本記事は購入した商品の紹介(レビュー)を目的としています。
パルスオキシメータの測定値の判断については必ず専門医にご相談ください。
前回まではXiaomiブランドのスマート空気清浄機を紹介してきました。
今回は海外通販GearBestで購入したパルスオキシメータの紹介をしたいと思います。
パルスオキシメータとは
パルスオキシメータは、血中酸素飽和度(SpO2)を皮膚上から測定できる機器です。
血中酸素飽和度を測定することにより、心肺機能の健康状態をモニタリングすることができるとされています。
私の場合は4000m以上の高地にトレッキングに行く予定があったので、高山病のチェックのためにパルスオキシメータを購入しました。
酸素が薄い高地に滞在すると、取り込める酸素が減るため、血中酸素飽和度が低下します。血中酸素飽和度の低下が大きい場合は高山病のリスクありということで、トレッキングの中断などの判断をすることができます。
中華通販でパルスオキシメータを探す
パルスオキシメータはAmazonや楽天でも販売していますが、中華通販だと安いものだと2000円程度で購入することができます。
- リンク GearBestのパルスオキシメータ
- リンク Banggoodのパルスオキシメータ
- リンク AliExpressのパルスオキシメータ
これらの海外通販での購入方法は下記を参照してみてください。
私の場合はもう4年前のことになりますが、GearBestでRZ001という型番のパルスオキシメータを購入しました。
当時の価格は9.97ドル(約1100円)でしたが、残念ながらこの製品はGearBestでは販売終了となっています。しかし同じ製品はAliExpressで購入することができます。
私が購入したパルスオキシメータRZ001は下記のような日程で配送されてきました。
イベント | 日付 |
---|---|
注文 | 2016/3/30 |
発送連絡 | 2016/3/30 |
中国輸出 | 2016/3/25 |
配送完了 | 2016/4/12 |
配達にかかった日数は13日、土日を除いた営業日だと10日となりました。
Registered Air Mailでオランダ経由の配送だったのですが、この日数はオランダ経由としてはかなり順調な方です。
パルスオキシメータ RZ001
GearBestで注文したパルスオキシメータRZ001は次のような梱包で届きました。
緩衝材がついたビニールの封筒で、中華通販ではよくある梱包です。
梱包を開けてみるとRZ001のパッケージが出てきました。
パッケージはそれほどダメージを受けておらず安心しました。
パッケージの側面には簡単な説明が書かれています。
パッケージを開けるとパルスオキシメータ本体は緩衝材に包まれておりました。これなら輸送中に壊れることもなさそうです。
中身を取り出したのが下の写真です。
中身はパルスオキシメータRZ001本体(中央)・ストラップ(左)・取扱説明書(右)となります。ストラップは長く、RZ001を首からさげることができます。
RZ001にはディスプレイとボタンが一つあり、出荷時はこの部分はビニールの保護シールが貼られています。
底面は電池ボックスがあり、単四電池を2本入れることができます。
なお電池はエネループのようなニッケル水素電池でも動作します。
取扱説明書は英語になっています。参考にスキャンしたものを貼り付けておきます。
実際に使って見る
まずパルスオキシメータに爪がディスプレイ側になるように指を挟みます。RZ001はディスプレイ表示の向きを変えられるので、左右のどちらの手でも大丈夫です。
指もいずれの指でも大丈夫ですが人差し指か中指が無難と思います。
横から見るとこんな感じです。センサーは奥にあるので奥まで指をしっかり入れます。
この状態でRZ001のボタンを押し、安静にしましょう。
ディスプレイに文字が表示され、測定が開始されます。
測定はまず脈拍の検出から行われます。RZ001の画面は何種類かあるのですが、この画面では中央に上下するバーがあり、このバーが脈を表しています。
またこの画面では画面上部にグラフが表示され、このグラフは脈拍の変化の履歴を表しています。
脈拍を示すバーが上下すれば順調に測定できています。もしバーが上下しない場合は、正しく測定ができていないので指の位置を変えるか、挟む指を変えてみてください。
後述の通り強い太陽光の下だと、太陽光がセンサーを邪魔してしまい測定ができないことがあります。
その場合は日陰などを作り、RZ001に直接日光が当たらないようにしてみてください。
順調の測定できれば5秒ぐらいして、血中酸素飽和度と脈拍数が表示されます。
このときは血中酸素飽和度が97%なので正常値です。
RZ001はボタンを押すと表示を切り替えることができます。左手を測定する場合や測定値を対面の人に読んでもらう場合などにはボタンを押して表示を切り替えましょう。
いくつか表示例を紹介しておきます。
このようにボタンを押して表示を切り替えることで、どの方向から見ても見やすい表示を選択することができます。
なお、いずれの表示でも血中酸素飽和度と脈拍数は必ず表示されます。
実際に使った感想
このパルスオキシメータを実際に使った感想を簡単に紹介します。
よい点
パルスオキシメータ全体に言えることですが、まずは指をはさむだけという使い勝手はとてもお手軽です。
専門的な処置をすることなく血中酸素飽和度を測定できるのはパルスオキシメータならではの利点です。
また、RZ001はとても軽量(バッテリーを除くと約30グラム)で小型です。トレッキングのときに邪魔になることはありません。
常に首にぶら下げる必要性はないかもしれませんが、ザックに入れておくと安心だと思います。
イマイチな点
RZ001は挿入した指の位置のよってはうまく測定できないこともあります。
RZ001は測定を開始するとまずは脈拍を検出するのですが、指をはさんでも脈拍を全然検出せず、何度か指をはさみ直す必要がありました。
指をはさみ直すだけなら良いのですが、もっと厳しい問題として直射日光下などの明るい環境では全く測定できないという問題があります。
明るい光がセンサー部分に入り込んでしまうと、センサーが正しく読み取れなくなってしまうようなのです。富士登山などは日を遮るものがないので、これはこまりました。結局ザックの中で測定するなどの工夫でしのぐ必要がありました。
外部の光りが入り込まないようにもう少し形状を工夫していればこの問題はなかった思うのでちょっと残念です。
なんとも言えない点
何とも言えないのがRZ001が表示する数値の正しさです。
脈拍については実感と同じなので問題ないと思いますが、血中酸素飽和度については自覚できないので数値の正しさを判定することができません。
ただ私の記憶では、富士山頂のような酸素が薄い地点では、血中酸素飽和度がすこし低めにでました。絶対的な数値が正しいかどうかということは何とも言えませんが、相対的な数値の低下をもって高山病の目安(酸素が取り込めていないかどうか)には使えそうな気がします。
まとめ
今回は海外通販のGearBestで購入したパルスオキシメータRZ001を紹介しました。
パルスオキシメータは指先に装着するだけで血中酸素飽和度と脈拍数を測定できる機器です。中華製ということもあって数値の正確さは不明ですが、心肺機能の簡単なチェックに使えそうな気がします。
次回はスマートフォンPixel 4の話題を紹介します。
コメント