見やすさ
Amazfit GTRは画面の解像度が高精細(454×454)になりかなり見やすくなりました。細かい文字の表示も可能です。
明るさも十分です。
真夏の強烈な日差しの下などの厳しい環境ではわかりませんが、普通の屋外であれば視認性に問題はないでしょう。
残念な点
続いてAmazfit GTR 47mmを使って感じたイマイチな点を紹介していきます。
ディスプレイの日本語表示
残念なことにAmazfit GTR 47mmはディスプレイに日本語(ひらがな・カタカナ)を表示することができません(2019年10月時点)。
中国語には対応しているので、漢字については表示可能ですがいわゆる「中華フォント」になる可能性があります。
例えば、LINEの「新着メッセージがあります。」という通知が、Amazfit GTR 47mmの画面では次のようになってしまいます。
これは非常に残念です。
中国の表示ができるところを見ると、おそらく文字はユニコードで扱っており、日本語の処理自体は問題なさそうです。おそらくフォントだけの問題だと思うので、いずれファームアップで改善されることを期待したいです。
測定精度と測定項目
Amazfit GTRは普段の生活と運動中の両方で多くの項目が測定できます。
ざっと見た感じでは測定データは体感と合っています。
ただ、使っていて疑問に感じるのは「座りっぱなしの警告」です。
この機能は、設定した時間(デフォルトでは1時間)をずっと座っていることを検出するとAmazfit GTR 47mmが警告してくれる機能です。
ところが途中で立ち上がって歩いたり、トイレに行ったにもかかわらず「座りっぱなしの警告」がでるのです。
ちゃんと測定できているのか不安になります。
また、他のスマートウォッチ・フィットネストラッカーでは測定可能な階段で上った階数も測定できないのが残念です。
2つのスマホアプリの存在
Amazfit GTR 47mmは「Amazfitアプリ」あるいは「Mi Fitアプリ」と組み合わせて利用することができます。
いずれのアプリも日本語化されており、英語が苦手な人でも問題なく活用することができます。
ところがよくわからないことに、「AmazfitアプリでできてMi Fitアプリでできないこと」や「Mi FitアプリでできてAmazfitアプリでできないこと」があるのです。
私が困ったのはAmazfitアプリではGoogle Fitと連携できないことです。
このためフルにAmazfit GTR 47mmを活用すると両方のアプリをインストールしなければ行けません。
ユーザから見ると2つのアプリを入れるメリットは全くありません。いっそのこと統一化して機能強化を進めて欲しいところです。
アプリの完成度
またまたアプリの文句となってしまいますが、AmazfitアプリもMi Fitアプリもデータはちゃんと表示してくれるものの、分析・アドバイスについてはイマイチです。
例えば睡眠データの分析については毎回同じ内容でチェックする気もなくなってきます。
私の使った中ではHuaweiのヘルスケアアプリがダントツに完成度が高かったです。
例えばHuaweiの場合はTruSleepという機能を有効にするとかなり詳細にな睡眠データを表示してくれます。
アプリ重視ならHuawei WATCH GTの方が魅力的かもしれません(ただしバッテリ寿命は短くなります)。
Amazfitアプリも負けずに頑張って欲しいところです。
カスタマイズ性
Amazfit GTR 47mmでできるカスタマイズは、ウォッチフェースを変えることと本体メニューを絞り込むことぐらいです。
ウォッチフェースを変えられるのはスマートウォッチならではの楽しみだと思うのですが、Amazfit GTR 47mmの場合はちょっと注意が必要です。
プリインストールされているウォッチフェースならAmazfitアプリから簡単に変更できるのですが、サードパーティー製のウォッチフェースを導入するのは少々面倒なのです。
先代のAmazfit Stratoでは簡単にサードパーティー製のウォッチフェースを導入できたので、Amazfit GTR 47mmでも改善して欲しいところです。
また、Amazfit GTR 47mmはWearOSを採用しているわけでもないので、スマートウォッチ本体へのアプリ追加はできません。
スマートウォッチと言うことでアプリの追加ができると思っている方には残念かもしれません。
総合評価
Amazfit GTR 47mmを3週間ほどつかってみて、今のところAmazfit GTR 47mmを使い続けようと思っています。
本体画面で日本語が表示されないのは残念ですが、画面の見やすさやバッテリ寿命の長さはそれを補ってあまりあるほどのメリットです。
スマートウォッチの充電が面倒な方には、Amazfit GTR 47mmを是非試して欲しいと感じます。
私はこれまでAmazfit Stratosというスマートウォッチを使ってきましたが、Amazfit GTR 47mmに乗り換える価値は十分あると感じました。
Amazfit GTR 47mmの最新モデルはAmazfit GTR4となっています。
また、コンパクトサイズとしてはAmazfit GTR Miniがリリースされています。
まとめ
今回はXiaomi (Huami)のスマートウォッチAmazfit GTR 47mmをしばらく使った感想を紹介しました。
Amazfit GTR 47mmのバッテリーはかなり長い時間もち、面倒だったスマートウォッチの充電から解放されます。本体画面に日本語が表示できないことが難点ですが、これはファームウェアのアップデートでの修正を期待したいところです。
次回は中華通販でグラフィックスカードを買ったことを紹介します。
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