前回はXiaomi Youpin(小米 有品)の電気シェーバーを購入したことを紹介しました。今度はスマート耳かきを購入したこととを紹介します。
この耳かきもXiaomi Youpin(小米 有品)の名前がついていますが、実際にはスタートアップのBebirdという会社の製品になります。
なお、購入には海外通販のGeekBuyingを利用しました。
GeekBuyingを利用してみようという方は下記を参照してください。
Xaiomi Youpinについて
Xiaomi Youpin (小米 有品)はXiaomiの関連会社で、スマートフォンの周辺機器を販売している会社です。
Xaiomiはスマートフォンを主力商品とするメーカーですが、Xiaomi YoupinはXiaomiが扱わない小物を販売しているという感じです。いわゆるXiaomiエコシステムを構成する会社となると思います。
私はXiaomi Youpinはメーカーというより商社と理解しています。Xiaomiのイメージに合う製品を見つけてきてはXiaomi Youpinとして販売しているという感じです。
ちなみにXiaomi Youpinのオフィシャルサイトは下記になるようです。
中国語のサイトですが、どんな製品があるのかは理解できるのではないかと思います。
Bebird M9 Pro
今回購入したのはBebirdというスタートアップが開発したスマート耳かきです。
何がスマートかというと先端に超小型カメラがついており、スマートフォンで耳の中の映像を見ながら耳かきができるという点です。
公式サイトは下記になります。
2020年の独身の日セール(11月11日に行われる中華通販での最大のセール)で面白いものないかと探していたところ、見つけたのがこの製品です。
私は海外通販のGeekBuyingでこの製品を購入しました。
私が購入したときには
- 価格: 36.99ドル
- 送料: JP Priority Lineを利用して3.62ドル
- 割引: ブラックフライデーのクーポンを使って3.2ドルオフ
という条件で、合計40.41ドルを支払いました。日本円だと4,300円ぐらいです。
購入から入手までの流れは次のようになりました。
イベント | 日付 |
---|---|
注文 | 2020/11/12 |
発送連絡 | 2021/01/07 |
中国輸出 | 不明 |
日本到着 | 2021/01/12? |
配送完了 | 2021/01/15 |
配送方法としては日本直送の「JP Priority Line」を利用したのですが、注文から到着まで64日、土日を除いた営業日では47日もかかりました。
新型コロナウィルスが広がった当初は国際物流が寸断されて2ヶ月以上配送に時間がかかるケースが続発しましたが、物流網が回復した状態においてはこの64日というのはかなり悪いケースです。
しかも時間がかかったのは注文を受けてから発送までの間のGeekBuyingの処理です。この約2ヶ月の間に発送が遅れる等の連絡は一切有りませんでした。
私は急いでいなかったのでほったらかしで待っていましたが、普通であればクレームものだと思います。
この辺はGeekBuyingには改善して欲しいところです。
GeekBuyingの注文履歴のページではJP Priority Lineは佐川急便となっていました。
しかし実際にはクロネコヤマトで配送が行われてました。GeekBuyingも日本対応を強化していますが、まだ競合のGearBest・ Banggoodに比べると詰めが甘い気がします。
ちなみにこのBebird M9 Proを購入した2週間後に別の製品をGeekBuyingで買ったのですが、同様にかなり待たされました。
これまではこんなことはなかったのですが、2回連続でこのようなことがあるとちょっとGeekBuyingを使うのをためらってしまいます。
到着した製品
製品は緩衝材付きのビニール袋に入って届きました。中華通販ではよくある梱包です。
この袋からわかるように配送はクロネコヤマトが担当しました。
あまり頑丈な梱包ではないので、製品のパッケージのダメージが心配でしたが、角が若干潰れている程度でした。
運が良かったのか、クロネコヤマト(ヤマトグローバルエクスプレス)の取扱が丁寧だったのかはわかりませんが、やはりパッケージにダメージがないと気分が良いものです。
ちなみパッケージはちゃんとビニールでラッピングされていました。
ラッピングをとってスキャンしたのが下の写真です。
パッケージ正面は製品イメージが印刷されているだけのシンプルなものです。
iPhoneのパッケージにインスパイアされたのか、中華ガジェットのパッケージはだいたいこんな感じです。
背面には型番などの情報と、各種規格・規制のロゴがあります。
意外なことに日本の電波法準拠を表す技適マークと、電化製品の安全性を示すPSEマークも記載されています。
Amazonや楽天でも取り扱っているのは、このように本製品が日本の規格に準拠しているからのようです。
技適の番号が記載されていないのが気になりますが・・・
中身の確認
パッケージから内容物を取り出したのが下の写真です。
左から
- Bebird M9 Pro本体 + 充電スタンド
- 綿棒
- 耳掃除用のスティック
- 取扱説明書
となります。
綿棒と耳掃除用のスティックは紹介しても仕方がないので、「Bebird M9 Pro本体 + 充電スタンド」と「取扱説明書」の紹介をしていきます。
Bebird M9 Pro本体 + 充電スタンド
Bebird M9 Pro本体 + 充電スタンドとはこのように立てて使います。
それぞれを細かく見ていきます。
Bebird M9 Pro本体
Bebird M9 Pro本体はペンのような感じです。中央の水色に見える部分はLEDが内蔵されたリングになっていって、動作状態を教えてくれます。
金属質のボディでしっかりとした重さとひんやりとした感触でちょっと高級感が有ります。
重量は実測で30gでした。
あまり軽すぎると安定性がなくなるので、適度な重さは好印象です。
底面に当たる部分(Bebirdのロゴ有る方)は金属のリングなっており、充電用のコネクタになっています。
この金属側を下に充電スタンドに挿すと、充電をすることができます。
一方、反対側(キャップ側)は金属では有りませんが、マグネットが内蔵されています。
このためこっちを下にして充電スタンドに挿すと、充電スタンド側の金属とくっつき、安定して立てることができます。充電をする必要がない場合や、耳かきとして使用中にキャップを充電スタンドに置く場合に便利と思います。
そして、キャップを外すと自動的にLEDが点灯し、耳かきとして利用できる状態になります。
この写真ではLEDが明るすぎてわかりませんが、この光っている部分に耳垢をとるスコップ状のパーツがついています。
この部分を耳に入れていけば、LEDで状況を確認しながら耳かきができるというわけです。
なお、取扱説明書によると、キャップを外すと自動的にBebird M9 ProのWi-FiがONになるようです。
充電スタンド
充電スタンドも金属製でひんやりとした感触です。
正面にはBebirdのロゴがあり、その下に「OPEN」の文字もあります。このOPENについては後述します。
充電スタンドは適度な重さがあるためBebird M9 Pro本体を挿していても簡単には倒れそうにありません。
重さは実測で123gでした。小さいため意外と重さを感じます。
Bebird M9 Proを挿す部分をのぞき込むと金属の接点が見えます。この部分から充電用の電力を供給することになります。
また、キャップ側を挿した場合はこの金属とキャップ側のマグネットがくっつき固定されます。
底面には滑り止めのゴムもついています。
充電スタンドの重さとあいまって安定度は十分です。
この充電スタンドは実は交換パーツの格納スペースにもなっています。
充電スタンドを「OPEN」の文字にそってひねることによりパカッと外すことができます。
交換パーツ
すると充電スタンドに交換パーツが10個入っているのがわかると思います。交換パーツを取り出したのが下の写真です。
水色のパーツはやや硬めで耳垢を書き出す用です。キノコ型とシャベル型があり、シャベル型は大小の2パターン有ります。
黒いパーツはやや堅い綿棒のような感じで細かい耳垢を集める用だと思います。
交換は簡単です。まず、下の写真のリングの部分はひねると外すことができます。
外しにくい場合は、このリングの部分を指で押さえてBebird M9 Proの方を回すようにしてみてください。
こんな感じで外れます。
ここまで来れば分解することができます。
あとは取り替えたいパーツをつけて組み戻せば交換完了です。
なお、交換パーツを充電スタンド内に戻すときは注意が必要です。
交換パーツを充電スタンドに固定するためにはしっかりと押し込まなければいけないのですが、変な方向から力を入れると交換パーツが折れてしまいます。
交換パーツの根元の円形部分をピンなどで押し込むようにするのが良さそうです。
取扱説明書
取扱説明書は中国語(簡体中国語)オンリーでした。
ただカラーで絵も多いので、漢字の雰囲気からなんとなく意味は通じてきます。
まとめ
今回は海外通販のGeekBuyingでスマート耳かきBebird M9 Proを購入したことを紹介しました。
GeekBuyingの出荷がめちゃめちゃ遅いというトラブルはあったものの、届いた製品は金属質で上々の質感です。
交換用の耳かきパーツもそろっていて使うのを楽しみにさせる製品と思います。
次回はこのBebird M9 Proを実際に使って見たいと思います。
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