前回はニューヨークのマンハッタンでAT&TのプリペイドSIMカードを購入したことを紹介しました。
今回はこのプリペイドSIMカードを初期設定して使えるようにしたいと思います。
アクティベーション
AT&TのプリペイドSIMカードをつかえるようにするためにはアクティベーションという作業が必要になります。
AT&Tの店舗でSIMカードを購入した場合
AT&Tの店舗でプリペイドSIMカードをやる場合はすべて店員さんがやってくれます。店員さんにAndroidの言語設定を英語にして渡せばOKでしょう。
また名前が必要なのでパスポートを持っている場合はそれを見せるとスムーズです。住所は適当で、私の場合はお店の住所になっていました。
店員さんはアクティベーション作業をタブレットを使って行いますが、その最中にはIMEIを入力するのがちょっと気になるところでした。
アクティベーションに成功すると次のようなSMSが送られてきます。
なお電話番号はアクティベーションしたときに割り当てられるようで、購入したときのレシートに電話番号が記載されいるはずです。私の場合は店員さんはSIMカードの台紙にもデカデカと電話番号を書いてくれました。
通販等でSIMカードを購入した場合
通販や非正規ショップでプリペイドSIMカードを購入した場合は自力でアクティベーションをする必要があります。
私は店員さんにやってもらったので、自力でアクティベーションする方法は調べただけとなります。ここで紹介している手順は実際に確認していない点に注意してください。
まず、AT&Tのアクティベーション用のWebページにアクセスします。
表示された画面の右側の「Prepaid GoPhone」のドロップダウンリストボックスから「Wiress phone」を選択します。
すると新しいウィンドウに次のような画面が表示されます。ここでSIMカードの台紙に書かれている番号(ICCID)を入力して、右下の「Continue」を選択します。
次の画面ではZIPコード(郵便番号)とIMEIを入力します。ZIPコードは滞在先のホテルの住所等から持ってきてください。ニューヨークのマンハッタンでは「10016」等のようです。IMEIは使用するスマホで「設定」→「端末情報」→「端末の状態」→「IMEI情報」で表示されるものを入力します。両方を入力したら右下の「Next」を選択します。
次の画面では個人情報を入力する画面です。入力するのは下記の情報です。
- First Name: 名
- Last Name: 姓
- E-Mail Address: メールアドレス
- E-Mail Address Confirmation: メールアドレス(確認のため同じものをもう一回入力)
- Home Phone: 自宅の電話番号 (例: 2128857000)
- Address 1: 詳細住所 (例: 66 Park Avenue)
- Address 2: ストリートアドレス (例: East 38th Street)
- City: 市 (例: New York)
- States: 州 (例: New York)
- ZIP Code: 郵便番号 (10016)
電話番号と住所は滞在する帆ているのものを使えばよいでしょう。例はマンハッタンのKitano Hotelのものです。
ここからはスクリーンショットがないのですが、次の画面では利用するプランを選択し、最後に入力内容を確認してアクティベーション完了となるようです。
自力でアクティベーションした場合も、アクティベーション完了後に電話番号が割り当てられます。ブラウザの画面に表示されることになるので忘れないようにメモっておきましょう。
初期チャージ(リフィル)
プリペイドSIMカードをアクティベーションしただけでは残高が0のため、そのままでは使用することができません。
そのため、最初にチャージ(AT&Tではリフィルと呼ぶ)をする必要があります。
AT&Tの店舗でSIMカードを購入した場合
AT&Tの店舗で購入した場合は料金の支払い後、店員さんがチャージしてくれますので何やることがありません。
私の場合は前回紹介したように最少金額の25ドルをチャージしました。
通販等でSIMカードを購入した場合
アクティベーションと同様に自力で何とかする必要があります。自力でチャージする方法には「リフィルカードを入手する」か「クレジットカードでリフィルする」のいずれかになります。
私は店員さんにやってもらったので、自力でアクティベーションする方法は調べただけとなります。ここで紹介している手順は実際に確認していない点に注意してください。
リフィルカードの利用
リフィルカードを入手するのが大変かと思いますが、リフィルカードを入手すると、おそらくリフィルカードに15桁程度の数値(PIN Number)があると思います。
アクティベーションしたSIMカードを差した状態で、電話発信画面に行き「*888*PIN Number#」と入力するとチャージが完了します。
国内でもAmazon等でリフィルカードは売られているようです。
しかし、AT&Tの電波が届かない場所(日本国内等)では上記の方法は使えません。その場合は、クレジットカードの場合と同様にAT&Tのアカウントサイトにログインして、PIN Numberを入力しなければいけません。
クレジットカードの利用
日本国内のクレジットカードは使えないかもしれません。未確認です。
クレジットカードでリフィルするにはAT&Tのアカウントサイトにログインする必要があります。使用するのはPCでもスマホでもなんでも大丈夫です。
まずログイン画面が現れるので自分の電話番号とパスワード(4桁の数値)を入力して「Login」を選択します。パスワードの初期値は電話番号の下4桁です。
初回ログイン時にはパスワードの変更画面が出たと思います(スクリーンショットを撮り忘れていました)。その場合は新しいパスワード(数値4桁)を設定してください。
ログインに成功すると現在のSIMカードの状態が表示されます。そこに「Refill Acount」というボタンがあるのでこれを選択します。
「Refill Account」を選択すると金額を入力する欄があるので、$10~$100の金額を入力して「Continue」を選択します。リフィル金額が25ドル未満の場合は有効期限が30日、25ドル以上の場合は90日となります。なお、リフィルカードを持っている場合は、GoPhone Refill CardのRefill PINの欄にPIN Numberを入力して「Refill Now」を選択すればリフィルできるようです。
金額を指定すると決済方法選択画面になるので「New Credit or Debit Card」のまま「Continue」を選択します。
次にクレジットカードの情報入力画面になるのでクレジットカード番号・有効期限や氏名などを入力します。氏名と住所はアクティベーション時に入力したものが表示されているのでそのままでもよいかもしれません。
必要な項目を入力したら「Continue」を選択します。
これでクレジットカードでリフィルできるはずです。ただ、もしかしたらアメリカ国内発行のクレジットカードしか使えないかもしれないので、試した方がいたらぜひコメントに書き込んでください。
日本発行のクレジットカードでチャージ(リフィル)に成功したとのコメントを頂きました。
クレジットカードの発行国による制限はなさそうです。
まとめ
今回はアメリカで購入したAT&TのプリペイドSIMカードの初期設定を紹介しました。
AT&Tのお店で買えばほとんど何もすることはないのですが、通販等で入手した場合はいろいろ自力で行う必要があります。できればAT&Tのお店で買う方がよいでしょう。
かなり長くなってしまったので今回はここで終わりにして、次回はデータ通信の設定について紹介したいと思います。
コメント
アメリカのイリノイ大学で留学している者です。
クレジットカードは日本国内で発行している三菱東京UFJのDebitカードで使えました。
貴重な情報ありがとうございます!
カードの発行国による制限はなさそうですね。本文に追記しておきました!