中華ドラレコYi Compact Dashcamで遊ぶ その4: 車に設置する

前回は中華通販のCafagoから入手したドライブレコーダーのYi Compact Dashcamのファームウェアを更新してみました(意味がありませんでしたが…)。

今回はこのドライブレコーダーを車に設置してみたいと思います。

今回紹介するドラレコYi Compact Dashcamは海外通販のCafagoから提供していただきました。

実はこの製品を入手したのは結構前で、この製品は残念ならがCafagoでは売り切れとなっていました。

他のモデルをCafagoから買ってみたいという方は下記を参照してみてください。

今回は中国の通販サイトCAFAGOの使い方について紹介します。サイトは全て英語ですが、一般的な通販サイトの作りなので、スムーズに使えるのではないかと思います。CAFAGOは日本円決済にも対応しているようなので為替手数料を気にせずショッピングが楽しめそうです。

電源の確保について

今回利用するYi Compact DashcamはUSBから取得した電源で動作します。このUSB電源をどう確保するかを考えなければ行けません。

シガーソケットを利用する場合

Yi Compact Dashcameはシガーソケット用のUSBチャージャーがついてきます。

シガーソケット USBチャージャー

これを使えばシガーソケットからUSB電源を取り出すことができます。しかし、シガーソケットが塞がれてしまうという問題があります。

もちろんシガーソケットを増設したりUSBポートを増設したりする物を使えば塞がれてしまう問題は解決します。

しかし、これを使ってもシガーソケットからUSBケーブルを引っ張らなければならず、見栄えが良くありません。

電源コンバータを使う場合

普通の乗用車は12Vの電源があります。12Vから5V(USB)に変換するコンバータを使うと、直接USB電源を生成することができます。

これを見えないところに設置すれば、見栄え良くドライブレコーダーを設置することができますので、私はこれを使ってみることにしました。

私は海外通販のBanggoodで約650円で購入したのですが、日本のAmazonでも安く購入できるようです。

このコンバータを車の電源(12V)につなげると、このコンバータのUSBポートからUSB電源(5V=3A)が取得できます。

注意するのは2ポート合計で3Aという点ですが、スクリーンが小さいドライブレコーダー程度なら問題ないでしょう。

12V電源の取得

次はこの電源コンバータ用の12Vの電源をどこからとるかを決めます。既にある電源から分岐しても良いのですが、私はユーズボックスから取得することにしました。

車のグローブボックス付近や運転座席付近にこのようにヒューズが並んでるボックスがあるはずです。

ヒューズボックス

どのヒューズがどの用途に用いられているかはヒューズボックス付近に書かれているか、自動車の取扱説明書に書かれているはずです。

私の車はユーズボックスの近くにシールで貼られていました。

ヒューズボックスの説明

車のキーの状態が「ACC(アクセサリ)」あるいは「IG(イグニッション)」のときに通電するヒューズを探します。

カーオーディオなどの車載機器はACC電源を利用しますが、ドライブレコーダーは基本的にエンジンがかかっているときに使えれば良いのでIG電源でも問題ないはずです。

大体名前で想像がつく場合もありますが、確実に調べるには検電テスターを使います。

ヒューズに金属部分があるので、ここに検電テスターを当てて、車のキーの状態を変えながら、光るかどうかをチェックします。

車のキーが「ACC」のときに反応して、キーを抜いたときに反応しないヒューズが「ACC電源」で、車のキーが「IG」のときに反応して、キーを抜いたときに反応しないのが「IG電源」です。

ACC電源あるいはIG電源のヒューズのチェック

私の車の場合「ライタ」と「サンルーフ」が「ACC電源」だったのでですが、既に使用中だったので「IG電源」である「リヤワイパ」を使うことにしました。

いま思うと、サンルーフ(私の車はサンルーフがついていないので、ここは全く使われおらず余裕があります)のところから分岐させれば良かった気もします。

どのヒューズを使うか決めたらそのヒューズ容量とサイズに合ったヒューズ電源を購入しておきます。

私の車のヒューズはミニ平型で利用するリヤワイパのヒューズは15Aのため、15Aの「ミニ平型ヒューズ電源」購入しました。

このミニ平型ヒューズ電源を元々あったヒューズの代わりに挿入すると、ミニ平型ヒューズ電源からでているケーブルから12Vの電源を取り出すことができます。

配線コードの作成

12V電源の取り出し方が決まったら、電源コンバータをどこに設置するかを決めておきます。電源コンバータは45mm×27mmとコンパクトな物です。

電源コンバータのサイズ

しかし、私のヒューズボックス付近は混み合っているため、この電源コンバータを置きたくありません。

またヒューズボックス付近ではアースがとりにくいという問題もあります。

そこでこの電源コンバータはAピラー(運転席の右前の柱の部分)内に配置することにし、平型ヒューズ電源を使って取り出した12VをAピラー内まで引っ張ることにしました。

このための配線コードは自作します。用意するのは赤色の配線コードとターミナルセットとです。

これで50cmぐらいの配線ケーブルを作成しましょう。一方をギボシ端子(メス)をとりつけ、もう一方にギボシ端子(オス)をつければOKです。

こんな感じです。

加工した配線ケーブル

ギボシ端子にはスリーブ(ビニール製のカバー)を忘れないようにしましょう。

電源コンバータのケーブル加工

購入した電源コンバータのケーブルはむき出しの状態です。これも取り付けられるように加工します。

Aピラー内でアースが確保できるのならば黒い配線にアース用の端子をそのままつければ良いでしょう。アースの配線を伸ばす必要がある場合は、ギボシ端子をつけます。

赤い配線には作成した配線ケーブルをつなげるためのオスのギボシ端子取り付けます。こんな感じです。

加工した電源コンバータ

ギボシ端子にはスリーブ(ビニール製のカバー)を忘れないようにしましょう。

ここまでできたら平型ヒューズ電源からちゃんとつながることを確認しましょう。

接続した状態

ギボシ端子同士を接続したときにスリーブで金属部分が完全にカバーされていることを確認しましょう。

ドライブレコーダーの設置位置の確認

ドライブレコーダーの取り付け位置を間違えると車検に通らなくなるので、しっかりと固定場所を決めておきましょう。

細かい規則は「道路運送車両の保安基準」の「窓ガラスの技術基準」というところに書かれています。

国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。

しかし、文章は実にわかりにくいです。

ググってみると「ガラス開口部の実長の20%以内の範囲」あるいは「車室内後写鏡(ルームミラー)により遮へいされる前面ガラスの範囲」となるようです。

2017年6月に神奈川県大井町の東名高速でおきた「煽り運転死亡事件」の一件で、ドライブレコーダーの需要が一気に増えた。だが、取り付けに注意しないと違反になるので注意してほしい。フロントガラスに取り付けて良い場所が道路交通法(道交法)で規定されているからだ。

従って「フロントガラスの上部20%」あるいは「ルームミラーの裏側」となるようです。

ドライブレコーダーを貼り付ける前に手でいくつか場所を確認してみたのですが、はやりルームミラーの裏側が無難そうです。

Yi Compact Dashcamの液晶ディスプレイが見えなくなってしまいますが、操作するときはルームミラーの向きを変えれば良いでしょう。

ドライブレコーダーの固定

フロントガラスの決めた位置にYi Compact Dashcamを固定します。

ブラケットをシールで固定するので、ブラケットの向きさえ間違えなければ簡単です。

向き

シールを貼り付ける場所に汚れがあるとシールの張り付きが弱くなるのでシリコンオフを使って油膜をとっておくのがお勧めです。

こんな感じで固定できればOKです。

Yi Compact Dashcamの固定

ルームミラーを運転時のポジションに戻すとこんな感じです。

Yi Compact Dashcamとルームミラー

Yi Compact Dashcamの右下にはLEDがあり、これは視認できるのでルームミラーに隠れていても動作状況は把握できます。

配線

次に配線を行います。これが面倒な部分です。

今回はドライブレコーダーからAピラーを通ってヒューズボックスまでmicroUSBケーブルを引っ張ります。また途中で用意した電源コンバータを挟むことになります。

ヒューズボックスから電源の取り出し

まずヒューズボックから予定していたヒューズを引き抜きます。引き抜くと奥に端子が2個ありますので、どちらの端子がバッテリーにつながっているかを検電テスターで確認します。

検電テスターが光った方バッテリー側です。

バッテリー側のチェック

このバッテリー側にコードがくるように交換用にヒューズ電源を差し込みます。

ヒューズ電源との交換

ここまできたら念のため車のバッテリーを外しておくことをお勧めします。マイナス側を外せばOKです。

Aピラーのカバーの除去

次に内装はがしのツールを使ってAピラーのカバーを外します。

こんな感じでむき出しになるはずです。

カバーを外したAピラー

電源コンバータの設置

電源コンバータはAピラー内に配置します。

アースを取り出せるところ(金属がむき出しでネジがあるところ)の近くが良いでしょう。

電源コンバータのアースを接続して、電源コンバータをAピラー内に固定しましょう。電源コンバータはネジ留めできるようになっていますが、ネジ留めがなければ両面テープでもよいと思います。

私はこの位置にテープで固定しました。

電源コンバータの設置

また、電源コンバータのアースを車の金属部分に固定しましょう。私の車はAピラー内にボルトがあったので、このボルトに固定しました。

電源コンバータ用のアース

配線をつなげる

あとはヒューズ電源・電源コンバータ・Yi Compact Dashcamをつなげるだけです。

まず作成した配線ケーブルを使って、ヒューズボックスのヒューズ電源と電源コンバータをつなぎます。これで事前にチェックしたのと同じ配線になるはずです。

あとはYi Compact DashcamについてきたUSBケーブルを配線します。microUSBケーブルをフロントガラスと天井の間に埋め込み、Yi Compact DashcamのUSBポートに届くようにケーブルを垂らします。

microUSBケーブルをYi Compcat Dashcamに接続

このとき振動等を考えてケーブルは少し余らせるようにするのがお勧めです。

そしての反対側のケーブルを天井との隙間に押し込んでいきます。

天井の隙間にケーブルを押し込む

Aピラーのところまできたらケーブルの残りの部分をAピラー内に垂らします。このケーブルは3.5mとかなり長いので、余った部分は結線バンドか何かで輪にしてAピラー内に納めておけば良いでしょう。

あとはUSBケーブルと電源コンバータを接続すれば配線は完了です。

Aピラー内で電源コンバータと接続

動作確認

バッテリーを外していた場合はバッテリをつなげ直しましょう。

ここまできたら車のエンジンをかけましょう。

Yi Compact Dashcamの電源が入ればOKです。Yi Compact Dashcamの液晶ディスプレイかスマホアプリを使って前方がまっすぐ写ることを確認しましょう。

Yi Compact Dashcamの同確認

傾いていたりする場合はブラケットのネジを緩めて角度を調整し、満足がいく角度になったらしっかりネジを締めましょう。

これで設置完了です。

Yi Compact Dashcamの後継製品です。2020年2月時点でAmazonで5850円

まとめ

今回は中華ドラレコYi Compact Dashcamを車に設置したことを紹介しました。

付属のUSBチャージャーを使ってシガーソケットから電源をとると、USBケーブルが邪魔になってしまいます。そこで小型の電源コンバータを使って配線を隠してみました。

ヒューズボックスから12V電源を取得すれば配線の線の加工も少なく済むのでお勧めです。

次回はこのドラレコを実際に使った様子を紹介します。