今回は中華タブレットメーカーChuwiの新製品を紹介します。
紹介するのは小型のゲーミングPCでであるChuwi HiGameです。
2018/12/23 追記
メーカーのご厚意によりHiGameを使ってみることができました。下記記事を参照してください。
Chuwi Hi Gameとは
今回紹介するのは中華タブレットの大手メーカーであるChuwiのコンパクト・ハイパフォーマンスPCです。
この製品の第一報は2018/05/11にこのブログでも紹介しました。
この製品の特徴はなんといってもコンパクトなボディにLabe Kake-G Core-i7/5プロセッサーを搭載しているです。
Kabe Lake-GはGPUを統合したCPUです。
CPUに統合するためのGPUといえば、性能はそこそこでオフィス用途用とイメージが強いかと思います。しかし、Kabe Lake-GのGPUは2台GPUメーカーの一つAMDのRadeon RX Vegaになります。
このKabe Lake-GこそがChuwiがこのコンパクトPCを「Gaming PC」と推している理由です。
詳細なスペックが公開されたので紹介しておきます。
外観 | カラー | スペースグレー | |
---|---|---|---|
素材 | 金属 | ||
フォームファクタ | Mini | ||
サイズ | 173×158×73mm | ||
重量 | 1300g | ||
プロセッサ | CPU | 第8世代 Intel Core i5-8305G | 第8世代 Intel Core i7-8709G |
プラットフォーム | Kabe Lake-G | Kabe Lake-G | |
プロセス | 14nM | 14nM | |
コア/スレッド | 4コア/8スレッド | 4コア/8スレッド | |
ベースクロック | 2.8GHz | 3.1GHz | |
最高クロック | 3.8GHz | 4.1GHz | |
グラフィック | モデル | Radeon Rx Vega M GL | Radeon Rx Vega M GH |
アーキテクチャ | Vega M | Vega M | |
ユニット数 | 20 | 24 | |
ベースクロック | 931MHz | 1063MHz | |
最高クロック | 1011MHz | 1190MHz | |
メモリ帯域 | 179.2GB/s | 204.4GB/s | |
キャッシュメモリ | 4GB HBM2 | 4GB HBM2 | |
メモリ/ストレージ | メモリ | 8GB DDR4-2400×1 | |
拡張メモリ | SO-DIMMスロット×2 (最大32GB) | ||
ストレージ | 128GB M.2 SSD | 256GB M.2 SSD | |
拡張ストレージ | M.2 22×42/80 × 1 2.5インチ SATA3×1 |
||
I/O | USBポート | USB3.0×5 | |
Thunderbolt 3 ポート | Thunderbolt 3×1 (USB Type-C) | ||
HDMIポート | HDMI2.0×2 (最大4096×21560@60Hz) | ||
Displayポート | DisplayPort 1.3×2 (最大4096×21560@60Hz) | ||
LAN | 100/1000Mbps Ethernet×1 | ||
マイク | 1 | ||
ヘッドフォン | 1 | ||
電源 | 19V/9A DC入力 | ||
ネットワーク | Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac | |
Bluetooth | Bluetooth 4.2 | ||
OS | Windows 10 Home 64bit | ||
先行予約価格 (Early Bird価格) |
899ドル | 1099ドル |
商品のイメージは下の動画を見るとわかりやすいでしょう。
Chuwi Hi Gameの特徴
Chuwi Hi Gameの特徴をアイコンで示したのが下記の図です。
コンパクトながら、高機能と拡張性を備えている、というのがいいたいことなのだと思います。
やはり最大のウリはゲームに対応したグラフィックス性能です。
PCのグラフィックプロセッサの性能というと、nVidiaとAMDのツートップで、IntelのCPU内蔵GPUはイマイチというのが定説です。
Intelもそれを自覚しているのか、第8世代のCoreプロセッサの1モデルと登場したのが、AMDのRadeon Rx Vegaを内蔵したCPUです。
AMDといえばCPUではIntelの最大のライバルです。そのライバル会社のGPUを採用するということで、驚きのニュースになったことを覚えているかもしれません。
この名を捨てて実を取る作戦(?)で生まれたKabe Lake-Gを搭載することで、Chuwi Hi GameはゲームPCとしてだけでなく、グラフィックスワークステーションとして活用することができます。
例えば、CINEMA 4Dのような高機能なコンピュータグラフィックスソフトウェアを使うデザイナーもChuwi Hi Gameを利用できるかもしれません。
私としては、最大5台のマルチディスプレイに対応していることから、オフィス用PCとしても有力ではないかと思っています。
また、高機能なCPUは、ブロックチェーンやマイニングにも活用できるようです。
コンパクトな筐体なので複数並べて処理をさせるというのも良いかもしれません。
もちろん、マイニングのような処理をさせなければ、消費電力はぐっとさえることができます。オフィス用途では消費電力が低い方が重要かもしれません。
Indiegogoで受付中!
ここまで紹介してきたChuwi Hi GameはクラウドファンディングサイトのIndiegogoで受付を開始しています。
現在はEarly Birdというステージです。いわゆる先行予約と考えてよいでしょう。
このEarly Birdとして参加すると、Core i5版が30%オフの899ドル、Core i7版が26%オフの1099ドルで入手することができます。
それぞれ300台限定となっています。
プロジェクトのタイムラインは次の通りです。
現在は「Launch On INDIEGOGO」というところです。
いま募集しているEarly Birdとして参加すると一般販売(Retail Distribution)より1ヶ月前に入手できることができます。
最新の製品を安く・早く手に入れたい方はEarly Birdを活用しましょう。
まとめ
今回は中華タブレットメーカーがChuwiが企画するゲーミングPCのHi Gameについて紹介しました。
Chuwi Hi Gameはコンパクトなボディに最新のCPUを搭載して、ゲームのみならずグラフィックスワークステーションとしても活用できる魅力的なPCです。
クラウドファンディングサイトのIndiegogoではEarly Birdとして先行予約を受け付けています。Early Birdでは30%オフで入手できますので、是非チェックしてみてください。
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