前回までは中華タブレットのTeclast X16 Plusの紹介をしてきました。
今回からは中華スマホの話題になります。
中華スマホといえば買おうと思ってガセネタをつかまされるということもありましたが、今回はEverBuyingからレビュー用に提供していただきました。
提供していただいたのは中華スマホの雄、Xiaomi(シャオミ)のRedmi Note 3 Proの16GB版です。
今回使用しているRedmi Note 3 Proは海外通販サイトEverBuying(閉鎖)から提供していただきました。
2019/03/02時点のRedmi Noteシリーズの最新機種は、Redmi Note 7となります。Redmi Note 7のGloval Versionは海外通販サイトGeekBuyingで239.99ドルで販売しています。
GeekBuyingでの注文方法については、下記ページを参照してみてください。
Xiaomi Redmi Note 3 Proについて
Xiaomi(シャオミ, 小米)は、優れたデザインと販売戦略で一気にシェアを広げた中国のスマホメーカです。スマホのOSにはAndoridを使っていますが、MIUIというカスタマイズされたGUIになっているのも特徴です。
Xiaomiのスマホはハイエンドの「Mi Phoneシリーズ」とバリューラインの「Redmi Phoneシリーズ」があり、さらにRedmi Phoneには、5.5インチ液晶の「Noteシリーズ」と5インチ液晶の「無印シリーズ」があります。
- 公式サイト Mi Phoneシリーズ (Mi 5)
- 公式サイト Redmi Phoneリーズ (Redmi Note 3)
簡単にまとめると次のようになります。実際には各シリーズ内でさらに機能強化版の「Proモデル」があったりして複雑です。
ディスプレイサイズ | |||
---|---|---|---|
5インチ | 5.5インチ | ||
ハイエンド |
Miシリーズ |
Mi Noteシリーズ |
|
バリュー |
Redmiシリーズ |
Redmi Noteシリーズ |
|
今回提供していただいたRedmi Note 3 Proは、「バリューラインの5.5インチディスプレイスマホの機能強化版」ということになります。
Redmi note 3 Proには16GBモデルと32GBモデルがあり微妙にスペックが違います。今回提供していただいたのは16GBモデルになります。スペックを関連するモデルと合わせて比較すると次のようになります。
Redmi Note 3 Pro (16GB版) |
<参考> Redmi Note 3 Pro (32GB版) |
<参考> Redmi Note 3 (16GB版) |
<参考> Redmi Note 3 (32GB版) |
|
---|---|---|---|---|
価格 |
184.84ドル |
|||
CPU |
Qualcomm Snapdragon 650 |
MediaTek Helio X10 |
||
RAM |
2GB |
3GB |
2GB |
3GB |
ROM |
16GB |
32GB |
16GB |
32GB |
microSD |
最大128GB |
なし |
||
ディスプレイ |
5.5インチ 1920×1080 |
|||
カメラ |
フロント 5メガピクセル |
フロント 5メガピクセル |
||
指紋認証 |
あり |
|||
SIM |
microSIM/nanoSIMデュアルスタンバイ |
microSIMデュアルスタンバイ |
||
Network (3G) |
WCDMA 850/900/1900/2100MHz |
|||
Network (4G) |
FDD-LTE 1800(3)/2100(1)/2600(7)MHz |
|||
OS |
Anroid 5.1 (MIUI 7) |
Android 5.0 |
||
サイズ |
150 x 76 x 8.7 mm |
|||
重さ |
164 g |
この表に示した価格は2016/5/29時点でのゴールドモデルのEverBuyingの価格を示しています。色によって価格は微妙に変わってくるので、ゴールド以外を希望の方は、EverBuyingのサイトでご確認ください。
この表を見ると機能強化版のRedmi Note 3 Pro 16GBが、通常版のRedmi Note 3 16GBよりやすくなっており、お得なことがわかります。
外箱の様子
Redmi Note 3 ProはEverBuyingからFedExで送られてきました。消費税を心配していたのですが輸入時の消費税はかかりませんでした。
段ボールを開封するとRedmi note 3 Proの箱が出てきました。
右端の方がつぶれていますが、これは中華通販サイトで買うとよくあることです。あまり細かいことを気にしてはいけません。
外箱の正面には「Language」と「Charger」というシールが貼ってあり、「Language」すべてチェックが、「Charger」には「CH」にチェックが入っているようです。どうやら言語は4か国語対応で、USB-ACアダプタは中国用でのようです。中国大陸のコンセントの形状は日本と同じ場合が多いので、たぶん大丈夫でしょう。
箱の裏面には、上側にスペックが、下側にIMEIやシリアルナンバーのシールが張られています。
スペックのシールを拡大してみます。
まず「全网通版」となっていることから、中国の全キャリア(China Mobile: 中国移動, China Unicom: 中国総通、China Telecom: 中国電信)に対応していることがわかります。
中国に旅行や出張の予定のある方には、心強いものとなります。
調べてみると「全网通版」のネットワークの対応状況は次のようになるようです。
4G | FDD-LTE | 2100(B1)/1800(B3)/1700(B4)/850(B5)/2600(B7)/900(B8) |
---|---|---|
TDD-LTE | B38/B39/B40/B41 | |
3G | D-SCDMA | B34/B39 |
WCDMA | 2100(B1)/1900(B2)/1700(B4)/850(B5)/900(B8) | |
CDMA2000 | BC0 | |
2G | GSM | B2/B3/B5/B8 |
CDMA 1X | BC0 |
多くのネットワークに対応しているように見えますが、日本で使う場合はFDD-LTEとWCDMAのバンドが重要になります(KDDIはCDMA2000を利用していますが)。
ドコモのバンドと比較すると、使用できると思われるのはLTEでB1とB3、WCDMAでB1となります。LTEのB1はドコモのメインの周波数のため、これに対応していればまず大丈夫だと思います。ただ、プラチナバンド(B19)には対応していないため、山間部など電波の届きにくいところでの利用は厳しいかもしれません。
海外通販サイトで販売されている無線機器は日本国内の技術基準適合証明を取得していない可能性があります。
そのような機器を日本国内で使用すると、電波法違反に問われる場合もあります。
本ブログは技術標準適合証明を未取得の機器の利用を推奨しているわけではありません。
ついでにiPhone SEの箱と比べてみますとこんな感じになります。
正面から見ると雰囲気は似ているのですが別物といえますが、、、側面はそっくりです。
開封!
それでは開封してみます。
外箱を開けると一番上に本体が入っています。箱のふたの裏側にはエアキャップが貼ってあり、画面が割れないように保護してあります。また本体液晶には保護シールが貼ってありますが、空気がかなり入っています。
本体を取り出すと仕切りがあり、その下にUSBケーブルとUSB-ACアダプタが入っています。仕切りの部分には説明書類が入っています。
内容物をすべて取り出すと次のようになります。
左上から時計回りに
- SIMトレイをイジェクトするためのピン
- microUSBケーブル
- USB-ACアダプタ
- 保証書
- 危険物などの注意書き
- 説明書
- Redmi Note 3 Pro本体
となります。
Redmi Note 3 Pro本体の確認
それでは本体の確認です。
まずは正面から見た写真です。まだ液晶保護フィルムははがしていません。液晶ディスプレイ左右のベゼル部の幅は2ミリぐらいでしょうか。細い部類に入る荷ではないかと思います。
正面上部は中央に通話用にスピーカー、その右に通知用のLEDとインカメラとなります。
下部にはタッチセンサーが並んでいます。左から、メニュー・ホーム・バックのようです。専用のタッチセンサーがあることから、画面が全体がアプリに使えてよいのですが、Nexus5と並びが違うところが少々気になります。
次は背面です。背面も保護シールはまだはがしていません。背面は上下左右ともきれいにラウンドしており持ちやすいですが、滑りやすくもあります。
背面は上からカメラ・照明用のLED・指紋センサーとなっており、その下は各種シールが貼ってあります。そして一番下はスピーカーです。
背面のシールのうち、上から三つは保護シールの上に貼られているので、保護シールをはがすときれいに取れます。ただし、一番下の白いシール(中国の型式認証のシール?)は本体に直接貼られています。
本体上面から見ると背面の曲面の様子がよくわかります。厚みは8.7mmとなっています。
本体上面には3つ穴があります。中央はヘッドフォンジャックで、右側は赤外線(TV等のリモコン用)のようです。左側の穴はよくわかりません(マイク?)。
本体底面には充電・通信用のmicroUSBポートがあります。Type-Cではありませんでした。底面にも穴がありますが、これはマイクっぽい気がします。
本体の右側面にはボタンが二つあります。左側の小さいほうが電源ボタンで、右側の長いほうがボリュームボタンです。
左側面にはSIMカードを入れるトレイがあります。穴の部分にピンを差すとトレイが出てきます。
SIMカードトレイはこんな感じになっており、microSIMカード用の「SIM 1」とmicroSD/nanoSIMカード用の「SIM 2」というスペースがあります。
microSIMカードとmicroSDカードの組み合わせて使うと次のようになります。
microSDカードを使いたい場合は、SIMカードはmicroSIMサイズしか使えないことになります。16GB版のRedmi Note 3 Proの場合は、microSDカードが必要になると思いますので、SIMカードはmicroSIMサイズとする方がよいでしょう。
microSIMカードとnanoSIMカードを同時に使う場合は次のように装着します。
最後に大きさを比べてみます。比較するのはRedmi Note 3 Pro・Nexus5・iPhone5sです。
こう見るとRedmi Note 5 ProはNexus5より一回り大きく、かなり大きいことがわかります。iPhone6 Plusとほぼ同じサイズになるのでしょうか。
このサイズだとシャツの胸ポケットに入れるにはちょっと厳しいと思います。お尻ポケットは入ると思いますが、完全には入らずに一部が飛び出でそうです。
付属品の確認
次は付属品の確認です。付属品はUSB-ACアダプタとmicroUSbケーブルの二つだけです。
まずはUSB-ACアダプタです。コネクタ部をのぞいてサイズは42×30×21mmとコンパクトなものですが、コネクタ部が収納可能でないのが残念なところです。
スペックは
- 入力: AC100V-240V
- 出力: DC5.0V 2.0A
です。海外でも使うことができるスペックです。2A出力なので高速充電にも使えそうです。
ケーブルはごく普通のmicroUSBケーブルで、長さは約120cmです。
純正のUSB-ACアダプタとケーブルで充電してみたところ、確かに2A近くの電流が流れていることを確認しました。ケーブルの品質は良いようです。
まとめ
今回はEverBuyingから提供していただい中華スマホ Xiaomi Redmi Note 3 Proを紹介しました。
ヘキサコアのCPUにFullHDのディスプレイと十分なスペックを持ちながら日本円では2万円を切るスマートフォンです。中華スマホといってもデザインに定評のあるXiaomiだけあって本体の質感もなかなかです。
かなり楽しみなスマートフォンを提供していただきました。これからいろいろ試してみたいと思います。
次回はRedmi Note 3 Proを使うために調達したアクセサリを紹介します。
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