前回は中華タブレットTeclast Tbook 10 SのAndroid側を初期設定してみました。
とりあえずこれで使えるようになはなったので、今回はベンチマークソフトを動かしてみたいと思います。
今回使用しているTeclast Tbook 10 Sは通販サイトのGearBestから提供していただきました。
GearBestではTeclast Tbook 10 Sは2019/03/02時点で175.99ドル(19711円)で販売していますので、購入にトライしようと思う方は下記サイトを参照してみてください。
Antutuベンチマーク
AntutuベンチマークはAndroidでは定番のベンチマークソフトです。3Dの性能を見るためAntutu 3DBenchもインストール済みです。
Antutuベンチマークソフトを実行した結果は下記の通りです。
これまで私が実行した結果を比較すると次の通りです。
Teclast Tbook 10 S |
Teclast X16 Plus |
Teclast X98 Plus 2 |
Chuwi Hi8 Pro |
Xiaomi Mi5s |
Xiaomi Redmi Note 4 |
Xiaomi Redmi Note 3 Pro |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
CPU | Intel Atom x5-Z8350 |
Intel Atom x5-Z8300 |
Intel Atom x5-Z8300 |
Intel Atom x5-Z8300 |
Qualcomm Snapdragon 821 |
MediaTek Helio X20 |
Qualcomm Snapdragon 650 |
トータル | 59780 | 61736 | 62299 | 65064 | 146650 | 84917 | 76188 |
3D | 13787 | 15506 | 15747 | 17232 | 59329 | 16255 | 18398 |
UX | 21440 | 22190 | 20957 | 21781 | 46553 | 36436 | 26366 |
CPU | 19828 | 18791 | 19739 | 19882 | 30241 | 25494 | 24686 |
RAM | 4725 | 5249 | 5856 | 6169 | 10527 | 6732 | 6738 |
残念ながら私が持っているAndroidスマホ・タブレットで最低となってしまいました。
同じIntel Atom系のCPUを積んでいるタブレットに負けているのも残念です。メモリ周りが遅いようです。BIOSのチューニングができていないのでしょうか。
なお、Antutuベンチマークではシステム情報を表示することができますので紹介しておきます。スマホと違ってセンサーが全然入っていません。
Vellamo Mobile Benchmark
古いベンチマークソフトですが、Vallemo Mobile Benchmarkでも測定してみました。
まずはブラウザのベンチマークです。このブラウザのベンチマークでは「WebView」を使うようにしています。
続いてCPU性能のベンチマークです。
最後にマルチコアに関するベンチマークです。
これもこの値だけ見てもわからないので私の手持ちと比較してみます。
Mi5s | Teclast Tbook 10 S |
Teclast X16 Plus |
Teclast X98 Plus 2 |
Xiaomi Mi5s |
Xiaomi Redmi Note 4 |
Xiaomi Redmi Note 3 Pro |
---|---|---|---|---|---|---|
CPU | Intel Atom x5-Z8350 |
Intel Atom x5-Z8300 |
Intel Atom x5-Z8300 |
Qualcomm Snapdragon 821 |
MediaTek Helio X20 |
Qualcomm Snapdragon 650 |
WebView | 2992 | 3009 | 3012 | 5375 | 5229 | 4289 |
Metal | 1222 | 1328 | 1261 | 3554 | 2632 | 2538 |
Multicore | 1471 | 1494 | 1491 | 3216 | 3362 | 2672 |
またしてもXiaomiのスマホにはかなわない結果となりました。
一方タブレット同士の比較ではほぼ一緒となりました。
GeekBenchmark 4
Vellamo Mobile Benchmarkはだいぶ古いようなので、GeekBench 4も実行してみました。
結果は次のとおりです。
もう少しこのスコアをブレークダウンした内容は次のとおりです。
これだけだとわからないのでスマートフォンのスコアと比較してみます。
Teclast Tbook 10 S |
Xiaomi Mi5s |
Xiaomi Redmi Note 4 |
||
---|---|---|---|---|
Single-Core | Total | 875 | 1690 | 1544 |
Crypto | 315 | 736 | 1106 | |
Integer | 975 | 1471 | 1505 | |
Floating Point | 643 | 1583 | 1220 | |
Memory | 1141 | 2584 | 2226 | |
Multi-Core | Total | 2007 | 4216 | 4669 |
Crypto | 1077 | 2014 | 4392 | |
Integer | 2379 | 4580 | 5925 | |
Floating Point | 2079 | 4708 | 4471 | |
Memory | 1294 | 3213 | 2211 |
他のタブレットのスコアがないのはGeekBench 4で測定していないからです。
AntutuとVellamoと同様にスマホには全くかなわない結果となりました。およそ半分という感じです。
PC Mark
PC MarkはWindows用のベンチマークソフトとして有名ですが、Android版もでたようなので試してみました。
スコアは「3368」です。
ただ、このスコアが高いのか低いのかなんともいえません。
今後新しいブレットを入手したらPC Markでも測定してみようと思います。
まとめ
今回は中華タブレットTeclast 10 SのAndroid側でベンチマークソフトを動かしてみました。
結果としてはあまり振るわず、Cherry Trail採用の他の中華タブレットより微妙に遅いという結果になりました。まだ発売されたばかりなのでBIOSやファームウェアの最適化が進んでないのかもしれません。
次回はAndroid側でのキーボードについて紹介したいと思います。
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