前回はイスタンブールのカドゥキョイでAveaのプリペイドSIMカードを購入したことを紹介しました。
今回はこのプリペイドSIMカードの初期設定を行い、実際に使ってみます。
購入したプリペイドSIMカード
購入したプリペイドSIMカードを再度紹介しておきます。
携帯電話会社はAveaで価格は35トルコリラ(1700円ぐらい)。別途申し込みが必要ですが、この中に250分の通話、250通のSMS、250MBのデータ通信が含まれています。店員さんはこれを「ギフト」と言っていました。
また、あとで調べて分かりましたが、初期残高として5トルコリラが含まれていました。後日紹介しますが高々5トルコリラとはいえ、意外と役に立ちます。
SIMカードのサイズは通常サイズでした。店員さんがマイクロSIMサイズにカットしてくれます。私は店員さんにマイクロSIMがほしいといい忘れていました。最初っからマイクロSIMがほしいといえば、カット不要のマイクロSIMサイズのプリペイドSIMカードを売ってくれたかもしれません。
「64KB」と書かれていますが、これは別に通信速度を表しているわけではありません。SIMカードには電話帳を保存できるので、64KBというのは多分プリペイドSIMカードに保存できるデータサイズだと思います。
アクティベーションと初期状態の確認
さて、プリペイドSIMカードを購入したときに使えるようになるまで1時間ぐらい待つ必要があるといわれていました。
が、30分ぐらいして、試しにプリペイドSIMカードを装着してスマートフォンの電源を入れると、、、電波をつかみました!ここまで特に何もする必要はありません。ただ単に、待って、プリペイドSIMカードを挿入して、電源を入れるだけです。
電波をつかまない場合は3Gの電波が届いていない場所にいるのかもしれません。「設定」→「ネットワーク設定」→「モバイルネットワーク」→「ネットワークモード」で「GSM」が含まれているモードを選択してみてください。
さっそくスマートフォンの設定画面から端末の状態を確認してみると、ちゃんとAveaに3G(HSPA)で接続していることがわかりました。ただ、この時点ではまだデータ通信の設定をしていないので、「モバイルネットワークの状態」は「切断」になっています。
ついでに残高確認もしてみます。残高確認は「*123#」に発信すると表示されます。購入直後では次のようになりました。
どうやら初期残高は5トルコリラのようです。
“ギフト”の申し込み
次に店員さんのいうところの「ギフト」を申し込みます。250分の通話・250通のSMS・250MBのデータ通信が使えるようになる奴です。
この申し込みはSMSで行います。店員さんから言われたように「BALLI」という内容のSMSを「2070」に送信します。
すると数秒して次のようなSMSが送られてきます。送り元の番号は9333です。
内容はもちろんトルコ語です。なんだかわかりませんが250という数字が3つあるので、店員さんが言っていた「ギフト」が有効になったのだとわかります。
データ通信の設定
ギフトの申し込みが完了して250MBのデータ通信ができるようになったので、データ通信の設定をしておきます。
スマートフォンで「設定」→「ネットワーク設定」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」を開き、メニューボタンを押して「新しいAPN」を選択します。そして次のように設定します。
名前 | avea (なんでもよい) |
---|---|
APN | internet |
ユーザ名 | なし (空欄のまま) |
パスワード | なし (空欄のまま) |
ユーザ名やパスワードは入力する必要はありません。あとはメニューボタンを押して「保存」した後に「アクセスポイント名」の画面でいま作ったAPNを選択しておきます。
これで数秒待てばステータスバーのアンテナアイコンのところに「3G」か「H」という小さな文字が現れるはずです。もしダメな場合はスマートフォンを再起動してみましょう。
うまく設定できれば「端末の状態」を確認すると「モバイルネットワークの状態」が「接続」に変わっているはずです。
まとめ
今回はイスタンブールで購入したAveaのプリペイドSIMカードでデータ通信ができるようになるところまで紹介しました。
購入までいろいろ大変でしたが、何とかデータ通信が可能になってよかったです。設定に特に迷うこともありませんでした。
次回はAveaのプリペイドSIMカードの実際の使い勝手について紹介します。
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