中華タブレット Alldocube X Gameを試す – 後編

中華タブレット Alldocube X Gameを試す - 後編 中華Androidタブレット
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前回はAndroidタブレットAlldocube X Gameを入手したことを紹介しました。今回はこのタブレットを実際に使ってみた様子を紹介します。

なお、このタブレットは海外通販Banggoodから入手しました。

Banggoodで購入してみようという方は下記のページを参照してみてください。

海外通販ガイド: Banggoodでの買い方を紹介!
中国の通販サイトであるBanggoodの使い方について紹介します。 品ぞろえもよく、サイトの日本語対応も進んでいるので中華通販デビューにはおすすめのサイトです。また支払はPayPal以外にコンビニも使えるのがうれしいところです。 中華スマホ・中華タブレットを購入する際にはBanggoodも選択肢に入れておくとよいでしょう。
Alldocube X Game - 10.5インチ / 8GB RAM / 128GB ROM
2022年7月時点でクーポン「BGJPabe5」で約24,647円(174.99ドル)
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初期設定

Alldocube X Gameの電源ボタンを長押しして電源を入れると中央に「ALLDOCUBE」、下部に「Powered by Android」と表示されます。

起動画面 1

しばらく待つとALLDUCUBEの文字がアニメーションする画面に変わります。

起動画面 2

この画面が終わると初期設定画面になります。

Androidの初期設定

初期設定画面はデフォルトでは英語ですが「ENGLISH (UNITED STATES)」のところを選択すると言語の選択ができます。

日本語を選択

言語一覧には「日本語」があるので、これを選択しましょう。

日本語による初期設定

これで以降の画面は日本語となりますので、あとは画面に従うだけなので簡単セットアップすることができます。

なお序盤にSIMカードの挿入を要求してきます。

モバイルネットワークの設定

私は使えるSIMカードがなかったのでここはスキップしました。

おそらくAlldocube X GameはLTE/3Gに関しては技適マークを取得していないと思うので、SIMカードを挿して運用しようと思っている方は注意をしてください。

初期設定が完了すると次のようなホーム画面になります。

ホーム画面 1

壁紙は「X Game」という名前に合わせて「X」の文字になっています。

ホーム画面を右にスワイプすると次のようになります。

ホーム画面 2

いくつか見慣れないアイコンがあるので、後ほど確認してみたいと思います。

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初期状態の確認

初期設定とOTAが完了したAlldocube X Gameの情報を確認してみましょう。

まずは「設定」→「ストレージ」でストレージの空き状態を確認してみます。

ストレージの状態

初期状態では使用しているのは11.81GBで、ストレージは100GB以上も空いています。

これならばアプリの追加や動画ファイルの格納などはしばらくは心配なさそうです。

また「設定」→「タブレット情報」を表示させてみると、Androidのバージョンが11であることがわかります。

タブレット情報

この記事の作成時点(2021年12月)では既にAndroid 12がリリースされていますが、Android 12を利用できるのはPixelシリーズなどまだ限られたモデルだけです。Android 11が適用されていれば十分でしょう。

「Androidバージョン」の欄をタップすると詳細な情報が表示されます。

Androidバージョン

ビルド番号を見ると2021/10/14に作成されたファームウェアのようです。

また「モデルとハードウェア」を選択するとシリアル番号を確認することができます。

モデルとハードウェア

このシリアル番号は本体背面に印刷されている物と一致していました。

以前レビューしたTeclastのM30という中華タブレットでは、シリアル番号はUnkownでした。

中華タブレット Teclast M30を試す - 後編
今回は中華タブレットTeclast M30を実際に使った様子を紹介します。Teclast M30は高解像度ディスプレイを活かして、動画や写真を見るために利用するのが良さそうです。CPU能力がイマイチで、タッチスクリーン制御も十分チューニングされていないので、ゲーム用途だとちょっとストレスがあるかもしれません。目的が一致するならば悪くない買い物かと思います。

Teclast M30ではシリアル番号どころか、IMEI・Wi-Fi Macアドレス・Bluetooth Macアドレスなどがことごとく適当でした。

それに比べるとAlldocube X Gameはこれらにちゃんとした値がセットされているようです。

ただAlldocube X GameのWi-FiとBluetoothもMacアドレスは検索してもベンダ側が不明でした。

以前レビューしたAlldocubeのタブレットiPlay 40Hでもちゃんとシリアル番号が管理されているようだったので、Alldocubeの生産管理はしっかりしていそうです。

ただ、Alldocube X Gameの設定メニューのどこを探しても、各国の電波規制の認証番号を表示するメニュー項目はありませんでした。

例えばGoogleのスマホPixel 4の場合は「設定」→「デバイス情報」→「規制ラベル」で各国の認証番号を確認可能です。

前回の記事で紹介したように総務省のサイトを見るとAlldocube X GameはWi-FiとBluetoothについては認可を取得していると思われます。

しかしパッケージのも本体にも設定メニューにも技適マークに関する情報が無く不安になります。取扱説明書に日本語ページを作るなど、日本市場投入を狙っているのならば、この辺もしっかりと対応して欲しいところです。

設定画面

Alldocube X Gameは素のAndroidに近いようですが、設定画面を見てみると素のAndroidではない項目がありましたので紹介したいと思います。

DuraSpeed

設定画面を見ると「DuraSpeed」という見慣れない項目があることに気づきます。

設定画面

この「DuraSpeed」を選んでみると、次のような画面になります。

DuraSpeed

どうやら、アプリがバックグラウンドで動作することを制限する機能のようです。

説明を読むと

  • DuraSpeedをオンにすると、アプリのバックグラウンド動作を制限する
  • バックグラウンド動作を制限したくないアプリがある場合は、この画面のアプリ一覧でオンにすると制限から除外できる

ということのようです。

「Alldocube X Game」というモデル名からわかるようにこのタブレットはゲームプレーを意識しています。DuraSpeedはゲームを邪魔しないように用意されたのだと思います。

関数

Alldocube X Gameの設定画面には「関数」という見慣れないボタン(?)が画面上部にあります。

設定画面の関数

これを選択すると次のような画面になります。

「関数」画面

どうやら設定画面にはないモード設定を行うためのもののようです。

一つ一つ確認してみます。

Child Mode

「Child Mode」を選択すると最初はパスワードの設定を要求されます。

Child Mode - パスワード設定

このパスワードはChild Modeを抜けたり、Child Modeの設定を変更したりする際に必要になります。

パスワードを2回入力すると、ホーム画面の様な画面になります。

Child Mode - ホーム画面

なぜかChild Modeは縦画面になってしまい、横画面にはできません。

これがChild Modeのホーム画面です。ステータスバーに子供の顔のアイコンが表示されているのがChild Modeであることを示しています。

Child Modeではこのホーム画面に表示されているアプリの起動しかできません。

通知シェードを開くこともできません。

Child Modeの設定を変更するには、左下の「設定」のアイコンを選択します。このアイコンを選択してChild Modeのパスワードを入力すると次のような画面になります。

Child Mode - 設定

この設定の下の方にはアプリのリストがあり、アプリごとに表示のオンオフを行うことができます。

なお、Child ModeでもYouTubeやフォトアプリ内のGoogleアカウントはタブレットに設定されたGoogleアカウントとなります。親のGoogleアカウントでタブレットをセットアップしていると、Child Modeでも親のGoogleアカウントを利用できてしまうので注意しましょう。

アプリの制限の他に、アプリの連続使用時間の制限、データ通信量の制限などもできるようですが、まだ試していません。

なお、Child Modeは右下の終了アイコンで終了できますが、このときもパスワードの入力が必要になります。

Easy mode

Easy modeはアイコン・ボタン等を大きくしてタブレットになれていない人にも使いやすくしたモードです。

Easy modeを選択するとホーム画面は次のような画面に変わります。

Easy mode - ホーム画面

Easy modeも縦画面専用のようです。

この画面で右にスワイプすると連絡先が並んだ画面になります。

Easy mode - 連絡先画面

繁体に左にスワイプするとアプリのボタンを追加できる画面になります。

Easy mode - 追加アプリの画面

デフォルトではホーム画面には「設定」「連絡帳」「時計」「フォト」「カレンダー」「Playストア」が並びます。その他のアプリを追加したい場合は左スワイプして表示される「Add」を選択すると行うことができます。

「Add」を選択するとアプリ一覧が並ぶので追加したいアプリをチェックするだけです。

Easy mode - アプリの追加

Easy modeから抜けるにはホーム画面で「設定」を選択した後、「Exit the desktop」を選択します。

Easy mode - 終了

ジェスチャーモーション

このアイコンを選択するとタッチパネルで行うことができる4つのジェスチャーを有効にできます。

ジェスチャーモーション

ただ、説明の日本語が微妙でわかりにくかったりします。

  • 3本の指でスクリーンキャプチャする
    三本指で画面を上から下にスライドするとスクショをとれるジェスチャーです。
  • 3本の指でカメラに入力する
    三本指で画面を下から上にスライドするとカメラアプリが立ち上がるジェスチャです。
  • 両指で音量を調整する。
    画面を二本指で上下することで音量を調整できるジェスチャーです。
    ボリュームボタンを使えば良い気もします。
  • ロック画面をダブルクリックする。
    ホームアイコン(画面下部の○アイコン)をダブルタップすると画面ロックをするジェスチャーです。
    日本語説明では理解できず、言語を英語に変更してやっと理解できました。

試してみたところスクショをとるジェスチャは、電源ボタンと音量ダウンボタンを同時押すより簡単にスクショをとれるので便利と思いました。

それ以外は正直なところあまり必要性を感じません。

Smart Touch

Smart Touchを選択すると次のような画面が表示されます。

Smart Touch

ここで「Smart touch」をオンにすると画面にグレーの○が表示されます。

Smart Touch - 操作用のマーカー

どうやらこのグレーの○を使って操作をするのがSmart Touchのようです。

このSmart Touchには「Gesture mode」と「Menu mode」があり、どちらを利用するかはSmart Touchの画面で選択できます。

この「Gesture mode」と一つ前の項で説明した「ジェスチャーモーション」は別物です。

「Gesture mode」では、グレーの○に対して「シングルクリック」「ダブルクリック」「ロングプレス」をしたときのアクションを設定することができます。

「Menu mode」ではクレーの○をタップすると周囲にアイコンが表示され、そのアイコンを選択することで操作を行うことができます。

Smart Touch - 操作用のアイコン

もちろん割り当てるアイコンはある程度カスタマイズすることができます。

Smart Touchを有効にすると「グレーの○」を画面の右に寄せれば右手のみで、左に寄せれば左手のみである程度操作ができるようになります。

タブレットを持っているてを離さずに操作したいという方には便利かもしれません。

プリインストールアプリ

Alldocube X Gameは数は少ないですがいくつかプリインストールアプリが入っています。

表示されているアイコンではこの三つがあまり見ないアイコンだと思います。

プリインストールアプリ

ここでは簡単にチェックしてみたいと思います。

システムスチュワード

アイコンを選択して立ち上げると次のような画面になります。

システムスチュワード

どうやらメモリクリーナー等の機能を備えた管理アプリのようです。メモリクリーナー機能では殺さないアプリの設定とかもできるようです。

スマホも最初の頃はメモリ不足もあったのでこのようなアプリが必要でしたが、最近ではスマホのメモリが増え、また、Android自体のメモリ・アプリ管理も充実しているので、このようなアプリは不要になっている気もします。

ちなみに、不要ならアンインストールしたいところですが、アンインストールできません

メインメニュー、子供モード

これは上の方で紹介している「Child Mode」と同じです。

設定画面からChild Modeに入るより、このアイコンを選択した方が手軽ではあります。

ゲームモード

ゲームモードを選択するとまず次のようなメッセージが表示されます。

ゲームモード - 着信をブロック

どうやらゲームモードではゲームプレーの邪魔をしないように、ポップアップや着信は抑制されるようです。

このメッセージで「OK」を選択すると次のような画面になります。

ゲームモード

ゲームモードを適用するアプリは自動的にスキャンされリストアップされるようですが、プリインストールされたゲームはないのでリストは空欄でした。

もちろん手動でゲームモードを適用するアプリを追加することができます。ゲーム以外のアプリも追加可能です。

ゲームモード - アプリの選択

例えば、YouTubeを追加すると次のように表示されます。

ゲームモード - 追加したアプリ

この状態でYouTubeを実行してみましたが、画面は通常のYouTubeの画面と変わりませんでした。

ベンチマーク

新規入手したデバイスには挨拶代わりとしてベンチマークテストを実行してみます。

GeekBench 5

まずは定番のGeekBench 5です。

Not Found

GeekBenchのCPUベンチマークのスコアはシングルコアは387点、マルチコアは1533点でした。

Geekbenchの結果

ちなみにゲームモードにGeekBench 5を登録して実行してみましたが、スコアはほぼ同じでした。

ゲームモードは通知を抑制するだけで、クロックをブーストするような機能はなさそうです。

以前レビューした同じAlldocubeのiPlay 40HというAndroidタブレットでは、シングルコア 386点、マルチコア 1425点だったので、ほぼ同じ程度と考えて良さそうです。

ただ、Snapdragon 855を搭載したPixel 4でGeekbench 5を実行したときは、シングルコアは626、マルチコアは2631だったので全然及びません。

ゲーム向けのタブレットとなっていますが、重いゲームだとプレーはちょっと難しいかもしれません。

なおGeekBench 5で表示されるシステム情報は次のようになりました。

Geekbenchによるシステム情報

Antutu

もう一つのメジャーなベンチマークソフトであるAntutuも利用してみました。

AnTuTu Benchmark - Know Your Android Better
AnTuTu benchmark is the most popular benchmarking app in the world! Over 200,000,000 users choice AnTuTu. AnTuTu also support cross-platform,including Android, iOS and Windows.

AntutuはGoogle Playから削除されてしまっているので、公式サイトからapkファイルをダウンロードしてインストールして利用しています。

Antutuの結果はトータルスコアが273773となりました。

Antutuのランキング

AlldocubeのiPlay 40Hと比べると若干スコアは向上していますが、ランキングを見ると100位のデバイスからはかなり引き離されています。

Screenshot_20211212-151757

Antutu 3Dというベンチマークでは3Dアニメーションのフレームレートが測定されますが、6~7fpsとかなり低めです。

Antutu 3Dの結果

3D CGを多用したゲームをプレーするのは厳しい感じです。

なおAntutuで表示させたシステム情報は次のようになりました。ディスプレイサイズが14インチとなってしまっているのが謎です。

Antutuによるシステム情報 1

Antutuによるシステム情報 2

Antutuによるシステム情報 3

Antutuによるシステム情報 4

Antutuによるシステム情報 5

Antutuによるシステム情報 6

Antutuによるシステム情報 7

Antutuによるシステム情報 8

Antutuによるシステム情報 9

センサーについてはモーションセンサー関係は実装されており、中華Androidタブレットとしては充実している方かと思います。

アプリの利用

いくつかアプリを使って様子を紹介したいと思います。

YouTubeの再生

Alldocube X Gameのディスプレイの解像度は1920×1280で、フルHDより若干縦の画素数が多いという状況です。

Alldocube X Gameの再生能力を確認するために、NHKが4Kの動画をYouTubeで公開していたのでこれを再生してみました。

YouTube
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有

下記がそのときのスクリーンショットです。

NHKの4K動画

Alldocube X Gameではデフォルトでは「1080p60」で再生が行われました。

デフォルトの解像度

手動で解像度を選択しようとすると「2160p30」も選択できます。これはいわゆる4Kです。

選択できる解像度

どうやらAlldocube X Game自体は4Kの動画のデコードは可能なようです。ただし、ディスプレイの解像度は1920×1280なので画質的にはあまり意味がありません。

ただ4Kの動画ファイルを直接再生できる可能性があるので、その点は便利かもしれません。

サウンドについては、音質については詳しくないのでなんとも言えませんが、ステレオについてはちゃんとステレオで再生されます。ただし、これはインカメラが上に来るように横位置に持ったときです。

縦位置に持つとスピーカーの位置が上と下になるため、ステレオ音源だと期待したような再生にはなりません。また、インカメラが下になるように持つと、ステレオの左右が逆になります。

VR動画については下記のコンテンツを試してみました。

YouTube
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有

このコンテンツはタブレットやスマートフォンで再生すると、そのときのデバイスの動きに合わせて視点を動かすことができます。

Alldocube X Gameはジャイロセンサー等を搭載しているので、この機能を使うことができます。センサー類が省略されがち中華タブレットとの大きな違いの一つです。

ブラウザ

タブレットの代表的な用途の一つでもあるWebブラウジングも試してみます。

プリインストールされているChromeで日経新聞のサイトを表示させたのが下記の画面です。

Chrome 画面1

文字は比較的大きく表示され読みやすいのですが、画面内の情報量はその分減ってしまっているように感じます。

フルHDに近い解像度のディスプレイだとこのサイズになるようです。

下の方にスクロールして記事一覧を表示させせると記事は一列に表示されます。

一方、ヤフーについては細かい文字で大量の情報が表示されます。

Chrome 画面2

タッチ操作によるスクロールは日経新聞についてはスムーズに感じましたが、ヤフーについては若干遅れているように感じられました・

完全な主観です

それほど致命的な遅さではないのですが、画面内に多くの情報を表示させるようなサイトには少々注意した方が良いかもしれません。

なお、某タブレットではディスプレイのにじみが指摘されていましたがAlldocube X Gameでは特にそのような現象は確認されませんでした。

画面拡大

Google Photo

このサイズのタブレットは写真などの閲覧用に使うことも多いと思うので、Google Photoを試してみました。

10.5インチと大きいので写真・動画ともにとても見やすいです。スマホの小さな画面と比べるとかなり印象が変わります。

写真ビューワーとしてはAlldocube X Gameは十分ではないかと思います。

カメラ

iPlay 40Hのメインカメラは800万画素です。

適当な小物を撮影してみたところ、それなりに使えそうです。

Alldocube X Gameのカメラ

ただ、ピクセル等倍にしてPixel 4と比較してみると差は歴然です。

Alldocube
X Game
 Alldocube X Gameのカメラ
Pixel 4 Pixel 4のカメラ

Alldocube X Gameのカメラはメモ程度に使う感じとなると思います。

WideVine

Android端末で動画を鑑賞する際の著作権保護の基準としてWideVineというものがあります。

WineVineについては下記のサイトが詳しいです。

WideVineについて - Android端末を購入するなら知っておくべき著作権保護の基準
こんにちは、輪他です。今回は、「NetFlix」や、「Amazon Prime」など、インターネット上の映像配…

Alldocube X GameでWideVineにどこまで対応しているかをDRM Infoというアプリ調べてみました。

DRM Info - Google Play のアプリ
Android DRMフレームワークからのDRM情報(Widevine、PlayReadyなど)を表示します

結果は「L3」です。

DRM Infoの結果

どうやらNetflixやAmazonプライムビデオをHDで見ることはできないようです。これはちょっと残念です。

シリアルコンソール

さて、これまでAlldocube X Gameの紹介をしてきましたが、意図して無視していた件があります。

それは「シリアルコンソール」に関する謎の通知が表示があるということです。

シリアルコンソールの通知

私は長いことAndroid端末を使ってきましたが、この通知は初めて見ました。

言語を英語にしてのメッセージを見ると次のようになります。

シリアルコンソールの通知 (英語)

しかし日本語でググっても、英語でググっても情報が出てきません。

ブートローダがに何かあるようなので、開発者向けオプションを有効にしてみると次のようになっていました。

OEMロックは解除済み

注目するのは「OEMロック解除」の項目です。

なぜ過去の項目はグレーアウトしており、かつ、有効(=ロックが解除されている状態)になっていました。

通常はこの項目はデフォルトではオフのはずですし、グレーアウトされていることもありません。

メーカーの方で何かカスタマイズを入れ、その影響でこのシリアルコンソールに関するメッセージが表示されているのではないかと推測します。

しかし、残念ながらこのメッセージを消す方法はわかりませんでした。

ディベロッパーメッセージの通知を無効にすれば一応消すことは可能ですが、その他のメッセージも表示されなくなってしまいます。

通知をオフ

Alldocube X Game - 10.5インチ / 8GB RAM / 128GB ROM
2022年7月時点でクーポン「BGJPabe5」で約24,647円(174.99ドル)

まとめ

今回は中華AndroidタブレットAlldocube X Gameを実際に使った様子を紹介しました。

X Gameという名前から高性能タブレットを期待しますが、残念ながらCPU速度はそれほど速くありませんでした。

しかし、搭載されているセンサーが比較的多くVR動画の視聴が可能であったり、金属ボディで放熱性が高かったり、通知を抑止するゲームモードが搭載されていたりと、ゲームプレーを意識した作りにはなっています。

次回はAlldocube X Gameのカバーについて紹介します。

コメント

  1. LAZY より:

    センサーについての表記で
    《非対応》は読んで字のごとくですが
    《MTK》及び《AOSP》とはどういった意味なのでしょう?
    ご教授お願いします。

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