前回はRedmi Note 4用のスクリーンプロテクターを購入したことを紹介しました。
今回はRedmi Note 4で現在使用しているモバイル通信の周波数を確認する方法を紹介します。
私はXiaomiのRedmi Note 4を使って行いましたが、今回紹介するMediaTekのCPUを使っているスマホでは広く使えるもののようです。
ほかのメーカのスマホでも同じことができる可能性が高いです。
今回使用しているRedmi Note 4 (64GBモデル・シルバー)は海外通販サイトEverBuying(閉鎖)から提供していただきました。
2019/03/02時点のRedmi Noteシリーズの最新機種は、Redmi Note 7となります。Redmi Note 7のGloval Versionは海外通販サイトGeekBuyingで239.99ドルで販売しています。
GeekBuyingでの注文方法については、下記ページを参照してみてください。
既に後継機種のRedmi Note 7が発売されているので、いま買うならRedmi Note 7がおすすめです。
MediaTekのエンジニアモード
Redmi Note 4はMediaTekという会社のCPUを使用しています。
MediaTekのCPUを使っているスマホは通話アプリで「*#*#3646633#*#*」と入力すると、エンジニアモードと呼ばれるモードに入れることができます。
下記がエンジニアグモードの画面です。
「3646633」という数字が謎の暗号のようですが、数値をアルファベットのテンキー入力に当てはめると「engmode」の意味になります。
この数値が覚えられないという場合は、エンジニアモードを起動するアプリを使用するとよいでしょう。
私は「MTK Engineering Mode」というアプリを使っています。
このアプリをインストールして起動すると次のような画面になりますので「MTK Settings」を選ぶことによってエンジニアモードに入ることができます。
LTE(4G)の周波数の調べ方
それでは使用しているLTEの周波数(バンド)の調べ方です。
エンジニアモードに入ったらスクロールして「LTE Information」を選択します。
次にLTEをつかんでいるSIMを選択します。今回はSIMスロット1にしか差していないため「SIM 1」を選択します。
表示したい情報を選択する画面になるので「EL1」をチェックします。
そして右上のメニューアイコンをタップして表示される「Check Information」を選択します。
そして「em_el1_cell_info[0] band」に書かれている数値が現在使用している周波数(バンド)です。下記の例では「バンド1 (2100MHz)」を選択していることが分かります。
なお「em_el1_cell_info[0] dlFreq」と「em_el1_cell_info[0] uiFreq」はそれぞれ下りと上りの周波数(MHzの10倍)だと思います。
またバンド幅が「em_el1_cell_info[0].dl_bw」と「em_el1_cell_info[0].ul_bw」でわかります。上記の例では上下ともに15MHzの帯域を使っているようです。
Band 3をつかんでいる場合の例は下記です。こちらはバンド幅が上下ともに20MHzとなっているので、より高速な通信が期待できます。
別の調べ方として「MMDC」を表示させる方法もあります。こちらは「earfcn」という値が取れます。
この値をEARFCN calculatorに入力します。
上記のearfcnの値である「1849」を入力すると次のように表示され、バンド3を使用していることが分かります。
以上が、LTEの周波数(バンド)の調べ方です。
WCDMA(3G)の周波数(バンド)の調べ方
WCDMA(3G)の周波数もエンジニアモードで調べることができます。
WCDMA(3G)の情報を見たい場合は「NetworkInfo」を選択します。
LTEの場合と同様にSIMを選択します。
NetworkInfoはかなりの項目があります。その中で「3GCsceEMServCellSStatusInd」を選択します。
そして右上のメニューアイコンをタップして「Check Information」を選択します。
これで現在つかんでいるWCDMA(3G)の電波の情報が表示されます。真ん中に出てくる「Band」が現在つかんでいる周波数(バンド)です。下記の例ではバンド1を使用しています。
以上が、WCDMA(3G)の周波数の調べ方です。
おまけ: 対応周波数(バンド)の調べ方
エンジニアモードを使うとスマホがサポートしている周波数(バンド)を確認することができます。
中華スマホだとサイトによって情報が異なっていたりするので、自分のスマホ自身を確認するのが一番確実です。
次に調べたいSIMスロットを選択します。SIMカードを1枚しか入れていない方は、SIMカードが入っているほうを選択してください。
これで対応周波数(バンド)が表示されます。チェックがついているのが使用可能なバンドです。
私のRedmi Note 4の場合、GSM(2G)は900・1800・1900・850MHzの4バンドが利用できます。
WCDMA(3G)は、バンド1・2・4・5・8です。バンド6が使えないので、FOMAプラスエリアは使えません。
LTE(4G)はFDD-LTEがバンド1・3・5・7・8、TDD-LTEがバンド38・39・40・41に対応しています。
最後にKDDIで使用されていたCDMAもサポートされていて、BC0が利用可能なことが分かります。
既に後継機種のRedmi Note 7が発売されているので、いま買うならRedmi Note 7がおすすめです。
まとめ
今回はRedmi Note 4で使用している周波数(バンド)を確認する方法を紹介しました。
今回紹介した手法はRedmi Note 4に限らずMediaTekのCPUを使っているスマホならば使えると思います。周波数が気になる方は試してみてください。
次回はRedmi Note 4でデュアルSIMを試してみたいと思います。
コメント
失礼します。ワイモバイルのアイフォン5sに使用しているシムを差し替え、Redmi Note 4に運用しようとした所、通話はできるのですが通信の電波をつかみません。他のワイモバイルアンドロイド契約のシムでは問題なく通話も通信もできます。原因と設定の見直し、対策などはありますか?
コメントありがとうございます。
通話ができるということは電波はつかんでいるということですよね。
基本的なことですが、APNの設定はされているのでしょうか?
また、SIM差し替え後は再起動すると調子がよくなることもあるのですが、さすがにそれは試されているのですよね。
Y!mobileは使用したことがないのでよくわからないのですが、Android向けとiPhone向けでSIMが異なっていて何か制限があるのかもしれませんね。
ほかにSIMフリーのAndroid端末をお持ちであれば、その端末にiPhone向けSIMを差してみて状況を確認したらいかがでしょうか。
少なくてもRedmi Note 4に固有の現象かどうかわかると思います。