今回は中華タブレットメーカーChuwiの新製品を紹介します。
紹介するのは小型のゲーミングPCであるChuwi HiGameです。
2018/12/23 追記
メーカーのご厚意によりHiGameを使ってみることができました。下記記事を参照してください。
Chuwiについて
Chuwiは有力な中華ガジェットメーカーの一つです。公式サイトは下記になります。
以前はWindows・Androidのデュアルブートタブレットが主力商品としていましたが、タブレットマーケットが飽和してきたのか、ここ1年ぐらいは格安のノートPCを次々とリリースしています。
このブログでもChuwiの製品はいくつかレビューしてきました。
2年ほど前のChuwiの製品はいかにも中華製という感じで安物感が漂っていましたが、ここのところ物作りの精度が上がっており、製品の品位もかなり上がっています。
それでいてコストパフォーマンスは相変わらず抜群なので、中華ガジェットウォッチャーとしては外せないメーカです。
Chuwi HiGame
今回紹介するのはChuwi HiGameという名称の小型PCです。
既にChuwiのサイトには専用ページが公開されています。
スペックは次の通りです。
モデル名 | Chuwi HiGame |
---|---|
サイズ | 173×158×73mm |
CPU | 第8世代Intel Core I7-8709Gプロセッサー |
GPU | Radeon Rx Vega M GH graphics |
RAM | 8GB DDR4 |
(DDR4-2400/2133 SO-DIMM×2スロット, 合計最大32GB) | |
ストレージ | 256GB SSD (M.2 22×42) |
空きベイ×1 (2.5インチ SATA3 6.0Gbps HDD/SSD用) | |
インター-フェース | USB 3.0 × 5 |
Thunderbolt 3 (USB-C) × 1 | |
HDMI 2.0 × 2 (最大 4096×2160@60Hz) |
|
Display port1.3 × 2 (最大 4096×2160@60Hz) |
|
100/1000Mbps Ethernet × 1 | |
マイクロフォン × 1 | |
ヘッドフォン × 1 | |
電源ポート(19V/9A) × 1 | |
OS | Windows 10 Home 64-bit |
Chuwiのサイトには製品イメージがあるのでで、こちらを見る方がわかりやすいかもしれません。
とにかく、コンパクトな筐体に最新の機能を詰め込んだというところがポイントのようです。
Chuwi HiGameの特徴
Chuwi HiGameのポイントを6ポイント紹介したいと思います。
1. 最新のCPUの採用
Chuwi HiGameのCPUは第8世代のIntel Core i7-8709Gプロセッサーとなります。
このプロセッサーには、Intel製のGPUではなく、AMD製のRadeon Vegaが統合されています。また合わせてHBM2接続の4GB VRAMもパッケージングされています。
Intel CPUの統合GPUというとゲームにはイマイチという印象があると思いますが、今回の場合は、AMD製のGPUなのでかなり期待できます。
2.コンパクトなボディ
Chuwi HiGameの筐体サイズは173×158×73mmとなっています。
A5サイズ(A4用紙の半分)が210×148mmですので、それより小さくなります。イメージとしては辞書サイズというところでしょうか。
このサイズに最新のCPUが入っているというのは驚きです。
卓球ラケットとの比較というのが中国メーカーらしい気がします。
3. 拡張可能なメモリとストレージ
Chuwi HiGameには8GBのDDR4メモリと、128GBのM.2 SSDが搭載されています。
これだけでも十分にWindows10を利用することもできますが、メモリ・ストレージは拡張することができます。
メモリについては2スロットあり、最大32GBまで拡張することができます(32GBにする場合は最初からついてきた8GBのメモリは取りはず必要がありますが)。
また、ストレージについては2.5インチベイが空いていますので、SSDあるいはHDDを増設することができます。
小型の筐体だと拡張性が乏しいことが多いので、この拡張性はうれしいポイントだと思います。
4. 多彩なインタフェース
Chuwi HiGameには多くのインターフェースが用意されています。
- USB 3.0 × 5
-
Thunderbolt 3 (USB-C) × 1 -
HDMI 2.0 × 2 -
Display port1.3 × 2 -
100/1000Mbps Ethernet × 1 -
マイクロフォン × 1 -
ヘッドフォン × 1
このため、マルチディスプレイに対応できるだけでなく、USBストレージやチャット用カメラなどあらゆる周辺機器を接続することができます。
5. 4Kコンテンツのサポート
Chuwi HiGameの強力なCPU/GPUは4K@60HzのUltra HDコンテンツのエンコード・デコードができます。
このため、ホームエンターテイメントの中心機器としても使うことができます。
デジタルカメラやスマートフォンで4Kビデオが撮影できるようになってきていますので、自分のコンテンツを編集・管理するためのPCとして使うこともできるでしょう。
6. PC用VR/MRヘッドセットの利用とマルチディスプレイ(最大 6台)
Chuwi HiGameはWindowsマシンですのでWindows用のVR/MRヘッドセットはそのまま使うことができます。
さらに、ディスプレイは最大6台つなげることができるようです。
これだけディスプレイがつながればゲームも楽しめそうです。
Chuwi HiGameの販売スケジュール
Chuwi HiGameは、最近のChuwiの製品と同様にクラウドファンディングのスキームを使ってプロモーションをしていくようです。
IndieGoGoにもページが用意されています。
スケジュール的には
- 先着200名がスーパー早期割引(Super Early Bird)として38%オフ
- 200名以降は早期割引(Early Bird)として31%オフ
- クラウドファンディング終了まではIGG特別価格として300ドルオフ
となります。
早期割引の詳細はメールニュースにサインアップするお知らせが来るようです。
Chuwi HiGameに興味がある方はメールニュースに登録しておくとよいでしょう。
まとめ
今回はChuwiの新コンパクトPCのChuwi HiGameの情報を紹介しました。
コンパクトな筐体ながら、強力な性能と十分な拡張性を持った面白い製品となりそうです。今後はIndieGoGoでクラウドファンディングでプロモーションしていくようなので、気になる方はメールニュースに登録しておきましょう。
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