NASキット Synology DiskStation DS220jで遊ぶ その3: ベンチマーク

NASキット Synology DiskStation DS220jで遊ぶ その3: ベンチマーク ネットワーク
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前回はNASキットの Synology DiskStation DS220jをセットアップしたことを紹介しました。

今回はこのセットアップした直後の状態でベンチマークをしてみたいと思います。

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環境

NASはタイトル通りSynology DiskStation DS220jになります。

ダウンロードセンター - download | Synology Inc.
データストレージとバックアップの一元化、ファイル コラボレーションの合理化、ビデオ管理の最適化、セキュアなネットワーク展開を行い、データ管理を容易にします。

内蔵しているHDDはWestern DigitalのWD40EZRZ-RT2 (4TB)という製品です。

このHDDは5400rpmであり、低騒音ではあるのですがそれほど高速なものではありません。

DiskStation DS220jとベンチマークを実行するPC(Windows10)は、1000MbpsのLAN(Ethernet)で接続しています。接続は直結ではなくスイッチングハブ経由となります。

DiskStation DS220jにはアプリケーション(パッケージは)は、最低限必要なFile Stationぐらいしか入っていません。このためDS220jでバックグラウンド処理が走ることは考えづらく、DS220jのベストのパフォーマンスが測定できることが期待できます。

なおベンチマークには定番のCrystalDiskMarkを利用します。

CrystalDiskMark - Crystal Dew World [ja]
各種ストレージ (HDD, SSD, USBメモリなど) の速度を測定するベンチマークソフトです。 ダウンロー
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準備

CrystalDiskMarkはドライブをテスト対象とするのが基本なので、DiskStation DS220jをネットワークドライブとしてマウントしておきましょう。

まずWindowsメニューを右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択したら「\\DiskStation DS220jの名前」を入力します。「\\IPアドレス」でも大丈夫です。

初めてDiskStation DS220jにアクセスする場合はWindowsには次のようなユーザ名とパスワードを入力する画面が表示されます。

Windowsからのアクセス

入力するユーザ名とパスワードはDSMでのアカウント作成で指定したものです。

繰り返しこのフォルダにアクセスすることを考えて「資格情報を記憶する」をチェックして「OK」を選択します。

これで「home」のネットワークフォルダが見えますので、右クリックして「ネットワークドライブの割り当て」を選択しましょう。。

ネットワークドライブの割り当て

これで「ネットワークドライブの割り当て」のウィンドウが開きますので、ドライブを選択しましょう。

ネットワークドライブの割り当て

空いているドライブレターであれば何でも良いです。私は「S:」を選択しました。

このネットワークドライブを今後も使いたい場合は「サインイン時に再接続する」を選択します。

あとは「完了」を押しましょう。

これでエクスプローラで「PC」を開くと「ネットワークの場所」の欄に「home」が表示され、ドライブレターとして「S:」と表示されているはずです。

ネットワークドライブ

これでDiskStation DS220jがSドライブとして使えるようになりました。

ベンチマークの実行

ではCrystalDiskMarkを起動しましょう。今回はストア版を使いました。

ベンチマークの開始

上部のドロップダウンボックスでSドライブを選んだら「All」を選択してベンチマークを開始します。

ベンチマーク中はDiskStation DS220jのフォルダにはアクセスしないようにしましょう。

DSMでリソースモニタを見ると、CrystakDiskMarkがリードのテストをしているときはLANの上り(DiskStaion DS220jから見て送信=読み出し)のデータ量が増えます。

ベンチマーク中

逆にCrystalDiskMarkがライトのテストしているときはLANの下り(DiskStation DS220jから見て受信=書き込み)のデータ量が増えます。

ベンチマーク中

いずれの場合もCPU・RAMは十分余裕がある感じです。

CrystalDiskMarkの結果は次のようになりました。

ベンチマーク結果

シーケンシャルアクセスについてはリードもライトも約115MB/sで、ビットに直すと920Mbpsとなります。

1000MbpsのEtherntが上限になっていると考えてよいでしょう。

ランダムアクセスでWriteの方が早いのはHDDのライトキャッシュが効いているのかもしれません。

まとめ

今回はSynology DiskStation DS220jでベンチマークを実行してみました。

CrystalDiskMarkを使ってネットワークドライブに割り当てたDS220jのリード・ライト速度を確認してみたところ、ほぼ1000Mbps Ethernetの上限に達していました。

DiskStation DS220jのCPUやRAMは十分の余裕がある状態で、通常の利用であればDS220j自体がボトルネックになることはなさそうです。

次回はDS220jのDSMを7.0ベータに更新してみたいと思います。

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