ABOAT USB Type-Cケーブルを試す

前回まではザンビアプリペイドSIMカードを紹介してきました。

今回は話題を変えてUSB Type-Cケーブルの紹介です。

今回使用しているABOATのUSB Type-Cケーブル 5本セットはABOAT社よりレビュー用に提供していただきました。

AmazonではこのUSB Type-Cケーブル 5本セットは2017/01/15時点で1399円で販売しています。

USB Type-Cとは

USB Type-CとはUSBコネクタの規格です。最大の特徴は表裏の区別のないプラグ形状です。

今までのUSBコネクタ(Type-AおよびType-B)は表・裏の区別があり、ケーブルを接続しようとしても表裏を間違っていて接続できなかったということはよくあったと思います。USB Type-Cを使用することでこの問題は完全に解決できます。

また、これまでパソコンに搭載されていたUSB Type-Aコネクタはサイズが大きく、ノートパソコンなどの小型化・薄型化の妨げになっていました。しかしUSB Type-Cにすることによって高さを抑えることができます。

さらにUSB Type-Cコネクタを、USB Power Delivery 2.0(USB PD 2.0)という規格に準拠した製品に利用するとUSBを介して多くの電力を供給することができるようになります。

このため、近年ではデータ転送用兼電力供給用としてUSB Type-Cポートを備えるノートPCが多くなってきています。有名な製品としてはMacBookがUSB Type-Cコネクタを給電用として利用しています。

一方、タブレット・スマートフォンなどのデバイス側ではこれまでマイクロUSB端子を使用してきましたが、これについてもUSB Type-Cへの置き換えが進んでいます。USB Type-Cの小型化や電力供給能力がスマートフォンなどでも有効なためです。Nexus 5X・Zenfone・Huawei P9などでもUSB Type-Cコネクタが採用されています。

したがって、今後は徐々にマイクロUSBからUSB Type-Cへの置き換えが進んでいくのではないかと言われています。

ABOATのUSB Type-Cケーブル

今回紹介するUSB Type-CケーブルはABOATという会社がAmazonで販売している5本セットの製品です。この記事の作成時点では電源ケーブルのカテゴリで1位となっています。

ABOATは中国の会社のようですが、製品在庫は日本(と言うかAmazonの倉庫)に持っているために、配送は国内製品の購入と変わりません。

実際、私が注文したところ2日ほどで配送されました。

ケーブルだとビニールなどくるまれてくるかと思ったらちゃんとパッケージ(化粧箱)に入っていました。パケージは下記のような感じです。ちゃんと日本語化されています。

ABOAT USB Type-Cケーブルのパッケージ 表ABOAT USB Type-Cケーブルのパッケージ 裏

ケーブルは5本セットでいずれもUSB Type-A⇔USB Type-Cケーブルになります。

ABOAT USB Type-Cケーブル

5本のケーブルは

  • 50cm × 1本
  • 1m × 3本
  • 2m × 1本

という組み合わせになります。この組み合わせがあればだいたいの用途がすむのではないかと思います。

ケーブルはUSB Type-C側のコネクタにはABOATの文字が入っています。

USB Type-Cコネクタ側

USB Type-A側のコネクタにはABOATのロゴが入っています。

USB Type-Aコネクタ側

ケーブルのメーカによって品質の違いがあったりするので、ロゴ等によってケーブルが見分けれるのは実は結構重要だったりします。

ケーブルの太さは3mm強で、しっかりした感じです。硬さは割とかためです。

使ってみる

USB Type-Cケーブルのレビューということで、幾つかのケーブルを比較して見ます。

ケーブルの品質の差が出るのは給電能力だと思うので、チェックする内容は充電時に流れる電流を比較することにします。

比較対象

比較対象として2つUSB Type-Cケーブルを用意しました。

  1. 100円ショップ(セリア)のUSB Type-Cケーブル
    ついに100円ショップでもUSB Type-Cが入手できるようになったと話題になったものです。
    100円(セリア)ショップのUSB Type-Cケーブル
    長さは50cmです。
  2. 中華タブレットChuwi Hi8 Proに付属のケーブル
    以前レビューしたChuwi Hi8 Proに付属してきたケーブルです。ケーブル長は1mです。

評価内容

評価内容は充電するときにUSB Type-Cケーブルを利用して、流れる電流を測定するというものです。

電流の測定には下記のUSB電源チェッカーを使用します。

今回はGeekBuyingでUSB電源チェッカーを購入したことを紹介します。 日本でも1000円前後で購入できるものですので、あえて個人輸入する必要はありませんが、GeekBuyingのお試しとして購入してみました。物は問題ないのですが、配送に40日かかったというのは残念です。

その他の機材は下記のとおりです。

  • USB Type-Cケーブル
    • ABOATのケーブル 50cm
    • ABOATのケーブル 1m
    • ABOATのケーブル 2m
    • 100円ショップのケーブル 50cm
    • Chuwi Hi8 Proのケーブル 1m
  • 電源 (USB ACアダプタ)
    • Tronsmart WC2F (定格出力 5V/2.4A)
    • Redmi Note 4の付属 (定格出力 5V/2A)
    • Chuwi Hi8 Proの付属 (定格出力 5V/2A)
  • 充電対象機器
    • Ezbook Air
    • Chuwi Hi8 Pro

ここで出てくるTronsmart WC2F、Ezbook Air、Chuwi Hi 8 Proについては下記を参照してください。

今回は中華通販サイトGeekBuyingの独身の日セールでTransmartというブランドのUSBチャージャーを購入したことを紹介します。Quick Chargeの対応は2.0となりますが、通常のUSB充電も2.4Aまで出力できる製品で、サイズ的にも海外旅行などに持っていくにのにちょうどよさそうです。
今回は中華WindowsタブレットChuwi Hi8 Proを紹介します。 個人輸入すると1万円強という価格で格安の部類に入るタブレットですが、スペックもなかなか高く楽しみな製品です。届いた商品を確認したところパッケージ等でコストダウンの工夫が見えますが、本体は意外としっかりとしたものです。
今回は激安の中華WindowsノートPCのJumper Ezbook Airを入手したことを紹介します。CPUがAtom Z5-8350、メモリ4G・ストレージ128GBという十分なスペックながら、GearBestでは価格が25,000円を切っているという激安ぶりです。筐体も金属っぽくでチープな感じはしません。持ち歩き用のパソコンとして活用できないかと期待が高まります。

Ezbook Air、Chuwi Hi8 ProはUSB Type-Cから充電しますが、通常の5V入力となっており、USB Power Deliveryの規格には対応していません。

評価結果

全部で5×3×2の30パターン測定することになります。

わかりやすくするために充電対象機器ごとに表で作成します。

Ezbook Airへの充電時

まずはWindowsノートPCのEzbook Airに充電してみます。EzBook Airは電源が入っている状態です。

その結果が下記になります。

電源
↓ケーブル↓↓長さ↓Tronsmart WC2FRedmi Note 4
付属
Chuwi Hi8 Pro
付属
ABOAT50cm1.96A2.06A1.79A
1m1.69A1.58A1.57A
2m1.22A1.29A0.98A
100円ショップ50cm1.68A2.05A1.63A
Chuwi Hi8 Pro
付属
1m1.44A1.59A1.38A

まずABOATのケーブル3本についてですが、ケーブルが長くなると流れる電流が少なくなってしまっています。2mのケーブルは50cmのケーブルの60%程度になっています。

電気抵抗は長さに比例して大きくなるので、これは納得できる傾向です。早く充電したいのならば必要最小限の長さのケーブルを使うのが一番です。

次にABOATのケーブルとその他のケーブルの比較です。長さに影響を受けるので、同じ長さ同士を比較するのが公平です。

まずはABOATの50cmケーブルと、100円ショップの50cmケーブルの比較です。

Redmi Note 4付属のUSB ACアダプタを使ったときは両者とも約2Aです。これはこのUSB ACアダプタの上限値なので差が出ていないだけです。その他の2つのUSB ACアダプタではABOATのケーブルのほうが多くの電流が流れています。

この結果から見ると100円ショップのType-Cケーブルより、ABOATのケーブルのほうが品質が良いということができるでしょう。ただ、その差はそれほど大きくなく、100円ショップケーブルもあなどれない感じです。

一方、ABOARTの1mケーブルと、Chuwi Hi8 Pro付属のケーブルの比較です。

これもRedmi Note 4付属のUSB ACアダプタではほぼ同じですが、他の2つではABOATのケーブルのほうが多くの電流が流れています。この比較でもABOARTのケーブルのほうが品質が良いということができます。

Chuwi Hi8 Proへの充電時

つづいてWindowsタブレットのChuwi Hi8 Proに充電してみます。Chuwi Hi8 ProはWindowsで起動している状態です。

その結果が下記になります。

電源
↓ケーブル↓↓長さ↓Tronsmart WC2FRedmi Note 4
付属
Chuwi Hi8 Pro
付属
ABOAT50cm1.83A1.84A1.84A
1m1.76A1.82A1.74A
2m1.34A1.48A1.40A
100円ショップ50cm1.84A1.84A1.83A
Chuwi Hi8 Pro
付属
1m1.44A1.72A1.40A

概ねEzbook Airへの充電と同じ傾向です。50cmと1mのABOATケーブルと、100円ショップケーブルで電流が1.8A付近で頭打ちになっておりますが、これはChuwi Hi8 Proが引き出す電流の最大値なのかもしれません。

その他の感想

ケーブルということで電流量以外は比較しにくいのですが、使ってみて気づいた点を紹介したいと思います。

まずはUSB Type-C側のコネクタです。

使っていて気づいたのはABOATはUSB Type-C側のコネクタを差すとかなり固く止まります。100円ショップなどの他のUSB Type-Cケーブルよりも、差し込んだときしっかり押し込む必要があります。ABOATは押し込んだときにカクっと言う感触があり、完全に差し込まれたことがわかりやすいです。

私の感覚としてはABOATのほうが好みです。

次にケーブルの硬さです。

ABOATのケーブルは他のケーブルよりも硬いと感じます。これはしっかり作っていることの裏返しかもしれません。もう少し柔らかいほうが使いやすと思いますが、好みの問題かもしれません。

まとめ

今回はABOATのUSB Type-Cケーブルを紹介しました。

実際に充電に使用してみると手持ちのUSB Type-Cケーブルよりも多くの電流が流れ、高品質のケーブルである裏付けが取れました。5本で約1400円と低価格ですし、使いやすい長さの組み合わせなのでUSB Type-Cケーブルが不足している方におすすめの一品です。

次回は同じABOATのリバーシブルのマイクロUSBケーブルを紹介したいと思います。