2019年4月の情報に基づいてTrueMoveの情報をアップデートしました。かなり詳細に記載しましたのでぜひご覧ください。!
前回は無料で入手したTrueMoveのプリペイドSIMカードの使い方を紹介しました。
今回はこのプリペイドSIMカードで使用できるインターネットパッケージについて紹介します。
インターネット通信するための設定
無料で入手したTrueMoveのプリペイドSIMカードでインターネット通信をするためにはAPNの設定が必要です。APNの設定については「その36: TrueMoveの無料SIMカードをアクティベートする」で紹介した通りです。
APNの設定は
APN | internet |
---|---|
ユーザ名 | true |
パスワード | true |
でした。
APNの設定ができれば20MBまでの通信が無料することができます。
インターネットパッケージの変更(追加)
無料SIMカードには20MBの通信量がついてきますが、さすがに半日もすれば使い切ってしまうと思います。
利用可能なインターネットパッケージ
そこで定額制のインターネットパッケージを申し込みましょう。この無料のプリペイドSIMカードで使用できるインターネットパッケージについては、プリペイドSIMカードと一緒に入っていた説明書に書いてあります。
表に書き起こすと次のようになります。
名称 | 価格 | 通信量 | 期間 | 申し込み方法 |
---|---|---|---|---|
Net 49 | 49B | 無制限 (320MB以上は128Kbps?) |
1日 | *900:3302# |
Net 100 | 100B | 250MB | 10日 | *900*3305# |
Net 250 | 250B | 500MB | 30日 | *900*3325# |
Net 450 | 450B | 無制限 (???GB以上は384Kbps?) |
30日 | *900*3345# |
Net 49とNet450の通信量が無制限なのが気になるところですが、実際にはある程度のところに上限があって、この上限を超えると通信速度が低下します。
しかし、その上限と定価時の通信速度については同梱されているマニュアルには書いてありませんでした。唯一、Net 49については、後述のように私が現地で試したので、上限が320MBにあることがわかりました。
インターネットパッケージの申し込み
自分の旅行期間に合わせて適当なプランを選択しましょう。日本人が旅行に行くパターンですと、5日間から10日間程度だと思いますので、動画視聴とかされない方であればNet 250パッケージあたりで足りることもあるともいます。乗り継ぎや短期滞在の場合はNet 49を必要な日数分使用することになると思います。
申し込み方法は、必要な金額をTOP UPしてある状態で、「申し込み方法」の欄に書いてある番号に発信するとインターネットプランが有効になります。申し込みからインターネットプランが有効になるまで少し時間がかかるので、申し込み完了のSMSが送られてきてからインターネット通信を始めるとよいでしょう。
下記のSMSがNet 49の申し込みが完了したときに送られてきたものです。
TrueMoveのインターネットパッケージは、何時に申し込んだとしても夜中の12時になると1日経過したことになります(夜に申し込むと損をする)。このため、夜中の12時に有効期限が切れますので気を付けましょう。夜中にに切れたことを忘れてそのまま使用すると、残高がどんどん減ってしまいます。
インターネットパッケージのステータス確認
インターネットパッケージを申し込んだ後は、そのパッケージの通信量を超えないように確認しつつプリペイドSIMカードを使うことになります。この確認は「*900#」に発信することで行います。
Net 49を申し込んでしばらく使った後に「*900#」を実行した結果が下記です。
なぜかSMSがタイ語になっていて困ってしまうのですが、翻訳ソフトなどを使うと次のような内容でした。
- 1通目のSMS
- 現在申し込んでいるパッケージはNet49バーツ/日 (Double Data)
- 2014年11月22日まで3G/EDGE/GPRSで無制限の通信が可能
- 2通目のSMS
- 速度制限なしで利用できる320MBのうち76.65MBを使用済み
- 追加パッケージを購入したい場合は「*900」
Net 49パッケージは無制限をうたっていますが、実際には320MBのところに壁があり、これを超えると通信速度が低下することがわかります。
使えるかもしれないインターネットパッケージ
TrueMoveはプリペイドSIMカードの種類によって申し込めるインターネットパッケージが微妙に違うようです。正確には現在のプロモーション(プラン)によって異なるようです。
「*935#」で確認すると、この無料SIMカードのプロモーション(プラン)は「3G Tourist Inter SIM」になっています。したがって、下記のページで紹介されているプリペイドSIMカードのインターネットパッケージを利用することができる可能性高いです(しかし未確認です)。
2014年12月時点で掲載されている定額のインターネットプランは下記の通りです。
名称 | 価格 | 通信量 | 期間 | Wi-Fi | 申し込み方法 |
---|---|---|---|---|---|
Net 250 | 250B | 500MB | 30日 | – | *900*3325# |
Net 350 | 350B | 1GB | 30日 | – | *900*3335# |
Net 550 | 550B | 2GB | 30日 | 無制限 | *900*3355# |
Net 49 | 49B | 無制限 (160MB以上は128Kbps) |
1日 | – | *900:3302# |
Net 249 | 249B | 無制限 (1GB以上は128Kbps) |
7日 | – | *900*3324# |
Net 399 | 399B | 無制限 (1GB以上は384Kbps) |
30日 | 無制限 | *900*3339# |
Net 599 | 599B | 無制限 (2GB以上は384Kbps) |
30日 | 無制限 | *900*3359# |
Net 899 | 499B | 無制限 (5GB以上は384Kbps) |
30日 | 無制限 | *900*3389* |
無料SIMカードで使用できるものとして紹介したインターネットパッケージより多くのインターネットパッケージを使用できることがわかります。
また、価格が高いパッケージについてはWi-Fiの利用券がついてくることもポイントです。場合によってはこちらのインターネットパッケージを使用した方がよいという場合もあると思います。
申し込み方法は同様に十分に残高がある状態で申し込み方法の列に記載の番号に対して発信するだけでOKです。
通信速度の測定
さて気になる通信速度です。
Net49パッケージを申し込んだ後にSpeedtest.netというツールで測定してみました。場所はバンコクのスクンビット通りだったと思います。
何と下り1.20Mbps、上りわずか0.02Mbpsとかなり悪い部類に入ります。その後何度か測定をし直したのですが、残念ながら同じような傾向を示しました。
これが無料プリペイドSIMカードに対する制限なのか、TrueMoveの実力としてこんなものなのか、これだけでは判断できません。
現時点ではTrueMoveの3Gはかなり遅い可能性があるといえるぐらいです。
まとめ
今回は無料で手にいれたTrueMoveのプリペイドSIMカードでインターネット通信を行うための方法を説明しました。
インターネットパッケージの申し込み方法も通常のTrueMoveのプリペイドSIMと同様ですが、申し込めるパッケージについては少し特殊なようです。自分の滞在予定に合わせて適当なパッケージを選択して申し込んでしまいましょう。
次回はTrueMoveのWi-Fiサービスについて紹介します。
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