中華アクションカム ThiEYE T5 Edgeで遊ぶ その4: 動画サンプル

前回は中華アクションカムThiEYE T5 Edgeのスマホアプリを紹介しました。

今回はThiEYE T5 Edgeのサンプル画像を紹介したいと思います。まずはアクションカムの本職である動画の紹介です。

今回使用しているThiEYE T5 Edgeは通販サイトのTOMTOPから提供していただきました。

TOMTOPではThiEYE T5 Edgeは2018/05/12時点で129.99ドルで販売しています。

さらにクーポン「RUTTE」で35ドル割引(割引後価格は10781円)になります。クーポンの有効期限は2018/05/31ですが、先着100名までなのでお早めに活用してください。

購入にトライしてみようという方は下記ページを参照してみてください。

今回は中国の通販サイトであるTOMTOPの使い方について紹介します。Webサイトも日本語化され、決済も日本円対応となっており、日本の消費者を取り込みたいという意欲を感じる作りです。スマホやタブレットなどの中華ガジェットを探すときにはTOMTOPも比較対象にするとよいでしょう。

比較対象

サンプル画像を撮影するにあたり、比較対象を用意しました。

画素数などの情報とともにまとめておきます。

ThiEYE T5 Edge EKEN H6s Andoer AN5000
画素数 1400万画素 1400万画素 1200万画素
動画モード 4K@30fps (EIS)
2.7K@30fps (EIS)
1080p@60fps (EIS)
720@120fps (EIS)
720@60fps (EIS)
720@30fps (EIS)
4K@30fps
4K@25fps (EIS)
2.7K@30fps (EIS)
1080p@60fps (EIS)
1080p@30fps (EIS)
UHD@24fps (2880×2160)
QHD@30fps (2560×1440)
FHD@60fps (1920×1440)
FHD@30fps (1920×1440)
HD@120fps (1280×720)
HD@60fps (1280×720)
HD@30fps (1280×720)
WVGA@30fps (848×480)
VGA@240fps (640×480)
VGA@30fps (640×480)
QVGA@30fps (320×240)
画角 170度 170度 170度/140度/110度/70度
手ぶれ補正 あり あり
(4K@30fpsは不可)
あり

比較対象のEKEN H6sとAndoer AN5000は私の手元にあった中華アクションカムです。

EKEN H6sとAndoer AN5000は下記でレビューしています。

今回は中華アクションカムのEKEN H6sを入手したことを紹介します。これまで何台か中華アクションカムを使ってきましたが、EKEN H6sの質感はダントツで上です。パッケージ・説明書・注意書もちゃんと日本語されており、日本ユーザに向けた製品といえそうです。
今回は中華アクションカムAndoer AN5000を入手したことを紹介します。いわゆるGoProクローンなので外観は以前入手した中華アクションカムとほぼ同じです。スペックを見るとAndoer AN5000は画素数は少なくなっているものの、ジャイロセンサー・手ぶれ防止機構がついていることが大きな特徴になっています。

EKEN H6sとAndoer AN5000のいずれも4K撮影に対応していますが、EKEN H6sは手ぶれ補正が4Kモードで効かない、Andoer AN5000は2880×2160の疑似4Kなど制限があります。

撮影条件

今回のメインはThiEYE T5 Edgeであるので、解像度はThiEYE T5 Edgeに合わせて

  • 4K (30fps)
  • 2.7K (30fps)
  • FHD (60fps)

で行いました。

Andoer AN5000の場合は、4Kは撮影できないので疑似4Kである2880×2160です。

手ぶれ補正については全てのカメラでONにしています。ただし、EKEN H6sは4Kモードでは手ぶれ補正が効きません。

ホワイトバランスなどのその他の設定は全てオートです。

歩行しながら撮影では、3台のカメラは30cm定規にテープで固定して行いました。このため歩いたときの揺れはほぼ同じ条件になっていると思います。

動画サンプル1: 歩行しながらの撮影

まずは歩きながら動画を撮影してみました。

画質の他に歩いたときの振動がジャイロセンサーによりどこまで緩和されているかが気になるところです。

4K (3840×2160)

まずは最高画質での比較です。

ThiEYE T5 Edge

ThiEYE T5 Edgeで撮影したデータのビットレートは36.3Mbpsでした。4Kにしてはちょっとビットレートが低いでしょうか。

ThiEYE T5 Edge Sample Video (4K@30fps)

さすが4Kだけあって周囲の草もちゃんと描画できているようです。

また手ぶれ補正が効いていて、歩行時のショックが緩和されていることがわかります。

一方、鉄塔がゆがんでいることがわかります。これは広角レンズでよくある歪みです。

なお、VLC Playerで表示したメディア情報は下記のようになります。

T5_4K

EKEN H6s

同時に撮影したEKEN H6sの4Kサンプルは下記になります。EISを効かせるためフレームレートは24fpsとしています。撮影した動画データのビットレートは67.6Mbpsです。

EKEN H6s Sample Video (4K@25fps)

画像の解像度についてはThiEYE T5 EdgeよりもEKEN H6sの方が良い気がします。ビットレートの違いが出ているのかもしれません。

発色については好みがありますが、EKEN H6sの方が鮮やかなようです。

なお、EKEN H6sの映像だけは風斬り音が入ってしまっていますが、これは撮影時の録音をオフにするのを忘れたためです。他のカメラでは録音をオフにしています。

VLC Playerで表示したメディア情報は下記のようになります。

EKEN_$K

動画データ(ストリーム0)の違いがフレームレートだけですが、動画データ(ストリーム1)についてはThiEYE T5 Edgeがステレオだったのに対して、EKEN H6sはモノラルとなっていました。

Andoer AN5000

同時に撮影したAndoer AN5000の4Kサンプルは下記になります。Andoer AN5000は2880×2160で撮影する疑似4Kになります。またフレームレートは24fpsになります。

実際に撮影した動画データのビットレートは20.4Mbpsでした。

Andoer AN5000 Sample Video (4K@24fps)

やはり疑似4Kなので電線や草などの細かい部分の描写が甘くなっていることがわかります。

また、Andoer AN5000は手ぶれ補正機能があるはずですが、歩行時のショックが大きく出てしまっています。補正能力弱いのかもしれません。

なお、VLC Playerで表示したメディア情報は下記のようになります。

Andoer_4K

2.7K (2720×1520)

4KとFHDの中間の画質です。使いどころが難しいですが、4Kデータが重すぎる場合に選択するモードだと思います。

ThiEYE T5 Edge

ThiEYE T5 Edge撮影したデータのビットレートは19.5Mbpsでした。これくらいのビットレートなら取扱が楽なのではないかと思います。

ThiEYE T5 Edge Sample Video (2720×1538@30fps)

画像の解像度・手ぶれ補正による揺れキャンセルともになかなか良い具合ではないでしょうか。

画質とデータサイズのバランスが良く、使いやすい撮影モードと感じました。

T5_2.7

EKEN H6s

EKEN H6sは2.7Kならば手ぶれ補正ありの状態で30fpsで撮影することができます。ただ、実際に撮影してみると解像度は2560×1440でした。

動画データのビットレートは29.9Mbpsです。

EKEN H6s Sample Video (2560×1440@30fps)

画質の解像感はThiEYE T5 EdgeよりもEKEN H6sの方が良いように見えます。ビットレートがEHEN H6sの方が高いからでしょうか。

一方、歩行時の揺れのキャンセル性能はThiEYE T5 Edgeの方が良いと感じられます。

なお、EKEN H6sの映像だけは風斬り音が入ってしまっていますが、これは撮影時の録音をオフにするのを忘れたためです。他のカメラでは録音をオフにしています。

EKEN-2.7

Andoer AN5000

Andoer AN5000でも解像度は2560×1440となります。実際に撮影した動画データのビットレートは20.3Mbpsです。

Andoer AN5000 Sample Video (2560×1440@30fps)

Andoer AN5000の映像で気づくのは動画の撮影中に色合いが変化してしまっている点です。ホワイトバランスが変わっているのか、空の色が大きく変化していることがわかると思います。

Andoer_2.7K

FHD (1920×1080)

最も一般的な解像度だと思います。SNS等で共有する場合などはこのくらいの解像度が普通なのではないかと思います。

なおフレームレートは60fpsで撮影しています。

ThiEYE T5 Edge

撮影した動画データのビットレートは15.1Mbpsでした。

ThiEYE T5 Edge Sample Video (FHD@60fps)

FHDの60fpsにしてはビットレートが低いせいか画像のディテールが失われてしまい、全体的にぼんやりしているように感じます。

もう少しビットレートを上げて、画質を重視するようなセッティングにして欲しかったところです。

T5_FHD

EKEN H6s

撮影した動画データのビットレートは31.6 Mbpsでした。

EKEN H6s Sample Video (FHD@60fps)

EKEN H6sもさすがに解像感が落ちていますが、ThiEYE T5 Edgeよりはディテールを表現しできていると思います。

ここは素直にビットレートの違いが画質に現れています。

EKEN_FHD

Andoer AN5000

撮影した動画データのビットレートは20.4Mbpsでした

Andoer AN5000 Sample Video (FHD@60fps)

画質(解像感)はビットレートの通り、ThiEYE T5 Edgeよりよく、EKEN H6sより悪いという感じです。

ただ、2560×1440での撮影でも生じた色合いの変化がやはりFHDでもでてしまっています。見返してみると4Kデータでも同様の色変化が見られますので、Andoer AN5000のクセなのだと思います。

右上の領域が雲と太陽光で白飛びしてしまっており、この部分の影響でホワイトバランスの計算が狂ってしまったのでしょうか。

Andoer_FHD

動画サンプル2: 流れる川の撮影

動画サンプル1では歩きながら撮影したので 、今度はカメラは動かさずに、被写体が動く条件で撮影してみました。

本来はカメラを三脚等で固定すべきですが、作業の関係上、手持ちで撮影しています。

4K (3840×2160)

まずは最高画質での比較です。

ThiEYE T5 Edge

ThiEYE T5 Edgeのフレームレートは30fpsになります。

撮影した動画データのビットレートは59.5Mbpsでした。動画サンプル1の時の2倍近くにビットレートが上がっています。

ThiEYE T5 Edge Sample Video (4K@30fps)

再生した映像を見ると、水の泡立ちや左上の草など非常に細かく描写できていることがわかります。この画像を見るとさすが4Kという印象を受けます。

当然ながらビットレートが高いと画像の解像感は高くなります。

ThiEYE T5 Edgeはビットレートを一定になるようにエンコードするのではなく、被写体によってビットレートが変わるタイプのようです。

このため川のように動いている面積が多い画像ではビットレートが高くなるのではないかと思います。

EKEN H6s

EKEN H6sのフレームレートは25fpsなります。

撮影した動画データのビットレートは65.1Mbpsでした。

EKEN H6s Sample video (4K@25fps)

EKEN H6sもThiEYE T5 Edgeと同様に細かく描写できていることがわかります。

一方、色合いを見るとEKEN H6sとThiEYE T5 Edgeはかなり違います。どちらが正確かというのは難しいのですが、個人的な好みとしてはEKEN H6sの発色の方が好きです。

Andoer AN5000

Andoer AN5000のフレームレートは24fpsになります。また2880×2160で撮影する疑似4Kになります

撮影した動画データのビットレートは41.2Mbpsです。

Andoer AN5000 Sample video (4K@24fps)

左上の草を見るとThiEYE T5 Edgeに比べるとさすがに解像感は落ちていますが、全体的には疑似4Kと感じさせずなかなか健闘しているように思います。

2.7K (2720×1520)

4KとFHDの中間の画質です。EKEN H6sとAndoer AN5000は近い解像度を選んでいます。

フレームレートはいずれのカメラも30fpsです。

ThiEYE T5 Edge

撮影した動画データのビットレートは44.4Mbpsでした。4Kの時と同様に動画サンプル1の2.7K映像から大きくビットレートが上がっています。

ThiEYE T5 Edge Sample Video (2.7K@30fps)

画質は良好で、4K時とあまり差を感じません。

データサイズとの関係を考えると、ThiEYE T5 Edgeでは2.7Kがベストバランスという気がします。

EKEN H6s

EKEN H6sの解像度は2560×1440です。撮影した動画のビットレートは30Mbpsです。

EKEN H6s Sample video (2560×1440@30fps)

EKEN H6sも画質は良好ですが、ThiEYE T5 Edgeのビットレートが上がったせいか、解像感はThiEYE T5 Edgeの方が上かもしれません。

Andoer AN5000

Andoer AN5000の解像度は2560×1440となります。実際に撮影した動画データのビットレートは30.4Mbpsです。

Andoer AN5000 Sample video (2560×1440@30fps)

Andoer AN5000の画質も良好です。解像感もEKEN H6sと同程度でしょうか。

FHD (1920×1080)

FHDではフレームレートをあげて60fpsで撮影しています。

ThiEYE T5 Edge

撮影した動画データのビットレートは22.1 Mbpsです。

ThiEYE T5 Edge Sample Video (FHD@60fps)

動画サンプル1ではThiEYE T5 EdgeのFHD@60fpsの映像はちょっとがっかり感があったのですが、動画サンプル2はそこまでひどく感じませんでした。

ThiEYE T5 Edgeは、被写体の中で変化する部分の割合が少ないと、積極的に圧縮してビットレートを下げる用です。このため、動画サンプル1のような動きが少ない被写体では圧縮が効き過ぎて、解像感が失われてしまっているのではないかと思います。

EKEN H6s

撮影した動画データのビットレートは31 Mbpsでした。

EKEN H6s Sample video (FHD@60fps)

EKEN H6sも4K・2.7Kに比べれば当然解像度が落ちますが、それなりの画質という感じです。

個人的にはThiEYE T5 Edgeと違いはあまり感じません(色合いは違いますが)。

Andoer AN5000

撮影した動画データのビットレートは42.3Mbpsでした。

Andoer AN5000 Sample video (FHD@60fps)

Andoer AN5000がFHDにおいては最もビットレートが高くなったのですが、実際の映像を見るとそこまできれいに感じません。

たとえば、中央の岩の表面を見ると、不自然に表面の模様が変化してしまっています。左上の草の部分も同様です。

このビットレートの高さは意図的に設計されたのではなく、岩や草のように変化していない部分をうまく検出できておらず、その結果ビットレートが高くなってしまったのではないかと思います。

動画の画質総評

動画の画質の善し悪しを判断するのは難しく、どうしても主観的な評価となってしまいます。

私の主観では、大雑把に言って動画の画質は、EKEN H6s > ThiEYE T5 Edge > Andoer AN5000という評価です。

EKEN H6sはデフォルトの状態でも発色がきれいなのと、動画のビットレートがほぼ一定で安定した画質が得られるのが強みかと思います。

ThiEYE T5 Edgeも健闘しているところがあるのですが、被写体によってはビットレートが大幅に下がり、解像感がイマイチなことがあります。

ビットレートが低いと動画データのサイズがコンパクトになるというメリットもあるので、一概にビットレートが高いから良いとは言えないのですが、ThiEYE T5 Edgeには得手不得手があることは押さえておいた方が良さそうです。

なお、サンプルが少ないですが試してみた感じでは、ThiEYE T5 Edgeは2.7Kモードが、画質・データサイズのバランスが良いように感じました。

迷ったら2.7Kモードを選択しておくと無難かもしれません。

2018/05/12時点で129.99ドル! クーポン「RUTTE」を適用すると35ドル引き(割引後価格10781円)になります(先着100名まで)!

まとめ

今回はThiEYE T5 Edgeで動画を撮影し、他の中華アクションカムと画質を比較してみました。

ThiEYE T5 Edgeは、被写体により撮影した動画データのビットレートが大きく変わるのが特徴です。このため、被写体によっては記録時間が短くなったり、圧縮が効き過ぎて解像感が落ちてしまったりするので注意が必要です。

次回は静止画を撮影してみます。