オーストラリアでプリペイドSIMを使う その5: Optusの実際の使い勝手

クリフ・ブリッジ

前回はオーストラリアのOptusのステータス確認方法を紹介しました。

今回はデータ通信速度などについて紹介したいと思います

データ通信速度

シドニーの中心地、サーキュラーキーで測定してみました。時間は夜8時ごろで観光客が多くいる時間帯でした。

sydny

ちょっと物足りない感じです。特にアップロードのスピードが遅く、写真つきのメールを送ったり、SNSに写真や動画をアップロードするにはちょっとストレスを感じると思います。

次にシドニー国際空港のターミナル2で測定してみました。こちらは測定時刻は早朝でした。

結果は、、、、

Sydny_Airport

10Mbpsを超えました。上りも2.3Mbpsと十分な速さです。グラフを見てもスピードも安定しています。これならば日本国内と同じ感覚で使うことができると思います。

サービスエリア

オーストラリアは国土が広大です。当然ながらどこでも電波が飛んでいるということはありません。

Optusのサービスエリア情報は下記のURLから入手できます。

Check out your predicted Optus Mobile Network Coverage - Optus Business.

重要な注意点として、通常のドコモ端末を使っているユーザは、地図の下の設定項目で「3G Signle Band」を選ばなければいけないということです。Optusの3Gは2.1GHz帯と900MHzを使ってサービスされていますが、ドコモ端末は900MHz帯の3Gに対応していないため、OPtusの”3G Dual Band” の恩恵を受けることができません。

サービスエリアの切り替え

もちろんiPhone等の900MHz帯の3G(WCDMA)に対応している端末を使っているユーザは「3G Dual Band」の方を選択します。

シドニーとその近郊

それではシドニーとその近郊のカバー状況を確認してみます。2014年2月現在の情報です。

3G Sigle Bandのカバーエリアは次のようになります。黄色の領域が3G通信できる場所です。ところどころにある青紫のエリアは2Gのエリアです。2Gのエリアでは通話・SMSはできますが、データ通信はかなり遅いです。

シドニー近郊のカバレッジ(3G Sigle Band)

一方、3G Dual Bandの場合は次のようになります。こちらも黄色が3G通信可能な領域、青色は電波が弱い領域、緑が将来3G通信可能になる領域です。

シドニー近郊のカバレッジ(3G Dual Band)

シドニーとその近郊では、Sigle BandとDual Bandではほとんど変わらないと考えてよいでしょう。実際、シドニーに滞在していたときは特に電波の弱さに困ったことはありませんでした。ただし、地下鉄乗車中などではたまに2Gになることはありました。

エアーズロック周辺

一方、オーストラリアの指折りの観光地であるエアーズロック周辺はどうでしょうか?

3G Singleのカバー状況です。3Gのエリアを示す黄色はいっさいありません。青紫色は2Gで通信できるエリアです。900MHz帯の3Gに対応していない端末では絶望的です。

エアーズロック付近のカバレッジ(3G Single Band)

3G Dualの場合は次のようになります。黄色は3G通信が可能なエリアで水色は電波が弱いエリアです。これを見ると3G Dualの場合は観光客が立ち寄るエリアではほぼ3Gが使えることがわかります。

エアーズロック付近のカバレッジ(3G Dual Band)

私は3G SignleとなるAQUOS PHONE ZETA SH-02Eを持ってエアーズロック付近に滞在しました。実際のところはどうだったのかというと・・・Optusでの快適なデータ通信はほぼ不可能でした。

確かにエアーズロックリゾート(宿泊地)やエアーズロック登山に2Gの電波をつかみましたが、データ通信はきわめて遅く、SNSへの写真アップロードも何度かトライしてようやく成功、というレベルでした。エアーズロックリゾートでのメールの送受信ぐらいなら何とかなる、という程度です。

実は、渡航前にOptusの地図でエアーズロック付近でも3G通信ができることを確認していたのですが、3G Dual/3G Singleの違いについて気づいていませんでした。

エアーズロック付近でもバリバリ通信したいという方にはOptusはお勧めできません(900MHz帯の3G対応端末を持っている方は除く)。

テザリング

OptusのプリペイドSIMカードを使っている状況でテザリングが可能かどうか調べてみました。

実際にAQUOS PHONE ZETA SH-02Eのテザリングを有効にしたところ、タブレットからAQUOS PHONE ZETA SH-02Eを介して問題なく通信することができました。

Optusは特にテザリングに関して制限を設けているということはないようです。

まとめ

今回はOptusのプリペイドSIMカードの実際の使い勝手を紹介しました。

シドニー付近ではカバーエリアも通信速度も問題なく快適に使用することができました。しかし、エアーズロック付近などの地方に行くと900MHz帯の3Gに対応していない端末では快適な通信が望めません。

オーストラリアに旅行に行く方は、滞在箇所と携帯電話会社のサービスエリアをつき合わせて、最適な携帯電話会社を選ぶほうがよさそうです。

次回はOptusのプリペイドSIMカードでのリチャージについて紹介します。