前回はGoogle Pixel 4をあえてアメリカから個人輸入したことを紹介しました。
今回はこのPixel 4の様子を紹介したいと思います。
なおPixel 2と比較したい場合は下記を参照してみてください。
この記事で紹介しているPixel 4は北米版のPixel 4 (モデル G020I)ですのでご注意ください
配送状態
アメリカから届いた荷物は下のような段ボールでした(Nest Miniが同梱されています)。見たところ目立ったダメージはありません。
この段ボールを開けると蓋の内側に「Google Store」の印刷がありました。
このパッケージの状態でGoogle Storeから送られてきたようです。
中身のPixel 4とNest Miniは緩衝材がわりの紙の中に埋まっていました。
緩衝材にエアキャップを使わないのは使用するプラスチックを削減するためかもしれません。
パッケージ
ここからはNest Miniは置いておいてPixel 4の紹介をしていきます。
まずはパッケージです。
パッケージの正面はシンプルなデザインです。
Pixel 2のパッケージの背面はハッシュタグしか書かれていなかったのですが、Pixel 4では絵が描かれています。
この絵には有名な秘密があるのですがそれはこの後に紹介します。
側面はスマートフォン本体の側面写真とGoogleロゴが描かれているだけです。
モデル名の詳細やIMEIなどは底面に印刷されています。
Pixel 2の頃は「Made in Taiwan」だったのが、Pixel 4では「Made in China」になっています。
またこの製品はアメリカから輸入したので型番が「G020I」になっています。日本で販売されているPixel 4は型番は「G020N」です(そのほかに、その他の地域用の「G020M」があります)。
このモデルの違いは対応ネットワークです。
日本のキャリアのLTEのバンドと、Pixel 4の対応バンドを比較すると次のようになります。ついでにいま私が使っているPixel 2も記載しておきます。
LTEバンド (MHz) |
キャリア | 北米版 Pixel 4 (G020I) |
国内版 Pixel 4 (G020N) |
Pixel 2 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
D | K | S | 楽 | ||||
B1 (2100) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
B3 (1800) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
B8 (800) | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
B11 (1500) | ○ | ○ | |||||
B18 (800) | ○ | ○ | ○ | ||||
B19 (800) | ○ | ○ | ○ | ||||
B21 (1600) | ○ | ○ | |||||
B26 (800) | ○ | ○ | ○ | ||||
B28 (700) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
B41 (2500) | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
B42 (3500) | ○ | ○ | ○ | ○ |
Dはドコモ、KはKDDI/AU、Sはソフトバンク、楽は楽天です。
北米版のPixel 4を使うと、使用できないのはドコモのB21と、ドコモ・KDDI・ソフトバンクのB42が使用できないことになります。
ドコモのLTE B21は補助的なバンドのようであまり影響はありませんが、LTE B42は各社が共通で使っている高速通信用(LTE Adavnced)用のバンドです。
高速通信用のバンドが使えない使えないのは残念ですが、各社のプラチナバンド(B8/18/19)はカバーしているので接続性は問題なさそうです。
Pixel 2の場合は、京浜地区でも河川の橋の上など条件が悪い場合は圏外になることがありました。
パッケージの最後としてパッケージ背面の絵について紹介しておきます。この絵はGoogle Lensというアプリで撮影するとプロモーション動画(?)が浮かび上がります。
Google Lensではパッケージの形状を認識してそこに動画を重畳するので、パッケージの向きを変えてもプロモーション動画はパッケージに合わせて角度を変えます。
つまりこのパッケージを撮影するという体験がAR技術のデモとなっています。
上のスクリーンショットはPixel 2で撮影しました。
Pixel 4でなくてもGoogle Lensに対応しているスマートフォンならこのARデモを見ることができます。
開封!
それではパッケージを開けてみます。
上蓋をとるとPixel 4本体が保護シートにくるまれて格納されています。
Pixel 4を取り出すと下に付属品が入っていることがわかります。
Pixel 4本体用のトレイを取り出したところ二つ箱が入っていました。
上側の箱はマニュアルなどが入っている箱です。下側の箱にはUSBチャージャーが入っています。
上側の箱を取り出すと下からUSBのアダプタとUSBケーブルが出てきます。
下側の箱にはUSBチャージャーが入っています。
付属品などを箱から取り出し並べたのが下記の写真です。
中身は
- Google Pixel 4
- USB Type-Cケーブル (両端がUSB Type-C)
- USB変換アダプタ
- SIMイジェクトピン
- USBチャージャー
- 取扱説明書
- 安全のしおり
となります。
本体の様子
本体をチェックしていきます。
ディスプレイには既に保護フィルムを貼ってあります。
使用しているディスプレイ保護フィルムについては後日紹介したいと思います。
まずは正面(ディスプレイ側)です。
Pixel 2では上下にスピーカーのスリットがあったのですが、廃止されたようでディスプレイ面はすっきりしています。
画面上部にはカメラ・スピーカー・センサー類が並んでいます。このためベゼルレスデザインではありません。
背面はガラス素材でかなり反射して、写真を撮るのがなかなか難しいです。ちょっとライティングの影響で色が明るくなっていますが実際には真っ黒です。
背面にはGのロゴがあり、あとはカメラユニットがあるだけです。Pixel 2の頃はFCCなどの規格ロゴがあったのですが、それもなくなりました。
カメラユニットはわずかに出っ張っています。ただレンズ自体は内部にあるようでキズの心配はなさそうです。
右側面には電源ボタンとボリュームボタンが配置されています。白いボタンが電源ボタンです。
左側面にはこの写真ではわかりにくいですがSIMスロットがあります。
SIMスロットは小さな穴にピンを押し込むことによってトレイを取り出すことができます。
SIMトレイにはナノSIMカードを1枚装着することができます。SIMトレイにはなぜかGoogle本社の住所が書いてあります。
本体底面にはUSB Type-Cコネクタがあります。左右のスリットはおそらくスピーカーだと思います。
本体正面には小さな穴があるだけです。
この穴はマイクだと思います。3.5mmのオーディオジャックははやりありませんでした。
私の手持ちのPixel 2と比べると背面全体がガラス素材になったことで高級感を感じるようになりましたが、一方で滑りやすくなったと思います。また落下時に割れる心配も出てきました。
背面にも保護シールを貼るか、本体ケースに入れて使うのが無難そうです。
手持ちのスマホとサイズを比べたの下の写真です。
左から
- iPhone SE
- Google Pixel 4
- Google Pixel 2
となります。
Pixel 4とPixel 2を比較するとサイズはほとんど同じです。
スクリーンサイズはPixel 2からPixel 4になって0.7インチ拡大しました、上下のベゼル幅が小さくなったことで本体サイズをキープしているようです。
付属品の確認
最後に簡単に付属品を紹介していきます。
USBチャージャー
まずはUSBチャージャーです。
このUSBチャージャーのコネクタはUSB Type-Cとなっているのが特徴です。
このためこのUSBチャージャーで充電するには両端がUSB Type-Cのケーブルが必要になります。
もちろん従来のUSBチャージャーとUSB Type-A・Cケーブルでも充電できるはずですが、急速充電に制限があるかもしれません。
USBチャージャーのスペック等はコンセント側に書いてありますが、非常に印刷が薄く解読が困難です。下記の写真はコントラストを調整しています
Phihong Technologyという会社のTC G1000-USという製品のようです。スペックは
- Input: 100-240V, 50-60Hz
- Output: 5V=3.0A / 9V = 2A
となります。つまり最大出力18Wということになります。またワールドワイドで使うことができます。
重量は59gでした。
USB変換アダプタ
USB変換アダプタはPixel 4のUSB Type-CコネクタにUSB Type-Aのケーブルをさせるようにする物です。
このコネクタを使って他のスマートフォンとUSBケーブルで接続するとデータを転送する機能があるようです。
USB Type-Cケーブル
両端がUSB Type-Cコネクタになっているケーブルです。
付属のUSBチャージャーで充電するにはこのケーブルを使います。
SIMイジェクトピン
取扱説明書が入っている箱に一緒に入っていました。
取扱説明書
説明書は英語のほか中国語・スペイン語などで書かれています。日本語はありません。
英語のページを紹介しておきます。
まとめ
今回は個人輸入で入手した北米版Google Pixel 4の様子を紹介しました。
手持ちのPixel 2と比較するとボディにガラスを使っていたり高級感が高まっていることが分かります。気になっていたカメラユニットの突起もわずかだったのでケースを装着することでカバーできそうです。
次回はこのGoogle Pixel 4にディスプレイ保護シールをつけたいと思います。
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