前回まではエチオピアのプリペイドSIMカードの情報を紹介してきました。
エチオピアに行くときに上海経由だったため、上海でのSIMの販売状況と、以前購入したSnail MobileのプリペイドSIMを紹介したいと思います。
なお、前回の中国編は下記になります。
今回の記事は2017年12月の取材に基づいています。
現在とは状況が変わっているかもしれないで注意してください。
上海浦東国際空港の様子
私の利用した航空機は上海浦東国際空港のターミナル2に到着しました。
ターミナル2ではプリペイドSIMカードを購入するタイミングが2回あります。
1回目は荷物受取りエリアです。ここにはいくつかカウンターがあってSIMカードを売っています。
そのうちの一つで値段表を撮影してきました。
データ通信ができるプリペイドSIMカードは「Data Card」となっている2種類で、6GBで350元、12GBで450元となっています。
1元16円としても350元は5600円となります。LTE(4G)が使用でき、さらに6GBのデータ通信ができるとなるとまずまずの金額です。
しかし、短期滞在の場合はこのSIMカードは過剰なように思います。
2回目は到着ロビーに出てからです。
到着ロビーでたらそのまままっすぐ進まず、後ろを振り返る感じでお店を探すと、China Unicomと書かれたショップがあると思います。
ただし、私が到着したときにはすごい人混みでどんなSIMを売っているのか、確認することができませんでした。
Snail MobileのSIMカードを使う
荷物受取りエリアのSIMは高い、到着ロビーの店舗は激混みということで、今回は新しいSIMカードは買わず、以前に購入したSnail MobileのSIMカードを使ってみることにしました。
Snail MobileのプリペイドSIMカードとは
Snail MobileのプリペイドSIMカードは下記がオフィシャルページとなっています。
私はこのプリペイドSIMカードを2017年8月に北京首都国際空港で購入していました。
Snail Mobileは実際にはキャリア(MNO)ではなく、China Unicomのネットワークを使ったMVNOになります。
China Unicomは日本のキャリアと同じ通信方式を使っているので、このSIMカードは日本の携帯電話kでも利用がしやすいものと言うことができます。
Snail MobileのSIMを上海で使う
この北京で買ったSIMカードが、今回使えるかどうかのポイントは下記の2点です。
- 地域が変わってもデータ通信ができるか
- 購入から4ヶ月経っているが期限切れになっていないか
まず地域についてですが、中国は国土が広大なため、省単位で管理されることがよくあります。
インターネットパッケージを購入する場合にも、「全国流量」と書かれてないパッケージは購入した州内でのデータ通信だけをサポートしていたりします。
実際に上海で購入したChina UnicomのプリペイドSIMカードを広東省に持ち込んだところ使えなかったことがありました。
ただ、8月にSnail Mobileを使った時には下記のようなSMSを受信していました。
このSMSでは「100MB全国流量」と書かれていますので、これはクリアできそうな気がします。
有効期限についても8月に利用したときに、記のようなSMSも受信しています。
ここには2018年8月8日まで使えるような記載があります。
私が上海に立ち寄ったときは2017年12月だったので、有効期間内ということになりそうです。
上海でも利用できました!
さて、Snail Mobileがどうだったかというと・・・上海でスマートフォンに挿入してみるとあっさりと使えるようになりました。
これで次のAPNの設定をすればデータ通信ができるようになります。
名前 | China Unicom (なんでもよい) |
---|---|
APN | 3gnet |
ユーザ名 | なし (空欄のまま) |
パスワード | なし (空欄のまま) |
ただしLTEは使えず3Gのみです。
3Gといっても高速なHSPA+となっているのでWebでの調べ物等なら問題ありません。
実際に速度を測ってみると下記のように10Mbpsは超えました。
Snail MobileのプリペイドSIMカードは10元なのですが、なかなか使い勝手がよいSIMカードかもしれません。
まとめ
今回は北京で10元で購入したSnail MobileのプリペイドSIMカードを上海で使ってみました。
中国のプリペイドSIMカードのインターネットパッケージは省内でのみ使えることがあったりするのですが、Snail Mobileは中国全土でデータ通信ができるようです。
最近の中国の旅行者向けのSIMカードは値上がり傾向にあるので、Snail Mobileはなかなか良い選択肢なのではないかと思います。
次回は南米のエクアドルに移動します。
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