前回は骨伝導テクノロジーを利用したヘッドホンを紹介しました。
今回はGearBestで購入したmicroSD/SDカードリーダーを紹介したいと思います。
なおGearBestで購入してみようというと言う方は下記を参照してみてください。
GearBestでメモリカードリーダを買う
以前、GearBestで3 in 1のメモリカードリーダを買ったことがありました。
この3-in-1のカードリーダはUSBポートを選ばずに利用できると言うことでなかなか便利なのですが、不満だったのはUSB3.0に対応していない点でした。
そこで再びGearBestでメモリカードリーダを探しました。条件はUSB3.0に対応していて安いことです。
そこで見つけたのがこの製品です。
私が購入したときには2.75ドルだったので約300円になります。配送は他の商品と合わせて0.83ドル(約100円)でチャイナポスト(中国の郵便局)の国際郵便による配送でした。
イベント | 日付 |
---|---|
注文 | 2019/12/10 |
発送連絡 | 2019/12/10 |
輸出 | 2019/12/12 |
日本到着 | 2019/12/25 |
配送完了 | 2019/12/28 |
配送までにかかった日数は18日、土日を除く営業日だと14日でした。チャイナポストの国際郵便だと大体これくらいです。
Sliding Closure USB 3.0 TF / SD Card Reader
メモリカードリーダは緩衝材の付いた封筒で送られてきました。
これは中華通販ではおなじみの梱包です。
中身を取り出してみると、パッケージも何もなくメモリカードリーダはビニール袋に入っていました。パッケージのような物はありません。
中身を取り出してみました。シンプルなデザインです。全長はひもを通す突起部分を除くと6.5cmです。
この写真の右側の穴の部分には青色LEDが埋め込まれています。このLEDはUSBドライブとして認識されているときには点灯し、USBドライブにアクセスがあると点滅します。
裏側には何もありません。
USBコネクタの部分は青色になっています。これはUSB3.0対応であることを示しています。
側面にはSDカードとmicroSDカードを挿入するスロットが設けられています。
microSDカードを挿入するとこんな感じです。数ミリ飛び出す感じになります。
SDカードの場合は反対向きに挿入します。SDカードは三分の二ぐらい飛び出します。
使用するUSBポートの場所などによってはこの飛び出しが問題になるかもしれません。
また、USB3.0と書かれている部分を引っ張るとスライドしてUSB端子を保護することができます。
製品名に「Sliding Closure」と書かれているのはこのことです。
ただし保護できるのはUSB端子の側面だけになり、完全にふたができるわけではありません。オマケ程度の仕組み思ってよいと思います。感じです。
実際に使って見る
このメモリカードリーダをWindows10のPCで使ってみます。
使用するメモリカードは下記のmicroSDカードです。
このmicroSDカードを挿した状態でWindows 10 PCのUSB3.0ポートに接続してみます。
そして接続状態を「USB Device Tree Viewer」で確認してみました。
すると「Super Speed (USB3.0)」と認識していることが確認できました。USB3.0というのは嘘ではありませんでした。
デバイスディスクリプタを確認してみても、ちゃんとUSB 3.0となっていました。
---------------------- Device Descriptor ---------------------- bLength : 0x12 (18 bytes) bDescriptorType : 0x01 (Device Descriptor) bcdUSB : 0x300 (USB Version 3.00) bDeviceClass : 0x00 (defined by the interface descriptors) bDeviceSubClass : 0x00 bDeviceProtocol : 0x00 bMaxPacketSize0 : 0x09 (9 bytes) idVendor : 0x05E3 (Genesys Logic, Inc.) idProduct : 0x0749 bcdDevice : 0x1532 iManufacturer : 0x03 (String Descriptor 3) Language 0x0409 : "Generic" iProduct : 0x04 (String Descriptor 4) Language 0x0409 : "USB3.0 Card Reader" iSerialNumber : 0x02 (String Descriptor 2) Language 0x0409 : "000000001532" bNumConfigurations : 0x01 (1 Configuration) Data (HexDump) : 12 01 00 03 00 00 00 09 E3 05 49 07 32 15 03 04 ..........I.2... 02 01 ..
ちなみにこのメモリカードリーダには「Genesys Logic」という会社のUSBチップが使われているようです。
とりあえずUSB3.0というのが嘘でなかったので安心しました。
ベンチマーク
あとはどれくらい早くなっているかと言うことが気になります。
まずは今回購入したメモリカードリーダを対象にCrystalDiskMark 7.0を実行してみます。もちろんメモリカードリーダはUSB3.0ポートに接続しています。
結果は次の通りです。
比較のためにUSB2.0のメモリカードリーダを使ったときの結果は次のようになります。
ランダムリード・ライトについてはあまり向上しませんでしたが、シーケンシャルリード・ライトについては大幅に高速なことがわかります。さすがUSB3.0対応です。
使用したmicroUSBカードはビデオスピードクラスV30に対応しており、ビデオデータのような連続的なデータであれば30MB/secのスピードで書き込めることを保証しています。
USB2.0のカードリーダではこのV30の書き込み速度を活かせなかったのですが、今回購入したUSB3.0対応のメモリカードリーダでは40MB/sec以上で書き込むことができており、microSDカードの能力を引き出していることがわかります。
まとめ
今回は格安のUSB3.0対応SDカードリーダを購入したことを紹介しました。
約300円という激安価格だったので、ちょっと心配でしたが、確かにUSB3.0で動作していることがわかりました。
ベンチマークを実行してみても、USB2.0のカードリーダよりも明らかに高速でした。造りはチープですが、300円でこの性能ならば満足です。
次回は格安USB Ethernetアダプタを紹介します。
コメント