2019年4月の情報に基づいてAISの情報をアップデートしました。かなり詳細に記載しましたのでぜひご覧ください。!
Nexus Sとの比較シリーズが終わって、再びAQUOS PHONE SH-12Cをタイで使う話(前回へのリンク)の続きです。
今回はAISのSIMカードをさしたAQUOS PHONE SH-12Cをあえてタイ以外の国で使う方法です。
Freedom Planet (International Roaming)
AISでは”Freedom Planet”というブランド名(?)でローミングサービスを提供しています(無料)。
このサービスに加入(というかON)にすると、AISのSIMカードを挿した携帯電話がタイ国外で利用できるようになります。
“Freedom Planet (International Roaming)”をONにする方法にはいくつか方法があります。私はタイにいるときにPCを使って設定しました。
ローミングサービスをONにしないと、日本に帰ってからチャージなどに苦労すると思いますので、AISのSIMカードを買ったらすぐにローミングサービスをONにすることをお勧めします。
設定方法の公式ページは下記です。
PCを使って設定する(eServiceを使う)
PCを持っている人はこれが一番簡単だと思います。eServiceにログインする方法は前回(「海外でプリペイドSIMを使う タイ編その7: AISのチャージ(TOP UP)方法」参照)と一緒なのですが、再度記載しておきます。
AISのeServiceのページ(https://myais.ais.co.th/login)にいきます。もしタイ語だったら右上の「en」を押して英語にしましょう。
このページで「Telephone number:」のところに自分の電話番号(もちろんAISの番号)を入力して「Request」ボタンを押します。
するとすぐにAISからSMSが送られてきます。
まったく読めませんが、先頭の4桁の数値(7408)がパスワードです。
15分間有効なので、再びhttps://myais.ais.co.th/loginに戻って、今度はTelephone NumberとPasswordを入力してOKを押します。
これでeServiceにログインできたはずです。
My eServiceを選択して進んだ画面には左側にメニューが並びます。
ここでメニューの中から「Services」を選ぶと「International Roaming」という項目があるので、これを選択してローミングに申し込めば完了です。
携帯電話から設定する
調べてみたらこれが一番簡単そうです。
「125」か「125*1#」に発信するだけで申し込み完了です。
料金
ローミングサービスに申し込むのは無料です。あとはいくらかかるか、です。
ちょっとと調べてみました。1バーツは2.7円で計算してあります。
日本で使う
帰国すればDoCoMoのSIMカードがあるので無意味なような気がしますが、調べてみました。
日本国内の電話 | 48.15バーツ/分 | 130円/分 |
---|---|---|
日本からタイへの電話 | 26.75バーツ/分 | 72円/分 |
電話の着信 | 26.75バーツ/分 | 72円/分 |
SMS | 12.84バーツ/1通 | 35円/1通 |
データ通信 | 0.72バーツ/1KB | 1.94円/KB |
ちなみにドコモのSIMカードで日本からタイに電話すると136円/分(68円/30秒)、SMSを送ると50円/1通ですから、日本国内からタイに連絡を取るならOne-2-CallのSIMカードに入れ替えたほうがお得ですね。
カンボジアで使う
次は対のお隣のカンボジア。アンコールワットやプノンペンに行くときに、バンコク経由の方も多いことでしょう。
カンボジア国内の電話 | 83.46バーツ/分 | 225円/分 |
---|---|---|
カンボジアからタイへの電話 | 51.36バーツ/分 | 139円/分 |
電話の着信 | 51.36バーツ/分 | 139円/分 |
SMS | 10.70バーツ/1通 | 29円/1通 |
データ通信 | 0.72バーツ/1KB | 1.46円/KB |
ドコモのSIMカードでローミングした場合、カンボジア国内の電話は75円/分、カンボジアからタイへの電話は380円/分、SMSは100円/1通、データ通信は1.6円/KBです。
ラオスで使う
これまた隣国のラオス。この国へはタイから行くのが一般的です。
ラオス国内の電話 | 37.45バーツ/分 | 101円/分 |
---|---|---|
ラオスからタイへの電話 | 27.82バーツ/分 | 75円/分 |
電話の着信 | 27.82バーツ/分 | 75円/分 |
SMS | 18.19バーツ/1通 | 49円/1通 |
データ通信 | 0.45バーツ/1KB | 1.22円/KB |
ドコモのSIMカードでローミングした場合、ラオス国内の電話は80円/分、ラオスからタイへの電話は280円/分、SMSは100円/1通、データ通信は1.6円/KBです。
マレーシアで使う
南側の隣国のマレーシア。
マレーシア国内の電話 | 40.66バーツ/分 | 110円/分 |
---|---|---|
マレーシアからタイへの電話 | 29.96バーツ/分 | 81円/分 |
電話の着信 | 29.96バーツ/分 | 81円/分 |
SMS | 16.05バーツ/1通 | 43円/1通 |
データ通信 | 0.51バーツ/1KB | 1.38円/KB |
ドコモのSIMカードでローミングした場合、マレーシア国内の電話は75円/分、マレーシアからタイへの電話は265円/分、SMSは100円/1通、データ通信は1.6円/KBです。
ミャンマーで使う
西の隣国ミャンマー。調べてみると、AISのローミングは使えません。
ちなみにドコモのローミングも使えません。うーん、、、
傾向
ざっと調べてみた感じでは・・・
- タイに電話するならAISのSIMカードでローミングしたほうがよい
- 日本に電話するならドコモのSIMカードでローミングしたほうがよい
- 滞在国で電話するならドコモのSIMカードでローミングしたほうがよい
- SMSを使うならAISのSIMカードでローミングしたほうがよい
という感じです。データ通信に関しては、AISのほうがやや安いですが、本格的に使うなら定額パッケージが必要です。ドコモだと海外パケホーダイで1980円/日(約24MBまで、それ以上の場合は最大2980円/日)ですが、AISの場合は一部の国で450バーツ/日のパッケージがあるようです。
まとめ
今回はAISのローミングを有効にして、タイ国外で利用する方法について紹介しました。
場所や使用目的によってはドコモのローミングを使うよりAISのローミングを使ったほうがお得なことがあるようです。
次回はAISのSIMカードを日本で使うとどうなるかを紹介します。
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