中華スマホRedmi Note 4で遊ぶ その16: デュアルSIMを試す

中華Androidスマホ
スポンサーリンク

前回はRedmi Note 4で使用している周波数バンドを調査する方法を紹介しました。

今回はRedmi Note 4に二つのSIMを指したらどうなるかを調査したいと思います。

今回使用しているRedmi Note 4 (64GBモデル・シルバー)は海外通販サイトEverBuying(閉鎖)から提供していただきました。

2019/03/02時点のRedmi Noteシリーズの最新機種は、Redmi Note 7となります。Redmi Note 7のGloval Versionは海外通販サイトGeekBuying239.99ドルで販売しています。

GeekBuyingでの注文方法については、下記ページを参照してみてください。

海外通販ガイド: GeekBuyingでの買い方を紹介!
中国の通販サイトであるGeekBuyingの使い方について紹介します。 GeekBuyingはスマートフォンやノートPC(特にUMPC)に強く、GearBest・Banggoodの対抗馬となるサイトだと思います。中華ガジェットを買うときには、GeekBuyingも確認してみるとよいでしょう。

既に後継機種のRedmi Note 7が発売されているので、いま買うならRedmi Note 7がおすすめです。

スポンサーリンク

使用するSIMカードと環境

Redmi Note 4はデュアルSIMに対応しています。

SIMカードのサイズは、マイクロSIMカードとナノSIMカードのそれぞれ1枚を同時に装着することができます。マイクロSIMカード側が「SIM 1」、ナノSIMカード側が「SIM 2」として認識されます。

今回は下記のプリペイドSIMカードを用意しました。

  • タイのDTACのSIMカード。サイズはマイクロSIM。
  • ウズベキスタンのUcellのSIMカード。サイズはナノSIM。

カードの選択の理由は今回は手元にあってアクティブなプリペイドSIMカードがこのSIMカードだったからです。

また、Redmi Note 4については、 公式ROMではなくxiaom.euのカスタムROMを利用しています。

スポンサーリンク

DTACのマイクロSIMカードの一枚差し

まずはタイDTACのマイクロSIMカードのみを装着してみます。

1分程度まつと電波をつかみます。つかんだのはドコモの3Gでした。もちろんローミングなので「R」マークがつきます。

ドコモの3Gに接続

前回紹介したほうほうでバンドを調べると、バンド1となっていました。

使用している周波数

「Settings」→「SIM cards & mobile networks」に「DTAC TriNet」というメニュー項目が現れて挿入したSIMに関係する設定ができるようになります。

SIM1をdtac TriNetと認識した状態

ここで「Mobile networks」を選択して「Choose automatically」の部分をタップすると、接続するネットワークを検索させることができます。タップした後は、2・3回確認が出ますが「Next」や「OK」を選択すればネットワークの検索が始まります。

接続先を手動検索

検索した結果、

  • ドコモの3G
  • ドコモの4G
  • ソフトバンクの3G
  • ソフトバンクの4G
  • KDDIの4G
  • ワイモバイルの4G (SoftBank AXGP Network)
  • ワイモバイルの4G (元イー・モバイルの4G)
  • UQのWiMax2+

が見つかりました。ちゃんとLTE(4G)で通信ができることがわかります。

手動検索した結果

調べてみると、Softbank AXGP NetworkとUQ WiMax2+はバンド41のTDD LTEのようです。Redmi Note 4のTDD-LTEが機能していることが分かります。

また、ネットワーク名のあとに「forbidden」とついているネットワークはこのSIMカードでは接続が許されていません。しかし、「forbidden」となってなくても接続できるは限りません。

試したところ「4G」はいずれも接続することができませんでした。どうやら日本のキャリアはLTEのローミングは許可していないのようです。

「4G」を選ぶと「Registered」と出ますが、実際には3Gでつながっていました

ここで「Softbank 3G」を選べばソフトバンクのネットワークにも接続することができます

ソフトバンクに接続した状態

ソフトバンクの3Gの場合はバンド8での接続となりました。

使用している周波数

UcellのナノSIMカードの1枚差し

今度はウズベキスタンのUcellのナノSIMカードのみを挿入してみます。

最初につかんだのはSoftbankの3Gでした。

ソフトバンクに接続している状態

「Settings」→「SIM cards & mobile networks」を開くと、「SIM 2」のメニューが「Ucell」となっています。

SIM2をUcellとして認識している状態

DTACの場合と同じように「Mobile netorks」からネットワークを検索するとDTACのSIMカードを差した場合と同様に

  • ドコモの3G
  • ドコモの4G
  • ソフトバンクの3G
  • ソフトバンクの4G
  • KDDIの4G
  • ワイモバイルの4G (SoftBank AXGP Network)
  • ワイモバイルの4G (元イー・モバイルの4G)
  • UQのWiMax2+

が見つかりました。SIMスロットの違いにより通信能力の違いはないようです。

手動でネットワークを検索した結果

DTACのときと比べ「forbidden」がついていないネットワークが増えていますが、これはUcellのほうがひろくローミング提携しているのではないかともいます。

また、DTACのときと同じく、4Gについてはいずれも利用することができませんでした。

なお「NTT DOCOMO 3G 」を選択するとドコモのネットワークに接続することができます。

ドコモに接続した状態

DTACとUcellの2枚差し

それぞれのSIMカードが動くことを確認したところで、このSIMカードの両方を装着してみます。

SIM2枚

SIMカードを挿入してしばらく待つと、見事に2枚とも電波をつかみました。SIM1(DTAC)がソフトバンクの3Gを、SIM2(Ucell)がドコモの3Gをつかんでいることが分かります。

ドコモとスフとバンクに同時に接続した状態

「Settings」→「SIM cards & mobile networks」をみると、SIM1に「dtac TriNet」・SIM2に「Ucell」に認識していることが分かります。

dtacとUcellの両方を認識している状態

2枚差し時の通話

2枚のSIMカードが認識された状態で通話アプリを立ち上げると、画面下の通話ボタンが「dtac TriNet」と「Ucell」に分かれていることが分かります。

通話アプリでのSIMの選択

このように通話時に使用するSIMを選べるようになります。異なる通話プランのSIMカードを差している場合などは便利だと思います。

通話用SIMを決めている場合には「Setting」→「SIM cards & mobile networks」の「DEFAULT SETTINGS」にある「Dial」を選択します。

通話に使用するSIMの選択

これで通話に使うSIMカードを選択することができます。

通話に使用するSIMの選択

と思ったのですが、ここで選択しても通話アプリの画面には「dtac TriNet」と「Ucell」の二つが表示されたままでした。

日本のSIMと海外のSIMの2枚差しのときなどに、間違ったSIM(通話料金が高いSIM)を選ばないように注意が必要そうです。

2枚差し時のデータ通信

2枚のSIMカードが認識した状態でのデータ通信は、いずれか一方のSIMのみで行うことができます。両方のSIMを使って同時に通信をして速度2倍、というようなことはできません。

データ通信に使用するSIMは「Setting」→「SIM cards & mobile networks」の「DEFAULT SETTINGS」にある「Internet」で設定します。

データ通信に使うSIMの選択

これでデータ通信に使うSIMを選択することができます。

データ通信に使うSIMの選択

LTE対応SIMの利用

ここまでやって気になるのはドコモのSIMなどLTE対応のSIMを入れたらどうなるか、ということだとおもいます。

諸般の事情によりスクリーンショットなどを載せるのははばかられますので、私の実験した結果だけお知らせしておきます。

装着したSIM つかんだ電波
SIM1 SIM2 SIM1 SIM2
LTE対応SIM 海外SIM LTE(4G) or 3G 3G(ドコモ or ソフトバンク)
海外SIM LTE対応SIM 3G(ドコモ or ソフトバンク) LTE(4G) or 3G
LTE対応SIM LTE対応SIM LTE(4G) or 3G LTE(4G) or 3G

注意が必要なのは「4G(LTE) or 3G」の部分です。

これは「Settings」→「SIM cards & mobile networks」の「DEFAULT SETTINGS」にある「Internet」で、データ通信用のSIMとして選択した場合のみに4Gで接続することができます。

データ通信用のSIMとして選択できるのはSIM1・2のいずれか一方なので、両方とも4Gで接続することはありません。

しかし3Gでつながっているれば通話はできますので実用上は問題ないと思います。

既に後継機種のRedmi Note 7が発売されているので、いま買うならRedmi Note 7がおすすめです。

Xiaomi Redmi Note 7 Global Version (ブラック) - 6.3インチ / 4GB RAM / 64GB ROM
2019/03/02時点の取り扱いはGeekBuyingのみで価格は239.99ドル!
Xiaomi Redmi Note 7 Gloval Version (ブルー) - 6.3インチ / 4GB RAM / 64GB ROM
2019/03/02時点の取り扱いはGeekBuyingのみで価格は239.99ドル
Xiaomi Redmi Note 7 (ブラック) - 6.3インチ / 4GB RAM / 64GB ROM
2019/03/02時点の最安値はGeekBuyingの229.99ドル! 次点はBanggoodの239.99ドル!
Xiaomi Redmi Note 7 (ブルー) - 6.3インチ / 4GB RAM / 64GB ROM
2019/03/02時点の最安値はGeekBuyingの229.99ドル! 次点はBanggoodの239.99ドル!
Xiaomi Redmi Note 7 (ゴールド) - 6.3インチ / 4GB RAM / 64GB ROM
2019/03/02時点の最安値はGeekBuyingの229.99ドル! 次点はBanggoodの244.99ドル!
Xiaomi Redmi Note 7 (ブラック) - 6.3インチ / 6GB RAM / 64GB ROM
2019/03/02時点の最安値はGeekBuyingの269.99ドル! 次点はBanggoodの289.69ドル!
Xiaomi Redmi Note 7 (ブルー) - 6.3インチ / 6GB RAM / 64GB ROM
2019/03/02時点の最安値はGeekBuyingの269.99ドル! 次点はBanggoodの285.69ドル!
Xiaomi Redmi Note 7 (ゴールド) - 6.3インチ / 6GB RAM / 64GB ROM
2019/03/02時点の最安値はGeekBuyingの269.99ドル! 次点はGearBestの309.99ドル!

まとめ

今回はRedmi Note 4のデュアルSIM機能を試してみました。

二つのSIMが電波をつかんだでちゃんとデュアルスタンバイとして機能していることが分かると思います。LTE(4G)をつかむのはデータ通信用に設定しているSIMのみで、もう一方のSIMは3G接続になりますが、3Gのほうは通話用となるので特に問題ないと思います。

次回はRedmi Note 4をしばらく使った感想を紹介したいと思います。

コメント

  1. redmi 4 pro より:

    はじめまして。
    色々と調べている内にこのサイトにたどり着きました。
    質問なのですが、現在私はredmi 4 proを使用しています。
    そこで、会社用のソフトバンク通話のみsimとソフトバンクの黒simのデュアルにして2台持ちから1台にまとめようと思っていました。
    しかし、どちらも単体では使えるのですが、同時に入れると通話のみのsimが認識はされていますが電波は×で通話ができない状態になります。softbank3gの表示もなしです。
    何か設定などで解決できるものなのでしょうか?
    それともソフトバンクsim2枚だと何か不具合が起こり利用できないのでしょうか?
    もし解決方法がお分かりになるのであればぜひ教えていただければと思います。

    • scratchpad より:

      コメントありがとうございます。

      Redmi Note 4とRedmi 4 ProではCPUが違うのであまり参考にならないと思います。
      また私はソフトバンクのSIMは使ったことがありません。

      Redmi 4 ProはSIMを2枚指したときに両方ともLTEが使える機種でしょうか?
      それとも片方は3Gになるタイプでしょうか?
      もし後者であれば、SIMを1枚装着した時に3Gを使えるかどうかを確認したらいかがでしょうか?
      設定メニューから、使用するネットワークタイプを設定できたはずです(ROMによって違いますが、WCDMAのみとか選べないでしょうか)

      また、SIMを2枚装着した場合は、どちらのSIMを通話に使うか、データ通信に使うかを設定メニューで選択できるはずです。
      正しく選択されているでしょうか? 例えば通話のみのSIMをデータ通信に使うような設定だといろいろまずそうです。

  2. redmi 4 pro より:

    返信ありがとうございます。

    redmi 4 proは3g/4gだと思います。
    両方とも単体では問題なく使えます。
    sim1に通話sim、sim2に黒simを装着して、両方で通話したいので通話は設定なしにして、データ通信を黒simに設定すると通話simが×になります。
    データ通信を通話simに設定すると問題なく両方の電波が立ち、両方通話することができます。しかしデータ通信の契約をしていない通話simにデータ通信の設定をしているため、この設定ではインターネットはできません。
    ここの問題がクリアできれば1台で運用できるのですが、、、。

    何か思い当たることがありましたらアドバイスよろしくお願いいたします。

    • scratchpad より:

      返答が遅れて申し訳ありません。

      私が気にしていたのはSIMを単体で装着した時に、3G(LTEではなく)で利用した実績があるか、ということです。
      4G/3Gの端末ということなので、まずは3Gで使えることを確認した方が良さそうです。

      あと思いつくことといえば、
      ・装着するSIMを入れ替える。
      ・設定メニューの「通信事業者」の設定でネットワークを検索してソフトバンクが見つかるかどうかを確認する、
      ・ソフトバンクではなくドコモのSIMを装着してみる
      ということあたりでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました