前回はちょっと脱線してNexus7(というかJelly Bean?)の隠れキャラを紹介しました。
今回は買ってきたままに近い状態でベンチマークをとってみます。
Quadrant Standard Edition
ベンチマークにはいつものQuadrant Standard Editionを使用してみます。
実行結果
スコアはトータルで3547です。
私が持っているスマホAQUOS PHONE SH-12Cが1200前後ですから隔世の感があります。
比較
以前、Galaxy NexusにJelly Beanをインストールして実行した結果がこちらにあります。
表にして比較すると・・・
Total | CPU | Mem | I/O | 2D | 3D | |
---|---|---|---|---|---|---|
Nexus7 | 3547 | 11025 | 2825 | 1246 | 290 | 2407 |
Galaxy Nexus (Jelly Bean) |
2210 | 5578 | 1578 | 1255 | 233 | 2208 |
差の大部分はCPUとメモリのようです。
システム情報
Quadrant Standard Editionにはシステム情報を表示する機能があるので、スクリーンショットを載せておきます。
システム情報はページ数が多いので、ここでは先頭部分の2ページだけです。
興味深い点としては、Jelly Bean発表直後のGalaxy Nexus用Jelly Beanと比べ、Linux Kernelのバージョンが上がっている点です。当時は3.0.31でしたが、今回は3.1.10になっています。
またディスプレイの解像度800×1205になっています。Nexus7のディスプレイは1280×800ですから、75ピクセル分がどこかにいってしまっています。おそらくこれは画面下部の3つのボタン用のエリアとして使われているのだと思います。
AnTuTu 安兎兎ベンチマーク
別のベンチマークソフトとしてAnTuTu安兎兎ベンチマークも実行してみました。
結果
総合得点は10999です。
比較
こちらもGalaxy NexusにJelly Beanをインストールして実行した結果と比較してみます。
総合得点 | CPU | GPU | RAM | I/O | |
Nexus7 | 10999 | 6406 | 1501 | 2212 | 880 |
Galaxy Nexus (Jelly Bean) |
4956 | 2029 | 1522 | 730 | 675 |
Quadrand Standardのときと同様に、差の大部分はCPUとRAMであることが分かります。
システム情報
AnTuTuベンチマークにもシステム情報を表示する機能があるので乗せておきます。なお、ぎりぎり1ページに入りきらなかったので画像を切り貼りして1つの画像にしています。
Quadrand StandardではCPUクロックの下限は51MHzだったのですが、こちらはでは100MHzになっているところが異なります。本当はどちらなのでしょうか?
また、Nexus7のCPU(Tegra3)にはSIMD命令であるNEONが搭載されていることが分かります(活用されているかどうかは分かりませんが)。
まとめ
今回は買ってきた状態に近い状態で代表的なベンチマークソフトを実行してみました。
CPUコアが4コアであることもあり、Nexus Galaxyと比べてかなり速度が上がっていることがわかります。
次回はNexus7のシステムファームウェアをアップデートしたいと思います。
コメント