前回は中華タブレットChuwi Vi10 Plusで試行錯誤して分かったRemix OS使い方を紹介しました。
今回はChuwi Vi10 Plusについている二つのUSBコネクタについて紹介したいと思います。
今回使用しているChuwi Vi10 Plusは通販サイトのGearBestから提供していただきました。
Chuwi Vi10 Plusは既に販売終了になっています
Chuwiの10インチクラスのAndroidタブレットしてはChuwi Hi Padが発売されています。Chuwi Hi Padは海外通販サイトのBanggoodで139.99ドルで発売されています。
Banggoodで購入してみようという方は下記ページを参照してみてください。
Chuwi Vi10 PlusのUSBコネクタ
Chuwi Vi10 Plusの側面には二つのUSBコネクタがあります。
- microUSB
- USB Type-C
の二つです。
普通のタブレットではUSB端子はmicroUSBかUSB Type-Cのどちらか一つで、その一つを充電・PCへの接続・USBデバイス(マウス・メモリ等)など複数の用途に使います。
しかし二つ(しかも形が違う)のUSBコネクタがある場合は、どちらを何に使うのでしょうか。
今回の記事ではこれを調べようというわけです。
microUSBコネクタ
まずはmicroUSBコネクタです。
結論からいうとこのコネクタはUSBデバイスをつなげるためのものです。
というのも、このコネクタにmicroUSBケーブルを差し、接続してみると
- USB ACアダプタに接続 → 充電が行われない
- PCに接続 → PCは一切反応しない
という状況でなにも使えないのです。
そこで、USB OTGケーブル(USBホストケーブル)を介して、SDカードリーダを接続してみると、SDカードを認識しました。
この画面では、キヤノンのデジカメのSDカードを読み取ったので「CANON_DC」と表示されています。
そのほかにもUSBマウスを接続してみたところ、こちらも認識しました。試していませんがたぶんキーボードも大丈夫だと思います。
結局microUSBコネクタはUSBホストケーブルを介してUSBデバイス使うためのものでした。
なお、USBホストケーブルというのは下記のようなもので、片方がmicroUSBオス、反対がUSB Type-Aメスになっているケーブルです。
今回のChuwi Vi10 PlusにはUSBホストケーブルはついてきませんので、Amazon・楽天等で購入する必要があります。
USB Type-Cコネクタ
続いてUSB Type-Cコネクタです。
Chuwi Vi10 PlusにはUSB Type-Cケーブルが付属しますので、接続にはこのケーブルを使ってみます。
USB ACアダプタとの接続
まずUSB ACアダプタに接続してみると・・・充電しました。充電にはUSB Type-Cを使うことになります。
PCとの接続
次にPCに接続してみます。するとChuwi Vi10 Plusには「メディアデバイスとして接続」という通知が表示されます。
そしてPCのほうでは「CW-Vi10 Plus」として認識されました。
これでPCからChuwi Vi10 Plusの内部ストレージにアクセスすことができるようになりました。また充電も開始しました。
PCとの接続(USBデバッグ)
いったん、PCとの接続を終了して、Chuwi Vi10 Plusの「設定」→「タブレット情報」で「ビルド番号」を連打して「開発者向けオプション」を有効にします。
そして「開発者向けオプション」の「USBデバッグ」をオンにします。
この状態でPCに接続してみると、Chuwi Vi10 Plusには「USBデバッグが接続されました」という通知が表示されます。
この状態でPC側でadbコマンドを実行するとChuwi Vi10 Plusに接続することができます。
USBデバイスとの接続
続いて下の写真のようなUSB Type Cハブを使ってみます。
USB Type-Cハブを使うと、通常のUSBデバイスを接続することができます。
この状態でSDカードリーダを接続してみます。しかし何も反応しません。USBマウスを接続しても同様に反応しません。
Chuwi Vi10 PlusのUSB Type-C端子はUSBホスト機能は持たないようです。
一覧表
USBコネクタと機能の関係を表にしてみます。
充電 | PC接続 | デバッグ (adb) |
ホスト機能 (USBデバイス接続) |
|
---|---|---|---|---|
microUSB コネクタ |
× |
× |
× |
○ |
USB Type-C コネクタ |
○ |
○ |
○ |
× |
こう見るとUSBホストケーブル本来は同梱すべきだったと思います。
Chuwi Vi10 Plusは既に販売終了になっています。
Remix OSを搭載した後継モデルは存在しませんが、Chuwiの10インチクラスのAndroidタブレットしてはChuwi HiPadがあります。
Chuwi HiPadはHelio X27というスマートフォンでも採用されている高機能CPUを搭載しているのが魅力です。
まとめ
今回は中華タブレットChuwi Vi10 Plusの二つのUSBコネクタの働きを調べてみました。
二つのUSBコネクタの役割は完全に分かれており、microUSBコネクタはホスト機能としてしか使用できないことが分かりました。それなのにUSBホストケーブルが同梱していないところは不親切だと思います。
次回はRemix OSでマウスとキーボードを使ってみたいと思います。
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