Xiaomi Mi5sのレビュー中ですが、Redmi Note 4Xの話題が入ってきたので紹介します。
Redmi Note 4Xについて
Redmi Note 4Xは中華スマホメーカであるXiaomi (シャオミ)のスマホです。
Xiaomiでは普及価格帯の「Redmiシリーズ」と、ハイエンドの「Miシリーズ」が有り、更に「Note」と名前についている場合は5.5インチのクラスの大型ディスプレイを搭載しています。
したがって、Redmi Note 4Xと言うのは、普及価格帯ラインの5.5インチモデルの4代目ということになります。
実はRedmi Note 4Xの前身にはRedmi Note 4というモデル(Xがついていないモデル)があります。このサイトでも色々紹介してきました。
Redmi Note 4XはこのRedmi Note 4のCPUをSnapdragon 625に置き換えたモデルになります。
公式サイトはXiaomi Indiaにあります。ただ、Xiaomi IndiaではRedmi Note 4というモデル名になっているのが紛らわしいです。
Redmi Note 4との比較
前身のRedmi Note 4と比較してみたいと思います。
Redmo Note 4X | Redmi Note 4 | |
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写真 | ||
価格 | 189.99ドル | 158.99ドル (2GB+16GB) 169.99ドル (3GB+32GB) 189.99ドル (3GB+64GB) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 625 octa-core 2.0GHz |
MediaTek Helio X20 MTK6797 Deca core 2.1GHz |
RAM/ROM | 3GB RAM+32GB ROM | 2GB RAM+16GB ROM 3GB RAM+32GB ROM 3GB RAM+64GB ROM |
microSD | 最大128GB (nanoSIMスロットと共用) |
|
ディスプレイ | 5.5インチ 1980×1080 |
|
カメラ | フロント 5メガピクセル リア 13メガピクセル |
|
指紋認証 | あり | |
SIM | microSIM/nanoSIMデュアルスタンバイ (nanoSIMスロットはmicroSDとして利用可) |
|
Network (3G) |
WCDMA B1(2100)/B2(1900)/ B5(850)/B8(900) |
WCDMA B1(2100)/B2(1900)/ B5(850)/B8(900) CDMA2000 |
Network (4G) |
FDD-LTE B1(2100)/B3(1800)/ B5(850)/B7(2600) TDD-LTE |
FDD-LTE B1(2100)/B3(1800)/ B5(850)/B7(2600)/B8(900) TDD-LTE |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.1 | 4.2 |
NFC | なし | |
USB | microUSB | |
OS | MIUI8 (Andorid 6) | |
バッテリ | 4100mAh | |
サイズ | 151 x 76 x 8.45 mm | 151 x 76 x 8.35 mm |
重さ | 165g | 175 g |
スペックの差について
差がある点を赤字にしておきました。
興味深いことに、
- LTEの対応周波数 (B8)
- Wi-Fiの802.11ac対応
- Bluetoothのバージョン
については、新しいRedmi Note 4Xのほうがスペックが低くなっています。
Redmi Note 4Xのほうが0.1mm厚いにも関わらず重さが10g軽いというのも謎です。
LTEの対応周波数についてはスマホのセッティングによるものかと思いますが、Wi-FiとBluetoothについてはSnapdragon 625のスペックによるものです。
このスペック差が気になるところです。
LTEについてはが、ソフトバンクのSIMを使っている方は要注意ですが、ドコモ・AUのSIMを使っている方は気にする必要はありません。
Wi-Fiについては、家庭内などでWi-Fiで動画ストリーミングをよく見るというようなケース以外は影響がないと思います。YouTubeなどのインターネットストリーミングでしたら802.11nでも十分なはずです。
BluetoothについてはBluetooth 4.1とBluetooth 4.2の違いはよくわからないぐらいなので、問題ないと思います。
Redmi Note 4と比較したRedmi Note 4Xの位置づけ
このように、スペックを比較するとRedmi Note 4XはRedmi Note 4の機能強化版というわけではありません
もっとも重要なのはCPUがMediaTek製からQualcomm製になったということです。
現在のところAndroidスマホではQualcomm製のCPUが最大のシェアを持っています。その為、ゲームなどのパフォーマンスが要求されるソフトは、Qualcomm製向けにチューニングされていることもあると聞きます。
このため、スマホでゲームなどを楽しむ方の中にはMediaTek製のCPUを搭載しているスマホを避ける方もいらっしゃいます。
そのような方にはRedmi Note 4Xはちょうどよいのではないかと思います。
私はMediaTek製のCPUのスマホを使っていますが、実際のところMediaTekに起因する問題には当たったことはありません。
また、Qualcomm製のCPUでは3Gバンドを追加する(FOMAプラスエリア化)などのノウハウがインターネット上に蓄積されているというのも大きいです。このため、「遊べる」という視点では、Redmi Note 4よりRedmi Note 4Xのほうが有利だと思います。
Redmi Note 3 Proとの比較
Redmi Note シリーズのSnapdragon版ということで、Redmi Note 3 Proを思い浮かべる方もいると思います。
スペックを比較してみます。
Redmo Note 4X | Redmi Note 3 Pro | |
---|---|---|
写真 | ||
価格 | 189.99ドル | 149.99ドル (2GB+16GB) 179.99ドル (3GB+32GB) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 625 octa-core 2.0GHz |
Qualcomm Snapdragon 650 64bit hexa-core 1.8GHz |
RAM/ROM | 3GB RAM+32GB ROM | 2GB RAM+16GB ROM 3GB RAM+32GB ROM |
microSD | 最大128GB (nanoSIMスロットと共用) |
|
ディスプレイ | 5.5インチ 1980×1080 |
|
カメラ | フロント 5メガピクセル リア 13メガピクセル |
フロント 5メガピクセル リア 16メガピクセル |
指紋認証 | あり | |
SIM | microSIM/nanoSIMデュアルスタンバイ (nanoSIMスロットはmicroSDとして利用可) |
|
Network (3G) |
WCDMA B1(2100)/B2(1900)/ B5(850)/B8(900) |
WCDMA B1(2100)/B2(1900)/ B4(1700)/B5(850)/B8(900) CDMA2000 |
Network (4G) |
FDD-LTE B1(2100)/B3(1800)/ B5(850)/B7(2600) TDD-LTE |
FDD-LTE B1(2100)/B3(1800)/B4(1700)/ B5(850)/B7(2600)/B8(900) TDD-LTE |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n | 802.11 b/g/n |
Bluetooth | 4.1 | |
NFC | なし | |
USB | microUSB | |
OS | MIUI8 (Andorid 6) | MIUI7 (Android 6) |
バッテリ | 4100mAh | 4000mAh |
サイズ | 151 x 76 x 8.45 mm | 150 x 76 x 8.7 mm |
重さ | 165g | 164 g |
CPUについてはRedmi Note 3 ProからRedmi Note 4XでSnapdragon 650から625になっています。
数値から行くとスペックダウンしているように見えますが、コア数が増えていたり、クロックが上がっていたりSnapdragon 625のほうがスペックが低いとは一概には言えない感じです。
むしろSnapdragon 625のほうが新しいCPUで消費電力が押さえられていますので、バッテリ持ち的にはRedmi Note 4Xのほうが有利なはずです。
Redmi Note 3 Proは、その性能・価格・カスタムROMの多さから名機と呼ばれるようなスマホでした。
Redmi Note 4Xは、CPUがSnapdragonになったということで正当なRedmi Note 3 Proの後継機種ということができるでしょう。
Redmi Note 4Xの販売
Redmi Note 4Xはインドでは2017/02/15から発売のようです。
中国・香港経由で日本に入っていくるのはそのしばらくあとでしょうか。
海外通販サイトのGeekbuyingではゴールド・ブラック・シルバー(初音ミクモデル)を取り扱っており、2017/03/10頃に出荷となるようです。
人気が出ると予想されるので早めに注文しておくのも良いと思います。価格はいずれも189.99ドルです。
まとめ
今回は海外通販GeekbuyingでRedmi Note 4 Proの事前予約が始まったことを紹介しました。
Redmi Note 4Xは待望のSnapdragon搭載機種で名機Redmi Note 3 Proの後継となり注目の機種です。中華スマホデビューを考えている方には要チェックの機種だと思います。
コメント
香港証券版とか色々ありますが、香港証券版と他の物違いはないのでしょうか?
教えてやってください。
コメントありがとうございます。
「香港証券版」というのはよくわからないです。
「Hongkong Warehouse」をさしているのでしょうか? Hongkong Warehouseならば香港倉庫というなので、単に「香港から発送します」という意味です。
「グローバルROM」や「International Version」を差しているのであれば、それは「スマホに中国国外で販売するためのROM(OS)がインストールされている」という意味です。
グローバルROMでない場合(=中国国内用の場合)は、デフォルトでGoogle系のアプリが入っていないなど使いにくいので、慣れていない場合はグローバルROM版がお勧めです。
参考になりました。geekbuyingというサイトで買おうと見てたのですが、色々なものがありまして、その中に香港証券版というものがありまして、たぶん、証券会社のアプリとか入ってるものなのかな・・・と理解しました。ありがとうございました。「グローバルROM」や「International Version」を探して購入します。
以前、こちらのサイトを参考にRedmi Note 4の日本語化したものです。
その時はとても参考になり、ありがとうございました。
Redmi Note 4の電源が入らなくなってしまったのですが、直す方法はあるでしょうか?
修理できない場合は、新しいものにするか同型にするか検討中です。
(TWRPでバックアップ取っているので同型なら元に戻せると思います。)
Redmi Note 4Xにした場合、TWRPでRedmi Note 4のバックアップで戻すことは可能でしょうか?
同様にRedmi Note 5(または5Plus)はRedmi Note 4のバックアップで戻すことは可能でしょうか?
コメントありがとうございます。
電源が入らなくなったとは災難でしたね・・・
Fastbootモードやリカバリーモードにも入らないとなるとかなり厳しいですね。
気休めかもしれませんが、試せることといえばしばらく放置して完全放電してから、再充電してみることぐらいでしょうか。
TWRPのバックアップですが、おそらく別機種には戻せないと思います。データパーティションだけ戻すにしても機種ごとにパーティションのサイズも異なります。
Titaniumbackupのデータだったらアプリごとのデータなので別機種に戻せる可能性が高いのですが。
返信ありがとうございます。
クアルコムならフラッシュケーブルで復活する書込みが多数ありますが、
Tek Helioでは復活実績が書き込まれていませんので使えないのかもしれません。
上海の購入店舗のサポートにメールしましたが、1年以内なら交換可能だったが購入から1年10日経過したので保証期間外とのこと。
空輸して手元に届くまで18日かかっているので、到着してから1年以内なのですが、中国では発送してから1年以内だということでした。
諦めて新機種かoppoのを買おうと思います。
MediaTekの場合、最後の手段は SP Flash Tool になります。
MediaTek PreLoader USB VCOM Portで認識できれば、ROMが焼けるかもしれません。
https://scratchpad.jp/xiaomi-redmi-note4-5/
MediaTekではディープフラッシュケーブルは残念ながら聞いたことないですね・・・
アドバイスありがとうございます。
電源も入らず充電もできず、LEDも点かない状態ですが、SP Flash Tool で息を吹き返す可能性はあるのでしょうか?
ちょっとやってみます。
復活を待てず同機種を再購入してしまいました。
(MicroSDHCのtwrpバックアップから、どうしても戻したかったので。)
故障機と同じカスタムROMをtwrpを使ってインストールしてバックアップからリストアしたが、PINコードを受け付けてくれなかったのでtwrpの「File Manager」で/data/system/gatekeeper.password.key、gatekeeper.pattern.key、locksettings.db、locksettings.db-shm、locksettings.db-wal をdeleteして、やっとPIN入力無しでnote4に入りました。
PINの再設定やパターンの再設定は出来たのですが、過去の指紋を削除できず、指紋追加もできないので、指紋認証ができない状態です。
指紋追加を追加する方法は無いでしょうか?
できれば使えない過去の指紋も削除したいのですが。。。