前回はZNTというブランドのUSBスピーカーを紹介しました。
今回は久々の個人輸入物としてChuwiというメーカーのUSBチャージャーを紹介したいと思います。
Chuwiについて
Chuwiは有力な中華タブレットメーカーの一つです。公式サイトは下記になります。
Chuwiというブランドは日本の一般の方はほとんど知らないと思います。
しかし、中華ガジェットを調べたことがある人であれば、多少は効いたことがあるのではないでしょうか。
以前はWindows・Androidタブレットを主力商品としていましたが、最近ではノートPC等に力を入れています。
つい最近ではMicrosoft Surfaceクローンの製品を出してたりしています。
ChuwiのUSBチャージャーを購入!
タブレットやノートPCが主力のChuwi製品ですが今回私が購入したのはQuick Charge 3.0に対応した1ポートのUSBチャージャー Hi Chargerです。
公式サイトは下記のページです。
このUSBチャージャーの特徴は
- Qualcomの規格であるQuickCharge 3.0に対応
- プラグ部分が折りたためるデザイン
の2つです。
私はQuick Charge 3.0に対応したスマートフォンを持っており、QuickCharge 3.0に対応した持ち歩き用のUSBチャージャーを探していました。
そんなところにこのUSBチャージャーが3.99ドルという値段で、海外通販サイトのGearBestでセールになっていたので買って見ることにしました。配送方法は無料のものを選択しました。
私が購入したときにはこのUSBはわずか3.99ドルだったのですが、今調べてみると安いところでも10.99ドルしました。かなりお得な価格で購入できたと思います。
配送状況
海外通販の場合に気になるのは配送です。今回は無料の配送方法を選択したこと、価格が安かったため追跡番号が発行されなかったことから、結構時間がかかりました。
まとめてみると次のような感じです。
日付 | イベント |
---|---|
2017/07/29 | 注文 |
2017/07/30 | 出荷連絡 |
2017/08/15? | 到着 |
到着の日付が?になっているのは私が長期不在にしている間に届いたからです。
仮に2017/08/15に到着したとすると、注文から17日、土日を除いた営業日では12日となります。
これはちょっと遅い方です。
到着した製品
到着した製品は厚めのビニール袋のパッケージに入って送られてきました。中華通販だとよくあるパッケージングです。
この袋を開ければUSBチャージャーのパッケージが出てきます。
パッケージはビニールでラッピングされており未開封品であることがわかります。
デザインは段ボール地をそのまま使ったシンプルなものです。これはChuwiではおなじみの形式です。シンプルで私は結構好きです。
背面にはスペックと各種ロゴが確認できます。
スペックの部分を書き起こすと次のようになります。
CHUWI Quick Charger | |
---|---|
Model: | A-100 |
Input: | 100-240V~50/60Hz 0.5A |
Output: | 5.0V=3.0A, 9.0V=2.0A, 12.0V=1.5A |
Inputを見るとワールドワイド対応していることがわかります。
また、Outputを見ると5V・9V・12Vの3つの電圧をサポートしていることがわかります。この3つの電圧は実はQuickCharge 3.0ではなく、その前のQuickCharge 2.0で定められたものです。
QuickCharge 3.0対応のチャージャーなら本来はこの間の微妙な電圧も使えるようになっているはずです。この辺は実際に充電してみて確認したいと思います。
開梱!
それではパッケージを開けてみます。といってもUSBチャージャーなので中身はシンプルです。
USBチャージャーの他に入っているのはマニュアルと合格証です。
マニュアルは英語と中国語です。英語のページを載せておきますが、まあ、マニュアルがなくても使えるとは思います。
本体の確認
USBチャージャー本体を確認していきます。
まず本体ですが、正方形の形状にCHuwiのロゴが入っています。
プラグは折りたたむことができるので持ち運び時に鞄に入れても引っかかることはありません。
USBケーブルを差すUSBポート部分にはQuick Charge 3.0のロゴと文字が印刷されています。給電中を表すLEDのようなものはありません。
シンプルなデザインのため、外見上で他に紹介することと言えばスペック・ロゴが記載されている面があるぐらいです。
重さを量ってみると62グラムでした。100円ショップなどで売っているQuick Charge非対応のUSBチャージャーよりは重いと思います。
サイズは1辺がちょうど5cmで、厚さは2.8cmです。
手持ちのQuick Charge対応のUSBチャージャーと比較したのが下記の写真です。
左からChuwi USBチャージャー(QC 3.0対応, 1ポート)、Tronsmart WC2F(QC 2.0対応, 2ポート)、Xiaomi Mi5s付属(QC 3.0対応, 1ポート)です。
サイズ的にはChuwi USBチャージャーは真ん中になります。
Tronsmart WC2Fは2ポート対応なのでそれよりも小さくて当然です。しかし、同じ1ポート・QC 3.0のXiaomi Mi5s付属のUSBチャージャーより大きいというのはちょっと残念です。
しかし、Xiaomi Mi5s付属品はプラグが固定されており折りたためないので、持ち運びやすさとしたらChuwiのUSBチャージャーの方が上かもしれません。
実際の使用状況
それでは実際に使ってみたいと思います。
用意した機材は次の通りです。
- USBチャージャー
- Chuwi USBチャージャー (QC 3.0対応)
- Tronsmart WC2F (QC 2.0対応) → レビューへのリンク
- Xiaomi Mi5s付属 (QC 3.0対応)
- Xiaomi Redmi Note 4付属 (QC非対応、最大2.0A)
- 充電対象
- ケーブル
- 測定器
- Quick Charge対応USBテスター → 商品リンク
測定は実際に充電をしてみてそのときの電圧・電流を測定するというものです。
電圧・電流は多少上下するので安定したと思われる時点の数値を記録しました。
測定結果は以下の通りです。この表ではワット数<W> (電圧<V> × 電流<A>)をメインに記しています。ワット数が大きい方が充電が早く行われると考えてください。
Mi5s (QC3.0対応) |
Mi Pad 3 (QC非対応) |
Redmi Note 4 (QC非対応) |
||||
---|---|---|---|---|---|---|
Chuwi Charger (QC 3.0対応) |
17.90 W | 4.58 W | 4.37 W | |||
6.37 V | 2.81 A | 5.03 V | 0.91 A | 5.02 V | 0.87 A | |
Mi5s付属 (QC 3.0対応) |
15.29 W | 5.68 W | 4.72 W | |||
5.46 V | 2.80 A | 5.07 V | 1.12 A | 5.08 V | 0.93 A | |
Tronsmart WCF2 (QC 2.0対応) |
15.75 W | 5.70 W | 4.30 W | |||
9.00 V | 1.75 A | 5.00 V | 1.14 A | 5.06 V | 0.85 A | |
Redmi Note 4付属 (QC 非対応) |
9.50 W | 8.35 W | 7.76 W | |||
5.25 V | 1.81 A | 5.22 V | 1.60 A | 5.21 V | 1.49 A |
まずわかることは、Quick Charge対応のスマートフォンと、Quick Charge対応のチャージャーを使うと明らかにワット数が高くなり急速充電ができることです。
そして今回購入したChuwiのUSBチャージャーが最大のワット数を記録しました。Quick Charge 3.0の最大出力は18Wのようなので、ChuwiのUSBチャージャーはそのほぼ上限まで出力しているので優秀なチャージャーと言うことができると思います。
ただし、そのChuwiのUSBチャージャーもQuick Charge非対応のデバイスへの給電は5W前後となってしまいました。これは他のQuick Charge対応のチャージャーでも同様です。
QC非対応のデバイスでの急速充電は独自規格で行っているため、QC対応の充電器は急速充電できないのかもしれません。
まとめ
今回は海外通販のGearBestでChuwiというメーカーのQuick Charge 3.0対応のUSBチャージャーを購入したことを紹介しました。
サイズは1ポート出力にしては大きめですが、プラグが折りたためたり、Quick Charge 3.0の上限近くの電力を出力できたりとなかなか優秀でした。充電時間も短縮できそうですので、旅行時などの持ち歩き用として活用したいと思います。
次回はQuick Charge 3.0に対応したUSBチェッカーを紹介します。
コメント