前回まではアクションカム用のジンバルの紹介をしてきました。
今回からは話題を変えてモバイルプロジェクターの紹介です。
今回使用しているモバイルプロジェクターAUN X2は海外通販のBanggoodより提供していただきました。
BanggoodでのモバイルプロジェクターAUN X2の販売は終了してしまいましたが、Banggoodでのお買い物に興味がある方は下記を参照してみてください。
モバイルプロジェクター AUN X2
今回、Banggoodから入手したのはAUN X2というモバイルプロジェクターです。
「AUN」について調べてみると下記のサイトを見つけました。
AUNというのは香港の会社のブランドのようなのですが、バングラデシュの代理店のサイトだけ見つかりました。
バングラデシュのサイトといっても英語で記載されているので、情報は収集可能です。
今回のレビュー対象のAUN X2は下記になります。
AUN X2には「音声コントロールありモデル」と「音声コントロールなしモデル」があるようです。
基本スペックは次の通りです。
投影面積 | 30~120インチ |
---|---|
プロジェクション方式 | DLP |
解像度 | 854×480 |
コントラスト | 2000:1 |
明るさ | 2000ルーメン |
光源 | LED |
システム | Android 7.1 |
インターフェース | USB, HDMI, オーディオ, microSD, DC入力 |
スピーカー | 1W |
といってもプロジェクターは使ったことがなく、このスペックが良いのかどうか、イマイチわかりません。
使い勝手は実際に使ってみて確認していきたいと思います。
配送・梱包状況
今回はサンプル提供ですが、通常買ったときの同じようにBanggoodの倉庫から送られてきました。
段ボール入りではなくビニール袋に入って送られてきます。中華通販ではおなじみです。
このビニール袋から取り出すと、またビニールに入っていています。
この黒いビニールを次のように緩衝材に包まれた製品が出てきます。
この緩衝材を取り除いてもまたビニール袋です。
この黒いビニール袋を破るとようやく製品パッケージにたどり着きます。
届くのはモバイルプロジェクターだけだと思ったら、リモコン(リモートマウス)も付属していました。
また、これだけ多重梱包だったにもかかわらず、パッケージにはつぶれが見られました。おそらく梱包は水漏れ防止に重点を置いているのだと思います。
日本人間隔だとパッケージも製品の一部という感じですが、中華通販だとあくまでも梱包材の一部という感じの扱いなので、この辺は慣れるしかありません。
パッケージの確認
それではパッケージを確認していきます。
AUN X1
今回のメインターゲットであるAUN X1のパッケージの上面には「MINI SMART PROJECTOR」という文字と、正規商品を示すと思われるシールが貼られています。
側面にはロゴ類が記載されています。
ロゴは「Android」「DLP (プロジェクション方式)」「USB」「Wi-Fi」になります。
反対の側面にも機能を示すロゴなどが記載されています。
こちらは「Full HD対応」「リチウムポリマーバッテリ内蔵」「DC 5V」「DLNA」「Miracast」となっています。
DLNAやMiracastはスペック表からはわからなかったので意外でした。
パッケージの他の側面には特に面白い記述はありません。
リモートマウス
プロジェクタに付属していたリモートマウスのパッケージは残念ながら潰れていました。
パッケージには「2.4GHz」と書かれていますが、Bluetoothロゴはないので独自規格の無線通信のようです。
背面を見ると右上に「6 axis Gyroscope (6軸ジャイロスコープ)」と書かれていて、ボタンだけでなく方向きなどでも操作できることがわかります。
また「IR Learning And Infrared Remote Control」と書かれているので、赤外線リモコンの信号を学習(コピー)して、赤外線リモコンとして使うことができるようです。
側面には対応している機器と思われるアイコンが並んでいます。
このリモコンはBanggoodがつけてくれたおまけと思っていたのですが、AUN X2の商品ページを見ると、音声コントロール用のオプションとして写真が記載されていました。
このリモコンはどうも音声コントロール用のようです。
つまり、提供されたAUN X2は音声コントロールありモデルということになります。
パッケージの内容
パッケージを開けてみて中身を確認してみます。
AUN X2のパッケージを開けると、AUN X2が中央に縦に収まっていて、左右に付属品が入っている箱がはいっています。
中身を全て取り出したのが下の写真です。AUN X2や付属品はビニール袋に入っていましたが、撮影するときはビニール袋から取り出しています。
上段左から
- リモコン
- ACアダプタ
- 持ち歩き用の袋
下段右から
- HDMIケーブル
- ミニ三脚
- AUN X2本体
- 取扱説明書
となっています。
AUN X2のパッケージにリモコンが入っているので、「音声コントロールなしモデル」を購入したとしてもリモコンで操作することができます。
リモートマウスのパッケージの方にはリモコンのみが入っておりました。
こちらには取扱説明書はありません。
本体の様子
ようやく本体にたどり着きました。
本体上面は光沢のある塗装となっていて、写真を撮るのがなかなか難しいです。なんとか反射をおさえて撮影したのが下の写真です。
本体上面にはタッチ操作ができるボタンが用意されています。リモコンがなくても操作ができるというのはありがたいと思います。
本体底面は次の写真の様になります。
底面の四隅にはゴム足がついているので机の上に置いても滑ることはありません。
底面の四角いスリットのついた穴はおそらく廃熱用の穴です。AUN X2はいろいろなところに廃熱用の穴が開いており、熱対策に苦労していることがわかります。
小さい穴で形成された円形の穴はおそらくスピーカーだと思いますが、まだ確認していません。その右隣の金色の穴は三脚穴です。一般的なサイズなので、付属の三脚以外の市販の三脚も使うことができます。
型番が記されているラベルのところには、入力電源は「5V・2.5A」と記載されています。AUN X2の電源入力がUSBではなく専用ACアダプタなのは、必要な電流が2.5Aと大きいためと思われます。
右側面はインターフェース類がまとまっています。
左から、USBポート×2、電源入力、オーディオジャック、HDMI入力となります。いずれも標準サイズなので変換アダプタなどは不要です。
下の写真は反対側の側面です。
この側面には左側からプロジェションの調整ダイヤル、電源スイッチ、microSDカードスロットが用意されています。
短辺側の側面には投影するためのレンズがあります。
レンズのとなりの銀色の部材はレンズカバーです。持ち運び時にはレンズカバーをスライドしてレンズを保護することができます。
もう一方の短辺側の側面(つまり投影レンズと反対側)には赤外線リモコン用と思われる受光部が用意されています。
また、赤外線受光部の左上には小さな穴があります。ピンを刺してみるとボタンらしき感触があるので、これは強制リセットボタンではないかと思います。
本体の重量は実測で230グラムです。スマホと同じかやや重い程度と思います。
大きさはスマホと同じぐらいです。ただし厚さはスマホ二台分ぐらいあります。
付属品の確認
付属品も紹介していきます。
リモコン
AUN X2のパッケージに入っていたリモコンです。手に持つとかなり軽く、チープな感じがします。
ボタン類は、電源・ホーム・メニュー・上下左右・決定など基本的なものがそろっています。すぐになれてリモコンを見ずに操作ができそうです。
電池は単四2本です。試用の電池はついてこないので、自分で用意しましょう。
ACアダプタ
ACアダプタの入力は「100-240V 50/60Hz」のため、規格上は日本でも使用することができます。
しかし端子の形状が丸型(ヨーロッパタイプ)で日本のコンセントにはささりません。
100円ショップなどで変換アダプタを入手しておきましょう。
持ち歩き用の袋
シンプルな巾着袋です。
付属品だけあってAUN X2がぴったり入ります。
ただリモコンなど付属品を一緒にこの袋に入れるのは厳しそうです。
付属品一式も含めて持ち運ぶ場合は、別途ケースやカバンが必要になります。この袋は持ち運び中や保管中にAUN X2が傷つかない様にするためのものなのだと思います。
HDMIケーブル
ごく普通のHDMIケーブルです。
本体が小型なので本当ならケーブルが細く柔らかいタイプのHDMIケーブルだと良かったのですが、残念ながら太め(というか標準的)なものでケーブルも固めです。
ミニ三脚
100円ショップで売っているミニ三脚と同じようなものです。
この三脚は思ったより足が開きます。
AUN X2の三脚穴は重心から外れたところにあるため、小さい三脚に固定するとバランスがとりにくいです。付属のみに三脚を使う場合はこのように脚をできるだけ広げた方が安定します。
この三脚は脚を伸ばせます。しかし、したの写真の様に高さを稼ごうとするとバランスがとれなくなります。
高い位置にAUN X2を設置したい場合は別途三脚を用意した方が良いでしょう。
なお、このミニ三脚は固定角度を90度傾けることができ、頑張ればAUN X2を縦方向に固定できます。
ただこのような使い方に意味があるかどうかは不明です。
三脚の台座を90度傾けで、AUN X2を固定すると天井投影に使えるというアドバイスをいただきました。
取扱説明書
取扱説明書は英語です。カラーで図が多いので理解の助けになると思います。
リモートマウス (音声コントロールリモコン)
最後に別パッケージとして付属してきた音声コントロール用のリモコンの紹介です。
電源ボタンの右にある穴がマイクだと思います。
中央下部にあるマイクアイコンを押しながらしゃべると音声コントロールができるのだと思います。ただ、AUN X2の音声コントロール対応言語は英語だけのようで日本人にはハードルが高そうです。
電源ボックスを開いてみると、中にレシーバーが入っていました。
レシーバーは超小型です。AUN X2のUSBポートに挿して使うのだと思いますが、これくらいの大きさなら邪魔にはならなそうです。
なおこのリモコンに必要な電池は単四電池2個になります。
まとめ
今回は海外通販BanggoodからモバイルプロジェクターAUN X2を入手したことを紹介しました。
モバイルプロジェクターを入手したのは初めてでしたが、インターフェースや付属品が充実していてなかなか面白そうな製品です。
Androidを搭載していて、スマートフォンやPCと連携できるのが売りのようなので、試してみようと思います。
次回はAUN X2をセットアップしてみます。
コメント
三脚の90度移動は、縦にするんじゃなくて天井投射じゃないですか?
コメントありがとうございます!
この製品のレビューはとてもアクセス数が少なくて悲しかったので、コメントをいただけてうれしいです。
確かに天井投影に使えました!
脚が邪魔になり真上は難しいですが、目測で85度ぐらいまでは上を向くので、天井投影の用途には問題なさそうです。
アドバイスありがとうございます!