前回は中華スマホElephone P8 miniのベンチマーク結果を紹介しました。
今回はP8 miniのカメラ機能をチェックしてみたいと思います。
今回使用しているElephone P8 miniは通販サイトのGeekBuyingから提供していただきました。
GeekBuyingではElephone P8 miniは2017/07/16時点で135.99ドルで販売していますので、購入にトライしようと思う方は下記サイトを参照してみてください。
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P8 miniのカメラスペック
P8 miniのカメラ機能を再確認しておきます。
メインカメラのスペック
P8 miniのメインカメラのスペックは2.0MP + 13MPのデュアルカメラとなってます。
デュアルカメラの使い方としてはiPhone7の様に望遠カメラと標準カメラを組み合わせて、被写体距離に応じて切り替えたり二つを組み合わせて背景ぼけを生成するパターンが有名です。
そのほかのパターンとしては、二つのセンサーを組み合わせることでHDRを撮影できるようにするタイプなどがあります。
しかし、P8 miniの場合はデュアルカメラをどのように活用しているのかは製品説明からはわかりませんでした。
製品説明では夜景をアピールしていますが、ノイズリダクションと書いてあるのでデュアルカメラの効能かどうかはわかりませんでした。
左側が他のスマホによる写真で、右側がP8 miniによる写真だそうです。
フロントカメラのスペック
P8 miniのフロントカメラは16MPとなっています。これはメインカメラの画素数より多くなっており力の入り具合がわかります。
製品説明では「16メガピクセル」「ソフトフラッシュ」「スクリーンによる補助ライト」によりきれいなセルフィーがとれるとアピールしています。
フロントカメラをどう評価するのか難しいところですが、試してみたいとおもいます。
比較対象
今回は比較対象として手持ちのスマホを利用しました。
機種とスペックは以下の通りです。
Xiaomi Mi5s |
Xiaomi Redmi Note 4 |
|
---|---|---|
メインカメラ | 12MP | 13MP |
フロントカメラ | 4MP | 5MP |
スマートフォンのクラスで言うと、Mi5sはハイエンドモデル、Redmi Note 4は普及価格帯モデルとなります。
メインカメラの比較
次のような撮影セットを用意してメインカメラで撮影してみました。
撮影用のボックス内にイノシシの人形を三体配置しています。
三脚の場所は固定して設定やカメラだけを交換しつつ撮影していきます。
カメラの設定はホワイトバランス・ISO・シーン判定などはすべてオートにしています。
明るい状態での比較
まずは、右上に照明をおいて明るい状態にして、中央のイノシシに焦点を合わせた場合の比較です。
カメラによって明るさに違いがあるものの、それほど違いがわかりません。
中央付近を切り取ってピクセル等倍で比較すると次のようになります。
P8 mini | 4160×3120, 4.16MB |
---|---|
Mi5s | 4000×3000, 2.12MB |
Redmi Note 4 | 4160×3120, 1.99MB |
等倍で比較するとMi5sが一番きれいなように見えます。ただ、ノイズリダクションが強く効いているとも言えるので人によっては評価が変わるかもしれません。
室内光での比較
続いて照明をオフにして室内灯だけで撮影してみました。普通に室内で撮影した状態と考えてよいともいます。
P8 miniの画像はかなりコントラクトが強調された画像に見えます。
再び中央付近をピクセル等倍にしてみます。
P8 mini | 4160×3120, 2.21MB |
---|---|
Mi5s | 4000×3000, 2.58MB |
Redmi Note 4 | 4160×3120, 1.69MB |
照明をオフにして光量が減っているためノイズリダクションが強めとなっています。
P8 miniはノイズをきれいに消しているように見えますが、一方でイノシシの足の部分などのディテールも失っている感じです。この辺はトレードオフなので仕方がないところです。
暗い状態で撮影
室内灯を消して暗い状況で撮影してみました。
最初はスマホ内蔵のLEDも光らないようにしたのですが、それですと全く写らなかったのでスマホのLEDライトはオンにして撮影しました。
LEDの違いなのか色合いにかなり差が出ました。P8 miniは色温度が低い感じです。
ピクセル等倍で確認してみます。
P8 mini | 4160×3120, 3.63MB |
---|---|
Mi5s | 4000×3000, 2.13MB |
Redmi Note 4 | 4160×3120, 1.83MB |
拡大してみるとP8 miniが一番白飛びが押さえられているような気がします。しかし赤色の部分などは暗所ノイズが残っています。
Mi5sは暗所ノイズをきれいに消していますが、LED照明が強いのか若干白飛びしています。
どちらがきれいなのかは好みの問題と言えそうです。
続いて同じ写真で左側のイノシシをピクセル等倍で確認してみます。距離があるのでスマホのLEDライトが届きにくいのでかなり暗くなっている部分です。
P8 mini | 4160×3120, 3.63MB |
---|---|
Mi5s | 4000×3000, 2.13MB |
Redmi Note 4 | 4160×3120, 1.83MB |
P8 miniの画像はかなり暗くなって暗所ノイズがかなり出ています。これはP8 miniのLEDライトが十分に届いていないこと言うことですので、撮影するときには注意が必要です。
ぼかし効果
P8 miniのカメラアプリにはぼかし効果があるのでこれを試してみました。
今回の構図がうまくはまったのかきれいにぼかし効果が出ています。
あくまでもアプリで周囲をぼかしているだけのようですが、結構使えそうな気がします。
デュアルカメラの効果
ここで気になるのはP8 miniのデュアルカメラの効果です。
正直なところよくわからなかったので、片方のレンズ(向かって右側)にシールを貼って使えない状態で撮影してみました。
まずは照明がある状態です。
違いがさっぱりわかりません。
続いて正面をオフして室内光のみの状態です。
これも違いがよくわかりません。
最後に暗い状態にしてスマホのLEDを使って撮影した状態です。
暗い状態でも差がよくわかりませんでした。
強いて言えば周囲のノイズののり方が違うように思いますが決定的な違いは私にはわかりませんでした。
どなたかP8 miniのデュアルカメラの活かし方を知っている方がいたら教えてもらいたいところです。
まさかダミーなんてことはないと思いますが・・・
フロントカメラの比較
フロントカメラのテストはブタのぬいぐるみにモデルとなってもらいました。
モデルの前に三脚でスマホを固定して撮影しています。基本的にオート設定としていますが、P8 miniについては標準モードと美顔モードがあったのでそれぞれで撮影しています。
フルオートにしていたところ、P8 miniについてはLEDライトが発光しましたので、ライトオフにしても撮影しています。
P8 mini ノーマル LEDオン |
4608×3456, 3.53MB |
---|---|
P8 mini 美顔 LEDオン |
4608×3456, 3.53MB |
P8 mini ノーマル LEDオフ |
4608×3456, 4.04MB |
P8 mini 美顔 LEDオフ |
4608×3456, 4.06MB |
Mi5s | 2688×1512, 518KB |
Redmi Note 4 | 2560×1920, 1MB |
画素数で言えばスペック通りP8 miniが一番多くなっています。
またぱっと見ではP8 miniでLEDオフにして撮影したときが発色もきれいなのではないかと思います。
まとめ
今回はP8 miniのカメラ機能をチェックしてみました。
メインカメラはまずまずの性能ですが、他のスマホに対する優位性はあまり見つけることができませんでした。またデュアルカメラの機能の確認もできませんでした。
一方、インカメラはスペック通りの高画素できれいな画像が期待できそうです。
次回はP8 miniのアクセサリの紹介をします。
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