前回まではコーカサス地方のプリペイドSIMカードを紹介してきましたが、マイナーな旅行先なせいか順調にアクセス数が低下してきました。
そこで今回はゴールデンウィークに向けてDTACのプリペイドSIMカードの情報をアップデートしておきたいと思います。かなり長い記事となりますが、このページを保存しておけばタイでDTACのプリペイドSIMカードを活用できる、、、はずです。
ただ、ここのところあまりタイの現地で調査ができていません。そこでWebでの調査結果を中心に更新をしたいと思います。
2019/04/08 追記
AIS・DTAC・TrueMoveを比較して「タイのSIM選びガイド 2019年春版」を作成しました。ぜひこちらもご覧ください!
DTACについて
DTACはタイのモバイルキャリアです。ながらくタイで第二位のキャリアでしたが、最近は第三位に落ちてしまったようです。
DTACの読み方はそのまま「ディーティーエーシー」か短縮して「ディータック」です。
公式サイトは下記になります。
公式サイトは完全ではありませんが、英語にも対応しています。
コーポレートカラーは水色です。タイの町中で水色の店舗を見つけたらDTACの店舗だと思います。
旅行者にとって、このキャリアの最大の特徴は、SIMカードの維持のしやすさになります。そのため、年に1・2回ぐらいのペースで訪タイするタイリピータのかたにお勧めのキャリアです。
DTACのプリペイドSIMカードを使う手順
タイでDTACのプリペイドSIMカードを使うためには、
という流れになります。順々に紹介していきます。
SIMロックフリーのスマートフォンの入手
DTACのSIMカードを使うにはSIMロックが解除されている(SIMフリー)のスマートフォンが必要になります。その際に重要になるのが「周波数(バンド)」です。
「DTACが使用している周波数」と「スマートフォンが対応している周波数」が合わないと、SIMカードを差しても使えません。
DTACの周波数は以下の通りです。
- LTE
バンド 周波数(MHz) 備考 1 2100 メインの周波数 3 1800 8 900 あまり使われていない可能性あり 40 (TDD-LTE) 2300 dtac TURBOという名前でプロモーション中
利用できる地域は限定的 -
3G (WCDMA)
バンド 周波数(MHz) 備考 1 (I) 2100 メインの周波数 5 (V) 850 バンド6・19の端末でも利用可
DTACの電波状況は下記のページで確認できます。
この電波状況のマップの見方は
色 | dtac TURBO (TDD LTE B40) |
LTE | 3G |
---|---|---|---|
オレンジ | ○ | ○ | ○ |
黄色 | 3ヶ月以内に利用可 | ○ | ○ |
濃い青 | × | ○ | ○ |
薄い青 | × | × | ○ |
となります。
2019年4月現在では、バンコク・チェンマイ・プーケットなど都市部はLTEでカバーされており、端末とSIMカードが対応していればdtac Turboと呼ばれるB40のTDD LTEも利用できます。しかし、イサーン等の地方に行く場合はまだLTEに対応してない地域もあり地方に行く場合は3G/WCDMAの周波数も対応している方が無難です。
dtac Turboと呼ばれるB40を利用するためには、端末だけでなく、SIMカードも対応している必要があるようです。
SIMカードが対応しているかどうかは「*2300*9#」で確認することができます。
次のように表示されればたぶんdtac TURBOが使えるのではないかと思います(未確認ですが)。
ドコモユーザの方
DTACの主なLTE周波数はドコモの端末ならばすべて対応しています。
ただし、dtac TURBOと呼ばれるB40はiPhone・Pixelなどのグローバルでも売られているモデル必要になります。
DTACの3Gのバンド5を使用するには、「FOMAプラスエリア対応端末」が必要ですが、よほど古い機種でなければFOMAプラスエリアに対応してます。
dtac TURBOが使えなくても十分な通信速度が期待できますので、ドコモユーザの方はお持ちのスマートフォンをSIMロック解除するのが一番手っ取り早いです。普段使っているスマホをそのまま海外で利用できるというのは本当に便利です。
ドコモの下記のページにSIMロック解除の案内が記載されています。
おそらく現時点で流通しているスマートフォンはほとんどSIMロック解除に対応しているはずです。
ただし、発売時期によってSIMロック解除手順(自分でやるか、ドコモショップでやるか)が異なります。また、2015年5月以降に発売された機種の場合は購入後100日経過という条件がある点に注意が必要です。
KDDI/AUユーザの方
下記のページでお持ちのスマホが「SIMロック解除に対応しているか」「LTEのバンド1に対応しているか」「3GのバンドIに対応しているか」を確認しましょう。「SIMロック解除可能な機種の対応周波数帯一覧」から各モデル毎の対応周波数を調べることができます。
LTEのバンド1について全てのスマートフォンで対応しているはずです。バンド3とバンド8の対応状況についてはスマートフォンによって異なります。
3Gのバンド1についてはよほど古い機種でなければ大丈夫だと思います。3Gのバンド6(VI)とバンド19(XIX)は対応している方が好ましいですが、無くても何とかなると思います(特にバンコクの場合)。
ソフトバンクユーザの方
下記のページでお手持ちのスマホのSIMロック解除対応状況と対応周波数を確認しましょう。対応周波数は「機種別対応周波数一覧」のセクションで確認できます。
ソフトバンクで利用している周波数がバンド1・3・8であるため、ソフトバンクの端末であればDTACのLTEに適合します。
3Gについては「3Gのバンド1」には対応していますが、バンド5(V)・6(VI)・バンド19(XIX)は対応していない場合が多いです。しかし、都市部を中心に滞在する場合は何とかなると思います(特にバンコクの場合)。
Yモバイルユーザの方
下記のページでお手持ちのスマホのSIMロック解除対応状況と対応周波数を確認しましょう。対応周波数は参考の欄の「機種別対応周波数はこちら」で確認できます。
Yモバイルのスマートフォンはいずれも「LTEのバンド1」「3Gのバンド1」に対応していますので、タイでそのまま使えるはずです。
3Gのバンド5(V)・6(VI)・バンド19(XIX)は対応している方が好ましいですが、無くても何とかなると思います(特にバンコクの場合)。
既にSIMフリーのスマートフォンをお持ちの方
日本向けに発売されているモデルであれば、「LTEのバンド1」「3Gのバンド1」は間違いなく利用できます。
dtac TURBOのLTE B40については、iPhone・Pixelなどのグローバルモデルの場合は対応していますので、タイで高速通信を楽しめると思います。
また日本国内向けのSIMフリースマートフォンの場合は、ドコモの周波数に対応して設計されていることが多く、FOMAプラスエリア対応(3G B6/B19)がされている可能性が高いです。そのため、タイの地方などに行った場合に3Gで電波をつかめる可能性も上がります。
既にSIMフリースマートフォンをお持ちの方は、そのままタイに持ち込んで利用しましょう。
スマホを買い換える場合
自分のスマホがSIMロック解除に対応していないという場合は、古い端末と思いますので、これを機にスマホを買い替えてしまうのも手だと思います。
新たに購入するスマホを普段使いのスマホとして利用していく場合は、ある程度性能が高いスマホにすることをおすすめします。
特に海外旅行好きの方には、「iPhoneシリーズ」「Pixelシリーズ」「Huawei Pシリーズ」「Huawei Mateシリーズ」など、グローバルで売られているモデルは、対応周波数が多くてお勧めです。
特にiPhoneシリーズのSIMフリー版は海外旅行の最強の相棒となってくれるはずです。
予算をどうしても抑えたいけど、スペックの高いSIMフリースマホを入手したい、という方はちょっとハードルが上がりますが、中華系の海外通販を使ってみてください。
ただし、このときもスペック表を見て「対応周波数 (LTE Band)」が多い機種を選びましょう。
また海外通販は入手まで時間がかかりますので、早めに調達をしましょう。
スマホはSIMロック解除対応機種だけど、まだSIMロックの解除に必要な日数を経過していないという場合は、大変悩ましいところです。
スマホは最近買ったと思われますので、このような場合は、SIMロックが解除できるまで、SIMフリーのモバイルルータを購入したり、レンタルWi-Fiルータサービスなどでしのぐことになるかと思います。
DTACのプリペイドSIMカードの入手
DTACのプリペイドSIMカードを入手するには、DTACの店舗で購入するか、街中の携帯電話ショップで入手するかになります。
最近のDTACのプリペイドSIMカードは標準・マイクロ・ナノの全サイズに対応になったものになっています。
おそらくDTACの直営店舗ならば3サイズ対応が出てくると思いますが、直営店舗以外で買う場合は確認を忘れないようにしてください。
タイではプリペイドSIMカードの購入にID番号の登録が必要となっています。
日本人の場合はIDとしてパスポートが必要ですので、パスポートを携帯するのを忘れないようにしてください。
スワンナプーム国際空港の店舗
お勧めなのがスワンナプーム国際空港のDTACの店舗で購入することです。
スワンナプーム空港の場合は、入国審査後の荷物受取りエリアと、税関を抜けたあとの到着ロビーの2箇所に店舗があります。
下記が到着ロビーの店舗になります。この店舗が空港のメイン店舗で24時間営業です。
下記が荷物受取りエリアの店舗になります。小さなブースで時間によってはしまっている(店員さんがいない)かもしれません。
いずれの店舗も店員さんは英語も通じますし、何よりも旅行者に慣れています。旅行者に使いやすいパッケージの案内がありますので、自分の滞在期間と使いそうなデータ量に従って選ぶだけです。
2018年8月にバンコクに行った時に展示されてた案内が下記です(クリックで大きくなります)。
左側の欄の「8 Days」や「30 Days」というのが有効期間です。その右側の欄の「○○GB at max speed」というのがデータ通信量です。一番右に書かれているのが価格(バーツ)です。
実は「荷物受取りエリアの店舗」と「到着ロビーの店舗」と売っているパッケージが違うことがあり、2018年8月の段階では次のようになっていました。
価格 | 期間 | データ量 | 通話 SMS |
荷物受取 エリア |
到着 ロビー |
---|---|---|---|---|---|
199B | 5日 | 3GB | なし | ○ | × |
299B | 8日 | 4.5GB | 20B | × | ○ |
299B | 3GB | 100B | × | ○ | |
299B | 5GB | 40B | ○ | × | |
599B | 15日 | 6GB | 100B | ○ | ○ |
649B | 20日 | 10GB | 80B | ○ | ○ |
549B | 30日 | 4.5GB | 85B | ○ | ○ |
849B | 9GB | 65B | ○ | ○ | |
1349B | 20GB | 135B | ○ | ○ |
この表の情報は2018年8月とちょっと古いので、次にバンコクに行くときに再調査して更新したいと思います。
購入するときは自分ほしいパッケージを指をさして「Give me this」とでもいえば理解してくれるでしょう。
あとはパスポートを渡して、言われた金額を払いましょう。
また、空港で購入した場合には後述のインターネットパッケージの申し込みやAPNの設定も全部やってくれるはずです。スマートフォンの言語設定を英語にしたうえで、店員さんにスマホを渡しましょう。
問題は非常に混んでいることです。常時2~3人は待っている感じなので、購入できるまでに10~30分は覚悟した方がよいでしょう。ツアーなどで行動時間に自由がない場合は厳しいかもしれません。
スワンナプーム国際空港の自動販売機
2016年2月からはスワンナプーム国際空港にはDTACのプリペイドSIMカードの自販機が登場しました。この自販機はDTACの店舗に併設されています。
この自販機では旅行者向けのプリペイドSIMカードである「Happy Tourist SIM (日本語)」を購入することができます。
最近は299バーツ・599バーツのTourist SIM以外も売っているようです。自動販売機に案内が貼ってありますので確認してみてください。
Happy Tourist SIM 299 |
Happy Tourist SIM 599 |
|
---|---|---|
パッケージ | ||
価格 | 299バーツ | 599バーツ |
データ通信 (超過は速度低下) |
8日間 3GB | 15日間 6GB |
LTE | 利用可 | |
初期残高 | 100バーツ分 | |
有効期間 | 35日 | |
通話 | 0.99バーツ/分 | |
SMS | 3バーツ |
「プリペイドSIMカードを選択→パスポートをスキャンして→お金の投入」で購入できるそうなので、店舗が混んでいて自販機が空いている場合はこちらで購入するのがお勧めです。
この自販機でSIMカードを購入した場合は、初期設定を自分でする必要があります。初期設定はこのページの後半で説明しますし簡単なものですので心配はありません。
この自販機は使っている方が少ないのか、あまりメンテされていないようです。
ときどき使えなくなっているので、そのときは店員さんから買うようにしましょう。
ドンムアン国際空港の店舗
LCCが発着しているドンムアン国際空港でも到着時にDTACのプリペイドSIMカードを購入することができます。
税関を抜けて到着ロビーに出るとすぐに店舗があります。
実はこの店舗はDTACの直営店ではなく代理店の店舗なのですが、問題なく旅行者に対応してくれます。
スワンナプーム空港の場合と同様に、旅行者向けに様々なパッケージが用意されているので、指を指して購入しましょう。
DTACの直営店はターミナル1とターミナル2の間にあります。
市内のDTACの店舗
バンコクには多くのショッピングセンターがあり、そのほとんどにDTACのショップがあります。
都心部ならば空港ほどではないですが英語が通じる可能性があります。空港で購入できなかった方はショッピングモールでDTACのショップを探すことをお勧めします。
サイアム・プロンポン・アソークなど都心部の店舗の場合は、英語対応の店員さんがいることもあります。
店舗で購入する場合はまずプリペイドSIMカードの種類を選ぶことになります。この場合、まずは「Happy Tourist SIM」があるかどうかを聞いてみましょう。49バーツ以外のTourist SIMならば十分なデータ通信が含まれていて、旅行者には手っ取り早いです。
店員さんも旅行者にはHappy Tourist SIMを売りたがるはずです。
Happy Tourist SIMがない場合は「Super 4G SIM」を購入してください。
Happy Tourist SIM | Super 4G SIM | ||||
---|---|---|---|---|---|
49 | 199 | 299 | 599 | ||
価格 | 49バーツ | 199バーツ | 299バーツ | 599バーツ | 49バーツ |
データ通信
(超過は速度低下) |
1MB 2バーツ の従量制 (※) |
7日間 500MB |
8日間 3GB |
15日間 6GB |
1MB 1.99バーツ の従量制 (※) |
LTE | 利用可 | ||||
初期残高 | 15バーツ | なし(?) | 100バーツ分 | なし(?) | |
有効期間 | 35日 | 30日(?) | |||
通話 | 0.99バーツ/分 | 0.015バーツ/秒 | |||
SMS | 3バーツ | 2バーツ(?) |
- ※: インターネットパッケージ(後述)に申し込むことにより定額制に変更可能
SIMカードによって通話料金やSMSの料金が微妙に違うのですが、気にするほどでもありません。
DTACショップで購入した場合はインターネットパッケージの申し込みやAPNの設定はお願いすればやってくれるかもしれません。ただ、英語が通じない場合は苦戦する恐れがあります。自分でできるように準備をしておいた方がよいです。
なお、プリペイドSIMカードを買おうとした場合に、複数の同じパッケージを見せられる場合があります。これは電話番号を選んで、という意味です。特にこだわりがなければ適当なものを選べばよいです。当たりはずれはありません。
携帯電話ショップ/コンビニ
プリペイドSIMカードはDTACの店舗以外でも購入可能です。
コンビニならばぼられる心配はないのですが、小さな携帯電話ショップの場合はぼられることもありますし、サポートもありませんので慣れていな方にはなかなか難しいかもしれません。最後の手段と考えてください。
DTACのサイトを見るとコンビニでTourist SIMが買えると書いてありますが、ID登録が義務化されて以降、私は見かけたことがありません。
また、コンビニの店員はSIMカードの販売になれていないため、店に置いてあっても(SIMカードは多くの場合レジの後ろの棚にあります)、外国人には販売を拒否することが多いと思います。
コンビニでのSIMカードの入手はあまり期待しない方が良いと思います。
DTACの店舗以外で買った場合は、DTACの店舗などに行ってパスポート情報の登録が必要になります。
登録しなくても短期間なら使えるかもしれませんが、トラブルを避けるためDTACの店舗で購入することをお勧めします。
有名どころではバンコクのMBKというショッピングセンターです。BTSのナショナルスタジアムから歩いてすぐになります。このショッピングセンターの3階だか4階には携帯電話ショップがずらっと並んでいます。
たいていの携帯電話ショップの店頭にはプリペイドSIMカードのパッケージが並んでいますので、自分でほしいプリペイドSIMカードを探して購入します。
このようなお店で買う場合にはまず「Super 4G SIM」を探してください。
Super 4G SIM | |
---|---|
定価 | 49バーツ |
データ通信 | 1MB 1.99バーツの従量制(※) |
LTE | 利用可 |
初期残高 | なし(?) |
有効期間 | 30日(?) |
通話 | 0.015バーツ/分 |
SMS | 2バーツ(?) |
- ※: インターネットパッケージ(後述)に申し込むことにより定額制に変更可能
次に値段を確認しましょう。定価は49バーツなのですが、それ以上の値段で売っていることはざらにあります。
たいていはパッケージの上にシールが貼ってあり値段が書いてあります。これが50バーツならOKです。100バーツならまぁまぁ、150バーツならぼられているのでやめた方がよいでしょう。
このような携帯電話ショップで購入した場合は、インターネットパッケージの購入やAPNの設定などは手伝ってくれません。自力で行う必要があります(このページの内容を参考にしてください)。
日本で購入する場合
実は輸入業者がいて日本でもDTACのプリペイドSIMカードは購入することは可能です。
Amazonや楽天で「DTAC SIM」で検索すると出てきます。値段はまちまちです。
いま調べたところ、Happy Tourist SIM 299が730円程度で売っていました。タイで買う場合とほとんど変わらなくなっているので、現地で探す手間が省けることを考えると悪くないと思います。
チャージ(TOP UP)
- 空港でプリペイドSIMカードを購入した方。
→ 店員さんがすべてやってくれるのでTOP UPは不要です。 - Happy Toursit SIM (49バーツ以外)を入手できた方。
→ インターネットが最初から含まれているため、追加のTOP UPは不要です。
DTACの店舗か携帯電話ショップで、「49バーツのHappy Tourist SIM」や「4G Super SIM」を購入した方がTOP UPをする必要があるということになります。
まずTOP UPする金額を決めます。これは後述のインターネットパッケージの一覧を見て、申し込みたいインターネットパッケージの価格+100バーツ程度としておきます。
+100バーツとするのは、電話する場合を考えてということもありますが、後述する有効期限の延長や、次回にタイに来た時にすぐにインターネットパッケージを申し込めるようにしておくためです。
DTACの店舗でSIMカードを購入した場合
これは簡単です。SIMカードの購入時に、店員さんに「TOP UP Please」といって金額を書いた紙を見せましょう。
あとはその金額を払えば店員さんがやってくれると思います。TOP UPの作業には電話番号が必要なので、プリペイドSIMカードのパッケージを渡してあげましょう(パッケージに電話番号が書いてあります)。
すでにSIMを買ったカウンターを離れてしまった場合は、近くの店員さんに「I want to top up」と相談してみてください。店員さんがTOP UP作業をしてくれるか、店舗内のセルフトップアップ機(後述)に案内してくれるはずです。
携帯電話ショップで購入した場合
プリペイドSIMカードを買ったお店で、「TOP UP Please」といって金額を書いた紙を見せてみてください。
運が良ければ店員さんがTOP UPしてくれます(数%の手数料を取られる場合もある)。
TOP UP方法として、店員さんの携帯電話の残高から移してくれる場合と、リフィルカード(スクラッチを削るとTOP UP用の数値が出てくるカード)を使ってTOP UPをする場合があります。
後者の場合はプリペイドSIMカード自体が必要なので、店員さんにプリペイドSIMカードを渡しましょう。店員さんの携帯電話にプリペイドSIMカードを差してTOP UP作業をしてくれます。
運が悪いとリフィルカードを売りつけられるか、拒否されます。この場合は後述するTOP UP方法を参照して自力でTOP UPする必要があります。
インターネットパッケージの申し込み
- 空港でプリペイドSIMカードを購入した方。
→ 店員さんがすべてやってくれるので自分でインターネットパッケージの申し込む必要はありません。 - Happy Toursit SIM (49バーツ以外)を入手できた方。
→ インターネットパッケージに申し込む必要はありません。
「49バーツのHappy Tourist SIM」や「4G Super SIM」を購入した場合は、自分でインターネットパッケージを申し込む必要があります。
また、インターネットパッケージ付のプリペイドSIMカードを購入した場合にも、そのインターネットパッケージを使い切ったり有効期限が来た場合には、自分でインターネットパッケージを申し込む必要があります。
インターネットパッケージは自分の滞在期間とデータ通信量を考えて選択します。
インターネットパッケージには音声との組み合わせや、速度制限があるものなどいろいろなバリエーションがあるのですが、ここでは一番シンプルな速度制限無しのものを紹介します。
2019年4月現在に利用できるパッケージは下記の通りです。
おすすめなのは「Super Max-Net 99 baht/week」か「Super Max-Net 299 baht/month」あたりです。また、乗り継ぎなどで短時間の滞在の際は24時間限定のインターネットパッケージが便利でしょう。
名称 | 通信量 | 価格 (税抜き) |
期間 | 申し込み方法 | 超過時 | 自動 継続 |
---|---|---|---|---|---|---|
Super Max-Net 19 baht/day |
500MB | 19B | 24時間 | *104*881*9# | 64Kbps | なし |
Super Max-Net 29 baht/day |
1GB | 29B | *104*882*9# | 64Kbps | なし | |
Super Max-Net 79 baht/week |
600MB | 79B | 7日間 | *104*883*9# | 128Kbps | なし |
Super Max-Net 99 baht/week |
2GB | 99B | *104*342*9# | 64Kbps | あり | |
Super Max-Net 149 baht/week |
5GB | 149B | *104*315*9# | 64Kbps | あり | |
Super Max-Net 199 baht/month |
1GB | 199B | 1ヶ月間 | *104*349*9# | 128Kbps | あり |
Super Max-Net 299 baht/month |
5GB | 299B | *104*325*9 | 64Kbps | あり | |
Super Max-Net 499 baht/month |
10GB | 499B | *104*320*9# | 64Kbps | あり |
使用したいインターネットパッケージが決まったら、通話アプリを立ち上げて申し込み方法に書いてある番号を入力して発信します。
例えば、24時間 1GBのインターネットパッケージを申し込むには「*104*29*9#」に発信します。
申し込みに成功するとしばらく(数分後)して次のようなSMSが送られてきます。これで申込み成功です。
このSMSから24時間で1GBを使用でき、それを超過すると64Kbpsに速度制限されることがわかります。
ただし、何度かインターネットパッケージの申し込み成功のSMSが送られてこなかった場合がありました。
インターネットパッケージの申し込みが完了したかどうか確実に確認するには「*101*1*9#」で、インターネットパケージのステータスを確認するのがよいと思います。
APNの設定
DTACの店舗でプリペイドSIMカードを購入した場合は、店員さんがAPNの設定を行ってくれます。店員さんにスマートフォンを渡す際は「設定」→「言語と文字入力」→「言語の選択」を「英語」にしてから渡してあげてください。
その他の場合は自分でAPNの設定を行いましょう。
Androidスマートフォンの場合
Andoridの場合は機種によって異なりますが、「設定」→「ネットワーク設定」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」あたりでAPN設定画面が開きます。
APN設定画面になったら、メニューボタンを押して「新しいAPN」を選択します。そして次のように設定します。名前の欄はDTACなど適当に設定して大丈夫です。
APN | www.dtac.co.th |
---|---|
ユーザ名 | なし (空欄のまま) |
パスワード | なし (空欄のまま) |
設定が終わったらメニューボタンを押して「保存」を選択します。するとAPNの一覧に先ほど作成したAPN(DTAC)があるので、これを選択しておきます。
これでWiFiがオフになっていればステータスバーのアンテナアイコンに「LTE」「4G」「H」「3G」などのデータ通信が利用できることを示す文字が表示されるはずです。
iPhoneの場合
iPhoneの場合はおそらくDTACのSIMを挿入すると自動認識してデータ通信できるようになるはずです。
SIMカードを挿入しても圏外のままの場合はiPhoneを再起動してみてください。
これでもデータ通信ができない場合は下記の2つを試してみてください。
APNの手動設定
Appleから直接購入したSIMフリーのiPhone等、一部のiPhoneでは手動でAPNの設定が可能です。
「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」に「モバイルデータ通信ネットワーク」という項目があるかどうかを確認してください。
もしこのメニュー項目がある場合は手動でAPNの設定ができますので、上記のDTACのAPN情報を入力しましょう。
APN | www.dtac.co.th |
---|---|
ユーザ名 | なし (空欄のまま) |
パスワード | なし (空欄のまま) |
構成プロファイルの利用
iPhoneではAPNの手動設定が行えない機種も存在します。私が持っているiPhone SEもこれに当たります。
このような機種でAPNの設定をするには構成プロファイルをインストールする必要があります。ただし、構成プロファイルは1機種に1個しかインストールできません。
このため構成プロファイルを利用している場合は、構成プロファイルを削除する必要があります。
それまで使っていた構成プロファイルを削除することになるため、日本帰国時にデータ通信ができなくなる可能性があります。
日本国内のSIMで構成プロファイルを利用している場合は、帰国後にすぐに日本国内用の構成プロファイルを使えるように準備しておくことをお勧めします。
「設定」→「一般」→「プロファイル」で「構成プロファイル」を選択したら「プロファイルを削除」します。
削除したらDTACの構成プロファイルをインストールしましょう。DTACのオフィシャルの構成プロファイルは配布されていないため、下記のサイトで作成しました。
Safariで下記のリンクにアクセスしてください。
- リンク DTACの構成プロファイル
このリンクにアクセスすると、次のようなメッセージが表示されるので「許可」を選択します。
これで設定画面になるので構成プロファイルをインストールします。
パスコードを入力して次のような画面になったら「次へ」を選択します。
次のような警告が出ますが「インストール」を選択します。
最後に確認が出たら「インストール」を選択します。
下のような画面になったら「完了」を選択します。
これでDTACの構成プロファイルがインストールされ、APNが適用されるのでデータ通信が可能になるはずです。
ここで紹介した構成プロファイルはWebサービスを使って私が作成したものです。
何か不具合が生じても保証はできませんので、自己責任でご利用ください。
その後の日々の利用
ここまでの手順でタイでモバイルインターネットができるようになったと思います。
あとはこのプリペイドSIMカードを活用していくだけです。また、タイリピータの方は同じSIMカードを使い続けたいということもあると思います。
以降はDTACのプリペイドSIMカードを利用していくにあたって必要な情報を紹介します。
ステータス確認
DTACのプリペイドSIMカードの状態を調べるには次のようなコマンドがあります。
確認したい内容 | 確認方法 |
---|---|
自分の電話番号 | *102*9# |
現在の料金プラン | *103*8*9# |
残高と有効期限 | *101*9# |
インターネットパッケージの状態 | *101*1*9# |
いずれも英語で結果が提示されるので何とか意味が分かると思います。
なお、インターネットパッケージの状態だけは結果がSMSで通知されます。
その他のコマンドは下記のページにまとまっているので参照してください。
スマホアプリの利用
DTACのスマホアプリはインストールしなくてもDTACを利用できますが、プリペイドSIMカードを長く使っていくとなるとインストールしておいたほうが便利です。
後述するTOP UPやインターネットパッケージの申し込みもスマホアプリで行うことができます。
DTACのスマホアプリはGoogle Play・App Storeでインストールすることができます。
DTACアプリをインストールしたら実行してログインします。ログインIDはDTACの電話番号です。
DTACのモバイル回線で通信しているときはパスワードの入力は不要ですが、Wi-Fiを利用している場合はSMSでワンタイムパスワードを受信する必要があります。
電話番号を入力して「Request OTP code via SMS」を選択すると、タイムパスワードが送られてきます。
このワンタイムパスワード(上記の例では1363)を入力するとDTACアプリにログインすることができます。
Androidの設定でDTACアプリにSMSへのアクセス許可をしておくと、ワンタイムパスワードのSMSを受信すると自動的にワンタイムパスワードを入力してログインしてくれます。
ログインすると残高や有効期限がわかります。
TOP UP
プリペイドSIMカードの残高が減ってきた場合はTOP UP(チャージ)を行って残高を回復させる必要があります。また、TOP UPすることによって、プリペイドSIMカードの有効期限も伸びます(伸び方はTOP UPの金額と方法で異なります)。
TOP UPの方法にはいくつかありますので、簡単に紹介しておきます。お勧めの方法はクレジットカード(VISAかMasterのみ)です。クレジットカードなら日本にいてもTOP UPすることができ大変便利です(もちろんタイにいる時も利用可能です)。タイにいるのならば「TOP UP機」「コンビニのレジ」も手軽かと思います。
いずれの方法もTOP UPに成功すると、新しい残高と有効期限が書かれたSMSが送られてきます。
クレジットカードでのTOP UP (お勧め)
以前はいろいろ面倒だったのですが、最近はかなり簡単になり、大変おすすめの方法です。DTACのサイトでも「Refill now」としてクレジットカードによる方法を押しています。やり方はわずか数ステップですので、紹介していきます。以前はVISAとMasterだけだったのですが、JCBも使えるようになったようです。
まず、PCでもスマホでもよいので、DTACのサイトにアクセスします。
右上のメニューから「Prepaid」→「Refill now」を選択します。
次の画面では「自分の電話番号(08から始まる10桁の番号)」を入力し、TOP UPする金額を選択して、「I agree to Term and condition」をチェックします。
そして「Refille」をタップすると、支払い方法の選択画面になります。「ATM-Debit/Credit Card」を選択します。
これでクレジットカード情報を入力する画面になります。
一般的な通販サイトと同様に「クレジットカードの番号」「クレジットカード上の名前(ローマ字で名→姓)」「有効期限(月/年)」「セキュリティコード(裏面の数値)」を入力して「Submit refill」を選択します。
これでクレジットカードの認証画面になります。これは利用するクレジットカードによって画面が異なります。クレジットカードの認証が完了すると、下記のような画面になります。
TOP UP完了を知らせるSMSもすぐに送られてきます。
TOP UP後の残高が「233.52バーツ」で、有効期限が2019/07/06になったことがわかります (有効期限の表記は「日 – 月 – 年」です)。
有効期限を延ばしたい方は少額のTOP UPを繰り返せばOKです。最大で365日まで伸ばすことができます。
DTACのスマホアプリを使っても同様(「Other」→「Refill」を選択)にクレジットカードでTOP UPすることができます。
DTACアプリの場合は、電話番号の入力も不要ですし、クレジットカード情報も記憶させることができ、より簡単にTOP UPすることができます。
クレジットカードでのTOP UPを繰り返す場合はDTACアプリがおすすめです。
詳細は下記を参照してみてください。
少し古い記事ですが現時点でも操作手順はほとんど同じだと思います。
DTACのセルフトップアップ機でのTOP UP (おすすめ)
DTACショップに行くと自分でTOP UPすることのできるキオスク端末が用意されています。こんな感じの端末です。
手数料も取られないので、近くにDTACショップがある場合はこれがお勧めです。
有効期限を延ばすために少額のTOP UPを繰り返しても誰にも迷惑をかけません。
DTACのセルフトップアップ機を見つけたら、画面を確認して英語に切り替えましょう。画面の右下に「English」というボタンがあるのでこれをタッチすればOKです。
画面が英語に切り替わったら「Top Up」を選択します。
画面にテンキーのグラフィックが表示されたら自分の電話番号を入力して「OK」を選択します。
ちなみに電話番号を確認するコマンドは「*102*9#」です。
続いてTOP UPする金額を選択します。お釣りがでないので手持ちのバーツでぴったり払える金額を選択しましょう。
今回は20バーツをTOP UPしてみます。
これで画面にTOP UPする電話番号と金額が表示されるので、「Pay by cache」を選択します。
この写真ではちょっとわかりにくいですが「No change available (お釣りはでません)」と表示されています。TOP UP金額と同額を用意しましょう。
下の画面に変わったらお金をセルフトップアップ機に投入します。
十分な金額を投入すると画面が「Please wait」に変わります。
TOP UP時にだけ申し込める特別なインターネットパッケージなどのプロモーションがある場合はこのタイミングで画面に表示されます。
私が試したときは「7日間/5GB/79バーツ/最大100Mbps (左側)」と「7日間/3GB/59バーツ/最大100Mbps (右側)」の2つが表示されました。
プロモーション中のパッケージが必要ならこの画面で申し込んで(Applyを選択)もよいと思います。不要であれば右下の「Cancel」を選択します。
これで下のような画面になり、TOP UP完了です。
TOP UPが完了すると、SMSが送られてきて新しい残高と有効期限がわかります。
有効期限の表記は「日 – 月 – 年」なので注意してください。
有効期限を延ばしたい方は小銭を用意してこの作業を繰り返せばOKです。最大で365日まで伸ばすことができます。
セルフトップアップ機はいくつか種類があるようです。
手順はほとんど同じなので上記を理解しておけば大丈夫だと思います。
違うタイプのセルフトップアップ機を使った様子は下記で紹介していますので参照してみてください。
DTACショップで店員さんによるTOP UP
DTACショップに行ってセルフトップアップ機がない場合は店員さんにお願いしましょう。
店員さんに「TOP UP please」といって金額を指定してください。電話番号を聞かれたら「*102*9#」で電話番号を画面に表示させてみせましょう。
TOP UPしたい金額を渡すと、お店の端末でTOP UP処理をしてくれます。
コンビのレジでのTOP UP
セブンイレブンなどのレジで「TOP UPプリーズ」「DTAC」「金額(必要な金額のお札を渡せばOK)」を伝えます。
すると店員さんがレジの横にある端末で電話番号を入力するように言うので、間違えずに自分の電話番号を入力すればOKです。コンビニでは他のキャリアのTOP UPもできますので、”DTAC”であることを必ず伝えてください。
電話番号は「*102*9#」で確認できますので、あらかじめ画面に表示させておきましょう。
この方法はかなりお手軽なので私はタイの滞在中はほとんどこれを使っています。
リフィルカードでのTOP UP
携帯電話ショップやコンビニなどで「リフィルカード」というものが売っています。クレジットカードの半分ぐらいのサイズの紙で裏に削る部分がついています。削ると数値が出てきますので、
「*100*」「リフィルカードの番号」「*9#」と続けて入力して発信するとTOP UPすることができます。
しかし、私はタイのDTACではこれを一度もやったことはありません。
他社のセルフトップアップ機でのTOP UP(おすすめしない)
コンビニの入り口や駅で液晶画面のついた機械を見た方も多いと思います。
この機械とを使うとトップアップを行うことが出ます。トップアップ機はいくつか種類がありますが、使い方は基本的に「携帯電話会社(DTAC)の選択→自分の電話番号の入力→金額の選択→お金の投入」という流れになります。
ただ、機械の種類によって、あるいは、トップアップ金額によって手数料(2バーツ程度)とられる場合があるようです。
下記のオレンジ色のトップアップ機を使ったところ2バーツの手数料を取られてしまったので注意してください。
番号の維持(有効期限の延長)
通常プリペイドSIMカードには有効期限があり、有効期限を過ぎるとその電話番号が無効になってしまいます。
この場合新しいプリペイドSIMカードを買わなければならず、また電話番号も変わるのでタイで連絡先を交換したときに困るかもしれません(最近はLINEで通話できたりするのであまり気になりませんが・・・)。
電話番号を維持するためには、プリペイドSIMカードの有効期限を延長し続けなくてはなりません。
TOP UPによる有効期限延長
TOP UPをすると有効期限が延長されます。ただし、TOP UPをした方法やTOP UPした金額によって延長される日数が異なるようですが、セルフトップアップ機を使った場合の方が有効期限が伸びやすいようです(少額のTOP UPでも有効期限が30日伸びる)。
効率よく有効期限を延ばしたい方はDTACのセルフトップアップ機で小分けにしてTOP UPしてみてください
Day Giveawayによる有効期限延長
DTACには格安で有効期限を延ばす方法があります。
この「Day Giveaway」といわれるサービスは次の条件を満たした人が2バーツで30日の有効期限延長ができるサービスです。
- 通算で200バーツ以上を消費
たとえば、199バーツのインターネットパッケージを購入した方は、どこかに電話するなりSMSするなりしてあと1バーツを消費すれば、この条件を達成したことになります。
Day Give-awayでは、30日、90日、180日の延長ができます。申し込み方法は下記の申し込み方法の番号に発信するだけです。
延長日数 | 料金 | 申し込み方法 |
---|---|---|
30日延長 | 2バーツ | *113*30*9# |
90日延長 | 6バーツ | *113*90*9# |
180日延長 | 12バーツ | *113*180*9# |
申し込み成功すると次のようなSMSが遅れてきます。
2バーツで30日の延長がされたことがわかります。
「*101*9#」でDay Give-awayの申し込み前後をくらべると次のようになります。確かに残高が2バーツ減って、有効期限が30日伸びているのがわかると思います。
- Day Give Away前
- Day Give Away後
DTACのスマホアプリを使っている方はスマホアプリでもDay Give-awayに申し込むことができます。
スマホアプリの画面下のメニューから「Other」を選択すると、メニュー項目がいくつか表示されるので、「Jaidee」を選択します。
これでJaideeというサービスの一覧が出るので「Give Dayaway Service」を選択します。
延長日数を選択して「Request」を選択します。
確認画面が出るので「OK」を選択すれば完了です。
しばらくするとSMSが送られてきて、成功したことがわかります。
インターネットパッケージの追加
DTACのプリペイドSIMカードを維持していて、タイを再訪する場合などは、SIMカードの購入時に有効にしたインターネットパッケージが無効になっていると思います。
タイ再訪時にDTACのSIMカードを入れてそのままインターネットを使い始めると、あっという間に残高がなくなってしまいます。
このような場合は何よりも先にインターネットパッケージを購入することが重要です。
私はスマホのデータ通信設定をOFFにした状態で、インターネットパッケージを申し込み、インターネットパッケージが有効になったのを確認してからデータ通信をONにするようにしています。
2019年4月現在に利用できるパッケージは下記の通りです。
速度制限があったり、通話との組み合わせがあったりするパッケージもありますが、今回はシンプルにインターネットが最高速で使えるものをピックアップしています。
おすすめなのは「Super Max-Net 99 baht/week」か「Super Max-Net 299 baht/month」あたりです。また、乗り継ぎなどで短時間の滞在の際は24時間限定のインターネットパッケージが便利でしょう。
名称 | 通信量 | 価格 (税抜き) |
期間 | 申し込み方法 | 超過時 | 自動 継続 |
---|---|---|---|---|---|---|
Super Max-Net 19 baht/day |
500MB | 19B | 24時間 | *104*881*9# | 64Kbps | なし |
Super Max-Net 29 baht/day |
1GB | 29B | *104*882*9# | 64Kbps | なし | |
Super Max-Net 79 baht/week |
600MB | 79B | 7日間 | *104*883*9# | 128Kbps | なし |
Super Max-Net 99 baht/week |
2GB | 99B | *104*342*9# | 64Kbps | あり | |
Super Max-Net 149 baht/week |
5GB | 149B | *104*315*9# | 64Kbps | あり | |
Super Max-Net 199 baht/month |
1GB | 199B | 1ヶ月間 | *104*349*9# | 128Kbps | あり |
Super Max-Net 299 baht/month |
5GB | 299B | *104*325*9 | 64Kbps | あり | |
Super Max-Net 499 baht/month |
10GB | 499B | *104*320*9# | 64Kbps | あり |
使用したいインターネットパッケージが決まったら、通話アプリを立ち上げて申し込み方法に書いてある番号を入力して発信します。
申し込んだインターネットパッケージが有効になったどうかは、SMSが送られてくるのでそれで確認すると良いと思います。
まれにSMSが送られてこなかったり、送れたりするので、数分待ってもSMSが来ない場合は「*101*1*9#」でインターネットパケージのステータスを確認しましょう。
下記がインターネットパッケージのステータス確認をした例です。
インターネットパッケージが2017/05/01 18:28まで有効で、残り796.68MBとなっています。もちろん申し込み直後にステータス確認をすれば残データ量はインターネットパッケージのデータ量と同じになります。
インターネットパッケージのキャンセル
1週間以上のインターネットパッケージは、自動更新が設定されている場合があります。
ずっとタイにいれば自動更新でも問題ないのですが、自動更新が有効になっている状態で日本に帰国してしまうと、使っても以内のにインターネットパッケージが更新されどんどん残高が減っていくことになります。
自動更新のインターネットパッケージを購入している場合は、必ずキャンセルするようにしましょう。
以前はキャンセルはDTACの店員さんやカスタマーサービスに依頼する必要があったのですが、最近はDTACのスマホアプリでできるようになりました。
DTACアプリにログインすると「ADD-ON PROMOTIONS」という項目がありますのでこれを選択します。
「ADD-ON PROMOTIONS」を選択すると現在のインターネットパッケージのステータスが表示されます。この画面に「Remove」というボタンがあるのでこれを選択しましょう。
すると画面には下記のように表示されます。
「Next billing cycle」は次回更新時にインターネットパッケージをキャンセル、「immediately」は即時にインターネットパッケージをキャンセルすることになります。
インターネットパッケージの自動更新を止めたい場合は「Next billing cycle」を選択すると良いでしょう。
「Success」と表示されたらキャンセルの成功です。
「Next billing cycle」を選択した場合は、次回の自動更新のタイミングになるまでインターネットパッケージは使えます。
自動更新のないインターネットパッケージをキャンセルする場合は、インターネットパッケージのステータスの右上にある「Remove」を選択します。
「Remove」を選択すると「Package Cancellation」というメッセージが表示されますので、ここで「Immediately」を選択するとインターネットパッケージをキャンセルすることになります。
自動更新でないインターネットパッケージの場合は即時キャンセルしかできません。
キャンセルに成功すると次のように表示されます。
即時キャンセルの場合は下記のようにキャンセル完了のSMSが送られてきます。
国際ローミング
最近発売されているDTACのプリペイドSIMカードは国際ローミングがオフになっている場合があります。
国際ローミングをオンにするには「*118*9#」です。成功すると次のようなSMSが送られてきます。
国際ローミングのステータスを確認するのも「*118*9#」です。
国際ローミングが有効になっていると次のように表示されます。
日本でDTACのプリペイドSIMカードを使ってもデータ通信料などはかなり高くなるのでメリットはありません。
しかし、国際ローミングが有効になったDTACのプリペイドSIMカードをスマホに差すことによって、日本でも各種コマンドが使えたり、DTACからのSMSを受信できるようになります。
したがってGive Dayawasyで有効期限を延ばしたり、DTACのe-Serviceにログインするためのパスワードが受信できるようになります。また、クレジットカードでTOP UPした結果を受信することもできます。
長くDTACのプリペイドSIMカードを付き合っていく予定の方は、国際ローミングをオンにすることをお勧めします。
言語の変更
DTACの店舗でプリペイドSIMカードを買った場合は言語として英語が設定されていると思います。
このためDTACから届くSMSは一部を除き英語のはずです。
しかし、なんかの拍子に設定がタイ語になってしまい、送られてくるSMSがタイ語になってしまうことがあります。
この場合はDTACの店員さんにタイ語になったSMSを見せて「English, please」と言えば英語に変えてくれると思います。
自分でやる場合は「*1007」に電話します。
すると自動音声案内が流れるので「2」を入力してください。その後、確認を求められるので「1」を入力します。
これで次のようなSMSが来るはずです。
これで英語に切り替わりました。
まとめ
今回は2019年4月時点でのDTACのプリペイドSIMカードの使用方法をまとめました。
現時点で調べられた内容はすべて盛り込んだつもりです。このページをご覧頂けば、タイでDTACのプリペイドSIMカードを使って過ごせるはずです。
間違いやDTAC側の変更などにお気づきの点がありましたら、コメント欄にお願いいたします。
次回はタイAISのSIMカード情報をまとめます。
コメント
DTACのSIMは、セブンイレブンで購入することができますよ。(8か月前の 2018/12現在。)
私は 「Tourist SIM(49バーツ)」という、通話専用のSIMを購入しました。(毎年12月にタイに旅行しますが、いつもセブンイレブンで購入しています。)
登録は、店員さんが自分のスマホで私のパスポートの写真を撮り、センターに送信。
30秒~1分後には使用可能になりました。
もし在庫が無かったとしても、近くにある別のコンビニに行けばいいだけです。
とても便利です。
情報ありがとうございます!
セブンイレブンで買えるようになりましたか!
以前、何度か試したのですが、いつも「外国人には売れない」と断られてしまっていました。
セブンイレブンで買えれば、いつでも買えるので便利ですね。