中国でプリペイドSIMを使う その9: China Unicomにリチャージできない!

中国でプリペイドSIMを使う その9: China Unicomにリチャージできない! 中国
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前回まではマカオのプリペイドSIMカード情報を紹介しましたが、再び中国の話に戻ります(中国編 その8はこちら)。

ひょんなことから、中国の広東省に行く機会があり、その際に上海で購入したChina UnicomのプリペイドSIMカードを使ってみようと思いました。

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プリペイドSIMの状態

前回紹介したように、私のデータ通信を行っていたらなぜか従量制で課金されていて、先月末の状態では残額が5元を切っていました。

このプリペイドSIMカードは月額固定で16元かかるので、残額が16元切った状態で月をまたぐとどうなるか、興味があるところです。

早速、残額照会(SMSで「10010」に「YE」を送信)をしてみます。

残高照会

残高は3.58元だけのようです。

次は、今月の使用料金確認(SMSで「10010」に「HF」を送信)してみます。

今月の使用料金

翻訳してみると「利用記録がない」という意味のようです。通常はここには「月固定費16.00元、音声通話費・・・」というように表示されます。

利用記録がないということは毎月引かれる16元は今月は適用されなかったということみたいです(残高が16元以下なので当たり前といえばあたりまえですが)。

最後にデータ通信量を確認(SMSで「10010」に「CXLL」を送信)してみます。

データ通信量

「今月の使用量は0MB、そのうちパッケージ外は0MB。超過分は1MBあたり0.3元徴収」とのことです。ここも従来ですと、「今月の使用量は○○MB、残り△△MB」と表示されていましたが変わっています。

どうも月初の残額が16元を切っていたので、月100MBというパッケージは解約され、データ通信は完全従量制になってしまったようです。

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広東省でリチャージに挑戦→失敗

さて上記の状態ですとデータ通信は使えません(正確には10MBちょっとで残額を使い切ります)。

そこで30元ほどリチャージして、再びデータ通信パッケージに申し込もうと思いました。

広東省についてからリチャージカードを求めて雑貨屋に入ったところ、2件となりが携帯電話屋なのでそこでできるといわれました(ちなみにリチャージカードは「充値卡」です)。

携帯電話屋にはChina Mobileの看板がかかっていましたが、China Unicomも取り扱っているようです。

早速、携帯電話屋の店員に購入したときのChina Unicomのパッケージ(プリペイドSIMの電話番号が書いてあります)を見せ、30元のリチャージをお願いしました。

リチャージはお店のパソコンで店員が行ってくれました。パスワードを入力した後(代理店コードのようです)、私のプリペイドSIMカードの番号を入力して30元を指定してボタンを押せばチャージ完了です。

しばらくしたらSMSが送られてきて新しい残高がわかる・・・・と思いきやSMSが送られてきません。

お店のパソコンを見るとエラーが表示されています。

店員が私の電話番号を入力して、発行地(?)が「上海」になっていると納得したようにリチャージできないといってきました(ちなみに、店のパソコンで中国語を日本語に翻訳して説明してくれました)。

どうも、広東省では上海発行のプリペイドSIMはリチャージできない、番号を変えるしかない(=新しいSIMカードにするしかない)と言ってきます。

中国のSIMカードは地域別!?

上海で買ったプリペイドSIMカードについてくる説明書を見てみると、3Gの通信量のところに「100MB本地3G流量」とか「3G省内流量包10元」とか書いてありました(「本地」は「ローカル」という意味)。

どうも「買った地域で3Gが100MB使える」とか「省内での3Gデータパッケージ 10元」ということのようです。つまり、買った地域とそれ以外の地域(上海市外)では条件が異なってしまうようです。

上海で買ったプリペイドSIMカードのリチャージが広東省でできないのも、日本で言えばNTT東日本のことをNTT西日本に頼むという感じなのかもしれません。

まとめ

まったく想定をしていなかったのですが、中国では同じブランド(China Unicom)でも、地域によってプリペイドSIMカードは別々に管理しているようです。

したがって、移動先でプリペイドSIMカードがリチャージできないとか、データ通信量がかさむ、などの問題が出てくる可能性があるので要注意です。

次回は仕方ないので広東省で新たにプリペイドSIMカードを購入することにします。

コメント

  1. ドラちゃん より:

    はじめまして、ドラちゃんです。

    中国のプリペイドSIMカードのチャージですが、全国通用の記載があるカードであれば省外のSIMカードでもトップアップできます。
    http://www.amazon.co.jp/dp/B007ORUONA/
    オンライントップアップだと銀行決済(こちらも実地主義)が絡んでくるからかと推測されます。

    • scratchpad より:

      コメントありがとうございます!

      「全国通用」って言うのがあるんですね!さすがに省をまたぐごとに違うSIMカードにしてたらたまりませんね。
      今回新たに買ったプリペイドSIMも「全国通用」ではありませんでした。
      中国に行くたびにプリペイドSIMカードが増えそうです・・・

  2. ドラちゃん より:

    あ、全国通用なのはSIMカードではなくてトップアップカードの方です。
    SIMカード自体はは実地主義でしょうねぇ。
    個人的にはChina Mobile HKのSIM+TD-SCDMA対応の安いAndoidスマホを組み合わせるのがベストじゃないかと思います。

    あと、金盾問題もあるので、中国に行くときで現地の電話番号がほしいのでなければ、WiFiルータ借りるのも現状幸せになれるのかなぁと思います。
    JCBブランドのカードを持っている人で1月末までの申し込みですが、中国が570円/日です。期間終了後もゴールドカード会員なら20%引きです。
    https://townwifi.com/jcb/

    • scratchpad より:

      おおお、情報ありがとうございます!

      なるほどトップアップカードのことでしたか。
      私はお店の端末でチャージしようとしたのが悪かったのかもしれません。一応「充値卡」って書いてみたのですが「メイヨー」といわれてしまいました。

      香港のプリペイドSIMを買って、中国国内はそれでローミングという方も結構いるようですね。また中国に行く機会があったら試してみたいところです。

  3. ドラちゃん より:

    なるほど、自分は China Unicomが入っていそうな電気街のビルや
    看板のかかっている直営店でチャージカード購入してます。

    場所にもよりますが、上海・深センとかなら海外の人も多いので
    英語でも結構通じますよ。自分なら、英語で通じない場合
    使用済みでもいいのでチャージカード実物を見せて
    「これあるか?」的にジェスチャーします。
    無理に筆談を使わなくてもなんとかなるものですよ。

    チャージカードの購入で一番楽なのは浦東空港到着ロビーのカウンターで
    購入することかな。China Unicomのロゴあるのでわかります。
    ここなら確実に英語使えます。SIMカードは変なもの売ってるので
    あまりオススメしませんが、blogのネタにはなると思いますw

    • scratchpad より:

      コメントありがとうございます。

      もはやプリペイドSIMカードを買うのがBlogネタになっているので、
      あえて困難な環境でいろいろ入手する方向になりがちです(笑)

      他の人に参考にしてもらうなら、もっとメジャーなところで調達すべきですね。

      でも言葉が通じないところでがんばるのも面白いものですよ。時間があるとき限定ですが・・・

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