中華スマホUlefone Power 6で遊ぶ その3: ベンチマークソフトを実行!

中華Androidスマホ
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前回はUlefone Power 6の初期設定と初期状態を紹介しました。

Ulefone Power 6では問題なくGoogle Playが使えますので、ベンチマークソフトをインストールして実行してみたいと思います。

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Antutuベンチマーク

AntutuベンチマークはAndroidでは定番のベンチマークソフトです。3Dの性能を見るためAntutu 3DBenchもインストール済みです。

AnTuTu Benchmark
AnTuTu Benchmark
開発者: AnTuTu
金額: 無料
Antutu 3DBench
Antutu 3DBench
開発者: AnTuTu
金額: 無料

Antutuベンチマークソフトを実行した結果は下記の通りです。ベンチマーク実施時は充電はせずにバッテリで駆動している状態です。

Antutu Benchmarkの結果

私がこれまで使ってきたスマホと比べると次の通りです。

メーカー モデル CPU スペック トータル CPU 3D (GPU) UX RAM
Ulefone Power 6 MediaTek
Helio P35
8コア
2.3GHz
85267 40291 12776 24725 7475
Google Pixel 2 Qualcomm
Snapdragon
835
8コア
2.45GHz
172652 38629 69016 54989 10018
Elephone P8 mini MediaTek
MT6750T
8コア
1.5GHz
39607 12208 7207 16472 3720
Xiaomi Mi5s Qualcomm
Snapdragon
821
8コア
2.35GHz
146650 30241 59329 46553 10527
Xiaomi Redmi
Note 4
MediaTek
Helio X20
10コア
2.1GHz
84917 25494 16255 36436 6732
Xiaomi Redmi
Note 3
Pro
Qualcomm
Snapdragon
650
6コア
1.8GHz
76188 24686 18398 26366 6738

この表ではUlefone Power 6以外は以前測定した数値をそのまま使っています。

Antutu Benchmarkのアップデートにより数値の互換性がなくなっているかもしれません。

CPUに関しては善戦していますが、グラフィックス関係(3DとUX)が弱いことがわかります。確かにAntutu Benchmarkの実行中の画面を見てもグラフィックス関係のベンチマークで画面がカクカクしていて苦手であることがわかります。

ただ、Androidのメニューなど普通の操作をする限りは特に引っかかりなどは感じません。ゲームが苦手なタイプのスマホと考えた方が良さそうです。

また、Antutuベンチマークではシステム情報を表示することができますので紹介しておきます。

Antutu Benchmarkによる情報

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GeekBench 4

こちらも定番のベンチマークソフトです。

Geekbench 4
Geekbench 4
開発者: Primate Labs Inc.
金額: 無料

結果は次のとおりです。

Geekbenchの結果

もう少しこのスコアをブレークダウンした内容は次のとおりです。

Geekbenchの結果 (Single core)

Geekbenchの結果 (Multi core)

これだけだとわからないので過去のスコアと比較してみます。

Single-Core Multi-Core
モデル CPU Total Total
Crypto Int. Float.
Point
Mem Crypto Int. Float.
Point
Mem
Ulefone
Power 6
MediaTek
Helio P35
8コア
2.3GHz
909 3955
705 1046 634 1066 3095 5543 3466 1328
Google
Pixel 2
Qualcomm
Snapdragon
835
8コア
2.45GHz
1906 6359
1194 2065 1387 2506 5747 8382 5887 2669
Elephone
P8 mini
MediaTek
MT6750T
8コア
1.5GHz
590 1909
448 647 411 764 2188 2597 1411 1039
Xiaomi
Mi5s
Qualcomm
Snapdragon
821
8コア
2.35GHz
1690 4216
736 1471 1583 2584 2014 4580 4708 3213
Xiaomi
Redmi
Note 4
MediaTek
Helio X20
10コア
2.1GHz
1544 4669
1106 1505 1220 2226 4392 5925 4471 2211

この表ではUlefone Power 6以外は以前測定した数値をそのまま使っています。

GeekBenchmarkのアップデートにより数値の互換性がなくなっているかもしれません。

さすがにエントリークラスのElephone P8 miniには圧勝ですが、その他のスマートフォンには残念ながら後塵を拝しています。

2年前のハイエンドであるGoogle Pixel 2に負けているのは理解できますが、Xiaomi Redmi Note 4にも負けているのが残念です。

これはXiaomi Redmi Note 4のCPUであるHelio X20ではパフォーマンス用コアとして上位のCortex-A72を採用しているためと思います(Helio P35のパフォーマンス用コアはCortex-A53)。

Ulefone Power 6のCPUであるHelio P35は、パフォーマンスと低消費電力のバランスをとった製品なのかもしれません。

PC Mark

次にWindowsで有名なベンチマークソフトのAndroid版を試してみたいと思います。

PCMark for Android Benchmark
PCMark for Android Benchmark
開発者: UL LLC
金額: 無料

テストには「Work 2.0」「Computer Vision」「Storage」の3つがあります。「Work」というテストもありますが、これは「Work 2.0」の前身のようです。

結果のスクリーンショットは省略して、手持ちのデバイスとの比較を紹介します。

メーカー モデル CPU スペック Work 2.0 Computer
Vision
Storage Work
Ulefone Power 6 MediaTek
Helio P35
8コア
2.3GHz
5406 3412 5695 7410
Google Pixel 2 Qualcomm
Snapdragon
835
8コア
2.45GHz
7589 3525 8179 9886
Elephone P8 mini MediaTek
MT6750T
8コア
1.5GHz
3088 1612 2759 4169
Xiaomi Mi5s Qualcomm
Snapdragon
821
8コア
2.35GHz
6077 3306 2894 完走せず
Xiaomi Redmi
Note 4
MediaTek
Helio X20
10コア
2.1GHz
4633 2567 4146 5839

この表ではUlefone Power 6以外は以前測定した数値をそのまま使っています。

PC Markのアップデートにより数値の互換性がなくなっているかもしれません。

これまでのベンチマークソフトではXiaomi Redmi Note 4に負けていましたが、このベンチマークではUlefone Power 6の勝利です。

スコア的には2016~2017年のハイエンドであるXiaomi Mi5sと同じぐらいという感じです。

実際に使っている感じではこの感覚に近い気がします。

3D Mark – The Gamer’s Benchmark

最後にゲーム向けのベンチマークである3D Markから「Ice Storm Extream」を実行してみます。

3DMark — The Gamer's Benchmark
3DMark — The Gamer's Benchmark
開発者: UL LLC
金額: 無料

結果のスクリーンショットは省略して、手持ちのデバイスとの比較を紹介します。

メーカー モデル CPU スペック Sling Shot Extreme Sling
Shot
Ice Storm
Extreme
Ice Storm
OpenGL
ES 3.1
Vulkan
Ulefone Power 6 MediaTek
Helio P35
8コア
2.3GHz
471 N/A 715 8218 12043
Google Pixel 2 Qualcomm
Snapdragon
835
8コア
2.45GHz
3638 2666 3928 MAX 32920
Xiaomi Mi5s Qualcomm
Snapdragon
821
8コア
2.35GHz
1639 1767 2097 MAX 18912

この表を作成するためにあらたに3D Markを実行しました。

そのため同じバージョンの3D Markを使っているので正確な比較となります。

Ulefone Power 6の結果は厳しいものとなりました。

実際に3D Markの実行画面を見ていても、Sling Shot ExtremeとSling Shotについてはアニメーションの画面がカクカクしてしまいまともに再生されません。

とはいえ、Ice Storm ExtremeとIce  Stormの画面はスムーズに再生されました。一昔前のゲームなら十分プレイできるのだと思います。

まとめ

今回は中華スマホUlefone Power 6で各種ベンチマークソフトを動かしてみました。

結果としては少々厳しいものとなりました。実際に基本的な操作をした感じではそれほど遅いとは感じませんが、CPU・GPUのパワーをフルに使うようなゲームのプレイは無理そうです。

この辺は割り切って使う必要がありそうです。

次回はUIefone Power 6のバッテリー性能を見てみようと思います。

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