Google Pixel 2で遊ぶ その1: 個人輸入する

前回は中華スマホXiaomi Mi5sの小ネタ紹介をしました。

今回からはGoogle純正のスマートフォンであるPixel 2のネタを紹介したいと思います。

Pixel 2とは

Pixel 2はGoogle純正のスマートフォンです。

以前はNexusシリーズがGoogle純正スマートフォンとしてリリースされ、手頃な価格で人気を集めていました。

当サイトでは北米版のNexus 5を入手してレビューしてきました。

今回はこれまで使ってきたAQUOS PHONEに変わるSIMフリースマホとしてNexus5を選定し、中国の通販サイトAliExpressで注文します。グローバルで発売しているスマホだと、このように個人輸入も可能なのが魅力です。Refurbish(再生品)とのことですがどのような状態なのかも楽しみなところです。

しかし、Nexusシリーズは数年前に廃止となり、Google純正のスマートフォンはPixelシリーズとなりました。

2018年1月時点のPixelシリーズの最新モデルはPixel 2となります。

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現在のラインナップは5インチのPixel 2と6インチのPixel 2 XLの2モデルです。

モデル Pixel 2 Pixel 2 XL
OS Android 8.0.0 Oreo
ディスプレイ 5.0インチ AMOLED
1920×1080
6.0インチ qOLED
2880×1440
カメラ メイン 12.2MP
フロント 8MP
CPU Qualcomm® Snapdragon™ 835
2.35GHz + 1.9GHz, 64ビット オクタコア
メモリ 4GB
ストレージ 64GB あるいは 128GB
サイズ 145.7×69.7×7.8mm 157.9×76.7×7.9mm
重量 143g 175g
バッテリ 2770mAh 3520mAh
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac 2×2 MIMO
Bluetooth 5.0 + LE
NFC あり
ネットワーク FDD-LTE: 1/ 2/ 3/ 4/ 5/ 7/ 8/ 12/ 13/ 17/ 20/ 25/ 26/ 28/ 29/ 30/ 32/ 66
TD-LTE: 38/ 40/ 41
WCDMA: 1/ 2/ 4/ 5/ 8
CDMA EVDO Rev A: BC0/ BC1/ BC10
GSM/EDGE: 850/ 900/ 1800/ 1900
SIM ナノSIM×1
eSIM×1
センサー ActiveEdge
近接センサー
周囲光センサー
加速度計
ジャイロセンサー
磁力計
指紋センサー
気圧計
ポート USB Type-C 3.1
材質 アルミ製ユニボディ
コーニング ゴリラガラス 5
防塵防水(IP67)

Pixel 2の問題点

Googleの純正ということで最新のAndroidが試せるのがPixel 2の最大のメリットです。

Googleの最新の機能はまずPixel 2に投入され、その後、各社のスマホが採用していく流れです。

また、Androidの標準デバイスとしてAndroidアプリの開発者の間では動作確認対象ととして活用されることも多いのがGoogle純正スマホの特徴です。

ではPixel 2の問題点といえば、日本で発売していないことです。

そのため購入するにはアメリカなどの発売地域に行って購入するか、個人輸入するしかありません。

しかも、日本で発売していないため、残念ながら日本での電波利用の認証(技適マーク)は取得していません。このため、日本で利用する場合は電波法違反に問われる可能性も出てきます。

さらに実用的な問題としては日本の周波数の一部しか対応していません。

まずLTEの対応状況です。

LTE
バンド
周波数 Pixel 2 日本のキャリア
ドコモ KDDI ソフトバンク
1 2100
2 1900
3 1800
4 1700/
2100
5 850
6 800
7 2600
8 900
9 1700
10 1700/
2100
11 1500
12 700
13 700
14 700
15
16
17 700
18 800
19 800
20 800
21 1500
22 3500
23 2000
24 1600
25 1900
26 850
27 850
28 700
29 700
30 2300
31 450
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41 2500
42 3500
43
44
45
46
65 2100
66 1700/
2100
67

こうしてみると、ソフトバンクの場合はバンド11・42以外対応しており不自由がなさそうです。

しかし、MVNOとして主に用いられているドコモの場合、プラチナバンドであるバンド19が利用できないのが痛いところです。

続いて3G(WCDMA)の対応状況です。

WCDMA
バンド
周波数 Pixel 2 日本のキャリア
ドコモ KDDI ソフトバンク
1 2100
2 1900
3 1800
4 1700/
2100
5 850
6 800
7 2600
8 900
9 1700
10 1700/
2100
11 1500
12 700
13 700
14 700
19 800
20 800
21 1500
22
25 1900
26 850

こちらもソフトバンクは対応していますが、ドコモの方はFOMAプラスエリア(バンド6あるいはバンド19)に対応していません。

とはいえ、LTEのメインのバンド1と東名阪で使用されているバンド3には対応しているため、東名阪都市部での利用であればバンド3が使えるので、圏外になることはそれほどないと思います。

困るのは山間部などでの利用だと思います。

購入の準備

さて上記のように問題があるPixel 2ですが、やはり最新のAndroidを試すにはやはり入手したいところです。

私はタイミング良くアメリカなどに行く予定がなかったで、個人輸入をすることにしました。

そのためにはいくつか準備が必要なので紹介していきます。

転送業者への登録

Pixel 2は日本へ直接配送をサポートしていないため、いったんPixel 2を販売している国(アメリカなど)に配送し、それを日本に転送する必要があります。

このような転送をサポートしてくれるのが「転送業者(個人輸入代行業者)」です。

Pixel 2の販売国ならばどこでも良いのですが、情報量が多いアメリカベースの業者を探すと良いでしょう。

Pixel 2のアメリカ内の送料は無料ですが、転送業者への手数料と、アメリカから日本への転送の送料は自己負担となります。

アメリカ→日本への転送業者としては下記のような業者が有名です。

個人輸入・転送サービスなら、信頼、実績のスピアネット。アメリカから世界に配送が可能です。
アメリカ通販代行、eBay代行、転送サービスなら、セールス税0のオレゴンからまとめ発送するUS-BUYER.com

いろいろ比較したのですが、私の場合は手数料・送料が安そうな「USAでお買い物.com」を利用することにしました。

結果として手数料・送料が結構かかってしまい、この選択が正しかったかどうかは微妙です。

USAでお買い物.comの登録方法は簡単なので省略しますが、重要なのは住所の記載方法です。

転送業者に登録するとアメリカ国内の住所が割り当てられる(転送業者の倉庫 + 会員IDなど)ので、それを把握しておきましょう。

USAでお買い物.comの場合は下記のページに説明があります。

Google Paymentへのプロファイルを追加

Google Payment (Googleアカウントの支払い情報)が日本国内であると、Google StoreでPixel 2が注文できません。

そこで転送業者から割り当てられたアメリカの住所を使って、アメリカのプロファイルを作成します。

まずGoogle Paymentのページにアクセスします。

左側のメニューで「設定」を選択したら、おしら払いプロファイルの「国」のところにあるペンマークを選択しましょう。

Google Paymentの支払いプロファイル

すると「新しいプロファイルを作成する」というリンクが表示されるので、これを選択します。

新しいプロファイルを作成

次のような表示になったら「次へ」を選択します。

新しいプロファイルを作成

すると国を選択する画面になるので「アメリカ合衆国」を選択して「次へ」を選択します。

アメリカを選択

これで住所を入力する画面になるので転送業者から割り当てられたアメリカの住所を入力します。

アメリカの住所を入力

これでアメリカ用の支払いプロファイルの完成です。

プロファイルの作成完了

つづいて作成した支払いプロファイルに支払い方法を追加します。

左上で支払いプロフィアルを切り替えられるようになるので、先ほど作成したアメリカ用の支払いプロファイルを選択します。

そして左側で「お支払い方法」を選択すると「お支払い方法を追加」と表示されるので、これを選択します。

支払い方法を変更

支払い方法の選択ができますが「クレジットカードかデビットカードを追加」を選択します。

支払い方法を選択

次の画面ではまずクレジットカードの情報(カード番号、有効期限、裏面のセキュリティコード)を入力します。

クレジットカード情報を入力

クレジットカード情報を入力したら「請求先の住所」のペンマークを選択して、国として「日本」します。また郵便番号としてクレジットカードに登録している住所の郵便番号を選択します。

クレジットカードの請求先情報を入力

全部入力して「保存」を選択すればOKです。

これでお買い物準備ができたので、プロファイルとしてアメリカの支払いプロファイルを選択しておきましょう。

アメリカの支払いプロファイルを選択

Pixel 2の注文が終了したら、支払いプロファイルは元に日本のプロファイルに戻しておきましょう

注文!

準備が整ったら早速注文します。

注文はGoogle Storeから行います。まずは日本の公式Google Storeにアクセスしましょう。

Official Google Store for Google devices and accessories. Pixel 2, the Google Home family, Chromecast, Google Wifi, Daydream View, Google Pixelbook, Google Clip...

もちろんPixel 2は日本の公式google Storeにはありません。

そこで画面の右下の「日本」を選択して、国を「アメリカ合衆国」に切り替えます。

Google Storeの国を変更

画面にはアメリカ国内の住所が必要と表示されますが、既に転送業者から割り当てられたアメリカ国内の住所があるのでひるむことなく「続行」を選択します。

Google Storeをアメリカに切り替え

これで商品一覧にPixel 2が現れるはずです。

Pixel 2

この手順でGoogle Storeをアメリカ用に切り替えると表示が全て英語となります。

日本語としたい方はURLの「en-US」の部分を「ja-JP」に変更するか、下記のリンクを使ってください。

Official Google Store for Google devices and accessories. Pixel 2, the Google Home family, Chromecast, Google Wifi, Daydream View, Google Pixelbook, Google Clip...

Pixel 2の写真を選択すると画面の右上に次のような表示が出ますので「Buy (購入)」を選択します。

Pixel 2の購入へ

あとは画面に従って、購入するモデル・スペックを決めていきます。

まずは「5インチのPixel 2」か「6インチのPixel 2 XL」にするかです。これは私はかなり悩みましたが、価格とサイズを優先して5インチのPixel 2としました。

サイズを選択

次は通信キャリアです。これは「Unlocked (SIMフリー)」を選択します。

キャリアを選択

Pixel 2のカラーは2パターンしかありません。私は「Just Black (ダークブラック)」を選択しました。

カラーを選択

最後の選択はストレージサイズです。64GBと128GBの二つから選択でき、128GBを選択すると100ドルアップとなります。

ここは悩むところですが、Pixel 2はmicroSDが使えないので、私は128GBを選択しました。

ストレージサイズを選択

これで選択完了です。

購入するには右下の「Buy (購入)」を選択します。なお、価格はBuyボタンのちょっと上に表示されています。

選択したモデル

これでショッピングカート画面に移動するので、個数(Qty)を確認の上「CHECK OUT」を選択します。

カート画面

チェックアウト画面では配送先と支払い方法が確認できます。

準備で作成したアメリカの支払いプロファイルが選択済みであれば、配送先はアメリカ国内の住所となっているはずです。

問題が無いことを確認して「CONFIRM PURCHASE」選択します。

チェックアウト

これで注文完了です。画面には次のような注文情報が表示されます。また、すぐに注文内容を記したメールが送られてきます。

発注完了

配送完了

配送は「Google→転送業者」と「転送業者→日本の自宅」の二段階になります。

Google→転送業者

アメリカ国内の配送となり、送料はかかりません。

配送状況はGoogle Storeの注文履歴から調査することができます。私の場合は次のように表示されました。

注文履歴

私の場合はPixel 2の正式発売まもなく注文したため、出荷まで少々時間が必要となっていました。

Googleから発送されたあとは、発送通知のメールにある追跡番号で追跡できます。

私の場合は配送業者はFedExでした。

配送状況

FedExの記録を見ると注文直後に出荷され、3日後には転送業者に配送されるという予定になっていました。

実際の注文から転送業者までの配送は次のような日程で進みました。

日付(日本時間) イベント
2017/10/31 注文
2017/10/31 出荷連絡
2017/11/3 転送業者に到着

アメリカは広いので時間がかかると思いましたが、結構早く配送されました。

転送業者→日本の自宅

転送業者のからの発送手続き・コスト・配送時間は選択した転送業者によって異なります。

転送にかかる費用

私は転送業者にUSAでお買い物.comを使用しましたが、Pixel 2は他の製品(2つ)と一緒に日本に転送しました。

このため転送には次のような費用がかかりました。

転送サービス料 基本料金 9ドル
追加荷物(その1) 6ドル
追加荷物(その2) 6ドル
送料 26.5ドル
リチウム電池ラベル対応 1ドル
合計 48.5ドル

さらに、USAでお買い物.comの場合は為替レートが悪く設定(このときは118円/ドル)されているため、日本円では5723円となりました。

Pixel 2単体であれば追加荷物の転送サービス料は不要で、パッケージが小さくなる分だけ送料が安くなるので、おそらく33ドル(3894円)ぐらいだったと思います。

輸入にかかる費用はこれだけではありません。

製品の受取り時に国内消費税を払う必要があります。

消費税の支払い

私の場合は5300円を払っていますが、これは同時にiPhone SEを買って総額が高くなっているためです。

総額に対するPixel 2の価格の割合から計算すると、Pixel 2分の消費税は4030円程度です。およそ6%程度と考えればよいでしょう。

転送にかかる時間

転送業者に荷物が到着すると、

  1. 転送業者への発送指示
  2. 転送業者への支払い
  3. 転送業者からの発送
  4. 国際宅配便による配送

というようなステップで進みます。

私の場合は次のような日程で進みました。

日付(日本時間) イベント
2017/11/3 転送業者に到着
2017/11/4 発送指示
2017/11/7 支払い完了
2017/11/8 転送業者から発送
2017/11/13 配送完了

発送指示をしたあとに転送費用の確認等をしたたためにちょっと支払いが遅れてしまいました。

実際のアメリカ→日本の配送は航空便のためかかった日数は5日のみでした。

総額と日数

最後に総額と配送にかかった日数をまとめておきます。

総額は次の通りです。転送費用・国内消費税はPixel 2単体を購入した場合を想定した金額です。

Pixel 2 本体 86,578円 749ドル×115.592
配送費用 3,894円 33ドル×118
国内消費税 4,030円
合計 94,502円

なんと94,502円もかかってしまいました。

ちょっと気軽に買える金額ではないですね・・・中華スマホなら半額で同じようなスペックなスマホが買えそうです。

配送に関してはまとめると次のようになります。

日付(日本時間) イベント
2017/10/31 注文
2017/10/31 出荷連絡
2017/11/3 転送業者に到着
2017/11/4 発送指示
2017/11/7 支払い完了
2017/11/8 転送業者から発送
2017/11/13 配送完了

注文から配送完了まで13日、土日を除いた営業日だと10日間で配送されたことになります。

転送業者を使ったのは初めてでしたが、割とスムーズに配送できたのではないかと思います。

参考情報

私がPixel 2を購入した時にはPixel 2はGoogle Storeのみが取り扱っていました。

しかし数ヶ月経過したせいか、AmazonExpansys iconEtoren.com 等でも購入できるようになっています。

現時点でざっと価格を調べたのが下記の表示です。ただし、Google Storeの場合は1ドル114円とし、配送料を3800円・国内消費税6%として計算しました。

まずはPixel 2のブラックです。

Google Store Amazon Expansys Etoren
Pixel 2 64GB 82,225 126,950 100,112 icon 89,815
128GB 94,309 127,980 114,750 icon 108,417

やはり手間がかかる分、Google Storeから直接買うのが安く、一番お手軽なAmazonが高くなります。

続いてPixel XLのブラックです。

Google Store Amazon Expansys Etoren
Pixel 2 XL 64GB 106,393 117,889
128GB 118,477 143,300 136,720

Pixel 2も一番安いのがGoogle Storeからの直接買うという結果になりました。

上記の表の価格は下記のルールで計算しました。

  • Google Play:  配送料別途、消費税別途
  • Amazon: 配送料無料、消費税込み
  • Expansys: 配送料無料、消費税別途
  • Etoren: 配送料別途、消費税込み

まとめ

今回はGoogleの純正スマホPixel 2を個人輸入したことを紹介しました。

アメリカのGoogle Storeが日本への直接配送に対応していないため、アメリカの転送業者(個人輸入代行業者)を利用する必要がありますが、その手間さえ掛ければ購入自体は可能です。

次回は到着したPixel 2の様子を紹介します。