Google Pixel 2で遊ぶ その7: カスタムリカバリの導入

前回はGoogle Pixel 2をルート化すべくブートローダをアンロックしました。

今回は次のステップとしてPixel 2にカスタムリカバリを導入します。

カスタムリカバリ(TWRP)の導入

AndroidのROMを書き換えたり、ルート化をサポートするような特別なアプリを導入するためには、カスタムリカバリと言われるサブのファームウェアを書き込む必要があります。

これはリカバリモードでデバイスを起動して、メインのROMを書き換えるため、リカバリーモードにROM更新用の機能を持たせる必要があるからです。

カスタムリカバリにはいくつかありますが、私はTWRPと呼ばれるカスタムリカバリをいつも使っています。今回もTWRPを使っていきます。

Download TWRP Open Recovery for .

実はカスタムリカバリを導入しなくてもルート化できるようなのですが、TWRPがあると何かと便利なので入れておくことにします。

Pixel 2用のTWRPの最新情報は下記にまとまっています。

Disclaimer:Team Win strives to provide a quality product.  However, it is your decision to install our software on your device.  Team Win takes no ...

準備

今回も前回使ったTOOL ALL IN ONEというツールを使ってみようと思います。

Hello everyone, today I present my new creation: we are talking about a tool that allows you to do many things , from the bootloader to flash the factory…

このため準備は

  • TOOL ALL IN ONEのインストール
  • Pixel 2のUSBデバッグの有効化と許可

が必要です。

この操作は前回説明しているので参考にしてください。

今回はGoogle Pixel 2をルート化する最初のステップとしてブートローダのアンロックを行います。Google Pixel 2のブートローダアンロックはadbを使うと普通に行えますが、TOOL ALL IN ONEというツールを使うとさらに簡単に行うことができます。

また、Pxiel 2のTWRP用のサイトからTWRPのZIPファイルをダウンロードします。

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私が試した時には3.2.1-0が最新でした。

ダウンロードするファイル

ダウンロードページは下記がZIPファイルへのリンクとなります。このリンクをクリックすればTWRPのZIPファイルがダウンロードできるはずです。

ダウンロードのリンク

TWRPで起動

Pixel 2ではいきなりTWRPをROM焼くことはできないようです。

そこでTWRPを転送して一時的にTWRPで起動させます。

この手順はTOOL ALL IN ONEを使うとTWRPのダウンロード含め簡単に行うことができます。

TOOL ALL IN ONEを起動して「Reboot Bootloader」を選択してPixel 2をFastbootモードにします。

Fastbootモードへ

Pixel 2がFastbootモードになったら、TOOL ALL IN ONEで「Recoery Flasher」を選択します。

Recovery Flasherを選択

下記のよう画面が表示されるので「TWRP 3.2.1 PX2」を選択して「Only boot it」をチェックした状態で「FLASH」を選択します。

Only boot itを選択してFLASH

これでPixel 2はリブートしてTWRPが立ち上がるはずです。

起動したTWRP

TWRPのインストール

TWRPが起動するとストレージをマウントするためのパスワードを入力させられます。

ストレージをマウントするためのパスワード

問題はここのパスワードです。いろいろ調べるとスクリーンロック解除のPINあるいはPasswordで良いと書かれているのですが、私の場合は何度やっても成功しませんでした

次のようにパスワードが不正といわれてしまいます。そこでここはキャンセルで抜けてしまいましょう。

マウントの失敗

ここでパスワード認証が成功してストレージがマウントできれば、TOOL ALL IN ONEでTWRPのインストール(書き込み)ができるのだと思います。

次の画面ではスライダーを右にスライドして書き込みを許可した状態にします。

書き込み許可

この状態でPCからTWRPのZIPファイルをPixel 2に転送します。ここはちょっと面倒です。まずAdvancedを選びます。

Advancedを選択

次の表示されが画面では「Open a free terminal with adb and fastboot privileges」を選択します。

ターミナルをオープン

これで下記のような味気ないターミナル画面が表示されます。

ターミナル画面

ここからコマンドを入力していきます。

最初は「adb push 」と入力します。まだリターンキーは押しません。また「push」のあとにスペースを忘れないようにしてください。

adb pushを入力

ここまで来たらダウンロード済みのTWRPのZIPファイルをこの画面にドラッグ・アンド・ドロップします。これでZIPファイルの情報(パス)が自動的に入力されます。

ZIPファイルをドラッグ・アンド・ドロップ

ここまで来たら「 /」(スペースとスラッシュ)を入力してリターンキーを押します。これでZIPファイルが転送され「○○○bytes in ○○s」と表示されたら転送完了です。

TWRPのZIPファイルを転送

ここからPixel 2 (TWRP)での操作に戻ります。

TWRPの画面で「Install」を選択します。

Installを選択

ストレージが暗号化されているので、めちゃくちゃなディレクトリが表示されていますが一番上の「Up A Level」を選択します。

上のレベルへ

下にスクロールしていくと先ほど転送したTWRPのZIPファイルがあるのでこれを選択します。

TWRPのZIPファイルを選択

インストール画面になったら画面下のスライダーを右にスライドします。

インストールの実行

インストールが完了したら念のため「Wipe cache/dalvic」を選択します。

キャッシュを削除

画面下のスライダーを右にスライドします。

キャッシュ削除の実行

キャッシュの消去が終わったら「Reboot System」を選択します。

リブート

下記の画面になったら「Do Not Install」を選択します。

TWRPのアプリはインストールせずにリブート

普通にPixel 2が起動するのを確認しましょう。

また、TOOL ALL IN ONEの「Reboot Recovery」を使ってTWRPが起動することも確認しておきましょう。

コマンドラインで操作する場合

今回はTOOL ALL IN ONEを使いましたがコマンドライン(adbとfastboot)を使った方がシンプルだったりします。

まずPixel 2用のTWRPのimgファイルとzipファイルの両方をダウンロードしておきます。

Disclaimer:Team Win strives to provide a quality product.  However, it is your decision to install our software on your device.  Team Win takes no ...

ダウンロードするファイル

あとは下記の手順です。

  1. スマホをfastbootモードにする
  2. fastbootコマンドでPixel 2をTWRPで起動する
    fastboot boot twrp-3.2.1-0-walleye.img
  3. スマホがTWRPで起動したらadbコマンドでTWRPのZIPファイルを転送する
    adb push twrp-pixel2-installer-walleye-3.2.1-0.zip /
  4. TWRPの画面で転送したZIPファイルをインストールする

ファイル名の部分は適宜読み替えてください。

まとめ

今回はGoogle Pixel 2をルート化すべくカスタムリカバリ(TWRP)をインストールしました。

ルート化にはTWRPの書き込みは必須ではないですが、今後の作業を考えて書き込んでおきました。ただストレージの暗号化が解除できずちょっと中途半端な気がします。

次回はTWRPでのストレージのアクセスを検討してみます。