今回はChuwiの新タブレットCorebookの最新情報をお伝えしたいと思います。
ChuwiがCorebookという新2-in-1 タブレットをクラウドファンディングしているというのは3回ほど紹介してきました。



今回はこの続きとなります。
Chuwi Corebookについて
Chuwi Corebookはまだ未発売の製品で、現在Indiegogoというクラウドファンディングサイトで出資者を募集しています。
といってもほぼ完成に近づいていて、プロジェクトはほぼ完了というステータスのようです。
特徴を整理すると次のようになります。
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| CPU | Keby Lake Intel Core-M 7Y30 |
| グラフィクス | Intel HD Graphics 615を内蔵。3Dゲームや4Kビデオの再生に対応 |
| RAM | 8GB RAM |
| ストレージ | 128GB大容量ストレージ |
| ディスプレイ | 13.3インチのFHD(1920×1080)、エッジはカーブ処理 (いわゆる2.5D) |
| 指紋認証 | ワンタッチでWindowsにログイン可能 |
| インターフェース | USB Type-C 3.0を搭載。ハブを介してAV出力も可能。 |
| Wi-Fi | 2.4GHと5GHzのデュアルバンド対応 |
| 電源・バッテリ | 8時間動作を可能とする38Whのバッテリーと、36W(12V/3A)での高速充電 |
Indiegogoにある画像の方がわかりやすいかもしれません。
当初は「iPad Proクローン」というイメージの製品でしたが、いまはMicrosoftのSurface Pro等もターゲットに入れているようです。
Indiegogoのサイトには競合製品との比較があるので引用しておきます。
実はディスプレイの解像度などを考えるとCoreBookのディスプレイがベストというわけではないのです。
しかしRAMが8GBというのはかなり有利なポイントだと思います。また拡張性もあるのでノートPCに近い使い勝手が期待できそうです。
何よりもキーボードとスタイラスペン込みで、競合他社より300ドル以上安いのは目を引くところです。
詳細なスペック
これまで詳細なスペックは出ていなかったのですが、いまIndiegogoをチェックしてみたところかなり詳細なところまでスペックが反映していました。
なお、現時点での詳細なスペックは次の通りです。
| 外観 | |
|---|---|
| カラー | シルバー |
| 物理ボタン | ボリューム、電源 |
| サイズ | 315×221×8.5mm |
| 重さ | 1046g (キーボード無し) 1676g (キーボード込み) |
| ディスプレイ | |
| サイズ | 13.3インチ |
| 種類 | OGS フル・ラミネート ディスプレイ |
| 解像度 | 1920×1080 |
| アスペクト比 | 16:09 |
| 明るさ | 350 nits |
| タッチパネル | 10点マルチタッチ対応 |
| プロセッサー | |
| モデル | 第7世代 Intel Core m3 |
| プラットフォーム | Kaby Lake |
| プロセス | 14nm |
| コア数・スレッド数 | 2コア、4スレッド |
| ベースクロック | 1.00 GHz |
| 最高クロック | 2.60 GHz |
| グラフィクス | |
| GPU | Intel HD Graphics 615 |
| ベースクロック | 300 MHz |
| 最高クロック | 900 MHz |
| 4K Video出力 | サポート |
| 実行ユニット数 | 24 |
| ダイレクトX | サポート |
| メモリ&ストレージ | |
| RAM | 8GB LPDDR3 |
| ROM | 128GB eMMC 5.1 |
| インターフェース・コネクタ | |
| USB | USB 3.0 Type-C × 1, microUSB × 1 |
| スピーカー | ステレオスピーカー |
| マイク | マクロフォン×2 |
| ヘッドセット | 3.5mmヘッドフォンジャック×1 |
| microSD | microSDXC×1 |
| カメラ | |
| リアカメラ | 2 MP |
| フロントカメラ | 5 MP |
| バッテリ | |
| 容量 | 34.2Wh |
| 駆動時間 | 最大 8時間 |
| ネットワーク | |
| Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac |
| Bluetooth | Bluetooth 4.0 |
| センサー | |
| 重力センサー | サポート |
| 明るさセンサー | サポート |
| 磁気センサー | サポート |
| 指紋センサー | サポート |
| パッケージの内容 | |
| 本体 | 1個 |
| キーボード | 1個 |
| 電源アダプタ | 1個 |
| スタイラスペン | 1個 |
| 英語マニュアル | 1個 |
CoreBookのストレージがSSDに変更!
さて、ここからが今回の記事の本題です。
上記のスペック表にあるようにこれまでCoreBookのストレージは「128GB eMMC 5.1」とされてきました。
しかし、今回は、このストレージが「128GB SSD」に変更される(可能性がある)という情報が飛び込んできました。
ストレージの容量は変わりませんが、eMMCとSSDを比べると、SSDには次のようなメリットがあります。
- 高速性
- 信頼性
しかし、一方で同じ容量の場合はSSDの方が価格が高くなります。
ところが今回のCoreBookの仕様変更では値段の変更は予定されていません。つまり、無料でeMMCからSSDへのアップグレードが受けられるということです。
Indiegogoはクラウドファンディングということで、Chuwiはユーザー・出資者の意見を聞きながら最終仕様を調整しているとのことです。
前回紹介したメモリの無料増量(6GB → 8GB)と同様に、今回のスペック変更も出資者からの要望が多かったためのようです。
ただしこの無料アップグレードには1つ条件があります。
それは「出資金額 (=事前予約の合計)が200,000ドルを超えた場合」です。
この記事の作成しているタイミングでは、残り16日で出資金額は127,930ドルとなっています。
つまりあと16日で約72,000ドルの出資(=278台の予約)が必要ということです。
結構厳しい状況かもしれませんが、追い込みで増えることを期待しいますよう。
日本からIndiegogoに出資する
問題はIndiegogoが全て英語で日本から参加するにはちょっと敷居が高いということです。
ただ、ググってみると日本から果敢にチャレンジした方もいるようです。
いろいろ解説記事を見ると「出資しても商品が送られてくるわけではない」という恐ろしい注意書きもありますが、今回は中華タブレットの大手であるChuwiの製品なのでさすがにキャンセルということないと思います。
まとめ
今回はChuwiの新2-in-1タブレットであるCoreBookの最新情報を紹介しました。
CoreBookの出資金額が200,000ドルを超えるとストレージがeMMCからSSDにアップグレードされるというニュースです。製品化に向けてスペックが変わっていくところがクラウドファンディングの面白いところです。



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