今回は4年前に買った車のバッテリーをリペアして復活させた話を紹介します。
車の始動に必須なのがバッテリーですが、年々高くなっているような気がします。そこで、延命して買い替えを先延ばしにしようという作戦です。
これまで使用していたバッテリー
私の車は標準では「55B24L」というバッテリーを使っており、一時期はリサイクルバッテリーで節約をしていました。

リサイクルバッテリーは価格が安くなるのがメリットですが、週末しか乗らないスタイルだと、ときどきバッテリー上がりを起こしてしまうこともありました。
そのため、車にはジャンプスターターを常備していたぐらいです。
しかし、バッテリー上がりにビクビクしながら車を使うのもストレスなので、前回から新品のバッテリーに切り替えることにしました。
そこで購入したのがアクアドリーム(AQUA DREAM)というメーカーのメンテナンスフリーバッテリーです。
聞いたことがないメーカーでしたが、韓国製のようです。
韓国といえば有力な自動車メーカーもある国なので、まあ大丈夫だろうと購入したのが2022年の6月です。
ランクが75と上がっていることもありますが、新品バッテリーのほうが精神衛生上かなり良い気がしてきました。
ちなみにこれまでのバッテリーの履歴は次のようになります。
| 購入時期 | 規格 | 状態 | 購入元・ブランド | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年10月 | 55B24L | リサイクル | バッテリー再生工場 (閉店) | 3,980円 |
| 2016年8月 | 55B24L | リサイクル | イーネ |
3,690円 |
| 2019年2月 | 55B24L | リサイクル | イーネ |
5,380円 |
| 2022年6月 | 75B24L | 新品 | アクアドリーム |
6,310円 |
バッテリーを交換するのは、バッテリーが劣化したときなので、リサイクルバッテリーの場合は2年半から3年程度利用していたことになります。
いま使っているアクアドリームの新品バッテリーは、ディーラーの点検では交換が推奨されている状況ではあるもの、4年間使えており、コスパ的にもリサイクルバッテリーより上のような気もしてきます。
とはいえ、購入から4年も経ち、また、点検で交換を推奨されるぐらいなので、そろそろなにか手を打たなければいけません。
そこでAmazonでアクアドリームのバッテリーが安くなったタイミングで買おうと考えているときに、思いついたのがリペアです。
リペアがうまく行けば、新品の7,000~9,000円を節約できるかもしれません。
用意したアイテム
車のバッテリーをリペアするために必要なのは「バッテリーテスター」と「リペア機能付きバッテリーチャージャー」です。
バッテリーテスターは必須ではありませんが、バッテリーがリペアできているのか確認するために、手元に用意しておくことをおすすめします。
後述するように何度もリペア処理を行うことになるので、リペアをどこでやめるか判断するためにも、バッテリーテスターはあったほうが良いです。
バッテリーテスター
今回はバッテリーテスターは海外通販のAliExpressで購入しました。
Amazonや楽天
で購入してもよいのですが、AliExpressのほうが価格が低いようでした。
私が購入したのはこの製品です。
使い方は割と簡単で、
- バッテリーと接続する。赤いケーブルをプラス端子に、黒ケーブルをマイナス端子に接続する。
- バッテリーテストモード(BAT Test)を選択する
- 接続しているバッテリーのCCA値を入力する
- テスト結果を確認する
という手順になります。
重要なのはCCA値を入力する部分で、これはあらかじめバッテリーのCCA値を調べておく必要があるということになります。
CCA値のバッテリーのパッケージにかいてあることが多いようなのですが、パッケージはすでに廃棄してしまいました。
そこでググってCCA値は500程度であろうと推定しました。
また、結果は、
- SOH(Status of Health): バッテリーの健康度 (0~100%)
- SOC(Status of Charge): バッテリーの充電度 (0~100%)
とわかりやすく表示されます。
合わせて、測定結果に基づいて
- Good: バッテリーは良い状態で、問題なく使用できる。
- Normal: バッテリーは一般的な状態で、使用しても大丈夫と思われる。
- Poor: バッテリー状態は悪く、近日中に交換したほうがよい
の三段階が結果として表示されます。

なお、三段階の結果の下には抵抗値や電圧の測定結果も表示されており、これらの値もSOHの計算に利用されているようです。
リペア機能付きバッテリーチャージャー
バッテリーをリペアするには、リペア機能付きのバッテリーチャージャーが必要です。この手のデバイスは、最初に数時間パルス電流を流して電極にこびりついた結晶(サルフェーション)を剥離し、その後、また数時間かけてバッテリーを充電します。
このとき流せる電流(アンペア)が大きいほど、充電時間が短いので、予算の許す範囲で大電流に対応した製品を選ぶと良いでしょう。
私の場合は楽天で”リョクエン (LvYUAN)”という謎のブランドの製品を購入しました。
この製品にした理由は、パルスによる修復モードを備えているのは当然のこと、定格10A出力にしては安価だったためです。
使い方はこちらも簡単で
- バッテリチャージャーをコンセントに接続する
- 本体のボタンで修復モードを選択する
- バッテリーに接続する (先に赤のプラス端子を接続して、あとに黒のマイナス端子を接続する)
だけです。
初期状態
まず修復の前のバッテリーの状態をバッテリーテスターで確認しておきました。


SOH(Status of Health)は50%、SOC(Status of Charge)は30%です。
バッテリー健康度を表すSOHは50%に下がってきており、あまり良くない状態であることがわかります。
実際、数ヶ月前のカーディーラーでの点検でもバッテリー交換を勧められました。
リペアを実行してこの健康度を引き上げたいところです。
一方、SOCについては充電すると100%になることがわかっているので、あまり重要ではなかったりします。
また、下の方に示されているR(内部抵抗値)とCCA(Cold Cranking Amperes)も重要です。
内部抵抗値はバッテリーが劣化すると大きくなるようで、現状の7.2mΩが修復でどこまで下がるかも注目ポイントです。
CCAはバッテリーの起動力を示す数値で、バッテリーが劣化すると小さくなります。修復によって、新品時のCCA(今回は500)どれだけ近づけられるかも確認したいところです。
なお、SOHの数値は、測定したR(内部抵抗値)とCCAから計算されるようですが、関係式はバッテリーテスターによって異なるようです。少なくとも内部抵抗が下がったり、CCAが大きくなると、SOHは回復するようです。
リペア!
それではリペアを開始します。
リペア機能付きのバッテリーチャージャーを修復モード(パルスモード)にして充電を開始すればOKです。

修復モードで充電すると8時間ぐらいかかりました。ただ、修復と充電が終わると自動停止するので、過充電の心配はありません。
また、1回の修復で思ったように回復しない場合は、何度か繰り返すと改善してくる場合があります。
私の修復回数とその結果をまとめると次のようになります。結果はバッテリーテスターで確認した値です。
| 修復回数 | SOH | R(mΩ) | CCA |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 56% | 6.8 | 374 |
| 2回目 | 57% | 6.8 | 376 |
| 3回目 | 58% | 6.7 | 379 |
| 4回目 | 61% | 6.5 | 389 |
| 5回目 | 69% | 6.2 | 414 |
| 6回目 | 61% | 6.5 | 390 |
| 7回目 | 71% | 6.1 | 417 |
| 8回目 | 68% | 6.2 | 413 |
| 9回目 | 72% | 6.0 | 424 |
| 10回目 | 71% | 6.0 | 421 |
7回目辺りから各数値が安定してきており、9回目と10回目でほとんど数値が変わらないことから、ここらへんが限界だろうとしてリペアを終了しました。
グラフにするとこんな感じです。SOHとCCAは大きい方が良く、Rは小さい方が良いことに注意してください。



ちなみにバッテリーテスターでの計測は充電直後では正確ではなく、修復充電後に12時間から24時間程度寝かせてから測定したほうが良いようです。
10回目の修復充電が終わってから12時間後に計測すると
| 修復回数 | SOH | R(mΩ) | CCA |
|---|---|---|---|
| 10回目 (12時間後) | 73% | 6.0 | 426 |
と、SOHとCCAは過去最高の値となりました。しかし、Rは変化がないことから、この辺が潮時と考えて良さそうです。
73%というとまだまだ上を狙えそうな気がしますが、修復もバッテリーの負荷になるので、無理はしないことにします。
4年目のバッテリーとしてはまずまずの状態ではないかと思います。
ちなみにこの状態をAIに判定してもらったところ・・・
- Gemini: そろそろ交換を考え始めるころ
- ChatGPT: 直ぐに交換は不要だが半年ごとにバッテリーテスターでチェックすべき
とのことでした。
まとめ
今回は4年使ったバッテリーをリペア機能付きのバッテリーチャージャーで修復したことを紹介しました。
完全復活とまではいかなかったものの、確実にバッテリーの状態は良くなっており、交換せずにもうしばらく使えそうです。ただ、バッテリーチャージャーとバッテリテスターを購入する費用、そして修復にかかる時間を考えると、素直に新品バッテリーに交換したほうがコスパ的には良い気もします。






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