今回からは中華スマートウォッチの紹介をしたいと思います。
私は現在のところ同じく中華スマートウォッチのAmazfit Stratosを使っています。このAmazfit Stratosから約1年後に発売された新製品がAmazfit GTRになります。
1年経ってどのように進化したのか、楽しみなところです。
今回使用しているAmazfit GTR 47mmは通販サイトのBanggoodから提供していただきました。
BanggoodでのAmazfit GTR 47mmの販売は終了してしまいましたが、Banggoodでのお買い物に興味がある方は下記を参照してみてください。
Banggoodでは様々なセールをしていますので、購入前にはクーポン・セール情報を忘れずにチェックしましょう!
Xiaomi・Huami・Amazfitについて
今回からのレビューで紹介するのは「Amazfit GTR」という製品です。
このスマートウォッチの開発元の名称としては「Xiaomi」「Huami」「Amazfit」といろいろあるようなので、ちょっと整理してみたいと思います。
といっても、私がWebで調べた結果なので間違っているかもしれません。
ざっと調べると次のような関係となるようです。
Huami (華米) |
ニューヨーク証券取引所に上場しているスマートデバイスメーカー。本社はカリフォルニア。 世界最大のウェアラブルデバイスメーカーの一つ。 Xiaomiのパートナー企業でXiaomiのウェアラブルデバイスの開発を引き受けている。 HuamiにとってXiaomiが唯一の顧客のため、Huamiの開発したデバイスは全てXiaomiブランドで発売されている。 |
---|---|
Xiaomi (小米) |
中国のスマートフォンメーカー。 Huamiの16%の株主で、Huamiの開発したウェアラブルデバイスを発売している。 |
AMAZFIT |
Huamiの商品のブランド名。 商品としては「Stratos」「Pace」「Arc」「Bip」などがある。 |
ちょっと株の比率は違いますが「Xiaomi」→「Huami」→「Amazfit」という関係は、「SONY」→「SCE」→「PlayStation」という関係に近いかもしれません。
ただHuamiとXiaomiの関係は契約によるもので、この契約は2020年までのようです。
2020年以降もこの関係が続くのか、関係が変わるのかは不明です。
Huamiの製品は全てXiaomiが販売されていることから、Amazfitブランドの製品は一般的にはXiaomiの製品と認識されています。
Amazfit GTR 47mm
今回乳修したのはAmazfit GTRという製品名のスマートウォッチです。Amazfit GTRにはサイズの違いにより47mmと42mmがあり、今回入手したのは大きい方の47mmになります。
オフィシャルサイトは下記になります。
今回はこの製品を海外通販のBanggoodから入手しました。
Amazfit GTRはカラーにより素材が違うようで、現時点で入手しやすいのは「ブラックのアルミニウムボディ」と「シルバーのステンレスボディ」になります。
私が入手したのはアルミニウムボディになります。
Amazfit GTR 47mmの最新モデルはAmazfit GTR4となっています。
また、コンパクトサイズとしてはAmazfit GTR Miniがリリースされています。
スペックは次の通りです。先代のAmazfit Stratosと併記してみました。
Amazfit Stratos | Amazfit GTR 47mm | |
---|---|---|
写真 | ||
ディスプレイ | OLED 320×300 |
AMOLED 454×454 |
Bluetooth | 4.0 | 5.0 |
Wi-Fi | あり | なし |
心拍数センサー | あり | あり |
歩数センサー | あり | あり |
睡眠センサー | あり | あり |
GPS | あり | あり |
バッテリ | 280mAh スタンバイ 5日間 |
410mAh スタンバイ 74日間 通常利用 24日間 |
防水 | 5気圧防水 | 5気圧防水 |
充電 | 専用チャージャー 充電時間 2時間 |
専用チャージャー 充電時間 2時間 |
サイズ | 4.7×4.7×1.5cm | 4.7×4.7×1.2cm |
重さ | 60グラム | 36グラム |
Amazfit GTRになって強化された点は
- ディスプレイの解像度向上
- バッテリーの大容量化・長寿命化
- サイズ・重さ
となります。特にバッテリー容量が約1.5倍となりながら、本体は薄く・軽くなっている点には注目です。Amazfit Stratosは数日でバッテリーがつきてしまい、不満に感じていたのでこれはうれしいポイントです。
一方、Amazfit GTRになってスペックダウンした点は、Wi-Fiが非搭載になっているところです。しかし、Amazfit StratosでWi-Fiを使うこともなかったので、全く影響がないスペックダウンです。
配送の状況
今回はBanggoodからレビュー用のサンプル品として提供していただきました。
中国からの日本への配送はOSCという会社によって行われ、日本国内の配送は佐川急便によって行われました。
到着時のパッケージは次の通りです。
Banggoodで3~500円程度の配送方式(「Japan Direct Mail」や「Express Shipping」と記載されることが多いようです)を使うと、このOSC+佐川急便という組み合わせで1週間程度で配送されてきますのでおすすめだったりします。
このパッケージはビニール袋なのですが、開けてみるとAmazfit GTR 47mmのパッケージは緩衝材に包まれていました。
あまり厳重とは言えない保護状態ですが、スマートウォッチ自体は化粧箱(製品パッケージ)に入っているので問題ないでしょう。
パッケージ
それではAmazfit GTR 47mmの紹介をしていきます。
まずはパッケージです。
パッケージは黒をベースとしたシンプルなものです。ただスマートウォッチの絵と、その周囲の放射状のラインは見る角度によって色が変わる加工がされています。
パッケージの背面は読みやすいようにスキャナでスキャンしてみました。
驚いたのはパッケージに日本の電波認証マーク(技適マーク)がついている点です。
これはこのAmazfit GTR 47mmが日本の電波認証試験をクリアして日本の法規制に従っていることを示します。端的に言うと日本国内でAmazfit GTR 47mmを使っても法律違反にならないと言うことです。
日本の認証をとるにはそれなりのコストがかかりますので、Huami/Amazfitとして日本市場に取り組んでいくという意思表示だと思います。
認証番号の「018-0190197」で検索するとAmazfit GTR 47mmのテストレポートを見ることができます。
テストレポートの中には分解写真があるので興味のある方は見てみると良いでしょう。
パッケージの内容
気になるパッケージの内容を紹介していきます。
外側のパッケージを開けるとAmazfitのロゴが入った白い箱が出てきます。
この白い箱を開けるとAmazfit GTR 47mm本体が出てきます。
パッケージ中身を全て取り出したのが下の写真です。
内容物は
- Amazfit GTR 47mm本体
- 取扱説明書
- 専用USBチャージャー
になります。
なおAmazfit GTR 47mmのディスプレイ部分には保護シールが貼ってあり、この保護シールに文字盤の絵が描かれています。上の写真は電源が入っているわけではありません。
取扱説明書は多言語で記載されており、日本語のページもあります。この辺も日本市場を狙っていることがわかります。
日本語で説明書が記載されているとはうえ、内容は本体ボタン・スマホアプリ・ペアリング・充電方法・バンドの交換方法にとどまります。
細かい使い方は本体を操作しながら学んでいくしかなさそうです。
Amazfit GTR 47mm本体
それでは本体の様子です。
とりあえずスクリーンには文字盤が印刷された保護シールが付いたままの状態です。
この写真を見るとかなり普通の時計っぽいスマートウォッチに見えますが、実際には結構大型です。
ディスプレイ部分のサイズを測ってみるとモデル名の通り47mmでした。
47mmというとカシオGショックより一回り大きくなるので腕時計としては大型です。手首が細い方はAmazfit GTR 42mmの方が良いかもしれません。
背面(内側)の中央には心拍数を測定するためのセンサーが埋め込まれています。中央と上下の丸い穴が心拍数センサーで、左右の丸い金属は充電チャージャーとの接点になります。
右側面にはボタンが二つ付いています。説明書によると上側のボタン(赤いラインが入っています)が電源のオンオフ、下側のボタンが機能選択のボタンのようです。
左側面には何もありません。
本体部分の厚さは約1.3mmです。先代のAmazift Stratosより2mmは薄くなっています。バッテリー寿命が延びたにもかかわらず本体が薄くなっているのは驚きです。
ベルトの表部分は革っぽい材質です。また、ベルトを通すリングは2個あり、1つにはAMAZFITのロゴが入っています。
ベルトの内側は革ではなくシリコンと思われる素材です。そのため多少の汗や水ならば問題なく拭き取れそうです。
ただ、表部分は革素材になっているので、多量の汗をかく運動や水泳などのアクティビティのときに装着する場合はベルトを交換した方が良いかもしれません。
ベルトは取り外し用のレバーがあるため、簡単に取り外すことができます。ベルトの幅は22mmになります。
Amazfit GTR 47mmの重量はベルト込みでの実測で52gでした。スペックの36gというのはベルトを除いた重さのようです。
先代のAmazfit Stratosがベルト込みで60gでした。差は8gと数値としては小さいですが、比率では1割以上の減量となっており、進化を感じます。
専用充電器
唯一の付属品でもある充電器についても紹介しておきます。
充電器は接点が2つあるだけのシンプルなものです。直径は3.4mmぐらいなのでAmazfit GTR 47mm本体と比べると小さくなります。
充電器の背面にはAMAZFITという文字が入っています。
実際にAmazfit GTR 47mmを乗せると次のようになります。
充電器にはマグネットが入っているので、Amazfit GTR 47mmを近づけると吸い付くようにくっつきます。
実はAmazfit GTR 47mm側にもマグネットが入っており、充電器のマグネットとのS極・N極の配置で充電用の接点同士が合う位置関係でくっつくようになっています。完全に一致するわけではありませんが、充電に位置合わせが簡単になるので助かると思います。
先代のAmazfit Stratosの場合は、充電器にAmazfit Stratosをはめ込む必要があり、少々面倒でした。また、はめ込むときにも方向を間違えないように注意する必要がありました。
それに比べるとAmazfit GTR 47mmの充電はかなり手軽になったと言えます。
なお、充電器のケーブルは約80cmで、コネクタ形状は通常のUSB (Type-A)となります。
Amazfit Stratosとの比較
最後に先代のAmazfit Stratosとの比較写真を紹介しておきます。Amazfit Stratosは常用しているのでベルトがかなりへたっていますが、気にしないでください。
スマートウォッチの本体部分(ケース部分)については、Amazfit GTR 47mmとAmazfit Stratosはほぼ同じです。
Amazfit Stratosを違和感なく使える方ならAmazfit GTR 47mmも問題ないでしょう。
厚さを比較するために2つのスマートウォッチを重ねて比較してみました。上側がAmazfit Stratos、下側がAmazfit GTR 47mmです。
実測ではAmazfit GTR 47mmの方が2mm薄いだけなのですが、見た目はもっと薄くなったように感じます。
私は「いかにもスマートウォッチ」というデザインは避けたいと思っていたので、スリムなAmazfit GTR 47mmは好みに合います。
Amazfit GTR 47mmの最新モデルはAmazfit GTR4となっています。
また、コンパクトサイズとしてはAmazfit GTR Miniがリリースされています。
まとめ
今回はXiaomi(Huami)のスマートウォッチAmazfit GTR 47mmを入手したことを紹介しました。
先代のAmazfit Stratosと比べると、バッテリー寿命は飛躍的に伸びながらも、本体の厚さが薄くなりスリムとなっています。
バッテリー寿命と本体の大きさはAmazfit Stratosの弱点だったため、この進化はかなりうれしいポイントです。
次回はこのスマートウォッチのセットアップをしたいと思います。
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