前回に続きケーブルネタです。
今回はiPhone等に使用するLightningケーブルを購入したことを紹介します。
Lightningケーブル
ここ数年モバイル機器の充電用の端子はUSB Type-Cになりつつあります。
その中で独自路線をひた走るのがご存じAppleです。Appleの主力商品であるiPhoneシリーズではLightningというコネクタが採用されています。
そしてAppleが取り扱っているLightningケーブルはLightningの反対側のコネクタはUSBスタンダードAになっています。
このケーブルを使って充電をするときは、USBスタンダードAのポートをもつUSBチャージャーなどを使う必要があります。
私の場合は、USBスタンダードA×2ポート・USB Type-C×2の合計4ポートを持つUSBチャージャーを利用しています。
ところがこのUSBスタンダードAポートが埋まりつつあり、iPhoneを充電する際にはケーブルを差し替えることもしばしば出てきてしまいました。
一方、USB Type-Cポートのうち1ポートは使用していないので、USB Type-Cポートを使ってiPhoneを充電できればケーブルの差し替えが不要になります。
そこで、USB Type-C対応のLightningケーブルを探すことにしました。
AliExpressでUSB Type-C対応のLightningケーブルを購入
この手のケーブルで圧倒的に安いのはAliExpressです。
AliExpressで探して見つけたのがこの製品です。
今回は1mのケーブルを購入しました。購入時の価格は2.49ドルで送料は無料です。
注文が2021/10/18で荷物を受け取ったのが2021/11/08なので21日かかったことになります。
ちょっと遅い気がしますがまあ許容範囲というところです。
配送時の梱包状態はかなり簡素です。
中華通販ではおなじみの封筒に入っているだけです。まあ中身はケーブルということでこのような梱包でも破損の可能性は少ないと思います。
購入したUSB Type-C対応のLightningケーブル
それでは到着したUSB Type-C対応のLightningケーブルを紹介していきます。
配送時の梱包を開けて出てきたパッケージは次の通りです。
どうやら「FUKABO」というブランド(?)の製品の様ですが、FUKABO自体が謎です。
このパッケージにはいっているのはケーブルのみです。
ケーブルは紙のバンドでちゃんと固定されており好感が持てます。
ケーブルはiPhone用なのでLightning端子になっています。
反対側の端子はUSB Type-Cになっています。
USB側がUSB Type-Cになっていること以外は普通のLightningケーブルです。
実際に使ってみる
入手したUSB Type-C対応のLightningケーブルを使って充電してみるのはiPhone SE (第二世代)です。
使用するUSBチャージャーは下記のUSB PD対応のものです。
このチャージャーにはスタンダードAポートが2口、Type-Cポートが2口あります。
このUSB Type-Cポートに購入したケーブルを挿し、Lightning端子側にiPhone SE (第二世代)を接続してみると・・・無事に充電が始まりました。
USB Type-C側を表裏ひっくり返しても充電できます。Lightning側も同様です。両端の表裏を気にする必要がなく、地味に便利です。
充電速度は下記のUSBチェッカーで確認して見ました。
USBチェッカーのスマホアプリでグラフを書かせてみると、次のようになりました。
上半分のグラフでは、緑が電圧、薄い青が電流、黄色が電力となっています
これを見ると電圧は5.12V程度で安定してしています。一方、電流は1.7A付近で若干の変動があります。
結果として8~9Wの間で充電できていることになります。
比較のためにAnkerのLightningケーブルを利用してみました。
このAnkerのLightningケーブルと今回購入したケーブルを比べると、Ankerの方が一回り太かったです。
こちらのケーブルを同じUSBチャージャーのスタンダードAポートに差し、同じiPhone SE (第二世代)を充電した結果が次の通りです。
充電のし始めの頃に若干大きめの変動がありますが、それ以降は8~9Wの間で充電されています。
今回購入したケーブルとほとんど一緒と考えて良さそうです。
ただ、USB PD対応のUSBチャージャーのUSB Type-Cポートを使っても、20Wで充電することができなかったのは残念です。
まあ、手持ちのケーブルと同程度の早さで充電できそうなので、受け入れることにしました。
手持ちの機材ではこの原因がケーブルにあるのか、USBチャージャーにあるのかを判別することはできませんでした。
ちなみにこのケーブルを使ってWindows PCのUSB Type-CポートにiPhone SE (第二世代)を接続してみたところ認識したので、データ通信もできると思います。
まとめ
今回はUSBチャージャーのType-Cポートを活用するために、USB Type-C対応のLightningケーブルをAliExpressで購入したことを紹介しました。
USB PD対応のチャージャーを使っても20Wで充電はできなかったのですが、手持ちのLightningケーブルと同じぐらいの早さでは充電できそうでした。
AliExpressだと価格もかなり安いので、iPhoneユーザの方は1本持っておくと便利かと思います。
コメント