前回はXiaomi Mi5sの充電機能を調べてみました(イマイチでしたが)。
今回はMi5sのカメラ機能についてRedmi Note 4と比較しつつ調べてみたいと思います。ちなみにチェックするのはメインカメラのみです。
今回使用しているMi5s(64GBモデル・ゴールド)は海外通販サイトGearBestから提供していただきました。
このXiaomi Mi5sは既に販売終了となっています。
Xiaomi Miシリーズの最新機種はXiaomi Mi9となります。今から購入する場合はMi9をお勧めします。
GearBestの購入にトライしようと思う方は下記ページを参照してみてください。
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Mi5sのカメラ機能
Xiaomiの公式ページによるとMi5sのメインカメラの特徴は次のようになります。
- ソニー製の1/2.3インチCMOSセンサー(IM378) (画素ピッチ1.55μm)
- 画素数は12メガピクセル
- レンズはF2.0
- 80度の広角レンズ
- フラッシュは2トーン
これに対して比較に使用するRedmi Note 4は、
- CMOSセンサー (画素ピッチ1.12μm) (裏面照射型?)
- 13メガピクセル
- レンズはF2.0
- フラッシュは2トーン
となっています。
一番大きいのは、センサーの大きさの違いです。画素ピッチがMi5sのほうが1.38倍大きいということは、Mi5sのほうが1画素が大きく光を捉えることができるということです。このため、Mi5sのほうが暗いところでの撮影に強いことが期待できます。
ちなみにRedmi Note 4の方は裏面照射型CMOSセンサーを使っているという記述を見つけたのですが、Mi5sについては見つけられませんでした。しかしソニー製のCMOSセンサーなのでこちらも裏面照射型CMOSセンサーだと思います。
裏面照射型CMOSセンサーは高感度であることが特徴です。
画像の比較
画像比較用にかんたんなセットを作ってみました。
ピントはタッチで中央のイノシシの台座に合うようにして、マニュアルモードにした状態でISOを変化させながら撮影しました。シャッタスピード・F値・ホワイトバランスについてはオートののままです。
一応手ブレをしないようにスマホは固定しましたが、シャッターはタッチで切っているので、手ブレが発生している可能性があります。
照明がある状態での比較
まずセットの右上方からライトを照射して明るい状態で撮影しました。ただ、ライトが強すぎて明暗がついてしまって撮影条件が逆に難しくなってしまったかもしれません。
まずはMi5sとRedmi Note 4の比較です。
画像は240×180に縮小しておりますが、クリックするとオリジナル画像を表示します。
ぱっとみRedmi Note 4のほうが青い背景が鮮やかになっているのできれいに見えます。
ところが拡大してみるとMi5sの方がディティールが再現されているように見えます。
ISO400で中央付近を拡大(ピクセル等倍)して並べてみたのが下記の画像です。
更に条件が厳しいISO1600で比較すると次のようになります。やはりMi5sのほうがディティールが残っていると思います。イノシシの足の部分を比べると、Mi5sは毛の雰囲気が残っていますが、Redmi Note 4ではのっぺりとしてしまっています。
せっかくなので手元にあったデジカメ Canon PowerShot S110で撮影してみました。
画像は240×180に縮小しておりますが、クリックするとオリジナル画像を表示します。
流石にデジカメはきれいです。同じISO値ならばシャッター速度も早くできます。
ISO400で比較すると次のようになります。PoserShot S110のほうがノイズがなくきれいですが、ちょっとノイズリダクションが強すぎる気もします。
ISO1600での比較の画像が下記です。PowerShot S110はISO1600は常用できそうですが、Mi5sは流石に厳しく非常用という感じです。
照明がない状態での比較
次に同じセットでライトをオフにしてみました。通常の室内での撮影を想定しています。
まずはMi5sとRedmi Note 4の比較です。
画像は240×180に縮小しておりますが、クリックするとオリジナル画像を表示します。
スマホには厳しい条件だったかもしれません。ISO値が低い場合はかなり暗くなってしまいました。
最低シャッター速度がMi5sが1/7秒、Redmi Note 4が1/5秒とRedmi Note 4のほうが長いので、ISO100~ISO400ではRedmi Note 4のほうが明るく写っている気がします。
ISO400でピクセル等倍で比較すると次のようになります。明るさはRedmi Note 4、シャープさはMi5sというところでしょうか。
ISO1600での比較は次のとおりです。これは差がついたと思います。ノイズの少なさ・ディテールの正確さなどからMi5sのほうが画質が良いと思います。
続いてデジカメ Canon PowerShot S110で撮影してみました。
画像は240×180に縮小しておりますが、クリックするとオリジナル画像を表示します。
デジカメであるPowerShot S110はシャッター速度をMi5sより遅くできるので、暗い状態でも明るく写すことができます(そのぶん手ブレの可能性は高くなりますが)。
流石にデジカメとスマホでは差があります。
ISO400でピクセル等倍で比較すると次のようになります。はやりPowerShot S110のほうがきれいですが、Mi5sも結構頑張っている様に思います。
こちらはISO1600での比較です。ISO1600ではかなり差がつきます。ISO1600で撮る必要があるような状態ではデジカメを使うほうが良いでしょう。
暗い状態での比較
次に部屋の電気を消して撮影してみました。隣の部屋の電気はついていたので光は差し込んでいますがかなり暗い状態です。
月下で撮影した感じかもしれません。
まずはMi5sとRedmi Note 4の比較です。
この状況ではMi5s・Redmi Note 4の両方共ほぼ真っ暗となってしまいました。
ただ、いくつか気づく点があります。
まず気づくのはISOをAUTOにするとMi5sはISOが6400まで上がるということです。メニューから設定できる最高感度はISO3200なので、暗い状況だと拡張するようです。非常用ではありますが、ISO6400が使えるというのはMi5sのメリットかもしれません。
次に、少しの違いですが、意外とRedmi Note 4のほうが頑張っているということです。この理由の一つは最低シャッター速度がRedmi Note 4のほうが遅くできるからです。また、ISO1600とISO3200ではMi5sのシャッター速度が少し上がっているため暗くなっていると思います(なぜシャッター速度が上がったのかは不明です)。
次にPowerShot S110と比較してみます。
これは比べるまでもありません。暗い状況で撮影する場合はデジカメを使うか、スマホの場合はフラッシュを使いましょう。
念のためISO1600でピクセル等倍で比較すると下記のようになります。
フラッシュ
フラッシュライトを使うと十分に明るくなりまともな写真を撮れるようになりました。
色は白い部分を見るとMi5sのほうが現物に近い色合いとなっています。
ISO400でピクセル等倍で比較すると次のようになります。Mi4sのほうがライトが強く当たっており明るくなっています。
ISO1600での比較下記のとおりです。ちょっとMi5sの方はピントがあっていなかったみたいです。画質的にはあまり差を感じません。
残念ながらXiaomi Mi5sは販売となっています。
Miシリーズの最新モデルはXiaomi Mi9となりますので、今から買う場合はXiaomi Mi9をお勧めします。
まとめ
今回はXiaomi Mi5sのカメラ機能をRedmi Note 4と比較してみました。
微妙な違いですがMi5sのカメラのほうが高感度に強く、室内のような状況ではノイズの少ないきれいな写真が撮れることがわかりました。夜景のようなかなり暗い状況では厳しくなりそうです。そのような状況ではデジカメを併用しましょう。
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