前回はiPhone SEの子ネタを紹介しました。
今回からは話題を変えて中華スマートウォッチのレビューをしたいと思います。中華スマートウォッチといえば、これまで「No.1 S9」と「X9 mini」という製品を使ってきましたが、両者とも残念なものだったのでリベンジといきたいところです。
今回使用しているAmazfit Stratosは通販サイトのLightInTheBoxから購入補助をしていただきました。
LightInTheBoxでのAmazfit Stratosは2019/03/02時点で売り切れとなってしまいましたが、 AliExpress・Banggood・GearBest・GeekBuying・JOYBUYなどの海外通販で取り扱っています。
LightInTheBoxで購入にトライしてみようという方は下記のページを参照してみてください。
スマートウォッチとは
スマートウォッチとは腕時計型のウェアラブルデバイスです。
一番有名なのは、アップルのApple Watchだと思います。そのほかにもCASIOのPRO TRECK SmartやASUSのZen Watchなどもスマートウォッチに入ると思います。
このブログではこれまで2台の中華スマートウォッチをレビューしてきました。
同様に通知機能やモニタリング機能を持つウェアラブルデバイスとして、フィットネストラッカーというカテゴリの製品もあります。
このブログではこれまでMi Band 2・Huawei Honor Band 3等を紹介してきました。
実はスマートウォッチと手首に装着するタイプのフィットネストラッカーの境は微妙のような気がしています。
アプリがインストールできるものをスマートウォッチとする考えもあるかもしれませんが、スマートウォッチと称していてアプリがインストールできない製品も多くあります。
見た目が腕時計っぽいとスマートウォッチ、そうでないとフィットネストラッカーと考えてよいのかもしれません。
Xiaomi・Huami・Amazfitについて
今回からのレビューで紹介するのは「Amazfit Stratos」という製品です。
このスマートウォッチの名称としては「Xiaomi」「Huami」「Amazfit」といろいろあるようなので、ちょっと整理してみたいと思います。
といっても、私がWebで調べた結果なので間違っているかもしれません。
ざっと調べると次のような関係となるようです。
Huami (華米) |
ニューヨーク証券取引所に上場しているスマートデバイスメーカー。本社はカリフォルニア。 世界最大のウェアラブルデバイスメーカーの一つ。 Xiaomiのパートナー企業でXiaomiのウェアラブルデバイスの開発を引き受けている。 HuamiにとってXiaomiが唯一の顧客のため、Huamiの開発したデバイスは全てXiaomiブランドで発売されている。 |
---|---|
Xiaomi (小米) |
中国のスマートフォンメーカー。 Huamiの16%の株主で、Huamiの開発したウェアラブルデバイスを発売している。 |
AMAZFIT |
Huamiの商品のブランド名。 商品としては「Pace」「Arc」「Bip」などがある。 |
ちょっと株の比率は違いますが「Xiaomi」→「Huami」→「Amazfit」という関係は、「SONY」→「SCE」→「PlayStation」という関係に近いかもしれません。
ただHuamiとXiaomiの関係は契約によるもので、この契約は2020年までのようです。
2020年以降もこの関係が続くのか、関係が変わるのかは不明です。
Huamiの製品は全てXiaomiが販売されていることから、Amazfitブランドの製品は一般的にはXiaomiの製品と認識されています。
Amazfit Stratos
今回入手したのはAmazfit Stratosという製品名のスマートウォッチです。
オフィシャルサイトは下記になります。
今回はこの製品は海外通販サイトのLightInTheBoxから入手しました。
Amaziftからは新機種のAmazfit GTRが発売されています。
Amazfit Stratosの弱点であったバッテリー寿命が改善され、Amazift GTRではかなりバッテリ持ちが良くなったようです。
フェースサイズが47mmと42mmの2種類があります。
スペックは次の通りです。
Amazfit Stratos | |
---|---|
写真 | |
ディスプレイ | OLED 320×300 |
Bluetooth | 4.0 |
Wi-Fi | あり |
心拍数センサー | あり |
歩数センサー | あり |
睡眠センサー | あり |
GPS | あり |
バッテリ | 280mAh |
防水 | 5気圧防水 |
充電 | 専用チャージャー |
サイズ | 4.7×4.7×1.5cm |
重さ | 60グラム |
細かい情報は実際に使って確認したいと思います。
配達の状況
LightInTheBoxで注文してから受け取るまでの流れは次のようになりました。
日付 | イベント |
---|---|
2018/8/29 | 注文 |
2018/8/31 | 出荷予定 |
2018/9/2 | 出荷 |
2018/9/4 | 中継国(香港)到着 |
2018/9/4 | 中継国(香港)出発 |
2018/9/11 | 中継国(アムステルダム)到着 |
2018/9/12 | 中継国(アムステルダム)出発 |
2018/9/18 | 日本到着 |
2018/9/19 | 税関通貨 |
2018/9/20 | 配送完了 |
到着までに注文してから22日、土日を除く営業日では17日で到着しました。
中国(深圳)を出発して香港→アムステルダムを経て日本に到着したので時間がかかったようです。
注文時の情報では、目安は「9~14営業日」ということなのでやや遅かったですが、まあ許容範囲でしょうか。
より早く入手したい場合には配送オプションで「特急便」を使うことをお勧めします。
他社では特急便は20~30ドルかかりますが、LightInTheBoxは13ドル程度と割安のようです。
到着した製品は緩衝材付のビニール袋に入っていました。中華通販ではおなじみの梱包です。
ちなみに税関申告金額は購入した金額(186.9ドル)となっていました。
中華企業は申告金額をごまかすことが多いのですが、LightInTheBoxは正しく申告したことになっています。
さすがはニューヨーク証券取引所上場企業です。この辺はコンプライアンス重視なのかもしれません。
パッケージ
それではAmazfit Stratosの紹介をしていきます。
まずはパッケージです。
パッケージはビニールでラッピングされていました。
そのままだと写真が撮りにくいので、ラッピングを外し4面をスキャンしてみました。
パッケージの正面には商品の画像と機能を示したアイコンが記されています。
パッケージ背面に機能の説明が記載されています。
機能の説明部分をざっと翻訳すると次のようになります。
- ミュージック
Bluetoothヘッドホンと無線接続して、内蔵したメディアストレージの音楽を楽しむことができます。 - GPS + GLONASS
内蔵したGPS・GLONASSにより正確なルートと距離のトラッキングが可能です - 通知
電話着信・eメール・メッセージ・他のアプリの通知を受信することが可能です - マルチスポーツ・トラッキング
日々の活動、睡眠、ランニング、スイミング、トライアスロンなど11のスポーツモードでトラッキングし、全ての人に必要な情報を収集可能です。 - 防水機能
雨天・晴天での全ての活動に耐えられるようにデザインされ、この時計は5気圧防水の認証を受けています。これは水深50メートルに相当します。 - 常時オンのディスプレイ
アウトドア活動用にデザインされ、ディスプレイは常時オンになっているため、明るい太陽光の下でも読みやすくなっています。 - 心拍数
自動的に心拍数をモニターし、ワークアウト時の心拍数の遷移をトラッキング可能です。 - 長寿命のバッテリー
最大5日間のバッテリーライフがあります。GPS・心拍数センサーをオンにしても連続35時間の動作が可能です。 - セラミックケース
信頼性が高く傷つきにくくなっています。 - フィットネスレベル (VO2max)
ストレスと回復状態を心拍数と心拍数の変化に基づき解析して提供します。
両サイドにはパッケージの内容と、このデバイスがFCCの認証を受けていることが記載されています。
また「Designed by Huami in California (カリフォルニアのHuamiによる設計)」「Manufactured in China (中国での生産)」と記載されているのが目を引きます。
パッケージの内容
気になるパッケージの内容を紹介していきます。
Amazfit Stratosのパッケージの一番外側は筒状になっています。これを取り外すとAmazfitのロゴが入った白い箱が出てきます。
この白い箱を開けるとAmazfit Stratos本体が出てきます。
パッケージ中身を全て取り出したのが下の写真です。
内容物は
- Amazfit Stratos本体
- 取扱説明書
- 専用USBチャージャー
になります。
なおAmazfit Stratosのディスプレイ部分には保護シールが貼ってあり、この保護シールに文字盤の絵が描かれています。上の写真は電源が入っているわけではありません。
取扱説明書は全て英語で記載されています。
この同梱されている説明書は簡易的なもので、詳細な説明書はWebサイトからPDFで入手できます。
このPDFの取扱説明書も英語ですが、スクリーンショットも記載されわかりやすいものとなっているので、ダウンロードしておくことをお勧めします。
Amazfit Stratos本体
それでは本体の様子です。
とりあえずスクリーンには文字盤が印刷された保護シールが付いたままの状態です。
Amazfit Stratosを取り出したときの第一印象はとにかくでかい!ということです。
全体的な写真を見るとスタンダードな腕時計に見えます。バンド部分はシリコン製で汗にぬれてもすぐに洗い落とせそうです。
Amazfit Stratosの質感は大変しっかりしたもので、さすがXiaomiが販売するだけのものと思わせます。
私がこれまで試した中華スマートウォッチと比べると数段上の品位です。
もちろん値段が全く違うので、単純な比較はアンフェアではありますが・・・
ディスプレイ部分のサイズを測ってみると気になるサイズは4.8cmほどありました。
このサイズを受け入れらるかどうか、装着して邪魔にならないか、というのが重要なポイントとなりそうです。
背面(内側)の中央には心拍数を測定するためのセンサーが埋め込まれています。心拍数センサーの上の4つの金属は充電チャージャーとの接点になります。
右側面にはボタンが三つ付いています。ボタンは中央がくぼんでいて押しやすくなっています。
反対側の側面には小さな穴が空いています。おそらくこれはスピーカー用の穴ではないかと思います。
ちなみにこの本体部分の厚さは1.5cmほどあります。
サイズをアナログ式のG-SHOCKと比べてみました。
Amazfit StratosがG-SHOCKより一回り大きいということがわかると思います。
私がこの製品をWebサイトで見つけたときは大きさはG-SHOCKと同じぐらいかと思ったのですが、一回り大きいものでした。
実際に腕に装着してみるとこんな感じです。
私は結構手首が細いのでアンバランスに見えるかもしれません。腕ががっしりとした人ならもう少しバランスよく見えると思います。
ただサイズは大きいですが重さは60グラムなので、慣れれば気にならないかもとも思いました。
専用充電器
唯一の付属品でもある充電器についても紹介しておきます。
充電器は大変シンプルなものです。充電するための接点が4つあり、あとはAmazfitのログがあるだけです。
背面は何もありません。
なおUSBケーブルの長さは60cmぐらいです。
特にロックするような機構はないように見えますが、充電はAmazfit Stratosを乗せてからぎゅっと押し込むと開始します。
Amazfit Stratosは仕様上はバッテリーは5日間持つとなっていまが、長めの旅行や出張の時にはこの充電器を持って行く必要が出てきます。
充電器の重さを調べてみると27グラムでした。
長期旅行ならばバックも大きめだと思いますので、これくらいなら持ち歩いても負担にはなりにくいでしょう。
Amaziftからは新機種のAmazfit GTRが発売されています。
Amazfit Stratosの弱点であったバッテリー寿命が改善され、Amazift GTRではかなりバッテリ持ちが良くなったようです。
フェースサイズが47mmと42mmの2種類があります。
まとめ
今回はXiaomi(Huami)のスマートウォッチAmazfit Stratosを入手したことを紹介しました。
パッケージを開けてみてその大きさにはちょっとびっくりしましたが、作りの良さはさすがXiaomiという感じです。
実際に使い始めるのが楽しみな製品と感じます。
次回はこのスマートウォッチをセットアップしたいと思います。
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