前回はXiaomi Mi Pad 3をルート化しました。これで設定関係でやりたいことはほぼ終わりました。
今回は気になるMi Pd 3のスタミナについて紹介したいと思います。
今回使用しているXiaomi Mi Pad 3は通販サイトのGearBestから提供していただきました。
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Mi Pad 3のバッテリ
Mi Pad 3のバッテリ仕様は「容量: 6600mAh」となっています。
あまり宣伝の前面には出していませんがこの6600mAhという容量は8インチクラスのタブレットでは多い部類になります。
そして利用時間としては「動画再生: 最大12時間」という数値が上げられています。
とはいえ実際にはなかなか12時間も動画を再生しっぱなしというわけではなく、ブラウザを使ったり画像を見たり様々な使い方をすると思います。
気になるのはこのような使い方でどれくらいの時間が持つのかということと、それが他のタブレットに比べてどうなのか、というところです。
比較対象
今回は比較対象として、Chuwiの8インチタブレットHi8 Proを用意しました。このタブレットはWindowsとAndroidのデュアルブートですが、Androidで使うものとします。
本来は全バージョンのMi Pad 2があれば良かったのですが、私の手持ちの8インチクラスタブレットはこれしかなかったので仕方がありません。
ちなみにChiwi Hi8の主な仕様は下記の通りです。
CPU | Intel Atom-x5 Z8300 |
---|---|
RAM | 2GB |
ROM | 32GB |
ディスプレイ | 8インチ 1920×1200 |
バッテリ | 4000mAh (動画再生 3時間) |
バッテリ容量的にはChuwi Hi8 ProはMi Pad 3の3分の2程度になっています。
従って稼働時間がMi Pad 3の方が1.5倍以上長ければMi Pad 3の方が優秀と言うことになります。
なお、インストールしているアプリはほぼ同じにしてあります。
測定方法
問題は測定方法です。
自動操作ソフトなどで測定する手もあるのですが、今回はベンチマークソフトを利用することにしました。
使用したソフトはAndroid版のPC Markです。
このソフトはいくつかのテスト項目がありますが「Work 2.0」というテスト項目の中に「Work 2.0 battery life」という項目があるのでこれを使ってみます。
このテストはバッテリを満タンにしてスタートすると、画像処理や文章処理のタスクが自動的に走り、ひたすらバッテリーを消費していきます。
バッテリー残量が20%になるまでタスクを実行してその時間を測定してくれます。
もちろん時間が長ければ無いほど優秀と言うことになります。
Mi Pad 3の測定結果
かなり時間がかかりましたが、測定結果は次の通りです。
20%に到達するまでの時間は9時間5分でした。
このまま0%まで実行したとすると11時間21分というところです。
もう一つの注目して欲しいのがグラフ中に赤い線でしめされている温度のグラフです。
このベンチマークテストは連続的に処理を行うという厳しめのものですが、温度が急上昇することなく安定して推移しています。
実際触ってみても熱くなることなく動作していました。
Chuwi Hi8 Proの測定結果
Chuwi Hi8 Proの場合はBattery lifeテストを開始すると終盤になると勝手に電源が落ちてしまい、Mi Pad 3のようにグラフがとれませんでした。
2回測定したのですが、2回とも電源が落ちてしまいます。本来はバッテリー残量が20%に到達した時点でテストを終了するはずなのですが、なぜか電源が落ちてしまうようです。
電源を入れ直したところ一応データが残っていたので紹介しておきます。
どうもバッテリー残量が20%になるまでの測定時間は4時間25分ということのようです。
このまま0%まで実行したとすると5時間31分と言うことになります。
ちなみにこのベンチマークテストの実行中にはChuwi Hi8 Proはかなり熱くなります。1回目に電源が勝手に落ちた時は熱暴走の成果と思ったほどです。
実際タブレットで連続的に負荷をかけることは少ないかと思いますが、Intel Atom搭載のタブレットの場合は注意する必要があると思います。
比較
1回だけの測定なので正確性には難があるかもしれませんが目安として比較してみます。
バッテリ容量 | 20%までの 時間 |
0%までの 時間 |
1分の動作に必要な バッテリ |
|
---|---|---|---|---|
Mi Pad 3 | 6600mAh | 9時間5分 | 11時間21分 | 9.69mAh |
Chuwi Hi8 Pro | 4000mAh | 4時間25分 | 5時間31分 | 12.99mAh |
比較してみるとMi Pad 3の方が1分に動作に必要なバッテリが少なく省エネであることがわかります。
バッテリ消費はいろいろな要素があるので一概には言えませんが、CPUの違いが大きいのだと思います。少なくても発熱があると言うことはエネルギーを浪費している証拠なのでバッテリー消費という観点ではマイナスにしかなりません。
Mi Pad 2の時はCPUがIntel Atomでしたが、Mi Pad 3でARMコア (MediaTek MT8176)に替えたのは正解だと思います。
その結果、Windowsのサポートはできなくなりますが、8インチならばAndroidのが使いやすいため問題ないと思います。
既に後継モデルのMi PAd 4が発売されているので、いま買うならMi Pad 4がお勧めです。
まとめ
今回はMi Pad 3のスタミナをチェックしてみました。
比較対象としてちょうど良いかどうかは微妙なところですがIntel Atom x5-z8300を搭載したChuwi Hi8 Proと比べると明らかにバッテリの持ちが良いことがわかりました。また、発熱に関してもMi Pad 3のほうが明らかに少ない点も優れています。
次回はMi Pad 3用の液晶保護フィルムを紹介します。
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