中華Windowsノート Chuwi LapBook 12.3で遊ぶ その1: 入手

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前回は中華スマホRedmi Note 4の話題でしたが、今回からはWindowsノートPCの話題です。

今回紹介するのはChuwi LapBook 12.3という格安ノートPCです。

以前、Jumper Ezbook Airという激安ノートPCをレビューしたことがあるのですが、それに続く中華WindowsノートPCとなります。

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Chuwi LapBook 12.3について

Chuwiは有力な中華タブレットメーカーの一つです。公式サイトは下記になります。

Chuwi(ツーウェイ) 公式サイト
Chuwiは、デジタル消費者向け製品の開発、製造、販売、アフターセールスサービスを主な事業としています。ラップトップ、2-in-1タブレット、スタイラスペン、ミニPC、その他デジタル製品など、幅広い製品を販売しています。顧客のフィードバックは積極的に収集し、製品開発に反映しています。Chuwiは、常に改善を続け、より優れた製品とサービスを提供できるよう努めています。

タブレットマーケットが飽和してきたのか、ここ1年ぐらいは格安のノートPCを次々とリリースしています。

今回レビューするChuwi LapBook 12.3はその名前の通り12.3インチディスプレイを搭載したノートPCで、現時点ではChuwiのノートPCでは最小のモデルとなります。

Chuwi(ツーウェイ) 公式サイト
Chuwiは、デジタル消費者向け製品の開発、製造、販売、アフターセールスサービスを主な事業としています。ラップトップ、2-in-1タブレット、スタイラスペン、ミニPC、その他デジタル製品など、幅広い製品を販売しています。顧客のフィードバックは積極的に収集し、製品開発に反映しています。Chuwiは、常に改善を続け、より優れた製品とサービスを提供できるよう努めています。

実はこのChuwi LapBook 12.3は中華ノートPCとしては珍しく日本の大手PC情報サイトに取り上げられたこともあり、私は注目していたモデルでした。

Chuwi、MacBookライクな12.3型モバイルノートを予告 ~2,736×1,824ドット液晶搭載
深センでノートPCやタブレットを製造するChuwiは、4月末に12.3型モバイルノート「lapbook 12.3」をリリースすると予告した。

まずは気になるChuwi LapBook 12.3のスペックの紹介してみます。

スペックをわかりやすくするために、私の手持ちの激安ノートPC「Jumper Ezbook Air」と上位クラスとなるXiaomi Air12を比較しつつスペックを紹介したいと思います。

他の2機種より優れいていると思われる項目は青、劣っていると思われる項目は赤に色を付けています。

メーカー Chuwi Jumper Xiaomi
モデル LapBook 12.3 Ezbook Air Air 12
写真 GearBest GearBest GearBest
CPU Intel
Celeron N3450
(ApolloLake)
Quad Core 1.1GHz
(最大2.2GHz)
Intel
Atom X5-Z8350
(CherryTrail)
Quad Core
1.44GHz
(最大1.92GHz)
Intel
Core m3-6Y30
Dual Core 0.9GHz
(最大 2.2GHz)
RAM 6GB 4GB 4GB
ストレージ 内蔵 64GB eMMC 128GB eMMC 128GB SSD
拡張 microSD
M.2 SSDスロット
なし なし
ディスプレイ 12.3インチ
2736×1824
11.6インチ
1920×1080
12.5インチ
1920×1080
カメラ 200万画素 30万画素 100万画素
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.0 4.0 4.1
インターフェース USB 3.0×1
USB 2.0×1
miniHDMI×1
USB Type-C×1
(充電兼用)
USB 3.0×1
USB Type-C×1
(充電兼用)
HDMI×1
ボディ サイズ 29.9×22.0x1.7cm 29.4×20.0x1.49cm 29.20×20.20×1.29cm
重さ 1400g 960g 1075g
バッテリ 8000mAh 8000mAh 5000mAh
キーボード 81キー 英語 76キー 英語 79キー 英語
OS Windows10 Home
価格
(2017/7/5時点)
34590円 24723円
(現時点は売り切れ)
55210円

LapBook 12.3のサイズと重さはGearBestのサイトで紹介されている1043グラム・29.3×20.0×1.5cmとは大きく異なります。

実際には重さは1400グラム・29.9×22.0×1.7cmと、GearBestのサイトの情報より重く・大きくなっています。

私はGearBestの1043グラムという情報を信じていたので、初めてLapBook12.3を手にしたときにはズッシリとした重さにびっくりしました。

2017/07/19更新

GearBeetのLapBook 12.3のページは更新され、重さ1.3840kg・サイズ29.90 x 22.20 x 1.75 cmに訂正されました。

この3機種で比較すると、ちょうど値段と性能が比例している感じです。

値段が高い分だけ、Xiaomi Air 12は優れた点を多く持っています。

LapBook12.3について言えば、重さと大きさがマイナス面となってしまっていますが、2736×1824という高解像度のディスプレイ(2Kディスプレイ)や6GBのRAM等は大きなアドバンテージです。

1400グラムという重さが許容できる場合にはLapBook12.3は魅力的な選択肢となるのではないでしょうか。

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パッケージの様子

GearBestから送られてきたLapBook12.3は段ボールの梱包箱に入って送られてきました。

LapBook12.3のパッケージを取り出してみると、段ボール素材をそのまま使った非常にシンプルなものでした。余計なところにはコストをかけない姿勢が伝わってきます。

パッケージ正面

背面も非常にシンプルです。日本の製品であればスペックの情報や製品の写真などが印刷されているところですが、中華ガジェットの場合は複数の製品でパッケージを共通にしているため製品固有の情報はパッケージには印刷されないのです。

パッケージ背面

文字が印刷されている部分を確認するとChuwiの情報が記載されているのみです。LapBook12.3の情報と言えばシリアルナンバーらしきものがシール(モザイクの部分)で貼ってある程度です。

パッケージ背面の印刷

側面を確認するとようやくLapBook12.3に関する情報が記載されています(というかシールが貼られています)。

側面のシール

なお、パッケージはChuwiのシールで封印されていますが、私の入手したパッケージはこのChuwiシールは切られ別のシールで封がされていました。サンプル品としての提供だったためか、開封済みのパッケージだったようです。

開封痕あり

内容物の確認

それではパッケージを開けてみます。

LapBook12.3本体は傷がつかないように不織布のカバーに入れられ、さらに左右をスポンジでガードされていました。これならば輸送中に破損する可能性は少ないと思います。

梱包状態

手前の箱は付属品(ACアダプタ)が入っており、本体の上に置いてある箱は説明書類が入っています。

付属品を全て取り出したのが下記の写真です。

付属品一覧

本体の上に置いてあるのは未使用のステッカーです。本体に余計なものが貼ってあると邪魔なのでステッカーという形で付属してもらった方が助かります。

本体の手前にある書類は、保証書・説明書・検査証明書等です。

手前右側にあるのはACアダプタです。

説明書とACアダプタについては後ほど説明します。

本体の様子

LapBook12.3本体を取り出してみます。

本体はひんやりしていて金属製であることがわかります。素材はマグネシウムとアルミニウムのようです。表面は手触りがサラサラするように加工されています.。また金属筐体と言うこともあり、剛性はしっかりしています。

まずは上面から確認してみます。

上面には「CHUWI」のロゴがあるだけです。CHUWIのロゴは開いて使うと上下が反転する形になります。

本体正面

このCHUWIのロゴは印刷ではなく樹脂らしきものが埋め込まれて実現されています。まずまずの品質です。

本体のロゴ

背面はゴム足が4つあり、ネジは12個あります。

右下のカバーはM.2インターフェースにアクセスするための蓋です。この中にM.2インターフェースがあり、SSD等を増設できるようです。ただ、この蓋の開け方はイマイチわからなかったので、後で調べたいと思います。

また、手前の左右にはスピーカーがあることがわかります。

本体背面

背面のヒンジ側にはロゴなどが印刷されています。

背面の印刷

次は側面です。

側面はキーボード手前に向けて薄くなるデザインです。

右側面にはキーボード手前(下の写真では右側)から、microSDカードスロット・ヘッドホンジャック・USB 2.0ポート・ワイヤロック用の穴となっています。

右側面

反対の左側面はキーボード手前(下記の写真では右側)から、謎の穴・microHDMIポート・USB 3.0ポート・ACコネクタ・給電LEDとなります。

左側面

手前側面には特にスロット的なものはありません。

手前側面

ヒンジ側にも特にスロットやコネクタはありません。

ヒンジ側

ヒンジ側の厚さは実測で1.7cmほどでした。

ヒンジ側の厚さ

キーボード側もデザイン的にはうすく見えますが計ってみると1.7cm程度です。

手前側の厚さ

画面を開いてみるとこんな感じで。キー配列が英語キーボードであることを除けば、何の変哲もないノートパソコンです。

ディスプレイはグレアディスプレイのようにギラギラすることはありませんが、完全に防反射というわけでもありません。

開けたところ

本体のエッジ部分はきれいに加工(ダイアモンドカットでしょうか?)されており結構質感が高いです。

エッジの加工

次にキーボードを確認してみます。

ほとんど標準的な英語配列のキーボードのようです。標準と違うのはDELETEキーと\キーの位置です。

通常はEnterキーの上が\キーとなるのですが、LapBook12.3の場合は、そこにDELETEキーが配置され、\キーはカーソルキーの左隣となってしまっています。

キーボード

キーのサイズは15~16mmで、標準的なものだと思います。キー間隔が約3mなので、キーピッチは18~19mmとなります。

キーサイズ

タッチパッドは独立ボタンが見当たりませんが、タッチパッドの手前側は押し込めるようになっています。タッチパッドの手前を押し込んで右クリック・左クリックの操作をするタイプです。

タッチパッドの幅は約95mmでした。高さは約60mmです。十分な大きさがありますが、逆にキーボードを使っているときに触ってしまいそうな気がします。

タッチパッド

ディスプレイを思いっきり開いてみるとここまで開きます。

Chuwiのサイトに情報によると145°まで開くようです。これだけ開けば、実用上問題はないと思います

開いたところ

最後は重量を測ってみます。

測定結果は1394グラムで、Chuwiのサイトにある1.4kgという情報とほぼ一致しました。しかし、GearBestのLapBook12.3のページに記載の重量からは300グラム以上重くなっています。

GearBestの情報を信じて軽量ノートだと思って買った人はショックを受けるかもしれません。

2017/07/19更新

GearBeetのLapBook 12.3のページは更新され、重さ1.3840kg・サイズ29.90 x 22.20 x 1.75 cmに訂正されました。

本体の重量

付属品の確認

LapBook12.3の付属品はシンプルです。

まずは電源供給用のACアダプタと電源コードです。ACアダプタ側のケーブルは1.2mぐらい、ACアダプタをコンセントにつなぐためのケーブルは1mぐらいの長さです。

ACアダプタと電源コード

ACアダプタの規格は入力 100~240Vなので世界中で使用できそうです。出力は12V/2Aとなっています。これくらいだったらUSB PDにして欲しかったなと思います。

ACアダプタの規格

プラグはなんとヨーロッパタイプでした。このため日本のコンセントにはささりません、ダイソーなどで変換コネクタが100円で売っているので入手しておくとよいでしょう。

コネクタ

電源コードは一般的なめがねタイプなので、別途電源コードを購入してもよいと思います。

めがね型コネクタ

ACアダプタと電源コードを合わせた重さは184グラムでした。見た目よりは軽いと思います。

ACアダプタの重さ

もう一つの付属品は取扱説明書です。中国語(簡体)・中国語(繁体)・英語で記載されています。あまり有用な情報はなさそうですが、英語のページのみ紹介しておきます。

取扱説明書 1

取扱説明書 2

まとめ

今回はGearBestから格安の中華WindowsノートPCであるChuwi LapBook12.3を入手したことを紹介しました。

RAM 6GB・2736 x 1824のディスプレイと3万円台のノートPCとはは思えないスペックが魅力のノートPCです。ただ、12.3インチディスプレイながら重量が1.4kgありますので軽量ノートPCを探している方には合わないかもしれません。

次回はLapBook12.3の電源を入れてみたいと思います。

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