中華タブレットChuwi Hipadで遊ぶ その3: ベンチマークソフトを実行!

前回は中華タブレットChuwi Hipadの初期設定を紹介しました。

今回はベンチマークソフトを実行して気になる性能をチェックしてみたいと思います。

手元に8インチの中華タブレットTeclast T8とXiaomi Mi Pad 3があるので、比較しつつ結果を紹介していきます。

今回使用しているタブレットChuwi Hipadはメーカー様より提供していただきました。

Chuwi Hipadは日本のAmazonでも 17,680円(2019年6月時点)で購入可能です。

また中華通販各社でも取り扱っています。

2019年6月時点でAmazonで17,680円で購入可能です! 中華通販だとBanggoodの139.99ドルが最安値!

スペックと比較対象

改めて今回のレビュー対象のChuwi Hipadと、比較対象のTeclast T8とMi Pad 3のスペックを紹介しておきます。

メーカChuwiTeclastXiaomi
モデルChuwi HipadTeclast T8Mi Pad 3
写真AmazonBanggoodGearBest
OSAndroid 8Android 7Android 7
(MIUI 9)
CPUMediaTek MT6797X
Helio X27
(最大2.6GHz, 10コア)
MediaTek MT8176
(最大2.1GHz, 6コア)
MediaTek MT8176
(最大2.1GHz, 6コア)
RAM3GB4GB4GB
ストレージ内部32GB64GB64GB
microSDmicroSD (最大128GB)microSD (最大256GB)なし
ディスプレイ10.1インチ
(1920×1200)
8.4インチ
(2560×1600)
7.9インチ
(2048×1536)
カメラメイン: 500万画素
フロント: 500万画素
メイン: 800万画素
フロント: 1300万画素
メイン: 1300万画素
フロント: 500万画素
SIMなしなしなし
ネットワーク3Gなしなしなし
LTEなしなしなし
Wi-Fi802.11a/b/g/n/ac802.11a/b/g/n/ac802.11a/b/g/n/ac
Bluetoth4.144
GPSなしなしあり
USBType-CType-CType-C
ボディサイズ25.25×16.29×0.94cm21.95×12.79×0.78cm19.9×13.2×0.8cm
重さ490g346g328g
バッテリ7000mAh5400mAh6600mAh
価格17680円
(2019/06時点)
124.99ドル
(13920円)
(2019/06時点)
販売終了

CPUはChuwi Hipadの方が強力になっているので、ベンチマークでは有利に働くと期待できますが、RAMが3GBとやや小さいのが心配どころです。

Antutuベンチマーク

AntutuベンチマークはAndroidでは定番のベンチマークソフトです。3Dの性能を見るためAntutu 3DBenchもインストール済みです。

テストしたときのバージョンはv7.2.2になります。

AnTuTu Benchmark
AnTuTu Benchmark
Developer: AnTuTu
Price: Free
Antutu 3DBench
Antutu 3DBench
Developer: AnTuTu
Price: Free

ベンチマーク結果

Antutuベンチマークを実行した結果は次の通りです。

Antutuベンチマークの結果

Teclast T8とMi Pad 3との比較は次の通りです。

これだけだとわかりにくいので、2017年のハイエンドスマホであるGoogle Pixel 2のスコアも一緒に記載しておきました。

Chuwi
Hipad
Teclast
T8
Xiaomi
Mi Pad 3
Google
Pixel 2
総合スコア1064319774894310195968
CPUトータル46925510544379369631
演算処理13244138101370913490
一般使用72316959702510099
マルチコア26450302852305946042
GPUトータル27242156861665075893
Marooned48062859310712798
Castline90914917513130895
Refinery133457910841232200
UXトータル25520253202665642101
データセキュリティ5394581155526771
データ処理71076670689210241
画像処理47503430385910885
ユーザーエクスペリエンス826994091035314204
RAMトータル6744568872118343
RAM2515243826062403
ROM4229325046055940

Chuwi Hipadは、Teclast T8 / Xiaomi Mi Pad 3よりも新しいモデルなのでベンチマークスコアでかなり差をつ蹴ると思ったのですが、1割アップ程度でした。

特にCPUのスコアはイマイチでした。スペック上はCPUは最も強化されているポイントなので、ちょっと不可解です。これは別のベンチマークソフトで確認してみたいと思います。

一方、GPU(グラフィック)に関しては、Teclast T8/Xiaomi Mi Pad 3と比べると大幅に向上しています(Pixel 2には遠く及びませんが…)。

ゲーム・エンターテインメント用途にはGPUが重要なので、これはうれしいポイントです。

デバイス情報

Antutuベンチマークはデバイスの詳細情報を表示させることができます。

これをTeclast T8とMi Pad 3と比較したのが下記の表です。手打ちしたので間違えがあるかもしれません。

空欄のところはAntutuベンチマークで表示されなかった項目です。

Chuwi
Hipad
Teclast
T8
Xiaomi
Mi Pad 3
基本情報ブランドCHUWITeclastXiaomi
モデルHi9AirT8MI PAD 3
デバイスHi9Airt8_e8c1_gcappu
マザーボードmt6797teclastunknown
ハードウェアmt6797mt8173mt8173
Android8.0.0 (64bit)7.0 (64bit)7.0 (64bit)
CPUモデルMT6797XMediaTek MT8176
レンダラーMali-T880PowerVR Rogue GX6250PowerVR Rogue GX6250
画面解像度1200×19201600×25601536×2048
ストレージRAM2701MB3955MB3961MB
システム24.76GB53.59GB53.26GB
内部記憶装置24.76GB53.59GB53.26GB
CPU構成ARM Cortex-A53
ARM Cortex-A57
ARM Cortex-A53ARM Cortex-A53
タイプ64-bit64-bit64-bit
CPUコア数1066
クロック0.0~2587.0MHz0.507~2.106MHz0.507~2.106MHz
ディスプレイレンダラーMali-T880PowerVR Rogue GX6250PowerVR Rogue GX6250
ベンダーARMImagination TechnologiesImagination Technologies
GPUバージョンOpenGL ES 3.2OpenGL ES 3.2OpenGL ES 3.2
画面解像度1200×19201600×25601536×2048
サイズ7.08インチ9.4インチ8インチ
画面DPI320dpi320dpi320dpi
解像度320dpi320dpi320dpi
xdpi/ydpi320 / 320 dpi320 / 320 dpi320 / 320 dpi
カメラ外側8.0MP 3264×244813.1MP 4208×3120
内側13.0MP 4160×32104.9MP 2560×1920
バッテリー容量7000mAh8100mAh6600mAh
種類Li-ionLi-ionLi-ion
電圧4.1V3.8V3.8V
OSAndroid8.0.0 (64bit)7.0 (64bit)7.0 (64bit)
SDK26 (Android 8.0.0)24 (Android 7.0)24 (Android 7.0)
ビルドO00623NRD90MNRD90M
カーネルLinux version 3.18.60 (azhuo@azhuo-desktop) (gcc version 6.3.1 20170109 (Linaro GCC 6.3-2017.02)) #1 SMP PREEMPT Wed Mar 27 10:43:28 CST 2019Linux version 3.18.35+ (fangshiquan@Broccoli) (gcc version 4.9 20150123 (prerelease) (GCC) ) #7 SMP PREEMPT Thu Nov 23 10:37:33 CST 2017Linux version 3.18.35-00324-g0b09878 (builder@c3-miui-ota-bd57.bj) (gcc version 4.9 20150123 (prerelease) (GCC)) #1 SMP PREEMPT Thu Sep 7 00:38:58 CST 2017
WebViewMozilla/5.0 (Linux; Android 8.0.0; Hi9Air Build/O00623; wv AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Chrome/74.0.3729.157 Safari/537.36Mozilla/5.0 (Linux; Android 7.0; T8 Build/NRD90M; wv) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Chrome/52.0.2743.100 Safari/537.36Mozilla/5.0 (Linux; Android; MI PAD 3 Build/NRD90M; wv) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Chrome/64.0.3282.137 Safari/537.36
コネクティビティNFC非対応非対応非対応
ネットワークアクセスWIFIWIFIWIFI
センサー加速度MTKMTKBosch
温度非対応非対応非対応
ゲーム回転ベクトル非対応非対応Bosch
地磁気回転ベクトル非対応非対応AOSP
重力非対応非対応Bosch
ジャイロスコープ非対応非対応Bosch
未校正ジャイロスコープ非対応非対応Bosch
心拍数非対応非対応非対応
MTKMTKMTK
直線加速度非対応非対応Bosch
磁場非対応非対応AKM
未校正の磁気計非対応非対応Bosch
方位非対応非対応Bosch
圧力非対応非対応非対応
近接MTKMTK非対応
湿度非対応非対応非対応
回転ベクトル非対応非対応Bosch
運動検知非対応非対応MTK
歩数計非対応非対応非対応
歩数計非対応非対応非対応

デバイス情報を見て気になるのはHipadが「Hi9Air」と認識されていることです。Hi9Airとはスクリーンサイズは同じもののCPUやRAMなどの基本スペックが異なります。Antutuベンチマークのご認識なのか、

Chuwi Hipadのグラフィックスのベンチマークスコアが向上したのは、GPUがPowerVR系からMaliに変更なった効果のようです。

また、Chuwi Hipadはセンサー類がTeclast T8と同様にかなり省略されています。これはコストダウンの影響かと思います。

センサー類を活用するゲーム(あまりあるとは思えませんが)だと動かない可能性があるので注意が必要です。

GeekBenchmark 4

GeekBenchmark 4も実行してみました。

Geekbench 4
Geekbench 4
Price: Free

CPU能力のベンチマーク結果は次のとおりです。

GeekBenchmarkの結果

もう少しこのスコアをブレークダウンした内容は次のとおりです。

GeekBenchmarkの結果 (Single-Core)

GeekBenchmarkの結果 (Multi-Core)

さらにComputeのベンチマーク結果は次のようになります。

GeekBenchmarkの結果 (Compute)

GeekBenchmarkの結果 (Compute)

GeekBenchの結果も手持ちのTeclast T8・Xiaomi Mi Pad 3・Google Pixel 2と比較してみます。

なお、手持ちのデバイスのスコアは以前(GeekBench 4.2.0)で測定したものです。

Chuwi
Hipad
Teclast
T8
Xiaomi
Mi Pad 3
Google
Pixel 2
Single-Coreトータル1807 1493 15921913
Crypto1358111311121217
Integer2056166817142068
Floating Point1473129212741393
Memory1863149719152516
Multi-Coreトータル4398363038406351
Crypto3889346934695371
Integer6065467248348347
Floating Point3612338635155909
Memory1952169321832768
RenderScriptトータル3426313131907232
Sobel6324278727937293
Histogram Equalization5495416842506149
SFTT8617418461296
Gaussian Blur3813102701011922926
Face Detection4169340035313700
RAW97058553862117371
Depti of Field23611725172317985
Particle Physics1745199820154860

GeekBenchmarkの結果を見ると、Chuwi HipadのCPU性能はTeclast T8/Xiaomi Mi Pad 3から大きく向上していることがわかります。Antutu Benchmarkではあまり差が出ませんでしたが、スペック差を見るとGeekBenchmarkの方が期待通りという感じです。

ただ、RenderScriptの「Gaussian Blur」だけは大きくスコアが落ちています。測定ミスかと思い、何度かやり直したのですが同じような結果でした。

Chuwi Hipadには苦手な処理があるようです。

PC Mark

最後にWindowsで有名なベンチマークソフトのAndroid版を試してみたいと思います。

PCMark for Android Benchmark
PCMark for Android Benchmark

テストには「Work 2.0」「Computer Vision」「Storage」の3つがあります。「Work」というテストもありますが、これは「Work 2.0」の前身のようなので省略します。

結果は次の通りです。

PC Mark (Work 2.0)

PC Mark (Computer Vision)

PC Mark (Storage)

こちらも他のデバイスと比較してみます。

Chuwi
Hipad
Teclast
T8
Xiaomi
Mi Pad 3
Google
Pixel 2
Work 2.0トータル4518463046857333
Web Benchmarking4888456251106635
Video Editing4343454447646040
Writing3857388245317184
Photo Editing55276281358112578
Data Manipulation4160420957795853
Computer Visionトータル2994302228113526
TensorFlow407.9406.7419342.9
ZXing51.55465345.36
Tesseract1771.751936.520641466
Storageトータル2574251139834718
Internal sequential read94.04124.34179571.88
Internal random read7.878.081613.8
Internal sequential write73.0568.26101130.95
Internal random write5.062.2252.8
External sequential read75.92126.3178504.04
External random read7.948.461613.7
External sequential write75.2163.77104130.31
External random write4.672.142.79
SQLite read2793373538935617
SQLite update8695153125
SQLite insert71528395
SQLite delete8074125125

Chuwi Hipadのスコアは、1年半ほど前の機種であるTeclast T8・Xiami Mi Pad 3とほぼ同等か低くなっています。

Androidが最適化されていないのか、Melio X27 (10コア, 最大2.6GHz)の実力が引き出せていないのでしょうか。Teclast T8もMi Pad 3も同じMediaTekのCPUなので同条件かと思いますが、これは残念です。

2019年6月時点でAmazonで17,680円で購入可能です! 中華通販だとBanggoodの139.99ドルが最安値!

まとめ

今回は中華タブレットChuwi Hipadでベンチマークソフトを動かしてみました。

Chuwi Hipadは10コア・2.6GHzのHelio X27というCPUを搭載していますが、ベンチマークソフトの実行結果をみるとうまく活かせていない気がします。

Androidのアップデートで最適化が進むことを期待したいところです。

次回はいくつかゲームを試してみたいと思います。