前回は中華タブレットXiaomi Mi Pad 3の初期設定を行いました。
今回はベンチマークソフトを実行して気になる性能をチェックしてみたいと思います。
ベンチマークの結果は手持ちのスマホ・タブレットと比較してみたいと思います。
今回使用しているXiaomi Mi Pad 3は通販サイトのGearBestから提供していただきました。
既に後継モデルのMi PAd 4が発売されているので、いま買うならMi Pad 4がお勧めです。
Mi Pad 4はGearBestで219.99ドル(2019/03/02時点)で発売されています。
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Antutuベンチマーク
AntutuベンチマークはAndroidでは定番のベンチマークソフトです。3Dの性能を見るためAntutu 3DBenchもインストール済みです。
ベンチマークソフトを実行した結果は次の通りです。
これまで私が実行した結果と比較すると次の通りです。
メーカー | Xiaomi | Xiaomi | Xiaomi | Xiaomi | Chuwi | Teclast | Teclast | Teclast |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
モデル | Mi Pad 3 | Mi5s | Redmi Note 4 | Redmi Note 4 | Hi8 Pro | X98 Plus 2 | X16 Plus | Tbook 10 S |
カテゴリ | 7.9インチ タブレット |
5.15インチ スマホ |
5.5インチ スマホ |
5.5インチ スマホ |
8インチ タブレット |
9.8インチ タブレット |
10.6インチ タブレット |
10インチ タブレット |
CPU | MediaTek MTK8176 |
Qualcomm Snapdragon 821 |
MediaTek Helio X20 |
Qualcomm Snapdragon 650 |
Intel Atom x5 Z8300 |
Intel Atom x5 Z8300 |
Intel Atom x5 Z8300 |
Intel Atom x5 Z8350 |
トータル | 80129 | 146650 | 84917 | 76188 | 65064 | 62299 | 61736 | 59780 |
3D | 15002 | 59329 | 16255 | 18398 | 17232 | 15747 | 15506 | 13787 |
UX | 31846 | 46553 | 36436 | 26366 | 21781 | 20957 | 22190 | 21440 |
CPU | 26538 | 30241 | 25494 | 24686 | 19882 | 19739 | 18791 | 19828 |
RAM | 6743 | 10527 | 6732 | 6738 | 6169 | 5856 | 5249 | 4725 |
さすがにハイエンドのMi5sにはかなわないですが、ミドルクラスのスマホであるRedmi Note 4・Redmi Note 3 Proの間となりました。
スマホで言えばミドルクラスの製品相当の性能と考えて良さそうです。MediaTek MTK8176というCPUの位置づけから言って妥当な感じです。
また、Intel Atom x5-Z83x0を搭載したタブレットよりは2割以上も性能を向上しています。
まだあまり使い込んではいないのですが、Chuwi Hi8 ProをAndroidで使うよりははるかにレスポンスが良いと感じています。
CPUコアがARMであるだけあってAndroidとの相性はIntel Atomよりよいのかもしれません。
なお、Antutuベンチマークではシステム情報を表示することができますので紹介しておきます。
GeekBenchmark 4
GeekBench 4も実行してみました。
結果は次のとおりです。
もう少しこのスコアをブレークダウンした内容は次のとおりです。
これだけだとわからないので他のデバイスと比較してみます。
メーカー | Xiaomi | Xiaomi | Xiaomi | Chuwi | Teclast | |
---|---|---|---|---|---|---|
モデル | Mi Pad 3 | Mi5s | Redmi Note 4 | Hi8 Pro | Tbook 10 S | |
カテゴリ | 7.9インチ タブレット |
5.15インチ スマホ |
5.5インチ スマホ |
8インチ タブレット |
10インチ タブレット |
|
CPU | MediaTek MTK8176 |
Qualcomm Snapdragon 821 |
MediaTek Helio X20 |
Intel Atom x5 Z8300 |
Intel Atom x5 Z8350 |
|
Single-Core | Total | 1596 | 1690 | 1544 | 955 | 875 |
Crypto | 1028 | 736 | 1106 | 316 | 315 | |
Integer | 1699 | 1471 | 1505 | 1020 | 975 | |
Floating Point | 1325 | 1583 | 1220 | 651 | 643 | |
Memory | 1915 | 2584 | 2226 | 1424 | 1141 | |
Multi-Core | Total | 3366 | 4216 | 4669 | 2179 | 2007 |
Crypto | 3463 | 2014 | 4392 | 1098 | 1077 | |
Integer | 4457 | 4580 | 5925 | 2536 | 2379 | |
Floating Point | 2580 | 4708 | 4471 | 2137 | 2079 | |
Memory | 2064 | 3213 | 2211 | 1706 | 1294 |
シングルコアのスコアを見るとAntutuベンチマークと同様でRedmi Note 4に近い値となっています。また、Intel Atom x5-Z83x0を搭載しているタブレットと比べるとMi Pad 3のスコアは1.5倍以上になっています。実際にタブレットを使った感覚としては、Atom搭載タブレットよりかなり軽快に感じます。
一方、マルチコアにスコアを見ると10コアのRedmi Note 4がトップとなり、次点が8コアのMi5s、その次が6コアのMi Pad 3となります。コア数がそのままスコアに表れていて面白いです。
私の使い方ではそれほどダブレットで同時に作業することもなさそうなので、シングルコアがスコアが高いというのはうれしいところです。
PC Mark
最後にWindowsで有名なベンチマークソフトのAndroid版を試してみたいと思います。
テストには「Work 2.0」「Computer Vision」「Storage」の3つがあります。「Work」というテストもありますが、これは「Work 2.0」の前身のようです。
結果は次の通りです。
これだけではわからないので手持ちのデバイスでも測定したので比較してみます。
メーカー | Xiaomi | Xiaomi | Xiaomi | Chuwi |
---|---|---|---|---|
モデル | Mi Pad 3 | Mi5s | Redmi Note 4 | Hi8 Pro |
カテゴリ | 7.9インチ タブレット |
5.15インチ スマホ |
5.5インチ スマホ |
8インチ タブレット |
CPU | MediaTek MTK8176 |
Qualcomm Snapdragon 821 |
MediaTek Helio X20 |
Intel Atom x5 Z8300 |
Work 2.0 | 4542 | 6077 | 4633 | 3497 |
Computer Vision |
2744 | 3306 | 2567 | 2498 |
Storage | 3929 | 2894 | 4146 | 1566 |
タブレットを使う上ではWebサイトの閲覧や静止画・動画の閲覧が主なので、使用感を見るには「Work 2.0」の値を見ると良いと思います。
スコアを比較すると、これまでのベンチマークの結果と同様に概ねRedmi Note 4に近い値が出ています。
また、ベンチマークのスコアに表れない違いとして、ベンチマーク実行中の発熱があります。
Mi Pad 3はタブレットの大きなボディと金属筐体が有利なのか全く熱を感じません。スマホのMi5sとRedmi Note 4は少し暖かくなる感じで、Chuwi Hi8 Proは8インチの大きなボディながらかなり熱を感じます。
既に後継モデルのMi PAd 4が発売されているので、いま買うならMi Pad 4がお勧めです。
まとめ
今回はMi Pad 3でベンチマークソフトを動かして手持ちの製品と比較してみました。
Mi Pad 3はミドルクラスのスマートフォンと同じぐらいで、Atom x5-Z83x0のタブレット比べると明らかにスコアが高くなります。Atom搭載のタブレットと異なり、OSがAndoridに限定されてしまいますが、動作は軽快で発熱量が少ないのは使用感として満足度が高いです。
次回はブートローダのアンロックに挑戦してみたいと思います。
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