前回はアクションカム用のフローティンググリップを紹介しました。
今回からはしばらくスマホ用アクセサリーであるジンバル(スタビライザー)をレビューしたいと思います。
今回使用しているHohem iSteady Mobleは通販サイトのTOMTOPから提供していただきました。
すでに後継機種のiSteady Mobile + (Plus)が発売されていて、TOMTOPでは2019/09/08時点で68.99ドルで販売しています。
購入にトライしてみようという方は下記のページを参照してみてください。
後継機種のiSteady Mobile +(Plus)が既に登場しています。モーターのトルクが大きくなり大型のスマートフォンにも対応できるようです。
ジンバル(スタビライザー)とは
ジンバル(スタビライザー)とはカメラ揺れを抑えて安定的に撮影するためのデバイスです。
映画などで、追う映像では手ぶれのないスムーズな映像で動く主人公を追う映像を見たことがあると思います。また、テレビの町歩き画像でも歩行時の揺れがない映像が一般的です。
このような撮影の多くではジンバル(スタビライザー)とカメラを一体化したステディカムが使われています。
映画・テレビ撮影用に用いられるジンバル(ステディカム)は巨大で非常に効果です。
しかし、ここ数年で一般的になっているのが電動式のジンバル(スタビライザー)です。
搭載するカメラをアクションカムやスマートフォンに制限し、電動モーターで制御することにより小型化・低価格化が進んでいます。
さらにカメラを安定化させるだけでなく、スマートフォンアプリと連携することで自動追跡など様々なプラスアルファ機能を備えるようになってきています。
SNS等で動画を撮影することの多いユーザは既に手を出している方も多いようです。
Hohem iSteady Mobile
今回紹介するのは中国のHohemというメーカーのジンバルです。
Hohemの本拠地は中国の深圳です。最近では中華ガジェットはほとんど深圳が関係しており、ハードウェアのシリコンバレーと言われるだけあります。
レビュー対象はスマートフォン用のiSteady Mobieという製品です。
https://www.hohem-tech.com/mobilegimbal-en/isteady-mobile-2.html?lang=en (リンク切れ)
今回はこの製品を海外通販のTOMTOPからレビュー用に提供していただきました。
2018年9月時点ではiSteady Mobileは73.9ドルで販売しています。
後継機種のiSteady Mobile +(Plus)が既に登場しています。モーターのトルクが大きくなり大型のスマートフォンにも対応できるようです。
スマホ用ジンバルとしてはおそらく最安値クラスの製品となります。
スペックは次の通りです。
メーカー | Hohem | |
---|---|---|
モデル | iSteady Mobile | |
写真 | ||
可動範囲 | パン | 640度 |
チルト | 320度 | |
ロール | 320度 | |
バッテリー | 4000mAh (12時間) |
|
サイズ | 12.4×30.5×4.8cm | |
重さ | 480グラム |
スペックを紹介したもの、ジンバルのレビューが初めてなのでこのスペックが役に立つのかどうかわかりません・・・
パッケージ
まずはパッケージの紹介です。
TOMTOPから届いたパッケージはちゃんとビニールでラッピングされていました。再利用品ではなく新品のようです。
パッケージの各面を拡大したが下記の写真です。
この面にはこの製品の機能として
- Visual Auto-tracking
- Motion Timelapse
- Panorama
- Portrait Orientation
- Zoom Control
- Built-in Powerbank
が記載されています。
パッケージの反対側のスマートフォンを縦に固定したときのイメージ写真です。
側面にはスマホアプリをダウンロードするためのQRコードや、各種SNSへのリンクが記載されています。
ちなみに届いたパッケージはそこそこ凹んでいました。
これは海外通販だとよくあることです。日本人だとパッケージも製品の一部としてきれいな状態を期待しますが、どうも海外ではあくまでも梱包材という扱いのようです。
海外通販のパッケージはこんな物だと思っておいた方が無難だったりします。
パッケージの内容
パッケージの中身を取り出すと下の写真の様なパッケージが出てきました。
これはiSteady Mobileを持ち運ぶためのケースで、この中にiSteady Mobile本体が入っています。
このケースを開けて内容物を見やすく並べたのが下の写真です。
内容物は
- iSteady Mobile本体
- ミニ三脚
- microUSBケーブル
- 調整ガイド (左上のカード)
- 取扱説明書
- 乾燥剤
となります。
説明書は英語で記載されています。ざっと確認したところ、絵も多く英語も平易なので理解しやすそうです。
調整ガイドには、iSteady Mobileの調整方法とチュートリアル動画へのQRコードが記載されています。
わざわざ調整方法のみを記載したカードを同封するということは、iSteady Mobileを使っていてはまるポイントなのかもしれません。
本体の様子
気になるiSteady Mobile本体をチェックしてみます。
まずはiSteady Moble本体を取り出して正面から撮影してみました。サイズの比較にiPhonse SEをおいてみました。
iPhone SEはかなり小型なスマートフォンなので、iSteady Mobleは大きく見えますが、実際のところ結構大きいです。
ただ、スマートフォン用のジンバルとしてはスタンダードなサイズなのだと思います。
操作部を拡大したのが下の写真です。
中央の上部のボタンはジョイパッドのように上下左右に押すことができ、それに反応してモータが動きスマートフォンの角度が変わります。
W・Tのマークが付いたバーはズームに用います。ただし、スマートフォンとBluetoothでペアリングしている必要があります。
右側中央のボタンはモード切り替えボタンです。1回押しから4連押しまでの4種類の操作があり、それによりチルト・パン・ロールのどの軸を固定するかを選ぶことができます。
右下のボタンは電源ボタンです。
本体グリップ部の左側には、USBコネクタ(Type-A、microUSB)があります。
microUSBコネクタはiSteady Mobileを充電するときに利用します。
USB Type-Aの方はiSteady Mobileをモバイルバッテリー代わりに使う場合に利用します。出力は1.5Aなのでそこそこ早い充電ができそうです。
USBコネクタの上には、三脚と同じ1/4インチサイズのネジ穴が用意されています。この穴を活用すると別のカメラ等をマウントすることもできます。ただし、当然ながらここに装着したカメラにはジンバル機能は聞きません。
グリップの右側にはバッテリ残量を表すLEDが4個埋め込まれています。
グリップエンドには三脚用のネジ穴が用意されています。後述する付属の三脚を使うと自撮り用にiSteady Mobileを立たせることができます。
スマートフォンのマウント部を拡大したのが下の写真です。
マウント部の幅は5cmで8cmぐらいまで広がります。従って5~8cmの幅のスマートフォンなら利用できる可能性が高いです。
なおスマートフォンと接する部分についてはスマートフォンに傷が付かないように柔らかめの素材となっています。
スマートフォンマウント部にも1/4インチサイズのネジ穴が用意されています。
アクションカムのような軽いカメラならここにマウントして、ジンバルを使って揺れのない映像を撮影することができると思います。
なお、アーム部分にはアームの長さを調整するためのネジが付いてます。
縦長のスマートフォンを使う場合などは、重心がずれてしまうのでアームを伸ばして重心が中心に来るように調整すると良いでしょう。
重さを確認してみました。重さは約500グラムです。結構ズッシリくるので毎日持ち歩くのは邪魔でしょう。
旅行や映像作成時など気合いを入れて撮影するときに持ち出すことになるでしょう。
付属品
付属品はmicroUSBケーブルと下のような三脚になります。
この三脚はたたんだ状態だと長さ7.7cm・直径3cmとコンパクトな物です。
これを開くと高さ3cmほどの三脚となります。
この上にiSteady Mobileを固定すると次のようになります。
自撮りの際はこれを使うと良さそうです。
後継機種のiSteady Mobile +(Plus)が既に登場しています。モーターのトルクが大きくなり大型のスマートフォンにも対応できるようです。
まとめ
今回は海外通販のTOMTOPよりスマホ用ジンバルのiSteady Mobileを入手したことを紹介しました。
この製品は1万円を切る価格ながら、物体トラッキング機能などを備えておりなかなか遊べそうな製品です。
ちょっと重いですが、持ち運ぶためのケースがついているのもうれしいところです。
次回はこのジンバルの初期設定をしたいと思います。
コメント
提供元の表記がGeekbuyingになってますよw
ご指摘ありがとうございます。
早速直しておきました。やってはいけないミスでした・・・