アメリカでプリペイドSIMを使う その1: 情報収集

自由の女神

前回まではモルドバのOrangeのプリペイドSIMカードについて紹介してきました。

ここのところマニアックな国のプリペイドSIMカードばかりを紹介してきたのですが、今回からはメジャーどころでアメリカのプリペイドSIMカードについて紹介します。

今回はアメリカのニューヨークに1週間ほど行く機会があったので、プリペイドSIMカードの購入に挑戦してみました。アメリカでもハワイやアラスカ、グアム、サイパンなどは事情が違うかもしれませんのでその点はご注意ください。

その他の国のプリペイドSIMカード情報については下記まとめページを参照してください。

SIMフリーのスマートフォンで海外のプリペイドSIMカードを利用しています。世界各国でのプリペイドSIMカードの購入方法・設定方法・使い方などを紹介します。

なお私のスマートフォンはSIMロックを解除した状態(いわゆるSIMフリー)です。海外でプリペイドSIMを使おうと思っている方は、SIMロック解除してあることを確認してください。

ドコモのローミング情報

いつものように渡航前にドコモのローミング情報を確認します。

この情報でドコモ端末で確実に通信ができる携帯電話会社を把握することができます。また、3G対応やサービスエリアについても確認可能です。

ドコモのアメリカでのローミング情報は下記のページから入手することができます。

アメリカ(本土)におけるNTTドコモの携帯電話による通話やネット(国際ローミング)の対応結果を表示します。お使いの機種により対応エリア/サービス/料金が異なるため、渡航前にご確認ください。

2015年11月現在の状況は下記の通りです。

docomo

4社とローミングできるようですが、なんとそのうち2社は3Gが使えないようです。3Gが使える2社(AT&TとCommnet)についても周波数が850MHzとなっていますので、ドコモ端末の場合はプラスエリア対応の端末でないと3Gが使えないことになります。

またドコモのサイトにはLTEローミングの情報も掲載されています。

lte

LTE国際ローミング対応のドコモ端末でAT&TとT-Mobileの2社のLTEが利用できるようですが、対応機種のリンクを見てみるとT-MobileのほうはiPhone系とNexus5Xしか使えないようです。T-MobileのLTEはマイナーな周波数(日本で発売しているスマホではあまり対応していない周波数)を使っているようです。

Wikipediaの情報

Wikipediaには各国の携帯電話会社の情報がまとまっています。

wiki

このWikipediaのページでは12社あげられていますが、水色で囲んだ上位4社以外は特定の州でのみ営業していているようです(他の州ではローミングで使用できる模様)。したがって、選択肢はVerizon・AT&T・T-Mobile・Sprintのいずれかにするのが無難と考えられます。

3Gについて

上の表で赤線を引いたのは3Gの情報です。

AT&Tは850MHz(バンドV)と1900MHz(バンドII)で3Gのサービスを展開しております。

T-Mobileは1900MHz(バンドII)とAWS(=1700MHzのバンドIV)で3Gのサービスを展開しております。

VerizonとSprintが提供しているCDMA2000も3Gなのですが、CDMA2000に対応しているSIMフリーのスマホを入手するのは困難(実質iPhone5/6のみ?)なので、3Gは使用できないとみなしておきます。

LTEについて

緑線はLTEの情報です。4社のいずれもLTEを開始しているようです。

AT&Tは700MHz(バンド17)、1700MHz(バンド4)、1900MHz(バンド2)でLTEのサービスを開始しております。また、上記の表には出ていませんが、850MHz(バンド5)でもLTEが利用できるようです。

T-Mobileは700MHz(バンド12)、1700MHz(バンド4)、1900MHz(バンド2)でLTEのサービスを開始しております。おなじ700MHzでもAT&Tと異なりバンド12なので注意が必要です。

最大手のVerizonですが、LTEについては700MHz(バンド13)、1700MHz(バンド4)、1900MHz(バンド2)でLTEのサービスを開始しております。700MHzについてはAT&T・T-Mobileと異なりバンド13なので注意が必要です。

最後にSprintですが、LTEについては800MHz(バンド26)、1900MHz(バンド25)、2500MHz(バンド41)となります。

アメリカで使用する端末選び

Wikipediaで調べたとおり、アメリカの3G/LTEは他国(日本、東南アジア、ヨーロッパ)とはかなり異なるバンドを利用しているため、なかなか対応している端末を入手するのが困難です。

一番無難なのがSIMフリー版のiPhoneですが、お勧めとしては北米版のNexus5(LG-D820)になります。北米版だけあってアメリカで3GとLTEは問題なく利用することができます。またCDMA2000を利用しているSprintにも対応しています。発売から2年以上経過していることと、後継機種が出ていることから価格は低下傾向なので、個人輸入に挑戦するのもよいと思います。

北米版のNexus5(LG-D820)の個人輸入については、下記を参照してください。

今回はこれまで使ってきたAQUOS PHONEに変わるSIMフリースマホとしてNexus5を選定し、中国の通販サイトAliExpressで注文します。グローバルで発売しているスマホだと、このように個人輸入も可能なのが魅力です。Refurbish(再生品)とのことですがどのような状態なのかも楽しみなところです。

もちろん、輸入業者からAmazonや楽天で買うこともできると思います。

インターネット上の情報

アメリカへは渡航者が多いのか、多くの情報が出ています。今回はAT&TとT-Mobileに絞って次のページをメモっていきました。

softbankのiPhone4SをハワイでAT&Tのプリペイドsimで使ってみたので備忘録を兼ねまとめ。

調べみると日本でアメリカのプリペイドSIMカードを購入してから渡航する方もいるようでしたが、私の場合は現地で買うのもネタの一つなのでそれは選択肢としてありませんでした。

またオフィシャルページとして次もメモっておきました。

AT&Tについてはどうも州ごとにプランが違うようです。プランを表示する画面に行くとZIPコード(郵便番号=5桁の数字)を入力するように表示されるので、宿泊予定のホテルの郵便番号を入れてください。たとえばニューヨークのマンハッタン・タイムズスクウェア周辺ならばZIPコードは10019になります。

いつもだとプランをメモっていくのですが、アメリカということもあり英語が通じると思ったので、事前調査はこの程度で現地に向かいました。

まとめ

今回は事前調査したアメリカのプリペイドSIMカード事情について紹介しました。

英語が通じる国というだけあってあまり深くは調査せず、AT&Tを第一候補、T-Mobileを第二候補ぐらいの考えて現地に向かいました。

いつもならば次はプリペイドSIMカードを購入した話を紹介するのですが、アメリカ編の場合はスマホ選びのほうが重要なので、次回はアメリカで使用するの場合はどのスマホがよいのかを調査してみたいと思います。