2019年4月の情報に基づいてAISの情報をアップデートしました。かなり詳細に記載しましたのでぜひご覧ください。!
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前回はタイのDTACのプリペイドSIMカードの2017年夏の情報をまとめました。
今回はAISのプリペイドSIMカードについて2017年夏時点の情報をまとめておきたいと思います。
ただ、私はタイではDTACのプリペイドSIMカードをメインに使っており、AISのプリペイドSIMカードはあまり使い込んでいません。もし間違えなどがあればコメント欄から指摘していただくと助かります。
2019/04/08 追記
AIS・DTAC・TrueMoveを比較して「タイのSIM選びガイド 2019年春版」を作成しました。ぜひこちらもご覧ください!
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AISのプリペイドSIMカードを使う手順
タイでAISのプリペイドSIMカードを使うためには、
- SIMロックフリーのスマートフォンを入手
- AISのプリペイドSIMカードの入手
- TOP UP(チャージ)
- インターネットパッケージの申し込み
- APNの設定
- その後の日々の利用
- ステータス確認
- TOP UP
- 番号の維持
- 国際ローミング
という流れになります。特に変わったところはありません。順々に紹介していきます。
SIMロックフリーのスマートフォンの入手
AISのSIMカードを使うにはSIMロックが解除されている(SIMフリー)のスマートフォンが必要になります。
その際に重要になるのが「周波数(バンド)」です。「AISが使用している周波数」と「スマートフォンが対応している周波数」が合わないと、SIMカードを差しても使えません。
AISのバンド情報は次の通りです。
- LTE
バンド 周波数(MHz) 備考 1 2100 CA(キャリアアグリゲーション対応) 3 1800 CA(キャリアアグリゲーション対応) 8 900 CA(キャリアアグリゲーション対応) - 3G (WCDMA)
バンド 周波数(MHz) 備考 1 (I) 2100 現在の3Gの周波数 8 (VIII) 900 以前使用していた周波数。現在は利用していない?
AISのカバレッジ情報は下記のページで確認できます。
AISのWebサイトを見る限り、AISはLTEの全国展開をほぼ完了しており、3GのカバレッジとLTEのカバレッジが変わらないように見えます。
このため、まずはLTEの対応周波数が重要で3G/WCDMAはバックアップという感じで良さそうです
気になるのが3Gの900MHz(バンド8)の扱いです。
1年半前はLTEのバンド8がなかったことを考えると、バンド8は3GからLTEに転換しているのだと思います。そのため3Gのバンド8は対応していなくても問題ないと思います。
ドコモユーザの方
下記のページでお手持ちのスマホの対応周波数を確認しましょう。
ドコモの端末の場合、LTEのバンド1と3には確実に対応しています。
LTEのバンド8についてはドコモの端末の場合はiPhone以外は対応していない可能性が高いです。しかし、バンド1と3が使えばほぼ大丈夫だと思います。
ドコモユーザの方はお持ちのスマートフォンをSIMロック解除して利用するのが手っ取り早いです。普段使っているスマホをそのまま海外で利用できるというのは本当に便利です。
ドコモのSIMロックの解除は、2015年5月以降に発売された機種の場合は購入6ヶ月後以降という条件がある点に注意が必要です。
それ以前に発売された機種はSIMロックの解除はいつでもできますが、ドコモショップに依頼する必要があります。また、事務手数料として3000円かかります。
KDDI/AUユーザの方
下記のページでお持ちのスマホの対応周波数を確認しましょう。
バンド1は全ての端末で対応していますが、バンド3は対応していない機種があるようです。また、バンド8はもっと対応機種は少なくなります。
なおiPhone 7/7 Plus/6s/6s Plus/SEであれば全てのLTEバンドに対応しています。
3Gについてはバンド1にはいずれの端末も対応していますが、iPhoneユーザ以外の方はそのままAISを使うのはあまりおすすめできないかもしれません。
KDDI/AUのSIMロック解除の条件としては、2015年4月23日以降発売の機種は、分割払いの場合は購入日から101日目以降にSIMロックの解除ができます。一括払いの場合は即時SIMロックの解除が可能です。
ソフトバンクユーザの方
下記のページでお手持ちのスマホの対応周波数を確認しましょう。
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ソフトバンクの端末は、LTEのバンド1・3・8の全てに対応しているケースが多いです。このため、ソフトバンクユーザにとってAISは最適なキャリアと言えるでしょう。
ソフトバンクユーザの方はSIMロック解除をしてタイに持ち込みましょう。
ソフトバンクの場合は2015年5年以降に発売された機種は「購入後101日以上経過」がSIMロック解除の条件になっています。
Yモバイルユーザの方
下記のページでお手持ちのスマホの対応周波数を確認しましょう。

Yモバイルの端末も、LTEのバンド1・3・8の全てに対応しているケースが多いです。このため、YモバイルユーザにとってもAISは最適なキャリアと言えるでしょう
Yモバイルユーザの方はSIMロック解除をしてタイに持ち込みましょう。
なお、Yモバイルの場合も2015年5年以降に発売された機種は「購入後101日以上経過」がSIMロック解除の条件になっています。
新しくスマホを買われる方
自分のスマホがSIMロック解除に対応していない、あるいは、必要な日数を経過していないためSIMロック解除してもらえない、という方は日本で新しく端末を購入しておくことをお勧めします。
Amazonや楽天で「SIMフリー」というキーワードで検索すると、海外から輸入したXperiaなどの有名モデルや日本向けの格安端末などが出てきます。
スマホを買い換える場合
新たに購入するスマホを普段使いのスマホとして利用していく場合は、ある程度性能が高いスマホにすることをおすすめします。
現時点でお勧めなのが、HuaweiのP10です。性能も高く、対応波数が多いため、様々な国で使える可能性が高いです。もちろんAISの全周波数にも対応しています。旅行好きの方にはお勧めのスマホといえるでしょう。
一つ前のモデルとなるHuawei P9も対応バンドが多いため価格次第ではおすすめできます。
LTE | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 7 | 8 | 9 | 12 | 17 | 19 | 20 | 25 | 26 | 28 | 29 | 38 | 39 | 40 | 41 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Huawei P10 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Huawei P9 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
3G(WCDMA) | 1 | 2 | 4 | 5 | 6 | 8 | 19 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Huawei P10 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Huawei P9 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
もう少し予算を抑えたい方は、3万円前後で購入できるZenFone3シリーズがお勧めです。
現在主力のZeFone 3 (ZE520KL)は、対応している周波数も3Gで6バンド(AISの900MHzを含む)、FDD-LTEで10バンドと多いのでタイ以外の多くの国で使える可能性があります。
海外で一時利用用のスマホにする場合
一時利用なので安いものでよい、という方はAmazon等で「SIMフリー LTE」検索してみて安いものを探すとよいでしょう。
日本の格安SIM向けのスマホならば、タイのAISでも問題なく利用できます。
たとえば、FREETELの「Priori3 LTE」は1万円前半で購入できますが、対応周波数を見る限りAISでの利用は問題なさそうです。
AISのプリペイドSIMカードの入手
AISのプリペイドSIMカードを入手するには、AISの店舗で購入するか、街中の携帯電話ショップで入手するかになります。
最近のAISのプリペイドSIMカードは標準・マイクロ・ナノの全サイズに対応になったものになっています。
おそらくAISの直営店舗ならば3サイズ対応が出てくると思いますが、直営店舗以外で買う場合は確認を忘れないようにしてください。
タイではプリペイドSIMカードの購入にID番号の登録が必要となっています。
日本人の場合はIDとしてパスポートが必要ですので、パスポートを携帯するのを忘れないようにしてください。
スワンナプーム国際空港の店舗
お勧めなのがスワンナプーム国際空港のAISの店舗で購入することです。入国審査と税関を抜けると目の前にあるのですぐにわかるはずです。
ここの店員さんは英語も通じますし、何よりも旅行者に慣れています。旅行者に使いやすいパッケージの案内がありますので、自分の滞在期間と使いそうなデータ量に従って選ぶだけです。
2017年5月にバンコクに行った時に展示されてた案内が下記です(クリックで大きくなります)。
「7days」や「30days」と書いてある欄が有効期間です。データ通信量は無制限ということになっていますが、各パッケージに書いてある容量を超えるとスピードが64Kbpsなどに制限されます。
上記の案内の内容を表に書き起こすと次のようになります。
価格 | 期間 | データ量 | 超過時の 通信速度 |
通話・SMS |
---|---|---|---|---|
299B | 7日 | 2.5GB | 384kbps | 100B |
499B | 10日 | 3.5GB | 128kbps | なし |
549B | 30日 | 4.5GB | 64kbps | 50B |
849B | 9GB | 128kbps | ||
1049B | 15GB | 256kbps | ||
1849B | 24GB | 256kbps | 100B |
欲しいパッケージが決まったら指を差して「Give me this」とでもいえば理解してくれるでしょう。
あとはパスポートを渡して、言われた金額を払いましょう。
空港で購入した場合には後述のインターネットパッケージの申し込みやAPNの設定も全部やってくれるはずです。スマートフォンの言語設定を英語にしたうえで、店員さんにスマホを渡しましょう。
問題は非常に混んでいることです。常時2~3人は待っている感じなので、購入できるまでに10~30分は覚悟した方がよいでしょう。ツアーなどで行動時間に自由がない場合は厳しいかもしれません。
市内のAISの店舗
バンコクなど都市部には多くのAISのショップがあります。
無難なのはショッピングセンター(MBKやBIG-Cなど)です。ショッピングセンターなら間違いなくAISのショップがあると思ってよいでしょう。
都心部ならば空港ほどではないですが英語が通じる可能性があります。空港で購入できなかった方はAISのショップを探すことをお勧めします。
店舗で購入する場合はまずプリペイドSIMカードの種類を選ぶことになります。
店に「TRAVELLER SIM」が売っている場合はそれを購入するのがよいでしょう。599バーツ・299バーツ・49バーツのものがあります。特に299バーツのTRAVELLER SIMは多くの店舗で取り扱っているようなので、入手性が高いと思います。
TRAVELLER SIMが入手できなかった場合は、「4G NET SIM」「EASY FREE NET SIM」「SUPER PLAY SIM」のいずれかを購入してください。
AISショップで購入した場合は、SIMカードの購入に合わせてインターネットパッケージの申し込みやAPNの設定はお願いすればやってくれるかもしれません。
ただ、英語が通じない場合は苦戦する恐れがあります。自分でできるように準備をしておいた方がよいです。
なお、プリペイドSIMカードを買おうとした場合に、複数の同じパッケージを見せられる場合があります。これは電話番号を選んで、という意味です。特にこだわりがなければ適当なものを選べばよいです。
携帯電話ショップ/コンビニ
プリペイドSIMカードはAISの店舗以外でも購入可能です。
コンビニならばぼられる心配はないのですが、小さな携帯電話ショップの場合はぼられることもあります。サポートもありませんので慣れていな方にはなかなか難しいかもしれません。最後の手段と考えてください。
AISの店舗以外で買った場合は、AISの店舗などに行ってパスポート情報の登録が必要になります。
登録しなくても短期間なら使えるかもしれませんが、トラブルを避けるためAISの店舗で購入することをお勧めします。
有名どころではバンコクのMBKというショッピングセンターです。BTSのナショナルスタジアムから歩いてすぐになります。このショッピングセンターの3階だか4階には携帯電話ショップがずらっと並んでいます。
たいていの携帯電話ショップの店頭にはプリペイドSIMカードのパッケージが並んでいますので、自分でほしいプリペイドSIMカードを探して購入します。
「4G NET SIM」「EASY FREE NET SIM」「SUPER PLAY SIM」のいずれかを探しましょう。「EASY FEE NET SIM」が一番ベーシックなSIMのようなのでこれが一番入手性が高いと思います。
また、ファミリーマートでは「TRAVELLER SIM 299Baht」というものを販売しています。このTRAVELLER SIMならば入手性が高いかもしれません。
次に値段を確認しましょう。正規価格に上乗せして販売していることはざらにあります。
たいていはパッケージの上にシールが貼ってあり値段が書いてあります。これが正規価格と一緒ならOKです。+50バーツならまぁまぁ、+100バーツならぼられているのでやめた方がよいでしょう。
このような携帯電話ショップで購入した場合は、インターネットパッケージの購入やAPNの設定などは手伝ってくれません。自力で行う必要があります(このページの内容を参考にしてください)。
日本で購入する場合
実は輸入業者がいて日本でもAISのプリペイドSIMカードは購入することは可能です。
Amazonや楽天で「AIS SIM」で検索すると出てきます。値段はまちまちです。
いま調べたところ、TRAVELLER SIM 299Bahtが1100円で売っていました。タイで買う場合の1・2割増し程度ですので、現地で探す手間が省けることを考えると悪くないと思います
チャージ(TOP UP)
下記の方はこの項は読み飛ばしてOKです。
- 空港でプリペイドSIMカードを購入した方。
→店員さんがすべてやってくれるのでTOP UPは不要です。 - TRAVELLER SIM 299バーツあるいは599バーツを入手できた方。
→インターネットが最初から含まれているため、追加のTOP UPは不要です - SUPER PLAY SIMを入手した方
→7日間1GBのインターネットが含まれているため、追加のTOP UPは不要です
購入したSIMカードに十分なデータ量が含まれていない場合は、後述のインターネットパッケージを申し込むためにTOP UPする必要があります。
まずTOP UPする金額を決めます。これは後述のインターネットパッケージの一覧を見て、申し込みたいインターネットパッケージの価格+100バーツ程度としておきます。
+100バーツとするのは、電話する場合を考えてということもありますが、後述する有効期限の延長や、次回にタイに来た時にすぐにインターネットパッケージを申し込めるようにしておくためです。
AISの店舗で購入した場合
これは簡単です。SIMを購入するときにあわせて店員さんに「TOP UP Please」といって金額を書いた紙を見せましょう。
あとはその金額を払えば店員さんがやってくれると思います。
すでにSIMカウンターを離れてしまった場合は、近くの店員さんに「I want to top up」と相談してみてください。店員さんがTOP UP作業をしてくれるか、店舗内のセルフトップアップ機に案内してくれるはずです。
携帯電話ショップで購入した場合
プリペイドSIMカードを買ったお店で、「TOP UP Please」といって金額を書いた紙を見せてみてください。
運が良ければ店員さんがTOP UPしてくれます(数%の手数料を取られる場合もある)。
TOP UP方法として、店員さんの携帯電話の残高から移してくれる場合と、リフィルカード(スクラッチを削るとTOP UP用の数値が出てくるカード)を使ってTOP UPをする場合があります。
後者の場合はプリペイドSIMカード自体が必要なので、店員さんにプリペイドSIMカードを渡しましょう。店員さんの携帯電話にプリペイドSIMカードを差してTOP UP作業をしてくれます。
運が悪いとリフィルカードを売りつけられるか、拒否されます。この場合は後述するTOP UP方法を参照して自力でTOP UPする必要があります
インターネットパッケージの申し込み
下記の方はこの項は読み飛ばしてOKです。
- 空港でプリペイドSIMカードを購入した方
→ 店員さんがすべてやってくれるので自分でインターネットパッケージの申し込む必要はありません。 - TRAVELLER SIM 299バーツあるいは599バーツを入手できた方
→ 購入したSIMのデータ量以内の利用ならばインターネットパッケージに申し込む必要はありません。 - SUPER PLAY SIMを入手できた方
→ 購入したSIMのデータ量以内の利用ならばインターネットパッケージに申し込む必要はありません。
「49バーツのTRAVELLER SIM」「EASY NET SIM」「4G NET SIM」の様に十分なデータ量が付属していないSIMを購入した場合は、別途インターネットパッケージを申し込む必要があります。
全てのSIM用のインターネットパッケージ
インターネットパッケージは自分の滞在期間とデータ通信量を考えて選択します。
インターネットパッケージには音声との組み合わせや、速度制限があるものなどいろいろなバリエーションがあるのですが、ここでは一番シンプルなインターネットのみのものを紹介します。
2017年8月現在に利用できるパッケージは下記の通りです。
下記の価格には付加価値税(消費税)の7%が含まれていません。残高がぎりぎりの方は注意してください!
名称 | 通信速度 | 通信量 | 価格 (外税) |
期間 | 申し込み方法 | 超過時 | 自動 継続 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Internet Max Speed |
制限無し | 100MB | 9B | 24時間 | *777*70# | 従量制 | なし |
200MB | 15B | *777*71# | |||||
1GB | 65B | 3日間 | *777*7035# | ||||
1.5GB | 69B | *777*7036# | |||||
1GB | 90B | 5日間 | *777*7041# | ||||
1.5GB | 95B | *777*7042# | |||||
1GB | 99B | 7日間 | *777*746# | ||||
1.5GB | 109B | *777*7046# | |||||
1GB | 125B | 10日間 | *777*7051# | ||||
1.5GB | 135B | *777*7052# | |||||
1GB | 179B | 15日間 | *777*7056# | ||||
1.5GB | 189B | *777*7057# | |||||
2GB | 239B | 30日間 | *777*75# | ||||
Internet Non-Stop |
384Kbps | 無制限 | 79B | 7日間 | *777*7072# | – | |
1GB | 69B | *777*731# | 64Kbps | ||||
512Kbps | 無制限 | 89B | 7日間 | *777*7009# | – | ||
168B | 15日間 | *777*7099# | |||||
1Mbps | 99B | 7日間 | *777*7097# | ||||
300B | 30日間 | *777*7153# | |||||
4Mbps | 29B | 24時間 | *777*7149# | ||||
150B | 7日間 | *777*7154# | |||||
6Mbps | 34B | 24時間 | *777*7209# | ||||
189B | 7日間 | *777*7210# | |||||
4G 300Mbps/ 3G 4Mbps |
1500B | 30日 | *777*7156# | ||||
午前0~6時 は無制限 |
29B | 24時間 | *777*7152# | ||||
制限無し | 320MB | 49B | *777*1# | 64Kbps | |||
Internet Weekly |
384Kbps | 無制限 | 79B | 7日間 | *777*9036# | – | あり |
512Kbps | 89B | *777*903# | |||||
Internet 15days |
168B | 15日間 | *777*9042# |
以前よりのAISのインターネットパッケージはかなり安くなって(大容量化して)います。滞在期間にもよりますが、「5日間で95バーツのパッケージ (速度制限無しで1.5GB)」あたりを繰り返すのが使い勝手がよさそうです。
あるいは乗り継ぎなどの短期滞在の場合は「24時間15バーツ (速度制限無しで200MB)」のプラインも使い勝手がよいでしょう。
ただし、「Internet Max Speed」は通信量超過時は従量制となり残高がどんどん引かれることになるので注意してください。超過時が心配な場合は「24時間49バーツのパッケージ (320MBまで速度制限無し、超過時は64Kbps)」がよいでしょう。
使用したいインターネットパッケージが決まったら、通話アプリを立ち上げて申し込み方法に書いてある番号を入力して発信します。
申し込み成功するとSMSが送られてきますので、そのSMSを受信してからインターネットを使い始めてください。
TRAVELLER SIM用のインターネットパッケージ
TRAVELLER SIMを利用している場合は、専用のインターネットパッケージがあります。
表にすると下記の通りです。いずれも速度制限がなく、また、通信量超過時には64Kbpsに速度制限されるので安心だと思います。
名称 | 通信量 | 価格 (内税) |
期間 | 申し込み方法 | 超過時 |
---|---|---|---|---|---|
ON TOP INTERNET for TRAVELLER SIM |
160MB | 50B | 1日 | *777*7081# | 64Kbps |
1.5GB | 270B | 10日 | *777*7082# | ||
3GB | 690B | 15日 | *777*7083# | ||
使用したいインターネットパッケージが決まったら、通話アプリを立ち上げて申し込み方法に書いてある番号を入力して発信します。
申し込み成功するとSMSが送られてきますので、そのSMSを受信してからインターネットを使い始めてください。
4G NET SIM用のインターネットパッケージ
4G NET SIMを利用している場合は、専用のインターネットパッケージがあります。
表にすると下記の通りです。いずれも速度制限がなく、また、通信量超過時には128Kbpsに速度制限されるので安心だと思います。
名称 | 通信量 | 価格 (内税) |
期間 | AIS Wi-Fi | 申し込み 方法 |
超過時 |
---|---|---|---|---|---|---|
Non-Stop NET SIM Package |
1~6ヶ月目 1.5GB 7~12ヶ月目 1GB |
299B | 1ヶ月 (自動更新) |
利用可 (無制限) |
Web | 128Kbps |
1~6ヶ月目 4GB 7~12ヶ月目 2GB |
399B |
これらのインターネットパッケージの申し込みはWebから行います。
電話アプリによる発信で申し込めるコマンド(USSD)もあるようですが、公式サイト上は見つけることができませんでした
Webサイトにアクセスすると「Subscribe Now」というボタンがあるのでそれを選択します。
すると次のような画面となるので、「Confirm」を選択します。AISのMyAISにログイン済みの場合はこれで申し込み完了だと思います。
eServiceにログインしていない場合は下記の画面が表示されるので、AISの電話番号を入れるとワンタイムパスワードが送られてきます。
そのワンタイムパスワードを使ってログインすると、インターネットパッケージの申し込み(プロモーションの切り替え)完了です。
AIS側の設定が完了するとSMSが送られてきますので、そのSMSを受信してからインターネットを使い始めてください
月額インターネットパッケージ
日本の格安SIMのように金額により毎月決まったデータ量を使えるプランがあります。
これはインターネットパッケージを追加すると言うよりも、インターネット通信が含まれた月額プラン(タイ用語でプロモーション)に変更するという形になります。
そのため、プロモーション変更費用として申込時に10バーツの手数料がかかるほか、通話・SMS等の料金体系も変更となります。しかし、毎月自動継続されたり、AIS Wi-Fiが使えるなどのメリットもあります。
AIS Wi-Fiを利用する場合は「*388*1#」でユーザ名とパスワードを入手する必要があります
タイに長期滞在する方におすすめです。
名称 | 通信量 | 価格 (内税) |
期間 | AIS Wi-Fi | 申し込み 方法 |
超過時 |
---|---|---|---|---|---|---|
NET SIM | 1GB | 299B | 1ヶ月 (自動更新) |
利用可 (無制限) |
Webサイト | 128Kbps |
2GB | 399B | |||||
3GB | 499B | |||||
5GB | 699B | |||||
8GB | 899B | 384Kbps | ||||
14GB | 1099B |
これらのインターネットパッケージの申し込みはWebから行います。
電話アプリによる発信で申し込めるコマンド(USSD)もあるようですが、公式サイト上は見つけることができませんでした
Webサイトにアクセスすると「Subscribe Now」というボタンがあるのでそれを選択します。
あとは4G NET SIM用のインターネットパッケージと同様に申し込みを完了します。
AIS側の設定が完了するとSMSが送られてきますので、そのSMSを受信してからインターネットを使い始めてください
APNの設定
AISの店舗でプリペイドSIMカードを購入した場合は、店員さんがAPNの設定を行ってくれます。店員さんにスマートフォンを渡す際は「設定」→「言語と文字入力」→「言語の選択」を「英語」にしてから渡してあげてください。
携帯電話ショップでプリペイドSIMカードを購入した場合は自分でAPNの設定を行います。
Andoridの場合は「設定」→「ネットワーク設定」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」でAPN設定画面が開きますので、メニューボタンを押して「新しいAPN」を選択します。そして次のように設定します。名前の欄はAISなど適当に設定して大丈夫です。
APN | internet |
---|---|
ユーザ名 | なし (空欄のまま) |
パスワード | なし (空欄のまま) |
設定が終わったらメニューボタンを押して「保存」を選択します。するとAPNの一覧に先ほど作成したAPNがあるので、これを選択しておきます。
これでWiFiがオフになっていればステータスバーのアンテナアイコンに「LTE」「3G」「H」などのデータ通信が利用できることを示す文字が表示されるはずです。
その後の日々の利用
ここまでの手順でタイでモバイルインターネットができるようになったと思います。
あとはこのプリペイドSIMカードを活用していくだけです。また、タイリピータの方は同じSIMカードを使い続けたいということもあると思います。
以降はAISのプリペイドSIMカードを利用していくにあたって必要な情報を紹介します。
言語の変更
AISのプリペイドSIMカードを使っている場合に送られてくるSMS等を英語に設定する方法があります。
私は「*700」の自動音声メニューで四苦八苦しながら変更したのですが、調べたところ「*700#」で表示されるメニューで言語を変更できるとのことです。
手順は下記の通りです
- 通話アプリで「*700#」に発信する
- メニューが表示されるので「9」を入力して次のメニューに移動する
- 次のメニューが表示されるので「7」を入力して「Change preferred languaeg」を選択する
- 次のメニューが表示されるので「2」を入力して「English」を選択する
もちろんAISのお店に行って店員さんに「English please」といってスマートフォンを渡せば設定してくれると思うので頼むのもよいでしょう。
ステータス確認
AISのプリペイドSIMカードの状態を調べるには次のようなコマンドがあります。
確認したい内容 | 確認方法 |
---|---|
残高と有効期限 | *121# |
ボーナスの確認 | *121*1# |
通話ボーナスの確認 | *121*2# |
インターネットパッケージの状態 | *121*3# |
自分の電話番号 | *545# |
AIS Wi-Fiのユーザ名とパスワード | *388# |
下記が「*121#」の実行例です。
「*121#」の結果の画面で「9」を入力すると、ボーナスなどを確認できるので試してみてください。
TOP UP
AISはLINE PayでTOP UPできるようになりました。LINE Payによりタイ国外でも簡単にTOP UPすることができます。
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プリペイドSIMカードの残高が減ってきた場合はTOP UP(チャージ)を行って残高を回復させる必要があります。また、TOP UPすることによって、プリペイドSIMカードの有効期限も伸びます(伸び方はTOP UPの金額と方法で異なります)。
TOP UPの方法にはいくつかありますので、簡単に紹介しておきます。
タイにいるのならばAISの店舗等にあるセルフトップアップ機を利用するか、「コンビニのレジ」でTOP UPするのがお手軽かと思います。TRAVELLER SIMの説明書でもTOP UP方法としてコンビニのレジを取り上げています。
いずれの方法もTOP UPに成功すると、新しい残高と有効期限が書かれたSMSが送られてきます。
セルフトップアップ機でのTOP UP
AISの店頭に行くと液晶画面のついた機械 (セルフトップアップ機、Payment KIOSK)が置かれていると思います。
この機械を使うとトップアップすることができます。
まず最初の画面で、画面下でイギリス国旗を選んで英語に変えた後に、「TOP UP」のアイコンを選択します。
次にTOP UPする金額を選択します。
次はTOP UPする電話番号を入力します。ここで間違った番号を入力すると他人にTOP UPしてしまうことになるので、自分の番号を間違えずに入力しましょう。番号を入力したら右下の「OK」を選択します。
TOP UPする金額と電話番号が表示されるので間違えないことを確認して、画面下の支払い方法を選択します。
「Cash (現金)」と「Credit Card」がありますが、私の場合(20バーツの場合)には「Cash」しか選べませんでした。「Credit Card」を選べても日本のクレジットカードは使えない場合があるので、「Cash」の方が無難です。
あとはTOP UPで選択した金額を投入していきます。コインも使うことができます。
所定の金額を投入してしばらく待ちます。
下記のような画面になったら完了です。
コンビニや駅の入り口にもセルフトップアップ機があり、同様の手順でトップアップすることができます。しかし、セルフトップアップ機によっては2~3バーツほど手数料が取られる場合もあるので注意してください。
私が試したところでは、AISショップのセルフトップアップ機では手数料が取られませんでしたが、セブンイレブンの前にあったオレンジ色のトップアップ機では手数料が取られました。
コンビニのレジでのTOP UP
ローソン・CJ Express・Jiffy等のコンビニレジで「TOP UPプリーズ」「AIS」「金額(必要な金額のお札を渡せばOK)」を伝えます。TOP UP可能な金額は「50バーツ」「100バーツ」「300バーツ」「500バーツ」「1000バーツ」となってます。
TOP UPを依頼すると店員さんがレジの横にある端末で電話番号を入力するように言うので、間違えずに自分の電話番号を入力すればOKです。コンビニでは他のキャリアのTOP UPもできますので、「AIS」であることを必ず伝えてください。
電話番号は「*545#」で確認できますので、あらかじめ画面に表示させておきましょう。
以前はセブンイレブンでもTOP UPできましたが、2016年あたりからセブンイレブンは使えなくなったようです。
タイではセブンイレブンの店舗が非常に多いため、この方法が一番手軽だったので、この変更は残念です。
AISショップでのTOP UP
AISショップが近くにある場合は、AISのショップに行って「TOP UP please」といって金額を指定してください。電話番号を聞かれたら「*545#」で電話番号を画面に表示させてみせましょう。
あとは店員さんがやってくれます。自分で行う作業はありません。
ただ、最近はほとんどの店舗でセルフトップアプ機が導入されているようなので、多分セルフトップアップ機を使えと言われると思います。
リフィルカード/スリップでのTOP UP
携帯電話ショップやコンビニなどで「リフィルカード」というものが売っています。クレジットカードの半分ぐらいのサイズの紙で裏に削る部分がついています。削ると数値が出てきますので、
あるいは、Tesco Lotus・Big C・ファミリーマートなどの店舗では16桁の数値を記載したレシートのような紙(Code Slip)を発行してくれます。
「*120*」「16桁のリフィルカードの番号」「#」と続けて入力して発信するとTOP UPすることができます。
クレジットカードによるTOP UP → 日本のカードは使えません
AISのWebサイトのeServiceにログインすると、クレジットカードによるTOP UPのメニューがあります。
しかし、日本のクレジットカードを使用すると、決済を拒否されてしまいます。
このためタイのクレジットカードを持っていない場合は、クレジットカードでのTOP UPできません。
有効期限の延長
AISで有効期限を延ばすのはTOP UPするのが王道のようです。
DTACの「Day Giveaway」のように格安で有効期限を延ばす方法は見つけられませんでした。
4G NET SIM・SUPER PLAY SIMの場合、150B以下のTOP UPでは30日、200B以上のTOP UPでは60日の有効期限を延ばすことができます。
有効期限を延ばすのが目的の場合、10バーツをコツコツとTOP UPする手が使えるようです。
国際ローミング
AISのプリペイドSIMカードを日本を含むタイ国外で利用したい場合は、国際ローミングをオンにする必要があります。 国際ローミングのオンは「*125*1#」で行うことができます。
あるいは、AISのカスタマーサービス「1175 (2を選択すると日本語オペレータにつながります)」あるいはAISの店舗で国際ローミングをお願いすることができます。
国際ローミングが有効になると次のようなSMSが送られてきます。
日本でAISのプリペイドSIMカードを使ってもデータ通信料などはかなり高くなるのでメリットはありません。
しかし、国際ローミングが有効になったAISのプリペイドSIMカードをスマホに差すことによって、各種コマンドが使えるようになったり、AISからのSMSを受信できるようになります。
したがって、AISのe-Serviceにログインするためのパスワードが受信できるようになります。長くAISのプリペイドSIMカードを付き合っていく予定の方、国際ローミングをオンにすることをお勧めします。
まとめ
今回は2017年8月時点でのAISのプリペイドSIMカードの使用方法をまとめました。
2017年夏時点で調べられた内容を盛り込みましたが、AISはあまり使い込んでないので間違いがあるかもしれません。間違いやAIS側の変更などにお気づきの点がありましたら、コメント欄にお願いいたします。
次回はTrueMoveのプリペイドSIMカード情報についてまとめます。
コメント
SMS受信の関係で、日本へ帰国時のデータローミングoffとタイからのSMS受信可能かどうかは別ものということでよろしかったでしょうか。
よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
国際ローミングをオンにしないと、タイ国外でSMSの受診はできませんので、タイ国外でSMSを受信したい場合は必ず国際ローミングをオンにしてください。
データローミングとSMSは無関係です。
(国際ローミングをオフにしている場合は、データローミングのオンオフは意味がありません)
こんにちは
いつも情報いただいています
ありがとうございます
私は、参考にさせていただき、AISのSUPER SOCIALというSIMにしました。
きちんとは理解していないのですが、MAO MAO INTERNETのAdd Onは4G 500MBを24時間でというパッケージや、MAO MAO NON-STOPの4Mbpsパッケージは申し込めるが、3日間で1GBや1.5GBのパッケージは申し込めないとのことでした。
理由は新しいSIMだからだそうです。
AISのホームページでは、どのパッケージはOKで、どのパッケージはNGなのかは探せませんでした。
コメントありがとうございます。
回答がかなり遅くなってしまい申し訳ありません。
Add-onsパッケージのうち、速度制限のある「Internet Non-Stop」は申し込めたけど、速度制限のない「Internet Max Speed」は申し込めなかったと言うことでしょうか・・・
AISのサイトの「Conditions」を読んでも特に制限は書かれていないのですが・・・
こんどバンコクに行くチャンスがあったら試してみようと思います。
私の中途半端な理解としては、
まず、速度制限のある「Internet Non-Stop」はどのプランも申し込めるはず
速度制限のない「Internet Max Speed」は
24時間で500MBは申込可能
3日間で1GB申込不可
3日間で1.5GB申込不可
との回答を日本語を話すオペレーターから教えてもらいました。
しきりに、「お客様のSIMは新しいSIMですので」を言われましたので、SIMによって申込ができるプランとできないプランがあるのは間違いなさそうでした。
全てのプランの可否をオペレーターの方に聞くのは申し訳なかったので、自分が使いたいプランだけいくつか聞いて見たのが上記の結果です。
どこかにどのSIMは制限があるSIMで、どのプランが申込できないのか一覧表があれば良いんですけどね。
オペレーターの方はめんどくさがらず教えてくださいますし、対象外のプランは申込受付自体がされないので、自分がADD-ONしたいプランを順にコマンドで試してみて、SMSが帰ってきたら申込OKだったんだなと次回渡航時から理解しようと思ってます。
なるほど、、、
規則性がなくちょっと不可解ですね。
SUPER SOCIAL SIMだから制限があるのか、4G NET SIMのような他のSIMでも同じような制限があるか、気になるところです。
私もチャンスあれば試してみようと思います。
去年6月にTravelerSimを空港で購入。
定番Mobiletopupから期限延長して
10月訪タイ時に Maomao 7Days1.5Gをチョイス
次回のためにMPAYアプリにCASHIN
帰国してからmyAisでMPAYから10BずつTopupして
使用期限延長 現在2019/1/3となっています。
リピーターはMPAYアプリにCASHINが簡単だと思いますよ
過去、ヨーロッパ旅行、アメリカ旅行をした際に、こちらのブログを参考にさせていただきました。
ただ、実際には、時間をかけて予習したのに、現地で歩き回ってSIMカードの販売場所を探すのが非常に時間がかかり大変だった上に、かなりの出費にもなりました。観光に行ったのか、SIMカードを探しに行ったのかわからなくなるほどでした。
例:オランダのスキポール等の空港内ショップは夜8時に閉店してしまうので夜に到着すると空港で買えない。アメリカのラスベガス空港にあるというSIM自販機は見つからなかった。
東欧の街中では販売店が非常に少なく、場所を探すのに非常に苦労した。アメリカではラスベガスのホテルに聞いたところ、郊外の通信会社店舗まで行かないと買えないといわれ購入をあきらめた。
値段も高く、ヨーロッパではSIMカードの値段は1枚30ユーロ以上した。しかも国を移動すると、その都度新しく別のSIMを買わないと使えなかった。当然、そのたびに30ユーロ程度の出費が必要となった。
現地でSIMを購入するのは初心者には、かなりハードルが高かったです。
タイのように、空港だろうと街中の至る所にあるコンビニ等だろうと24時間簡単にSIMカードが買え、しかも値段も50バーツ前後と安く、トップアップも簡単でインターネットパッケージプランの種類も多く、かつ安い、SIMカードの維持方法も容易といった国は、国際的にみれば例外中の例外ですね。
ところで、私のような初心者向けに、極めてハードルが低く、便利で、安く、ネット上の評判も上々な、AISの「SIM2Fly」の存在を、最近知ったのですが、読者数の多いこちらのブログで紹介されますと、海外旅行に出かける初心者は、上記の私のような苦労をせず、大助かりなのではないかと思います。ご検討ください。
AISの「SIM2Fly」とは、簡単にいうと、次のようなSIMカードです。(評判が良いので、最近になってTruemoveとDTACが、類似商品を投入しましたが、2年近く先行しているAISの方が使いやすいようです。)
もともと、タイ在住者向けに企画されたもので、タイ在住者がタイ国外に旅行する際に、スマホにこのSIMカードを挿すだけで簡単に使用でき、値段も定額で極めて安いローミングSIMカードである(日本の通信会社と同じようにAISも、以前から海外ローミング制度を有していたが、利用料金が高かった。日本でも「パケ死」が問題になりましたね。最近日本でもパケ放題といった新商品が発表されていますが、SIM2Flyはそれとは比較にならないほど安いです。)
タイ在住者でなく、日本に住む日本人でも、日本のアマゾン等からタイ国内で購入するのとあまり変わらない安さで購入できるので、日本人が、欧州、アメリカ、アジア、インド等に海外旅行に出かける場合にもSIMフリースマホで便利に利用することができる。(しかも、アマゾンから買うとパスポート登録不要という。)
このSIMカードは使い捨てではない。トップアップすれば有効期限が、一般のSIMと同様に、最終トップアップから最大1年後まで伸ばすことができる。(トップアップを繰り返せば、実質、無限)
トップアップして、必要な残高を確保しておけば、次に、また日本から海外旅行に出かける場合に、目的地に到着したらダイヤルアプリを起動して、目的国と滞在期間にあったSIM2Fly用のUSSDを送信すれば、旅行中にまたSIMカードを使用することができる。その後、何回、海外旅行に出かけても、必要残高がある限り、そのたびに同じように操作すれば繰り返し使用することができる。
一般SIMと同様に、日本にいながらトップアップすることも可能。
SIM2Flyは「アジア旅行用」と「全世界用」の2種類が販売されているが、SIMカード自体は同じもので、プリインストールされているインターネットパッケージの対象エリアが違うだけなので、初回に旅行する目的国にあった方を買っておきさえすれば、次回の旅行からは目的国がどこであろうと(AISの提携国である限り)、必要なUSSDを送信するだけで、どちらのSIMでも使える。(たとえば、初回、香港・マカオ旅行用にSIM2Flyアジア用と表示されたSIMカードを購入した場合でも、次回ヨーロッパ旅行、次々回アメリカ旅行をするなら、そのアジア用SIMのままで、必要な「全世界用」USSDを送信すれば欧米でも使える。)
AISがSIM2Flyで提携している対象国は、日を追って増加している。
使用できるのはタイ国外に限られるわけではなく、タイ国内でも、タイ国内用の一般のUSSDを送信すれば、一般のSIMと同料金で使用できる。(つまり、一般のSIMカードでInternational RoamingをオンにしてもらったSIMカードにすぎない、AIS側で専用サーバーを用意しているだけ。)
結局、タイ国内を含む世界の多くの国で極めて安く利用できる便利なSIMカードである。現時点では、海外旅行初心者にとって、世界最強のSIMカードだと思います。
日本もご多分に漏れず相当遅れた国で、訪日外国人が日本に到着してから、日本旅行中に使えるSIMカードを日本で調達するのが本当に大変な国です。
日本の主要空港には、最近訪日外国任用のSIMカード自動販売機が設置されたが、数が少なく発見しにくい。値段も、SIMカード自体が3000円プラス消費税に、通信料が加わり、非常に高い。個人(パスポート)登録制度がないので、ネット利用だけができて、通話は認めていない。(日本人が通話SIMを購入したい場合、写真付き運転免許証・番号等を登録しないと売らないのと同じ理由)SIMは当該旅行1回限りの使い捨てで無駄。
街中で訪日外国人用にSIMカードを販売している場所は非常に少なく(とくに、地方では皆無?)、短期旅行中に購入場所を探して購入することは、まず無理です。
なお、街中で外国人旅行者が使える無料Wifiはほとんど存在しないか、使用方法が難しい。(観光で移動中は、利用不可能)
それにひきかえ、タイのAISのSIM2Flyおよび、TruemoveとDTACの類似商品は、意欲的ですね。タイ在住者が海外旅行する際には、日常的に使っているポストペイドのSIMで高額料金を支払って海外ローミングをするのではなく、パケ死する心配のないAISのSIM2FlyプリペイドSIM等を買って出発すれば、世界中の多くの国で、なんの心配もなくスマホを使えるのですから、世界でも最も恵まれた国民ではないでしょうか。
しかも、このSIMカードは、タイと関係のない日本在住の日本人が日本から出発して海外旅行する際にも、アマゾン等から購入して使用することを認めているって、なんと開放的な政策の国なんでしょう。ネット利用だけでなく、通話もできちゃいますし。(ただし国際通話扱いの通話料金が必要。それでも、日本の通信会社の提示する国際通話料金よりは遥かに安いですけどね。)
日本人が海外旅行に出かける際に、たかだか2000円前後の安い料金で便利に利用させてもらっている人が続出しているというのもわかる気がします。1度使えば手放せなくなりますよ。
日本の通信会社は、サービスや料金面で、タイの通信大手3社を見習うべきだと思いますが、顧客サービスよりも自社の利益優先なのでしょうね。
各国でSIMカードを現地調達する場合、ことばの問題も大きいですよね。SIMを販売しているショップを苦労して見つけても、ショップに英語を話せる店員さんがかならず居るという保証はないし、居たとしてもこちらの英語力も相まってコミュニケーションをとるのが難しいことも。
さらに、読めない(英語以外で書かれた)現地語の申込書に記入を求められたり、専用のAPN設定をしてくれなかったり、現地調達は初心者にとってハードルが高すぎます。
また、値段ばかり高くて、使用可能なネット容量は500MB~1GB くらいしかなく、残量を気にしながら遠慮がちに使わざるを得なかったり。
その点、AISのSIM2Flyなら、言葉の心配もなく、旅行出発前に日本にいながらに購入できるので目的地の空港に到着後即座に利用開始できる、現地で観光時間を削ってショップを探し、拙い英語で会話しながらSIMカードを購入するといった無駄な努力をする必要がない(観光に専念できる)、値段も安くて、ネット使用容量も十分で、さらにはトップアップして残高を十分に保有しておけば、旅行中に万一ネット使用残量がなくなってしまっても、USSD送信で瞬時に追加購入も可能、複数国を周遊する場合であっても別の国に移動しても(対象国である限りは)何もせずに同一SIMを連続して利用できる、と、SIM2Flyは、初心者にとってほとんど言うことなしではないでしょうか。
このブログで初心者向けにSIM2Flyを紹介されないのは、海外旅行に不慣れな読者にとっては、非常に残念なことかと思われます。ブログ主様がブログに記載されたとおりに各国でSIMカードを調達するのは、初心者にとっては一般に、ハードルが高すぎるからです。
多数の読者のために、ぜひ、ご検討ください。
(もちろん、AIS、Truemove、DTACのタイ在住者向け海外旅行用SIMのいずれでも対象国になっていないようなマイナーな国に旅行する場合には、依然として現地調達等を考えなければいけませんので、そのような国の場合は、このブログの過去記事を参考にさせていただくことになります。)
コメントありがとうございます。
SIM2Flyは聞いたことはあるのですが使ったことはありません。
以前、国際ローミング対応のSIM(HanaCell)やモバイルルータ(Glocalnet)を試したことがありますが、確かに空港について電源を入れるだけで使えるというのは楽ですね。
まあ、私は現地SIM調達も旅行の一環として楽しんでいるということもありますが・・・
Amazonで買えるとのことなので、今度対象国に行くときは試してみたいと思います。
ただ私が結構マイナーな国に行くのでなかなかチャンスがないのが悩みです。
一般のAISのSIMカードを所有している人なら、International Roamingをオンにしてもらい、必要残高をトップアップし、SIM2Fly用のUSSDを送信すれば、新たにSIM2Fly用のSIMカードを購入しなくても(つまり、AISのSIMカードを一般用、SIM2Fly用と2枚持たなくても)タイ以外の国でも、SIM2Flyカードと同じようにAISのSIMカードを使用できるのではないか?
ネット上には、そのような使用(成功)報告は見当たりません。タイ国内外におけるSIM2Fly SIMカードの繰り返し使用については、多数のブログで報告されていますのに。
ただ、5ちゃんねるの書き込みには「できる」と「できない」の両方があって、5ちゃんねるですから、いずれも根拠を示していません。
機会があれば、一般SIMで実際にSIM2Fly用USSDを送信する実験をしてみて、結果を報告したいと思います。(SIM2Flyは、タイから見て海外である日本でも使えるものですから日本でも実験可能なはずです。実際、タイ在住者が旅行で来日する際にSIM2Fly SIMカードを利用していると聞いています。しかし、できれば海外旅行の際に実験したいと思っています)
情報ありがとうございます。
手元にローミングを有効にしたAIS(one-2-call)のSIMカードがあるのですが、残高が9バーツしかありません。
試しにSIM2FlyのUSSDの「*111*356#」を試したところ、「残高不足 (your balance is insufficient…)」と表示されました。
これだけ見ると残高があれば申し込めそうな雰囲気ですが・・・
AISは日本のクレジットカードでTOP UPできないのが不便なんですよね。
2018/03/08時点、タイを旅行中です。
入国時maxspeed1.5G7dayを、申込しましたが、使用量オバー時点に、AISからのSMSで、max Speed 2G 5day 99Bを、薦める連絡が来まし。*777*7029#です。
数年前購入した、4G FREEDOM simは、sim内のアドレスは英語版でしたが、昨年購入した友人のは、タイ語版になっていました。外国人は使うなみたいな、感じです。
情報ありがとうございます。
AISのSIMは空港以外で買うと言語がタイ語なのがデフォルトだったと思います。
そして一度英語に変更してもなんかの拍子(未だ条件わからず・・・)でタイ語に戻ってしまいます。
地道に英語に戻すしかなさそうです。
日本のカードでトップアップできませんが、
Mobile topup というサイトからは可能ですね。
時々使ってますが、トラブルになったことは無いです。
コメントありがとうございます。
AISは日本のクレジットカードが使えないのが残念ですね。
ただ、最近、AISはLine Payをサポートをしたので、事実上日本のクレジットカードで決済できる様になりました(在タイ時に確認しました)。
まだ日本でLine Payが使えるかどうか試していませんが、Line Payが使えればこれがベストな気がします。
Amazonで購入したAIS Traveller SIMで、日本からLinePayを使って問題なくTopUp出来ました。
10バーツから40バーツの少額に分けて数回行いましたが、その都度、有効期限も延長出来ました。
手数料等が取られているかは分かりませんが、クレジットの請求額をみると1バーツが3.4円程度なので、取られていてもそう大きくはなさそうです。
[…] タイでプリペイドSIMを使う その66: AISの情報を総まとめ! 2017年夏版 […]
凄い質・量の情報を有難うございます。ひょっとしたらどこかと重複になるかも知れませんが、ここで教えて下さい。今度初めてAIS Traveller SIMを試してみる予定です。それで、タイ現地でその私の携帯から、国際ローミングしているドコモ携帯所持の同行者に電話するとき、日本での相手の番号通りでいいのでしょうか?そしてその時、通話料金は
私が1Baht/分、相手が¥155/分で合っていますか?また、逆の場合、相手からの番号は私のAIS電話番号のまま、料金は相手が¥75/分、私が無料、でしょうか?これ正しいですか?宜しくお願い致します。
コメントありがとうございます。
■タイ国内・タイの携帯→タイ国内・ドコモの携帯
国際電話になります。タイの携帯からドコモの番号に発信するには「日本の国番号(+81)」を頭につける必要があります(また、先頭の「0」は除去する必要があります。
例えば090-1234-5678にかけるなら、+81-90-1234-5678となります。
料金は、タイの携帯は日本への国際電話料金、ドコモの携帯は国際ローミングの着信料金がかかります。
■タイ国内・ドコモの携帯→タイ国内・タイの携帯
国際電話になります。ドコモの携帯からタイの番号に発信するにはタイの国番号(+66)を頭につける必要があります。また、先頭のゼロを取り除くのは上記と同様です。
料金は、ドコモ携帯は国際ローミングの発信料金、タイの携帯は無料です。
料金については、間違えると申し訳ないので、AIS・ドコモのサイトでご確認ください。
ドコモのローミング料金はべらぼうに高いので、LINEやSkypeを活用されると良いと思います。
料金については検索を間違えると
私の認識が違っていましたね。的確で詳細なご返信、有難うございました。現地でこのシチュエーションがあり得るので、どうしても引っ掛かっていました。AIS SIM端末同士ならそのままの音声通話がgoodでしょうが、日本のキャリア携帯の同行者にはやはりLINE電話とかにすべきですね。ほんと、日本キャリアのローミング料金は暴力的に高いですものね。お陰様で、タイでAIS SIMを滞りなく使える自信がつきました。本当に感謝しています。有益なブログを見せていただいて有難うございました。
2018/10/10 にドンムアン空港でAISの Traveller SIM 299 BAHT(3GB) を入手し5日間使いました。
購入直後にAISからたくさんのメッセージが届いたのですが、その中に(良い意味で)「聞いてないよ」と言いたくなることがありました。キャリアから届いたメッセージはちゃんと読んだほうがよさそうです。
1. “Free Internet max speed 6GB 8 Days has been activated.”
なんでこんなに太っ腹なんでしょう。しかし6GBも使いませんが。
2. “3G Free AIS SUPER WiFi 7 days has been activated.”
“Select WiFi “AIS SMART Login”.Setting Dial 3883# Username….”
指定番号をダイヤルしてユーザ名(電話番号)と送られてきたパスワードを入力したら Wi-Fiを使えるようになりました。土曜日午後に激混みの Siam Paragonおよび Central World/伊勢丹 で実測値2-4Mbpsの速度が出ていたので、なかなか使えるサービスだと思います。
Wi-Fi利用に関しては、SIMのパッケージにも店頭にも表示がなかったのですが、AISのサイトに掲載されていました。 なんで 599 BAHT のほうには Wi-Fi が使える旨の記載がないのか謎です。
http://www.ais.co.th/travellersim/